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新十津川町議会 平成27年第4回定例会 2015年12月9日

部活動指導体制の構築について

2015年12月9日、新十津川町議会の一般質問で、青田良一議員が「部活動指導体制の構築について」質問し、教育長 久保田純史が答弁しました。

質問者
青田良一 議員
答弁者
教育長 久保田純史

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 8番 青田良一

それでは、次は教育長に質問をさせていただきます。今、中央教育審議会という組織がございまして、これは、様々な学校の課題について、諮問、答申をする機関であろうということでご理解いただきたいなと思います。その中で、実は、今、どういうことが起こっているかと言いますと、実は学校の体制と言いますか、これを変えていこうというふうな流れになってございます。ちょっと詳しく言うと、学校の中に今までいなかったスクールソーシャルワーカーとかですね、カウンセラーだとか、そういった者を常駐させるとか、あるいは、部活動なんかについても、指導員を学校の必要な職員というか、そういうようなことで法令に明記していきたいんだというふうな流れが起きてます。そこで、今回は、そういった流れの中で、現在の部活動について、教育長の見解をただしまして、私はできるだけ、こういう方向になるのが望ましいのだろうという観点から、質問をさせていただきます。通告書を今回書いたので、ちょっと読ましてもらいますけども、世界一多忙と言われている教員にとって、部活動というのは大きな負担になっていると言われております。これは2013年のOECD、経済協力開発機構というところの調査によりますと、日本の教員というのは、一週間の仕事時間が非常に長いと、調査した34か国、地域の中で最長であるというふうになってございます。これは、中学生教員の勤務状況の国際比較によるものでございまして、データとして示されておりますので、ご覧になっていただければと思います。その中で、部活動など課外活動の指導時間というのが7.7時間と、他国に比べると勤務時間が長いという要因の一つとして、というよりも、これが大きな要因だというふうに言われているわけでございます。そこで、そういった部分の教員の勤務時間の長さという観点から、また、もう一つは、日本体育協会によって調査を行ったところによりますと、部活動の一番の課題をやっているということで、先生方に調査をしたところ、自らの指導力不足というものを挙げているということなのですね。日本体育協会が、部活動をしている先生に聞いた結果でございます。そうすると、自らの指導力不足というのはどういうことかというと、簡単に言うと、一つの部活があって、何々先生ここお願いしますというだけで、このお願いされた先生が、実際にその競技を別にしていたわけでも何でもないということなんですよ。だから指導力も何もないと、それが現状の部活動の姿として中学校ではそういうふうになっているということです。これは教育長も否定しないと思います。ですから、結局、子供達が少なくなってくると、それに合わせて教員数も減ってくるのですね、当然のことながら。そうすると、教員数も減ってくると、より部活動の専門的な技能を持った先生が赴任してくるという確率がまた下がるわけですよ、いいですね、理屈はそうなってくるのですね。そうすると、本町の中学校の部活の参加率は、たくさん入ってますよということで、しょっちゅう行政報告で聞きますね、それは良いことだと思うのですよ。内容は今言ったような現状にあるということの反省を、やっぱり学校も教育行政をやっている人たちも、きちっと捉えた上で、子供達にどういう部活動を提供したらいいのかということを考える時期にあるのではないのかなというふうに、私は思うのですね。スポーツなんていうのは、中学校だけで、あるいは高校だけで終るのではなくて、できれば生涯を通じて、きちんとしたものを続けていけるということの方が良いわけです。そういうことを望んでいるわけですね。ところが、小さいうちに基礎、基本をきちっとやらないと、続けていくということに対する影響というのは、非常に大きいのですよ、これ。ですから、そこのところに、より専門的知識を持った人たちがあてがわれることが、子供達にとっても幸せであるというふうな考え方ができるのではないかなというふうに、私は思います。そうすると、それを実現させるためにはどうしたらいいかと言うと、やっぱり、競技歴といいますか、剣道なら剣道をやる人、サッカーならサッカーをやって一定の知識を持った人、こういう方が中学校の部活動の指導者として招へいする仕組みを作っていかなければならないというふうに考えるべきだなと思うのですよね。それで、やれば全部お金がかかってしまいますから、それをボランティアでやるのか、本当に競技団体の方から、近間にそういう人がいなければ、お金をかける必要も出てくるかもしれませんけれども、幸いにして、うちの町には、やっぱりそういった部分での協力をきちっとすれば、何人かは部活動の指導、一定の経験のある方というのはいらっしゃるのではないかなという気がするのですね。だから、業者さんに委託をするというのも一つの考え方かもしれませんけれども、町内で過去にそういったことをやっていて退職をなされた先生、あるいは、町内にいなければ近隣にもたくさんいますよ、そういう先生がね。そういう先生を何とかお願いをして、部活の時間だけでも来てもらって、きちっと指導できるような考え方を構築していってはどうかなというふうに、私は思うのですよね。そうすることによって、勝ち負けも大事ですけども、一番大事な時期に子供達に、スポーツの競技の基礎、基本をしっかりと身につけるということができるということになる。併せて、さっき言ったように、長時間労働で困っているというか、悩んでいるという教員の負担も軽減できるということですね。ただし、そうなってくると、またお金の問題があるし、学校の管理規則と言いますか、部外者はあまり入れたくないとか、それを直したり、いじったりしなければならない、そういったご苦労も出てくると思うんですけども、その辺も合わせまして、私の考えについて教育長の見解をお聞きしたいなというふうに思います。

答弁 教育長 久保田純史

ただいまの8番議員さんの部活動指導体制の構築について、答弁をさせていただきます。何点かご質問ありましたが、まず、先ほど全国的な調査の教員の部活動に対する負担で、部活の指導が大変だという統計になっているということで、私、まず本町の教員、中学校の教員、全員部活動を担当しておりますけれども、その者に確認はしておりません。本町の教員においては、そのようなことが無いのではないかなと、現在はですね、確認してはいないですけども、無いのではないかというふうに思っております。それはですね、部活動につきましては、8番議員さんご承知のとおり、学校長のリードの下、学校の教育目標、あるいは経営方針を踏まえて、教員が人間形成の上で部活動の顧問なりをやっていっているところでございます。本町の中学校の教員におかれましては、専門的な野球ですとか剣道ですとか、そういう経験している教員と経験していない、もちろん、経験していない教員で部活動を持っている教員もおります。しかしながら、経験のない教員においても、生徒と日常、授業ですとか学校生活において、その部員の能力、性格等も踏まえた中で、日々見ておりますので、そのようなことを踏まえて、今、スポーツの部門ででも、名選手が名監督と、教員においても、実際に部活をやっていた先生が、自分が部活をやっていた経験のある者が指導するというパターンも良い場合もありますけれども、何も無い方でも、今、いろいろ部活に合った、その種目にあった練習方法、あるいは時間等々、今、いろいろ専門書ですとかインターネット等でも調べた中で、指導に当たっております。私も今回、全道のある指導者、勝ち、負けでは関係ないのですけど、ある種目、卓球の中体連の常勝校の中学校の指導者については、卓球に携わる指導者から聞いたのですけど、何も経験がないということで、その中で、先ほど言いましたように、いろいろ自分なりに研究して、今では全国への常勝校へ導いていると。そのような実際、私も具体的にそういう先進事例もお聞きしたり、目の当たりにしておりますので、そのようなことはなく、今ある先生の中で、あくまでも、勝ち、負けではなくて、学校生活の中で人間形成する上で、教員が担当して部活を指導していくのが一番望ましいと思っております。その中で、どうしても支障が生じた場合については、本町でも今行っているのですけれども、外部コーチの招へい制度ということで、契約に基づきまして行っております。具体的に言いますと、本年度で言いますと、本町で行っているのは、男子バスケット部の外部コーチ、これは年間通してやってます。あと、卓球については、一時的な時期に外部コーチというようなこともやってます。それはあくまでも、学校の先生方の中で部活動を推進していく上で必要となった場合については、そのような形でやっていけばいいのではないかと思っております。また、他の事例と言いますか、他の所の事例でいきますと、学校経営、あるいは部活動の顧問の先生よりも、少年団、そういう経験のある外部指導者を招いたことによって、学校の方針をちゃんと踏まえていないものですから、行き過ぎたと言いますか、そういう指導によってトラブルが発生しているという事例も、全国であるやに聞いてます。そのようなことから、基本は先ほど言ったように学校の先生方に顧問をしていただいて、必要に応じて外部コーチを招くこともありますし、部活動の時間というのは、いろいろ練習時間等の関係で決まっております。そのようなことで部活動は部活動、また、少年団のある種目については、少年団の方の指導者の中で、優れた指導者がそれぞれ町内にいらっしゃいますので、少年団の中でまた体力を向上していただくというのも良いのではないかというふうに思っております。以上を申し上げまして、私の8番議員さんに対する部活動に対する考え方の答弁にさせていただきます。

質問 8番 青田良一

今、教育長さんのご答弁については、現状で良いんだというふうな受け止め方しましたけども、私は、大胆に変わるべきところは変わる。変えるところは変えるというふうな発想は、少なくなった子供達に対して、そうすべきだなというふうに思っています。今、事例も示されましたけども、上手に育てる人はいるんですよ、それは。それは、全く否定しないんですよ、私も。ところが、そうでない人もいるんですよ。そうでない人に当たった子供達は、もっと可哀相なんですよね、やっぱりね。本当に、基礎、基本を無視したような形で、試合とかそういうところにだけ目を向けたような練習形態をとっている人も少なくないというふうなこともありますので、やはり、長くスポーツを続けていくための方法論を、やっぱり学校長辺りとも話をして、学校は学校の経営でいろいろあると思うのですけれども、スポーツをどうやって長くさせるかという観点で、やはり、その辺は一考する価値があることではないかなと思っています。そういう絡みの中で、さっき言った、諮問、答申をやっている機関でも、すでにそういうことが話題になって検討されているということだろうと思いますね。ぜひ、教育長さんも新しくなられたわけですし、子供達の部活の様子もじっくり見ていただきながら、補助の先生がすべてだめだなんて言い方はしているわけではございませんので、他と見比べたりなんだりすると、大体分かるんですよね。本当に、バスケットの基本ができているとか、バレーボール基本ができているかなんていうのは、大体分かると思いますけどね。そんなようなこともやりながら、やはり、今の部活動のあり方そのものを考えていただきたいなというお願いを申し上げまして、回答は同じになるから答えはいりませんけれども、ぜひ、考えておくことの一つにしていただきたいということをお願いして、私の一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。

出典:新十津川町議会 平成27年第4回定例会 2015年12月9日 議事録 PDF(43ページ) 間違いを知らせる