新十津川町議会 平成25年第1回定例会 2013年3月11日
学校図書について
2013年3月11日、新十津川町議会の一般質問で、山田秀明議員が「学校図書について」質問し、教育長 熊田義信が答弁しました。
- 質問者
- 山田秀明 議員
- 答弁者
- 教育長 熊田義信
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 4番 山田秀明
続きまして、教育委員会の方に、学校図書についての質問をいたします。昨年の執行方針の中で、家読の推進を進めるとありました。家読というのは、家族皆で週に1回、または2週間に1回程度、曜日を決めて好きな本を読んで、内容を話し合うというもので、読書の習慣を共有しコミュニケーションを図るというもので、大変良い取り組みだなと思っていました。しかし、今現在、デジタル化が進み本離れが進んでいるのが現状でないかと考えます。今年の方針の中に、朝読の部分が入っていなかったので、実際にどれくらいの実績といいますか、成果があったのか、結果が出ていればお聞かせください。それと、今回の執行方針の中で、朝読書の取り組みを通して読書週間の定着化を図っていくとあります。朝読とは授業の始まる前の短い時間を利用して、子供たち全員が好きな本を選び読む取り組みだというふうに考えます。先だっての委員会の説明では、図書室の開館は、昼休みと放課後ということで、朝の時間が入っていなかったと思います。先だっての説明の中で、そういうふうに聞いていたので、どういうふうな形でするのか、新しく取り組む部分なので、ひょっとしたら朝の授業の中に取り入れていくのかななんてそんなふうにも考えていたのですけれども、その辺ちょっと、前回の家読の部分と、今の朝読書の部分について、よろしくお願いいたします。
答弁 教育長 熊田義信(教育長は2015年3月まで)
それでは、4番議員からの学校図書についてのお答えをさせていただきたいと思います。今日は、2番議員と4番議員、読書活動についていろいろご心配をいただいて、質問をしていただいております。先ほども、ちょっと2番議員さんの質問の方向性の関連と今の4番議員さんの方向性という部分で、最初に、先ほどもちょっとお話させていただきましたけども、子供の読書推進計画というのがあるのですね、この中に、家読、そして朝読、そして学校図書の関係も触れられているという趣旨になっておりまして、そういった意味から、この計画書に基づいてお答えをさせていただきたいと思っております。今、4番議員さんからのご指摘にあったとおり、家読というのは、いえ、どくと書いて、うちどくと読むのですけれども、非常に、家庭で一緒に親子で同じ本を読んだり、また、違った本でも一緒の時間を読書に費やすということは、非常に重要なことだと思います。そのようなことから、家読を進めていきたいというふうに考えておりますけれども、家庭で本を読むのに、直接、教育委員会が出向いてこの本を読む時間を設けてくださいとか、なかなかできないのですね。テレビを切ったり、そういうふうにしていかないとなかなか家読というのは進んでいかないのかなと。ですから、教育委員会としては、啓蒙だとか普及活動を進めているのがまず一つです。そして、そのきっかけ作りのために、平成23年度に全児童に親子で読む国語の教科書というものを全員に配本しております。そこの本を基に親子で本を読むきっかけ、各学年ごとにふさわしい本の内容が書いてありますので、それを読みながら、それをうまく家庭で伸ばしていってもらいたいというような、そういうきっかけで配本しておりました。一度、23年度に全児童に配本をさせていただきましたので、平成24年度からは、新1年生に家庭での読書環境づくりの支援のために、親子で読む国語の教科書というものを配本をして、家庭で家読がしやすい環境という部分で推奨をさせていただいているところであります。また、図書館事業におきましても、町長の子育て支援施策の一環として、絵本ふれあい事業というものを行っております。その内容は、乳幼児を持つ親に対して手造りのバックとともに絵本2冊を入れてプレゼントをする、いわゆるブックスタートという事業でございます。乳幼児の健診の時に合わせて、図書館司書から保護者に対して絵本と一緒に入れてある読書啓発チラシなどを利用して、家庭での読書の必要性や親子でのふれあいの大切さを説明の上、家庭で小さい子でありますから絵本を読む環境づくりに努めて、家読の読書習慣の推進を図ってきているところでもございます。ご質問にあります実績という点では、データとしては確認はありませんけれども、図書館職員が、図書館に訪問をする利用者等の状況を聞くところによりますと、絵本を渡した親御さんが図書館に、また違った絵本を借りに来てくれた。または、乳幼児を持つ親子を対象にしている、おはなしころりんミニというのがあるのですけれども、そういった事業に参加をしてくれている等という状況を把握をしておりますので、一定の効果はあるものと判断をしているところであります。教育委員会といたしましては、なかなか直接活動ができない、先ほども言いましたとおり、直接家に行って活動ができないということでありますので、今まで説明をいたしました啓蒙や推奨活動、更には、きっかけ作りに誠意努力をしているところでございます。4番議員さんのお考えのとおり、家庭での読書環境づくりは、子どもと家族のコミュニケーションづくり、親子の絆づくりにものすごく効果がありますので、今後も、積極的に啓蒙活動やその手助けをする活動を講じてまいりたいというふうに考えているところであります。この一般質問に関する議会だよりなどをとおして、子供をお持ちの家庭で、家読による本に接する機会が増えていくような良きPRと啓蒙になっていければありがたいなというふうに感じるところであります。次に、2点目の学校図書の件でありますが、先日も経済文教常任委員会で、それぞれ調査事項として確認をしていただきました。それで、朝読書の取り組みという部分では、読書を習慣づける目的でありますので、授業時間ではなくて、今ご質問のあったとおり、授業の始まる前、始業時間前の朝学習の時間10分間を活用し、曜日や期間を定めて読書の時間を設けているところであります。朝読書は、皆で同じ条件で取り組む公平さが基本にあり、児童、生徒の読む力を育むことが期待され、好きな読む本を子ども自身に選ばせることは自分発見にもつながり、主体性を育みながら、楽しく朝のひと時を過ごすものと考えております。今ほどご質問の本につきましては、朝の限りある時間の中で速やかに選書をしなければならないということもあります。そういったことから、朝読書をする図書については、図書館から教室だとかに事前に配布をしている。それぞれの学年に応じて配本をしている授業に関わる本、読んでもらいたい本、興味関心を抱かせるような本を、だいたい40冊程度配本をしておりますので、教室の中からすぐ本を取って朝の10分間、この本が読みやすい環境に努めているということでございます。また、教室に配本されている本でなく、自分で読みたい本があれば、事前に図書館や学校図書室から借りてきて本を朝自分で読む。そういうふうに対応していることも申し添えさせていただきたいと思います。以上を申し上げまして、4番議員さんの答弁とさせていただきます。
質問 4番 山田秀明
どうもありがとうございます。この読書に関しては、本当に大きくなってしまってから本に馴染むというのはなかなか難しいことで、学校に入る前、今、うちの町内でもやっております、さっき言われた部分なんかは、本当に良いことだと思います。やっぱり小さいうちから親と一緒に図書館に通えるような、そんなような形の方策を作っていっていただきたいと思います。ちょうど、教育長も見ているかもしれませんが、ちょうど朝読書のことを調べていたら、ちょっといい文章があったので、読み上げて質問の最後にいたします。読書は実に大切である。最近のIT革命により、人間は自分の欲する情報は簡単に得られるようになった。ところがそれは、報、ほうという字ですけれども、しらせるという意味だと思います。だけで情が抜けてしまうことが多い。それに比して、読書は書き手の情も込みで、生き方全体が伝わってくるよさがある。そして、読み手も自分の好みに応じて、早く読んだり遅く読んだり、自分の主体をそこにかかわらせることができる。切り売りの知識や、外から押しつけられたものはすぐ消え去ってしまう。しかし、自らの力で獲得したものは長く残り、その人の人格形成に大いに役立つのである。この運動のさらなる発展に期待している。ということです。これは、臨床心理学者、河合隼雄先生の朝の読書の勧めの中の一部です。これからも、子供たちのために、素晴らしい発想のもと取り組んでいっていただきたいと思います。ありがとうございました。