新十津川町議会 平成28年第3回定例会 2016年9月6日
合祀共同墓地について
2016年9月6日、新十津川町議会の一般質問で、進藤久美子議員が「合祀共同墓地について」質問し、町長 熊田義信が答弁しました。
- 質問者
- 進藤久美子 議員
- 答弁者
- 町長 熊田義信
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 1番 進藤久美子
議長のお許しをいただきましたので、一般質問をはじめさせていただきます。今回、私2点について町長にお伺いさせていただきたいと思います。まず1点目、我が町も少子高齢化が進み、後継ぎがいない、子供がいない、子供に迷惑をかけたくないなどの悩みや、古いお墓の墓じまいを考えている方が多く、将来を考えてみますと新十津川町内に安心して供養できる場所として合祀共同墓地が欲しいとの声が多く寄せられております。北海道内にもすでにいくつかあると聞いておりますが、本町でも将来に向けて合祀できる墓所等の施設を建設するお考えがないか、町長にお伺いさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。
答弁 町長 熊田義信(町長は2023年3月まで)
それでは、1番議員さんのご質問にお答えをさせていただきます。まず、本町の墓地の状況を説明させていただきたいというふうに思います。本町では9か所の共同墓地と1か所の霊園を管理し、およそ2,265区画にお墓が建立されているところでございます。先祖代々家族単位で埋葬されてきたこれらのお墓には、それぞれの墓誌や墓碑銘を目の当たりにすることによって、亡くなった方やご先祖様に感謝するとともに、自分自身を見つめ直し、子孫の繁栄を願い、故郷を愛する思い、そして、故郷との絆を再確認する役割がございます。家を単位としたお墓を大切にすることは、それぞれの歴史をしっかりと後世につないでいくことであり、やがては新十津川町の繁栄にもつながるものと思います。さらには、家族を絆とした墓地があることによって、里帰りの動機にもつながるわけでありますから、お墓参りは必ずしも子供の迷惑ではないでしょうし、お墓を大切にする心を育むことが肝要であると考え、今年も弥生霊園の区画を増設したところでございます。この日本古来からのお墓が、これからも承継者が継続できうれば一番ありがたいと思っております。しかしながら、今、1番議員からのご質問にありましたとおり、一方では、お墓を管理できる後継者がいない場合や、お墓のない方が、子供がいないという場合については、寺院の納骨堂などに頼るケースもございますが、経済的な問題もある場合があります。そのようなことから、1番議員のご指摘のとおり、ここ数年多くの人たちが共同で利用する合祀共同墓地、さらには、合葬墓という言い方もありますけども、などへの関心が高まりつつあることは、新聞等でも察知をしているところであります。しかしながら、多くの合葬墓は、トラブルを避けるために故人の名前を表示しないことや、親族以外の複数の遺骨を納めるため、一度収めたお骨は返還できないなど、合葬墓ならではの問題も生じております。本町においては、将来において必要になることも考えられますが、他の供養形態もあり、現段階においては住民課窓口への問い合わせも皆無に等しい中で、公設運営することの意義や、規模、管理方法など、他市町での事例を参考にして慎重に検討を重ねる必要があります。そのようなことを踏まえ、今はまだ、この合葬墓を建立するそのような時期ではないと考えていることを申し上げまして、1番議員さんのご質問に対する答弁とさせていただきます。
質問 1番 進藤久美子
町長の答弁は大変理解するところが多いのですが、私の調べたところによりますと、札幌市では、すでに滝野霊園、ここ空知管内においても、三笠市にすでに公益法人によって結の苑という合祀墓地が2014年6月に開園されています。2014年6月設置当初は、年間100件程度を見込んでいましたが、2年足らずで700件近くにも需要が多くなっている状況になっています。背景としては、核家族化などによって墓の管理が難しくなっていること。また、無宗教のため納骨する所がなくて困っている人など、そういう状況があります。このことは、本町の町民の方にとっても言えるのではないでしょうか。今後、北海道の自治体においても、このような合祀墓地、また、共同墓地は大きく発展して様々な事情のもと、造られると考えられます。宗派を問わずに納骨できるこの合祀共同墓地、ぜひ、早めにご決断されてはいかがでしょうか。また、この質問に対しましては別にお寺を批判するそういうようなことを言っているわけではありません。檀家のある方は、お寺の住職さんとかにお願いをして永代供養など、そういう方向で進められていらっしゃる方もたくさんいるというお話は聞いています。ですが、核家族化で先祖代々伝わってきたお墓に、二男、三男の方は入ることはできない。その人達が亡くなった時には、また、その人達家族単位で新しいお墓を造らなければならないという、そういう困難なことに対して、この合祀墓地ということを提案させていただきました。もう一度、そのことについて、町長改めて再考されるお考えはないかお伺いさせていただきます。
答弁 町長 熊田義信(町長は2023年3月まで)
それでは1番議員さんの再質問に答弁をさせていただきたいというふうに思います。道内の設置状況、1番議員さんからも質問の中にありましたけれども、今、担当で調べさせてもらったところでは、道内では10の市や町でこのような形態で設置をしているという状況は、確認をしているところでございます。ただ、この共同墓地の形態におきましても、先ほど言った合葬墓だとか永代供養墓、さらには共同墓、さらには納骨堂、樹木葬墓地、さらには散骨だとか、いろんな形態もあるわけであります。そういった中で、今、合祀共同墓地が本当に必要なのかどうかということを、早々に決断する段階には今ありませんので、特に公設で建てる場合においては、どのような状況が一番ふさわしいのかどうかということも、十分に勘案をしなければならないという状況にあります。それと先ほども、最初の質問の答弁でお答えしたとおり、やはり日本古来の墓を守るということは、やはり大切な事だろうというふうに考えております。共同墓地ができる事によって、そっちの方にすべてが流れるような状態では、やはりあまり良い状態ではないというように思います。やはり今ある墓を守りながら、今、1番議員さんが言われたいろんなそういう墓を守りたいけれども子供がいないだとか、後継者がいない場合の事を考えると、将来はいろんなことを考えなければならない事態は発生するかもしれませんけれども、現段階では、そういう早急に共同での合祀共同墓地を今、実施をするとそういう結論にはなりづらいということをご理解をしていただきたいということを申し上げ、再質問のお答えとさせていただきたいというふうに思います。以上です。