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新十津川町議会 平成26年第4回定例会 2014年12月10日

町長選挙出馬に対する町長の決意と所信について

2014年12月10日、新十津川町議会の一般質問で、笹木正文議員が「町長選挙出馬に対する町長の決意と所信について」質問し、町長 植田満が答弁しました。

質問者
笹木正文 議員
答弁者
町長 植田満

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 5番 笹木正文

議長の指示をいただきましたので、町長に対し一般質問をいたしたいと思います。この1週間、すっかり冬景色になった町内の夜の街並みには、真っ白な雪の中でイルミネーションが眩いくらい輝いておりますけれども、実は、このイルミネーションは、一昨年、町長の助言もありまして、商工会が今年のクリスマスまでには何とかということで実現にこぎつけたものであります。そんな風景の中で、平成26年もあと少しになりまして、来年は統一地方選挙の年でもあります。その残された期間は4か月余りとなりました。そこで、来年春の任期満了に伴う町長選挙出馬に対する町長の決意と所信をお伺いしたいと思います。植田町長は、平成19年より、町民の絶大なる支持と信頼を得て本町発展のために2期、約8年間、町政の舵取りをしていただきました。1期目には、ほほ笑み、気配り、やる気、優しさに満ちたまちづくりを命題に挙げ、2期目には、歴史に感謝、未来にはばたくをスローガンに、的確な行財政改革による安定した財政を基軸として、町民が住みやすいと感じる町の創造を目指してまいりました。そして、名実ともに町民の先頭に立ち、120年余りの歴史に輝く新十津川町をけん引してきました。その間、平成23年には、町の指針でもあり、まちづくりの憲法とも言われる、まちづくり基本条例を制定し、全ての町民による協働のまちづくりを基本理念とした町政を遂行してきました。また、平成22年には、新十津川町環境基本計画を策定し、田園の里新十津川町を守るべく、住環境の整備及び保全を図るための方策をまとめ上げました。平成24年には、第5次総合計画を策定し、豊かな自然、あふれる笑顔、みんなでつくる、いきいき未来をスローガンに、平成33年まで10年間の新十津川町のあるべき姿を示していただきました。このような中で、福祉や教育においては、弱者に対する気くばりの施策として、高齢者や子供たち、そして妊婦さんに対する健診や予防接種の無料化や、負担軽減を進め、特に、中学生以下の子供たちの保険医療に係る医療費の無料化を実現したことは、子育て中の親にとって大きな安心を与えるものでありました。平成21年には、小学校統合を行い、すでに統合を終えている中学校に並んで町内の子供たちが全く同じ環境で教育を受けられるシステムを構築し、同時に、小中学校の耐震改修や老朽化した尚武館の移転建築も行い、子供たちの安心、安全な環境づくりを行いました。住民生活では、住民の足である交通網を整備し、新しく地域公共交通網としてコミュニティーバスや乗り合いタクシーなどの交通システムを作り上げ、町民の足の確保に努めました。各行政区においては、防犯灯や街路灯のLED化を進め、経費節減と明るく安全なまちづくりを進める一方、長年使ってきた自治会館において耐震診断を行い、8つの自治会館の改修や建替えに道筋をつけたのであります。歴史に感謝という面では、移住当時にも匹敵するような平成23年の十津川村の大水害による災害に対し、見舞金や人員派遣を即座に行い、物心両面において母村十津川村を支え、被災後も尚武館建設の際に、十津川産の檜材を用いたり、母村十津川村商工観光支援事業として、本町からの十津川村への訪問を則し、十津川村の基幹産業である観光事業の支援を行いました。そうした優しさに満ちた、そういう対応もあり、平成22年に開基120年を迎えた本町と母村十津川村との絆はより一層深いものとなりました。産業面では、基幹産業である農業において、TPP問題や担い手問題に対応するため、ピンネ農業公社を設立して、今後の農業情勢の変化に備えたところであります。また、高品質米の生産基盤となる土地改良事業にも力を入れ、農業基盤を確立し、米価の下落などにも対応し得る強い農業の育成に力を注いでいただきました。商工業においては、事業資金補償融資制度による借入利息の全額補給をはじめとする金融支援策、子育て支援とタイアップした得きっずカードによる子ども生活応援事業での消費拡大策などもあります。まだまだ、この他にも2期約8年間における植田町政の実績を申し上げると、枚挙に暇がないところであります。特に、植田町長は、故小畑町長の下で助役として町政に携わり、その時から、かおる園や吉野園の民営化、保育所の指定管理など、本当に困難と思える難題に立ち向かってまいりました。その結果、現在では、これらの施設は利用者や地域住民にも納得する形で受け入れられ、順調な運営が行われているところであります。また、長年の懸案であった徳富ダムについても、幾多の困難を乗り越え、ついに完成を見たわけでありますけれども、この間、治水対策や農業における灌漑用水の整備に取り組み、西空知水道企業団のトップとしても本町と雨竜、浦臼を含む3町の安全な飲料水の確保に向けて大きな力を注いでこられました。これら大きな事業を成し遂げ、その深い経験と高い見識を備えた植田町長の手腕は、今後、一層問題化する少子高齢化社会や人口減少問題など、その他たくさんの山積する課題の解決にとって不可欠であると考えております。そこで私は、植田町長が3期に向けた町政執行の継続を望むところであります。また、私のみならず、多くの町民が来年4月の3期目に向けた立起表明を期待し、待ち望んでいると思われます。来春、統一地方選挙まで5か月を切ったこの時、是非とも、力強い立起の決意をいただきたく、私の町長への質問といたします。答弁をお願いいたします。

答弁 町長 植田満(町長は2015年3月まで)

ただ今、笹木議員さんから本当に身に余るお言葉をいただきまして、本当に大変光栄に思っております。今ほどお話ございましたように、私は平成19年4月、新十津川町長選挙におきまして、今は亡き小畑町長の後を受けまして、図らずも新十津川町長という重責を与えていただきました。早いもので、2期8年の任期を4か月余りで終えることとなります。この間、町民の皆さんをはじめ、町議会議員の皆様、そして、職員の皆様のご支援とご協力に対し、町長という職を何とか全うすることができたというふうにも思っております。改めて感謝とお礼を申し上げます。結論から申し上げさせていただきますけれども、平成27年4月の統一地方選挙に当たりましては、新十津川町長3選の立候補は致す意思は持っておりませんので、ご理解を賜りたくお願いを申し上げたいと思っております。しっかりと、今後は後進に道を譲ってまいりたいというふうに思っております。今ほどは、笹木議員さんから、本当に身に余るお言葉をいただきました。これも私一人ででき得るものではなく、多くの町民の皆様をはじめ、議員の皆様、そして、副町長、教育長、そして職員の皆さん方のご支援があって、こういったようなことに相成ったというふうにも思っております。ただ一つ、申し上げるならば、本当に自治体の憲法とも言うべき、まちづくり基本条例を制定できた。このことが、町民の皆さんとともにまちづくりを進めていこうと、そういった気運が醸成されたことにつきましては、本当にこの上なくうれしく思っている次第でございます。私は、昭和38年に高校卒業と同時に、新十津川町の役場にお世話になり、職員、そして町長という立場で、実に50年以上、半世紀に亘りまして勤めさせていただきました。加えまして、ちょうど今年が、私も70歳、古希という節目を迎えたことでもございます。こういったようなことから、先ほども申し上げましたように、後継の方に道を譲りまして、まちづくりを託したいというふうにも思っているところでございます。今、まちづくりにおいて幾多の課題もあることは十分承知をいたしてございます。人口減少、少子高齢化、教育基本法の改正に伴う総合教育会議の問題、あるいは医療介護推進法の制定に伴いまして、新たに医療介護事業も自治体で、市町村で実施をしなければならないだとか、多くの課題があるわけでございまして、加えまして、こればかりではございません。農業についても、商工業についても全く今同様な課題も山積しているのも十分承知をさせていただいているところでございますけども、そういった中で、無責任であると思われる向きもあるかもしれません。課題については、これはいつの時代にも存在するなと、これは自分勝手な言い方ではございますけども、課題については、いつの時でも存在をするのかなというふうにも思っております。こういったことは、後に就いてくれる方が、そして有能な職員がおりますので、しっかりと解決をしてくれるものというふうに確信をいたしております。今、申し上げられることは、あと残りの4日月余の職務を、しっかりと全うしてまいりたいというふうに思っております。これまで、本当に8年間にわたりましてお世話になりましたことを厚くお礼を申し上げます。

再質問 5番 笹木正文

再質問をせずに質問を終えたかったのでありますけれども、期待に反して少し残念な答えが返ってきましたので、もう一度、お聞き直ししたいと思います。町長は今、人口問題も挙げていらっしゃいました。そして、いつの時代もという話ありましたけれども、昨年の本町の人口は、皆様もご存じのように7,000人を切ってしましました。先ほどの町長の午前中の話でも、11月30日現在で6,920人ということであります。また、20年後には5,000人を切るとも予想されております。そして、先ほど町長が申しておりました少子高齢化も進みまして、65歳の高齢化率が35パーセントを超えたようになっておりまして、また、平成30年には40パーセントを超えるという予測も出ております。そんな中、町長は、今年度から大胆な定住促進策を始めまして、町外からの移住者に対し新築住宅には約200万円の補助金をはじめとする各種住宅取得支援制度、また、それと併用して、中学生以下の子供のいる家庭には、1人当たり15万円の商品券を進呈するといった思い切った施策を行い、現在、町内外から新築住宅の建設や中古住宅の購入が相次いでいる状態であります。また、先月末、町長、議長、そして釣部道議とともに東京の防衛省に出向き、岩田陸上幕僚長と面会が叶い要望を行ってきました。今朝、ファックスで私の所にもプリントも届いたのですけれども、今月、また、第10普通科師団に要望に行くというようなことでもあります。これは、自衛隊滝川駐屯地が即応機動部隊になった場合に、200から300人程度の隊員の増加が予想されることから、その隊員住宅の一部を、是非、新十津川町へ誘致というようなことの内容の要請で、私は、その時、良い感触を得たなという思いで帰ってまいりました。しかし、これらの案件は、今年動き出したばかりの事柄でありまして、今年度中に答えが出るものではありません。まして、町の根幹でもあります、先ほど町長申しておりました人口問題であります。それを考える時、現在、この課題に精通し、方向性を見いだせるリーダーは、経験と手腕に裏打ちされた植田町長以外、他にはないというふうに考えるところであります。それと、この庁舎においても耐震基準が満たされておらず、改修をするのか、建替えをするのか、耐震改修最後の大きな要の物件として適切な判断を下すべき、大きな宿題も残されております。そして、平成24年に作成された第5次総合計画も今年でまだ2年目であり、この計画についても全期間の半分以上の進捗状況を植田町長に見届けてもらうところを望むところであります。特に、植田町長は、故小畑町長の下で助役として町政に携わり、そのような中で、いろいろな場面で国や道、そして自衛隊等において大変良好な関係を築き上げてきました。植田町長には、町民は無論のこと、あと1期4年間、町政を担っていただきたいと思うのは、私だけではないと思います。本日、いつもに比較して非常にたくさんの傍聴の方がいらしております。これも皆さんそのような思いでないのかなと、そのように察するところであります。そんな理由からも、先ほど答弁いただいた考えの再考を、是非、お願いしたいと思っておりますけれども、いかがでしょうか。

答弁 町長 植田満(町長は2015年3月まで)

はい、再質問につきまして、お答えをさせていただきたいと思います。先ほど申し上げましたように、本当に多くの課題が残っていることは、本当に重々承知いたしております。そういった中で、無責任であるというふうなことを言われても、これは甘んじて受けなければならないのかなというふうにも思っております。ただ、概ね、それなりの道筋はついておりますので、後を継いでくれる方が、しっかりと取り組んでいただけるものというふうに確信をいたしております。で、なおかつ、先ほど申し上げましたように、有能な職員がしっかりと、その辺はサポートしてくれるわけでございますから、そのことについては何ら間違いなく、我が町の新十津川町の方向は、間違いなく進んでいくというふうに考えております。そんなようなことで、今ほど申し上げさせていただきましたように、本当に、これまでの8年間、町民の皆さん方に評価をしてもらえればいいわけでございますけれども、ある程度、自分なりにも責任を果たさせてもらったのかなというふうな思いの中で、これを機に、来年の4月の統一地方選挙には立候補しないという方向で、これからもこの考え方は変わらないということでございますので、ご理解を賜りたくよろしくお願い申し上げます。

再質問 5番 笹木正文

ちょっと、少々しつこいような形になりますけれども、決して無責任とは、そんなことは思ってはおりません。確かに、道筋をつけていただきました。今までも、この件に関して、議員という立場、それ以外の立場でも、町長に何回か同じような要請をさせていただきました。その都度、私と一緒に同行したほかの方々も同じ意見でありまして、何とか、3期12年をお願いしたいというふうに申し上げてきましたけれども、その際、町長は、私は、故小畑町長の助役の期間も含めて3期12年と考えるというような答えをいただいたと記憶しております。はっきり2度、答えをいただいて、その上、非常にせんえつながら申し上げれば、何か事を成したり、物事のストーリーには起承転結という言葉があります。その言葉を引用して植田町長にとっては、助役時代が起であり、町長1期目は承であるのかなというふうに思っております。そして、現在の2期目が転の時期であると。確かに、この転の2期目の3年半余りは国の政権が再び変わったり、先ほどから申し上げておりますように、本町の人口が7,000人を切ったりと、正に、転である時期であったのかもしれませんが、そういった意味合いからも、本当は、是非とも植田町長には、最後の締めとなる、この起承転結の結の部分の4年間も継続して、町政に携わられることをお願いしたいところであります。いろいろ答弁をいただきましたので、もう一度、これを言えというのはなかなか言いずらいのでありますけれども、私は、もう一度、再考することを期待して、この質問を終わらせていただきますけれども、町長、何か答えというよりも、おっしゃることがあればお願いをいたしますし、なければないでそれで結構です。私の質問は、以上で終ります。

答弁 町長 植田満(町長は2015年3月まで)

同じような答弁で誠に恐縮とは存じますけれども、今ほど申し上げましたように、私の考え方は変わらないということでございますので、そのことをですね、ご理解を願いたいというふうに思っております。本当に、先ほどから何遍も申し上げますけども、議員の皆様、そして町民の皆様、本当に職員の皆さん方に対し、感謝を申し上げたいというふうに思っております。

出典:新十津川町議会 平成26年第4回定例会 2014年12月10日 議事録 PDF(36ページ) 間違いを知らせる