新十津川町議会 平成27年第1回定例会 2015年3月10日
川崎市の少年殺害事件と子供が出すサインへの対応について
2015年3月10日、新十津川町議会の一般質問で、青田良一議員が「川崎市の少年殺害事件と子供が出すサインへの対応について」質問し、教育長 熊田義信が答弁しました。
- 質問者
- 青田良一 議員
- 答弁者
- 教育長 熊田義信
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 3番 青田良一
それでは、引き続きまして、教育長にお尋ねをしたいと思います。悲しい事件ということで、つい10日前後ぐらいの話なんで、皆さんも記憶に新しいと思うのですけれども、川崎市で13歳の少年が刺殺をされました。非常に残念な出来事でございましたし、多少なりとも教育関係の仕事に携わった人間としては、本当に、こういうことはあってほしくないし、なぜ起きたんだろうかという、自分自身が責められているような気持ちになっていたところでございます。同じく、罪を犯した方も17歳、18歳という子供ですね、そういうような状況下だったようでございます。これを考えますと、いろんな形の情報を新聞、テレビ等々で見ますけども、どうもこの亡くなった上村さんという13歳の少年が、多分いろんなところで身の危険を示すようなサインを出していたような気がして、私はならないんであります。従いまして、そういったものを社会とか大人とか、あるいは学校等が的確に受け止めることができて、対処を図っていけば、こういう事件は起きなかったのかなというふうなことを思っているところでございます。前から申し上げているように、これは単なる事件ではなくて、滝川市でも新十津川でもこういった部分について見逃してしまうと、起きかねないような要素というのは、常に持っているんだということを、お互いに認識しながら、これに対処していく必要があるのだろうと、私は思います。従いまして、そういったことにつきまして、先ほど教育長からの行政報告もございましたけれども、やはり、教育行政の責任を持っている立場の中で、そういったものをしっかり捉えて、もう一度、こういったことが、本町や、本町も含めてですけども、起こらないような形にしていくための方策というものを、やはり考えることが、私は大事だろうなというふうに思うところでございます。いつもおっしゃってますけども、例えば、不登校児、こういった部分について、どの時点でどのような対処をするかによって、不登校というか、学校に来る子供たちの期間だとか、そういったものが、どう変化していくかというようなことも、いろんな書物を読んでみますと、非常に差がございます。ですから、カウンセラー等が配置されているというふうな話を常々してますけども、そういったものが、そういった子供たちに、どの時期にどういう作用を起こしているのかということを、やっぱり的確に捉えながら、問題解決を一日も早く終息させるような形でやっていかなければならないのではないかなと思うわけでございます。この事件から、本町の教育委員会、あるいは、教育長さんがどのようなことを感じ、さらに、メッセージに対して本町の教育関係者に対して、どのようなことをお示しするのがこの教訓を生かす術となるのか、その辺について教育長のお考えをお聞きしたいなというふうに思います。
答弁 教育長 熊田義信(教育長は2015年3月まで)
それでは、3番議員さんからのご質問にお答え申し上げたいというふうに思います。今ほど、3番議員さんからの質問にありましたとおり、今回の川崎市での生徒殺害事件でありますけれども、被害者が13歳、中学1年生ということで、将来有望な人材が不幸にして亡くなったということは、誠に残念であり、保護者の心痛を思うとき、お悔みの言葉もなく、ただただ悲しみに絶えることしかできません。そして、今ほど質問にあったとおり、教育関係者、そして、まちの教育行政を責任ある者として、本当に他人ごとではなく、我が町で起きたという事の事実と同じように鑑みて、しっかり対応しなければならないというふうに常日頃から考え、いろいろ対応をさせていただいているところでございます。今ほど質問の中にあったとおり、いろんなサインが発せられます。家庭でのサイン、学校でのサイン、そして地域でのサイン、これは、まちの宝である子供達が、それぞれ安全で安心に健やかな成長の下に過ごすために、それぞれの大人の責任の中で、いろいろ情報共有をしながら、新十津川においては、いろんな方々から情報もいただいておりますし、学校の先生は、その子供を守る使命感を持って誠心誠意サインを見逃すことなく、そして、小さなサインがあった時には、学校全体でその情報を共有し、そのサインが拡大しないように、しっかり対応をさせていただいております。そして、このサインというのは、今は被害者ばかりのことに重視されがちでありますけども、これは加害者になるおそれのあるというんですか、いじめを起こすおそれのある、そういう方々に対しても、やっぱりサインがあるというふうに、私は考えております。いろんなサインを見逃すことなく、そしてしっかり、それぞれの場で、学校で解決でき得ることは学校で解決をし、そして、家庭のサインがあった時には、家庭のサインを学校の先生が引き取り、しっかり学校の中で解決でき得るものについては、学校の中でしっかり解決するような、対応を保護者とも連携しながら、常日頃から対応をさせていただいているところでございます。不登校のお話もありました。不登校の子供については、新十津川にも残念ながら何人か不登校傾向の子供がおります。そして、今ほど話あったとおり差があるんです。やっぱり、それぞれ個人、個人には不登校の起きた原因だとか、いろんな背景が違います。ですから、個々の例というのは、先にあった他の例というのは、なかなか参考にならず、それは、個々の対応をしていかなければならないというのが現状だというふうに、私は考えております。そして、不登校という子供を我々は学校の方に、当然、通常どおり行かせたいということは、当然あります。ただ、不登校の理由の中で、子供が学校に行きたくない、その原因を除かないと、学校に行くことには相成らない訳であります。ですから、単に学校に出そうとした時に、嫌な場所に、その不登校の子供が嫌な場所に行って、余計嫌になって、更に不登校になるという事があるわけであります。ですから、学校に行きたい、行くべき、そういう環境を整える。その子にとって不安なことを排除する。そして、通常どおり学校に行けるような対応を考えなければならない訳であります。今ほども話しのあった、スクールカウンセラーだとか、拝聴しながら、その子供の気持ちを汲み取り、何が学校に行きづらくなっているのか、どういうことなのかという事を十分聞き取りながら、更には、担任の先生の子供をもつ環境、もっている状況の中で、どういうことをその子供に対して適切に対応し、友好関係、クラスの仲間、いろいろ部活をやっていれば、部活の仲間の関係、そういったものを取り戻しながら、しっかり子供を通常の学校に取り戻す。そういうことで、いろんな角度から、その子供の学校に行きやすい環境を整え、そして、しっかり安全で安心な学校づくりというもに精力的に取り組んでいるところであります。今のお話あった川崎の事件から見ても、いろいろ情報がたくさんあって、何が正しいのかというのが分からず、いろいろ教育委員会だとか、学校の先生、学校の対応、そういうものがいろいろ取り沙汰されているのも事実であります。ただ、使命感をもって学校の先生は、しっかり子供を守る、見極める、気付く、そういうものをもっていくと、必ずや子供の小さなサインを察知をし、その些細な部分で早期発見、早期に対応ができる、そういったものができるんではないかなというふうに考えております。そういった気付きから、先ほど言ったように家庭と保護者、そういったものを連携しながら、しっかり子供が気持ちよく学校に行ける環境を整えていきたいというふうに考えているところであります。また、このように大きな事件になりそうになった時には、警察の関係がどうしても出てまいります。川崎の事案は、警察と教育委員会との関係は、私はちょっと承知しておりませんけれども、新十津川の場合は、滝川警察署と、そういう事件の時の協定締結をしており、いじめの関係の部分についても、平成25年にそういう協定も加えて、重大事件が起きないように、いろいろ情報共有をし、未然に防ぐ体制が整っているところでございます。また、新十津川には、それぞれいろんな安全安心な組織、さらには、交通安全の遵守をする人、そして、あいさつ運動を町ぐるみでやっており、それぞれ町民の皆様が子供たちが安全で過ごせるように、朝のあいさつ運動の中で、お子さんの気付きというものも感じ取られている方もおり、一部においては、そういった声を学校に届けてくれる保護者、地域の方々もいらっしゃいます。そして、そういった情報の中でしっかり学校、教育委員会、保護者、何回も繰り返しますけども、そういった連携の中で子供が安全で安心に生活ができる、そういった学校づくりにそれぞれ大人の責任役割をもって、しっかり私もその教育行政の責任者として、いろいろ関係機関とも連携を密にしながら、対応をしてきておりますし、今後もそのようにしっかりと対応していきたいというふうに考えていることを申し上げ、3番議員さんに対してのご答弁とさせていただきたいというふうに思います。以上でございます。
質問 3番 青田良一
ご丁寧に答弁いただきましたので、質問ということよりも、もう一回、私の方からもお願いをして質問を終わりたいと思いますけども、子供達の置かれている状況が、極めて今の大人には理解しづらいぐらい変化しているという部分が、私はあると思います。その一つの例が、スマホの中でのラインによる、さまざまな不特定の人たちのやり取りと言いますか、そういった部分の中で、良い方に感化されればいいのですけれども、というふうな事も含めまして、そこら辺をやっぱり地域社会も学校も、あるいは、周りの大人の人たちもしっかり捉えながら、こういう事態が起きないような事について、努力をしていく必要があるんだろうと思います。その変わっているという部分について、私はわりと今の大人の人たちは、子供は昔の子供のままでいるようなことをちょっと思い過ぎているのではないかなというふうに思える点が多々ございます。そういった点につきまして、重ねて教育委員会、あるいは学校等々、力を発揮していただきまして、こういったことが起きないように、この場をお借りしてお願いを申し上げまして、教育長からるるご答弁いただきましたから、それは結構でございますので、本当に、町でこんなことが絶対起きないような形の中で、いろんな角度から進めていただければ有難いなと思います。以上、申し上げまして、一般質問とさせていただきます。ありがとうございました。