みんなの議会

新十津川町議会 平成23年第3回定例会 2011年9月12日

学力向上作戦について

2011年9月12日、新十津川町議会の一般質問で、樋坂里子議員が「学力向上作戦について」質問し、教育長 熊田義信が答弁しました。

質問者
樋坂里子 議員
答弁者
教育長 熊田義信

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 9番 樋坂里子

おはようございます。お許しをいただきましたので、一般質問を大きい点で3点ほどさせていただきます。はじめに教育長にお願いいたします。一番目として学力向上作戦についてということであります。今年の夏休みに、小中学生を対象に学力向上と学習状況の改善を図ることを目的として、学習サポート事業「やまびこ」に取り組まれました。初めての取り組みとしては126人の小中学生が参加され、子ども達から喜ばれていると聞き、大変良いことだと思いました。しかし、町として全体の学力向上を図るのであれば、全小中学生を対象とするのが本当の教育ではないかと思うのですが、教育長の今後の計画やお考えをお伺したいと思います。

答弁 教育長 熊田義信(教育長は2015年3月まで)

おはようございます。それでは9番議員さんの1つ目の質問、学力向上作戦についてお答えを申し上げたいと思います。前段、学校教育については、ご案内のとおり、知・徳・体のバランスのとれた生きる力を育むことが必要とされており、特に子ども達の確かな学びを充実することが優先されるところでございます。本年度は、道教委より義務教育期間を見通した小中学校の連携学力向上のためのモデル事業の指定を受け、新十津川中学校を拠点校に新十津川小学校とで巡回指導教諭による、小中連携学力向上事業を実施し、確かな学力向上を図っているところでございます。さて、本町の学力向上の取組につきましては、昨年度、学校と保護者、地域の代表の方も含めた確かな学び推進会議を設置し、児童生徒の学力向上と小中学校の連携強化を検討してまいりました。この会議にて、地域や保護者の皆さんの声を受け、長期休業中に個々の児童生徒のつまずきを解消する取り組みに向けて、早期に取り組んでいくことが確認されたところです。そのようなことから、確かな学び推進会議を事業主体として、児童生徒の一層の学力向上を目指し、道教委・小中連携学力向上事業と併せて、学生ボランティア、学習サポート事業の後援を受け、長期休業中の学習サポート事業「やまびこ」を実施したものでございます。やまびこは長期休業中の望ましい生活習慣や学習習慣を身に付け、休業中の過ごし方を自らが主体的に改善すること、既に学習して培われてきた学力の確実な定着を目的としており、今ほどは、9番議員から一定の評価を頂いたところでございます。ご質問は、全小中学生を対象とすることが本当の教育ではないかということでございますけれども、本当の教育という言い方をすると、いろんな捉え方があると思いますが、9番議員さんの質問の趣旨から考えると、学力向上のための「やまびこ」の作戦をもう少し高めて-45-いくという趣旨で、お答え申し上げたいなというふうに思ってございます。やまびこの参加申込者の案内につきましては、小中学生、保護者も含めて全員に行っているとこでございます。結果的には、行政報告で申し上げましたとおり、全児童生徒の23%の129人の参加となったことで、私としては、始めての試みで、どれくらいの子供達が参加してくれるのか一抹の不安もありましたけれども、期待以上の出席人数となったと思っており、子供たちの勉強に関する新たな気持ちと、学習意欲の高まりを感じているところでございます。仮に質問の趣旨にありました全員参加ということになりますと、強制力が働きますし、普段の授業の延長となり、夏休みがその分短くなると言えることになります。長期休業期間を利用し、部活や少年団活動のスポーツ、文化活動あるいは自由研究などに打ち込むことも大事なことでありますし、また旅行など家族で過ごす計画も持っている家庭もあることでしょう。これもまた大変大切なことだと思います。今後の計画でございますけども、今回やまびこに参加した子供たちにはアンケートを取っておりますので、その結果を勘案しながら、近いうちに、確かな学び推進会議を開催し、課題等を検討の上、さらに工夫改善を行い、より高い目標に近づけるように取り組んで参るところでございます。次回は、冬期休業中に計画しておりますし、今回の夏休みのことを考え、より良い形を作り上げ、本町の新たな学習サポートのスタイルとして、今後とも継続して取り進めていきたいというふうに考えているところでございます。以上を申し上げまして、9番議員さんへの答弁とさせていただきます。

質問 9番 樋坂里子

今、教育長の答弁いただきました。夏休み中の子ども達の勉強ということで、全生徒がすれば夏休みの期間が短くなるというようなことも今申されましたが、それに、各家庭でのいろいろな行事があるから難しいのではないだろうかということも言われましたけども、今、児童生徒数が昔からみると減りまして、1学年でだいたい六十数名くらいです。そうであれば、学年ごとに日割りというか、今回は1年生、2年生、3年生というふうに分けて取り組めば良いと考えています。夏休み、冬休みばっかりでなく、今は土曜、日曜も休みになり、結局そのために、子ども達においては授業数が減ったわけです。ですから、私は、全体として最初に言いましたように、やっぱり、学力向上を目指すのであれば希望者だけではなくて、できれば全体の中で、全生徒を対象にやるのが、やはり学力向上の一翼になるんじゃないかなというふうに思っているわけです。参加する方は意欲のある方であると思いますし、出たくない子ども達を無理やり出すのも、また、これは問題あるのではないかという声もあるかもしれません。しかし、私は、全体的な新十津川町の学力の向上を図るのであれば、やはり、1年間のうちの何日間は、そういう全体の子ども達を対象にした、計画もされてはどうかというふうに思っております。その点について、取り組みができるのか、できないのか、ご答弁願いたいと思います。-46-

答弁 教育長 熊田義信(教育長は2015年3月まで)

それでは、再質問にお答えをさせていただきたいと思います。まず、学力向上の基本は、学校現場で先生方が子ども達にしっかりと学力向上のための、基礎、基本を身につけることが一番大事だというふうに考えております。現在も、学校の先生方が、それぞれの子ども達の状況を見て、授業が終わった後の補習サポート、さらには、特に中学生は受験を目前にしたときには、いろんな科目の先生方が受験対応といいますか、そういう部分で幅広く学校の授業時間外での対応をしておりますし、さらには、スポーツ活動、いわゆる少年団、部活をやっている前段に、その顧問の先生方が文武両道という基本で、この新十津川の教育を継続した、そういうものを生かしながら、スポーツをやる前にそれぞれの基本の授業を勉強してスポーツに入など、いろんな取り組みをしているという実態もございます。そのことを、まずご認識をしていただきたいと思いますし、さらには、長期休業期間中は、教職員のみなさんは、それぞれ少年団、部活は表面的に見えますけども、それぞれ子ども達の確かな学びのために、研修事業にも長期休業期間中に多く出席をしておりますし、休業明けの授業が円滑に進められるように、それぞれの準備、計画的な授業体制も整えているということも、その長期休業期間中の必要な役割になっておりますので、そのことも認識されていると思いますけれども、お知らせをさせていただきたいと思います。それから、やまびこについては、先ほど答弁で申し上げましたとおり、全児童生徒数に案内をしておりますから、私どもとしては、全員が参加しても受け入れられるという体制は整えております。ただ、現実的には、いろんな先ほど言ったように、スポーツ、文化、さらには家族、そういうことのことがありますから、対象される人数は二十数%であったということでありますけども、このことは非常に高い数字だったというふうに考えております。そして、やまびこの現実の授業も、小学校の場合は1年生から3年生までを一つの会場、4年生から6年生までを一つの会場に行なっております。学年ごとにやるのも一つの手立てとしては良いわけでありますけれども、学校での合同クラスという、同じことになりますので、今回、1年生から3年生、いわゆる3学年をまとめてそれぞれやったということは、違った学年とともに学んでいく、それは、やっぱり異学年、そういう形の中で教え、同じ場で教えを被るということは、非常にこれは今までなかったことで、非常に良いと思いますし、それぞれ切磋琢磨で学び得る、そういうことも大いにあったというふうに感じております。それと、学校の先生も今回は、人数的には全体の割合では少なかったかもしれませんけれども、応援に駆けつけていただいて、子ども達の授業力、今回の中に参加をしていただいておりますし、これからもその部分は拡大していくものというふうに考えておりますし、そのように取り組んでいきたいというふうに私どもも思っております。今回の良かった点は、学校の先生ばかりではなくて、学生のボランティア、さらには地域の方々がそういう授業に、教えていただく、子ども達の学びの芽ということが非常に伸びているというふうに考えておりますし、まさに、やまびこと名前が響きあうという形でやったことが、子供たちが手を上げていろいろ自分の分からない点を教えてもらうと、そういうこ-47-とが非常に良かったのではないかなというふうに思っております。1番目の、最初の最後に言いましたけども、今回のことは、完全ではないというふうに我々も思っております。今後、創意工夫をしたり、さらに改善をしてやっていこうというふうに考えておりますので、そのことを再度申し上げまして、答弁とさせていただきたいと思います。

質問 9番 樋坂里子

今の、全体の取り組みの前向きなご答弁いただきましたので、今後とも、是非、一部でなくて、できれば全体の教育の向上の推進のための、そういう取り組みに計画を立てていっていただきたいと思います。よろしくお願いします。

出典:新十津川町議会 平成23年第3回定例会 2011年9月12日 議事録 PDF(46ページ) 間違いを知らせる