みんなの議会

新十津川町議会 平成23年第3回定例会 2011年9月12日

震災に備えた建物の耐震化と住宅リフォームの助成制度について

2011年9月12日、新十津川町議会の一般質問で、笹木正文議員が「震災に備えた建物の耐震化と住宅リフォームの助成制度について」質問し、町長 植田満が答弁しました。

質問者
笹木正文 議員
答弁者
町長 植田満

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 5番 笹木正文

あらためまして、おはようございます。議長の指示をいただきましたので、震災に備えた建物の耐震化と、それに合わせた住宅リフォームの助成制度についての質問をいたしたいと思います。東日本大震災での東北地方、そして、今回の台風12号の豪雨による母村十津川村にも見られるように、災害は本当に、いつ、どこで起こるか分からないということであります。町長の平成23年度の町政執行方針の、この冊子でありますけれども、これの1ページ目の一番最初に、安全・安心に暮らせるまちづくりの推進ということを挙げられております。特-52-に、先の阪神淡路大震災、そして、今回の東日本の大震災を見ても、津波の被害とはまた別に建物の耐震化は、安全安心の担保として必要なことが明らかになりました。実際、本町でも中学校の耐震改修が終わりまして、現在、小学校の改修が行われている状況であります。道の調査によりますと、北海道の一般住宅において、現在まだ、新耐震基準を満たしていない住宅は約20%程度あるようであります。住宅の耐震化に対しまして、改修工事の費用を助成する自治体が全道で58市町村に上っております。しかしながら、去る7月29日の新聞報道によりますと、現状では耐震の助成制度だけではほとんど利用がなく、なかなかこの周知も行き届かないと言えることであります。そこで、ここで一般リフォームという助成制度をメインに行ないまして、その中でこの住宅の耐震化も行って、して耐震性の必要性も一緒に周知してはどうかというふうに考えております。これは、同時に民間建設工事の受注増にもつながり、町内の建設関連業者の救済や、先ほどもちょっとありましたように、民間企業の雇用者減の歯止めにもつながっていくかなと思われております。景気低迷で受注減を強いられている町内の各企業の活性化や、就労人口減による、まちの人口減少に対しましても、多少の効果は期待でき、同時にこれは、町民の快適で安心な住環境整備にも寄与することになり、まさに、相乗効果も兼ね備えた施策と私は考えておりますけれども、町長の考えをお聞かせいただきたいと思います。

答弁 町長 植田満(町長は2015年3月まで)

それでは、5番議員さんのご質問にお答えをいたしたいと思います。ただ今、安全・安心な暮らしを守るための住宅の耐震化が必要という視点で、耐震化を含めたリフォーム助成制度の創設についての考え方でございました。今さら申し上げるまでもなく、安全・安心な暮らしは、住民生活のこれは最も基本とするものでございます。私も2期目に臨む今ほどご指摘のありましたように、2期目に挑む公約の一つとしても、安全で安心なまちということを政策として掲げさせていただいております。特に地震災害に対しては、阪神淡路大震災、新潟県の中越沖地震、そして今回の東日本大震災とわずか15年ほどの間に巨大地震が3度も発生しておりまして、今後30年以内に起こる可能性が高い東海・東南海沖などのほか、北海道においても危険地帯が多いとの定説が一般的となってございます。昨年度、町が耐震改修促進計画を策定いたしました。公共施設の耐震化を計画的に進めるための前提となるものでありまして、来年度以降にも具体化を検討しているところでございます。住民の暮らしの基本となる住宅では、当然ながら耐震化が必要と考えております。しかしながら、各家庭の状況によっては、なかなか対応ができていないのも事実でございます。それ以前に耐震性の判断さえできていないのが一般的かと思われます。現在、北海道では図面があれば、木造住宅の耐震診断を無料で行なっております。また、図面が無い場合でも、町の助成があれば国からも補助する制度があります。そして、その結果、耐震化工事が必要と判断された場合には、工事費に対して一定の補助を受けることも出-53-来ますので、これらの制度化については、今、検討を行なうように担当課の方に指示をしてございます。つい先日のまちづくり懇談会においても、同じような質問をいただきました。同じような趣旨で回答をさせていただきましたですけども、これからそれのことに触れさせてもらいますけれども、耐震化を含めたリフォーム助成制度についてですが、昨年、一昨年と9番議員さんからも、このような2回にわたって質問を受けてございまして、この時についてもお答えをしておりまして、この考え方は私も変っておりません。そこで、第2回定例会で議決をいただきました共同賃貸住宅助成制度の拡大から、まだ2か月ほどしか経っておりませんので、この事業のPRの強化に努め、町内での定住増を図るアパート建設に向けての呼び水になっていただければというふうに考えております。まとめて申し上げますけども、住宅耐震化に対する制度の創設につきましては、前向きに検討していること。そしてリフォーム助成に関しては、以前から申し上げておりますとおりでございます。ただ、これも以前から申し上げておりますように、高齢者や身体障がい者の住宅での生活を継続する上での住宅の改修費用については、これは、制度ができておりますから、この制度はこれからも続けていくということになりますけれども、今ほど申し上げましたように、リフォームの助成制度については、以前から申し上げているとおりでございますので、その考え方は変わっておりませんので、ご理解を願えればというふうに思っております。以上でございます。

質問 5番 笹木正文

今、おっしゃられたように、何度も類似の質問ということで、申し訳ないのですが、この住宅リフォームに関しましては、実は、私が議員になって最初の一般質問として、平成19年の3回目の定例会で質問いたしました。これだけではなく、それに関連したこととして質問いたしました。それ以外には、植田町長が助役時代、平成18年にも出てますし、21年や22年、そして今回と今町長がおっしゃるように出ております。その時の答えとしては、18年は当面先送りということで、私が質問した19年は、在宅介護者に対する改修の助成、今ほど申し上げられました共同賃貸住宅の助成というようなこと。そしてあとそれ以外に関しては、個人資産を形成はしないというような回答をいただいております。先日ですか、青年団体との懇談会でも同様の質問が出たことも承知しております。この中で町長もお察しのとおり、私は商工会員という立場でありまして、本当はこのリフォームということを一番に臨んでいるところでありまして、そこで、滝川、雨竜、砂川、奈井江、深川、赤平など、いろいろどこのまちもリフォームの助成を行なっております。9月6日の新聞で、深川市の議会で深川市長が、住宅リフォーム助成事業の通年化ができないか真剣に検討したいというような答弁が載っておりました。それは他の自治体の話でありまして、よそはよそで、うちはうちという考え方、私は本当嫌いじゃないんで、それは本当にそれで結構なのですけども、新十津川が行なわない一番の理由というのは、個人資産の形成ということ-54-でいいのかなと、それをもう1回確認したいのと思います。先ほど町長も言われましたけども、耐震改修のこの中では、やっぱり地震災害から町民の生命と財産を守るため、町内の住宅及び建築物の耐震化に向けて計画的に進めるというふうに書かれております。これは交付金を使って210万円の予算を使って作られた冊子であり、冊子というよりも計画であります。これから前向きに進めていきたいということでありますけれども、検討途中でこれを聞くのも申し訳ないかなと思うんでありますけれども、何か具体的な部分がもし聞かれることができるのであれば、お答えいただきたいなと、そのように思います。以上です。

答弁 町長 植田満(町長は2015年3月まで)

たびたびですね、住宅のリフォームの問題については、幾度か質問を受けております。一貫して、その考え方は変わっておりません。今もって変わっておりませんので、あくまでも個人資産の助成については考えてはいないということでございます。他の自治体で、助成があるという、まあまあ、それぞれの町の独自性を発揮してやっておられることであって、全てがそれを是とするものでもないでしょうし、他の自治体のことを批判する何者も無いんですけれども、それはそれとして、その自治体の中で取り組んでいこうということですから、それはそれとして良いというふうに思っておりますけれども、ただ、全てが同じような政策を取り込んでいるということにも限らないわけでございますから、それはその自治体、その自治体の考え方に沿って進んでおられるということですから、ただ、私は、この住宅のリフォームの問題については、以前から申し上げているとおりでございまして、個人資産の形成については考えていないということは、今もって変わっておりません。それと、2つ目の質問でございますけども、耐震化の問題については、これ今、やはり地震ということでございますから、やはり直接、人の命等々にも関わってくることでもございますので、先ほど答弁の中で申し上げましたように、この制度化について担当課の方に、今、支持をしている段階でございますので、なるべく早いうちに、遅くならないうちに、そういったものの制度化について取り組んでいければなというふうに思っております。以上でございます。

質問 5番 笹木正文

耐震化に関しましてですね、これから取り組んでいくということでそのとおりだと思います。できるだけ、先ほど、申し上げましたように、なかなか利用が少ないということなんで、新十津川に関しては、大きな利用を促進できるような形で具体化してほしいなというふうに思っております。この住宅リフォームに関しまして、私2回目の質問に立ったわけでありますけれども、最後に、私の思い、希望をちょっと長く述べさせて、質問を終わりたいと思います。耐震だけで喚起しても、それだけで需要の無いのは新聞報道のとおりであり、また、仮に、住宅リフォーム併用の助成制度を作ったとしても、どんどん申込みがあるというわけではないと思っております。ただ、住宅改修を考えて迷っている人の背中を押すことになるのかな-55-と思っております。また、耐震改修のほかにエコだとか、バリアフリー等の設備を併設、併用したり、また、先日から若干問題になっております、空き家の解体等、その辺も含めると住民の生活環境の整備や、保全の支援にもつながるのかなんていう思いもしております。また、建設関係にいたしましては、最近まで建設関係は、経済対策、危機対策臨時交付金とか、光をそそぐ交付金とありまして、ここ数年は特別交付金によって受注が確保されてきたようであります。しかし、今後、この震災復興以外の公共事業に関しての発注増は困難であると、私は思っております。こんな時こそ、今こそ、建設業界が公共事業依存体質の脱却が必要でもあると思うし、その時、こういった助成制度をきっかけに、建設業界が町内の民間からの受注の方法を見直して、自ら体質改善を行い、事業の継続にいわゆる自助努力をしていけたらいいのかなと思っております。その建設協会の会員は、先ほどの、各種特別交付金の中であっても、平成19年と比較しまして、25社から19社と、6社減っております。うちのまちだけではないのですけれども、こういう小さなまちは下請け業者が非常に多くて、こういうようなリフォーム関係の制度を設けますと、下請けの業者が依頼者から直に受注できるという利点もあります。また、震災の報道の中で、うちのまちでも水防団ということで建設協会が主力になっておりますけれども、今回被災した東北の避難所で、実際に非難地の事業所や大工さん、また、給排水の技術屋さんなんかが、被災者のための風呂作りをやって、すぐ風呂がはいれるようになったとか、また、避難所での各いろんな体育館等の設備の営繕を行なって、この下請けといわれる小さな事業所が大変活躍して、大きな力になったという報道もされておりました。また、資金面でも、これは民間の資金活用ということで、1割から2割の補助で8割、9割の民間資金を利用して事業が行えるということで、それによって景気対策、住民の住環境整備、町内の環境整備、環境美化、快適な暮らしというふうにつながっていくのかなと思っております。最後に、今回22年度の決算、決算委員の方、本当にご苦労さまでございますけれども、2億4,200万弱の黒字会計でありましたけれども、これは、無駄なく支出が、本当に無駄な支出が無くて、非常に健全な財政を維持しているということでは、首長である町長の手腕だと思って、私本当に敬朋しております。ただ、そんな中でも、もしもこの黒字部分の2%程度の支出が可能であるなら、この助成制度がこの2%、約100万、500万くらいですか、上を見ないで十分実行できるかなという気もしますので、やらないということで、それはそれで決定でいいのですけれども、前向きでも、後ろ向きでも、一度だけ検討して欲しいものだなという私の希望はあります。とは言いましても、ただ単にこの住宅リフォームが一つの方法で、仮に助成が行われたとしても、基本的な問題解決にはならないということは十分承知しております。しかしながら、建設業を筆頭に新十津川の各産業が衰退状態であることは明らかでありまして、これを議員各位の皆さまにも認識していただきたく、何度も同じような質問をすると思われるかもしれませんけれども、今回、再度一般質問をさせていただきました。-56-私の方からは、この質問に関しては3度目は絶対ありませんので、今後、基幹産業である農業が更なる発展し、また、同時に各産業の活性化を信じて私の質問を終わりたいと思います。答弁はいりません。

出典:新十津川町議会 平成23年第3回定例会 2011年9月12日 議事録 PDF(53ページ) 間違いを知らせる