新得町議会 令和5年第1回定例会 2023年3月16日
新得町合同納骨塚設置に向けて、アンケート調査の実施を
2023年3月16日、新得町議会の一般質問で、青柳茂行議員が「新得町合同納骨塚設置に向けて、アンケート調査の実施を」について質問し、町長 浜田正利、町民課長 安達貴広が答弁しました。
- 質問者
- 青柳茂行 議員
- 答弁者
- 町長 浜田正利、町民課長 安達貴広
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の目次の表記です。
質問 青柳茂行
今回は新得町合同納骨塚設置に向けまして、アンケート調査の実施を求める質問を行いたいと思います。1.新得町合同納骨塚設置に向けて、アンケート調査の実施を合同納骨塚は、少子高齢化や核家族化が進んでいる中で、やむを得ない事情により墓の承継や維持管理が困難な方をはじめ、経済的に墓を建立することができない方等のため、複数の焼骨を一緒に納骨する合葬施設であります。合同納骨塚とは北海道で広く見られる納骨施設で、1988年に札幌市が作って以来、道内の各自治体も作るようになってきたといわれております。十勝管内では、帯広市が2015年に管内第1号として整備されています。2021年4月には池田町が開設し、音更町でも昨年10月に開設しております。芽室町におきましても現在、アンケート調査を行っていると伺っております。合同納骨塚を使用できるのは、基本的にはその自治体に住んでいる人ですが、現在は居住していなくても、過去に居住歴のある人や、親戚がいる人にも使用を認めている自治体もあり、実際には幅広く遺骨を受け入れているところが多いようであります。先日、池田町役場町民課に赴き、合同納骨塚設置に向けての経緯等の説明を受けてきましたが、まずは、町民アンケートの実施、次には、仏教界との意見交換会を何よりも重視したということであります。新得町民の中におきましても、合同納骨塚の設置を希望されている方々も少なからずおります。本町におきましても、合同納骨塚設置に向けて、まずは、町民アンケート調査の実施を検討していただきたく、町長の見解を伺いたいと思います。
答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)
青柳議員のご質問にお答えいたします。合同納骨塚の設置に関するご質問でありますが、この施設は墓地、埋葬等に関する法律第10条の規定などに基づき、設置運営ができる者は都道府県知事の許可のもと、宗教法人や公益法人、地方公共団体に限られるものとなっております。設置場所につきましては、納骨塚として屋外に設置する場合は、墓地として許可された区域以外に設置することはできないこととなっております。次に納骨の方法は、他の遺骨と一緒に合葬するもので、大きく2つの方法があり、骨つぼのまままとめて埋葬する形、2つ目に、焼骨を取り出し他者の遺骨と混ぜて埋葬する形になります。宗教法人や公益法人においては、2つの方法から選択し永代供養できるなど選択の幅もあると伺っておりますが、ご質問にありました市町村が設置した合同納骨塚では、十勝管内の3市町全てで、他者の遺骨を混ぜて埋葬する方法と伺っております。ご質問にありますように、やむを得ない事情でお墓の承継や維持が困難な方、お墓を建てることが大変な方が増えてくることも予想されますが、先祖の供養でありますので、永代供養を含めてご自身において行うことが基本と考えております。しかしながら、自分では墓じまいや永代供養の方法等について分からないなど、お困りな点やご不明なことがある場合につきましては、ご相談を受けますとともに適切な助言ができるよう、今後とも努めてまいりたいと考えております。その上で、町が設置する合同納骨塚に対する町民アンケートにつきましては、必要性を感じておりませんので行う予定はありません。[浜田正利町長 降壇]
質問 青柳茂行
先ほど申し上げたように、今回、池田町で令和2年に完成して、令和3年の4月から使用されているわけですけれども、池田町の設置に向けての経緯、若干、説明させていただきたいと思うんですけれども。まず、当初、平成24年の決算特別委員会で議員から共同墓の整備の考え方そのものについて、質問があったということであります。それから、平成28年に第3回定例議会一般質問におきましても、共同塚の建設に向けて取り組みを検討すべき時期ではないかというような質問もあったということであります。この質問を受けて、まず、第1回目のアンケートの実施を行っております。そのアンケートの対象者は、女性団体、母子寡婦会、それと、遊ゆう大学ですから、新得町で言えば恐らく寿教室のようなものではないかと思うんですけれども、合わせて130名の方にアンケートを第1回目、行っております。それと、翌年、平成29年でありますけれども、文教厚生常任委員会が所管事務調査として帯広市の合同納骨塚の合同調査を行ったと。第2回目のアンケートを同じく平成29年に行っております。これは18歳以上の町民1,000名を対象にして、無作為抽出という形でこのアンケート調査を行っているわけです。翌年になりますけれども、平成30年、文教厚生常任委員会が所管事務調査として町民アンケート調査の報告を行っております。そういう記録になっています。あと、この平成30年には町民の見学会の実施、これは帯広市の合同納骨塚に行って見学を行っております。あと、理事者への中間報告、それと、池田町でこの点について最も重要視したのが、町内の宗教団体との協議、町内の寺院住職との協議、これを何回か行っております。令和元年になりまして、文教厚生常任委員会の所管事務調査、これも合葬整備の考え方について行っておりまして、14団体が集まって281名参加のもとに町民説明会も行っております。この間、この間というよりもこの後、3回にわたって町内の寺院の住職の方々との協議を行っているということで、それを踏まえて担当の説明によりますと、町内の住職の方々の合意を得て工事に入ったというような経緯になっております。令和2年の12月に完成して、今現在、1,200体がその中に入るということになっているようでありますけれども、令和3年、令和4年でだいたい121体が合葬されているということであります。それで、この同趣旨の質問を令和元年の第4回の12月議会におきまして、柴田議員も同様の質問をしております。質問の中身を見ますと、最近は墓、遺骨を引き継ぐ親族がいなくて、墓を守ることができないので墓じまいをしたいが、このままだと放置される墓がさらに増える可能性がある。そこで、合葬墓の設置を検討してはという、そういう質問も行っておりますし、同年9月の決算特別委員会におきましても、湯浅真希議員が共同墓地について、無縁になっている墓の管理はどうするのかというような内容で質問を行っております。柴田議員への町長答弁でありますけれども、自分の責任で永代供養等をやるのが筋だというふうに答えております。あと、合葬墓の管理につきましては、新得の墓地が984区画のうち109区画、11パーセントが放置されていると。屈足の墓地については232区画のうち108区画、46パーセント、約半数が放置されているというふうに、このときの答弁の中身になっております。参考のためですけれども、この放置されている合わせて217区画になるのですが、これが現在、あれから約3年、4年越しでありますけれども、どのようになっているのかということをひとつお聞きしたいと思います。質問の本題に入るわけでありますけれども、今回の町長の答弁におきましては、柴田議員のときと全く同じ答弁です。自分の責任で見るのが当然だのような答弁でありましたけれども、今回の私の質問は、すぐ合葬塚をつくれということじゃないんですよね。まず町民の皆さんの意向調査といいますか、意識調査といいますか、そのためのアンケート調査をしてはどうかという提案であります。ですから、その提案を受けてどのように判断していくのかという筋道を立てていただいて、ぜひ考えていただきたいなと思うんですよね。ご自身の責任だという答弁なんですけれども、そのご自身といわれる方々がご健在のうちは先祖の供養とか、当然、いろいろ考える責任があると思うんですけれども、いざ自分の立場になって、この新得町内ではっきり言えば全く身寄りがない、跡継ぎもいない、その墓を守る人方もいない、もちろん納骨堂を守る方々もいないということになって、その合葬を求める方々というのは、本当にどうしようかと困っている方々の要望なんですよね。その辺、十分把握していただきたいなというふうに思っております。ですから、池田町の場合は町内の住職の方々のいろいろ意向もありますから、相当神経を払ってどうにか合意を得て設置の運びになったようでありますけれども、これはどこの町も恐らく共通した中身ではないかなと思うんです。ですから、まず、町民の方々の意向をやはり諮っていただきたいなというふうに思います。アンケートのほうも、やりませんと意外と簡単な答弁だったのですけれども、まずは結論を出すのが早いんじゃないかなと思うんです。ですから、その面でまずはひとつ努力していただいて、せめて町民のアンケート調査くらいやってはどうなのかなということであります。
答弁 町民課長 安達貴広
それでは、私のほうからは令和元年12月議会でご質問いただいた数の状況、それ以降の状況ということでお話しをさせていただきます。現在、新規で貸し付けしておりますのは新得墓地、屈足墓地2カ所になります。こちら両墓地を合わせて、当時、元年のときに柴田議員に答弁させていただいている数字から比較させていただきますが、当時、1,015区画と答弁させていただいておりますが、現在貸し付けしている区画が938区画となっております。この貸し付けのうち、承継がなされておらず承継先が不明という区画でございますけれども、当時、答弁で217区画ありますということでお話ししておりますが、現在は174区画まで減少しているところでございます。内訳につきましては、建立済みが139区画、未建立が35区画となってございます。両墓地合わせて承継先調査、令和2年度から本格的に調査し、確認できたところにつきましては、どんどん連絡を取っていっておりまして、その成果がある程度出ているかなというところでございまして、今後とも承継調査につきましては継続して、さまざまな点から承継者の方を探して連絡を取って、承継先不明墓の解消に努めてまいりたいと思います。私からは以上です。
答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)
アンケートの話に戻ります。まず、先ほど言ったように、基本的に個人でやるものはきちんと整理しなくてはダメだと思っている、私は。その上で、お寺さんがいるならお寺さんにも相談をする。宗教法人の方も含めていろんな方とやっている人、そういう人たちにきちんと相談をしていただいた上で、そういう宗教界を含めてやはり現状の認識としてわれわれだけでは手に負えないとか、行政が関わるべきだとか、私は順番が逆だと思う。先に行政がアンケート、内容、どんな内容にするか私、想像もつかないけれども、混乱するだけだと思います。よって、私は、今は必要性はないと、そういう立場で答弁させていただきました。
質問 青柳茂行
これまで、この場所で何度か質問して、だいたい町長の答弁は前向きな答弁をこれまでいただいていたと、自分では思っているんですよね。今回、この件につきましては、相当消極的な答弁ではないかなというふうに思っています。私はこの点につきましても、やはり行政の姿勢といいますか、なかんずく町長の町民に対する姿勢をこの件につきましても、ぜひ見せてほしいなというふうに思います。今、放置されている墓につきましても、柴田議員のときよりは三十数カ所くらい減っていて、町の努力の跡は当然見られます。だから、基本的にこれからも続くだろうと思うんですけれども、後継者がいなくなると、親族がいなくなると、こういう問題というのは、さらに深刻になってくると思うんですよね。実際、私自身がこの件について相談を受けた件なんですけれども、実際にはこの新得町にはお寺がないんです。他町にお寺があって、自分自身ははっきり言って身寄りがないということなんです。それで、合葬が一番いいというようなことで、この話に及んでいると。もうひとかたいるんです。やはり本州から北海道に渡ってきて、家族も今、誰もいないと。ですから、墓をつくるにしても、墓を守る人がいないわけですから、当然、合葬が望まれているということなんです。ですから、意向調査というのはそのためにやっていただきたいということなんです。実態をつかまないと、調査をやって町民の皆さんがそれは必要ありませんという結果が出たら、それは別に合葬塚をつくる必要がなくなるのかもしれませんけれども、ほかの町のように進んでいるところは、実際に合葬塚を建立するところまで至っている、そういう町もあちこちあるわけです。まねをするというわけではないんです。だいたいほかのどこの町も少子高齢化によって、はっきり言えば後継者がいない、親族もいない、こういう状態というのはどこの町にも共通する課題ではないかなというふうに思うんです。その点も含めて、まずはアンケート調査、実態調査といいますか、意識調査といいますか、そういうことをまずやってみてはどうなのかなということであります。少なくとも、柴田議員、湯浅議員、私自身も含めて3人の議員が同じような質問をしているわけですから、根底には、恐らくその合葬塚というものを望んでいる方々というのは相当いるんじゃないかなと思うんです。その点、十分把握していただいて、その点もお願いしまして、町長のご見解を伺いたいなと思います。
答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)
私もいろんな方といろんなお話しをさせていただく。身寄りのいない方の話も伺う。でも、自分の責任において、私の今生きている間にきちんとするという人もたくさんいる。永代供養をやられた方もいる。それぞれ今、持っているものは基本的に今の方たち、きちんと整理までしてもらわなければならないと、これが私、基本だと思う。その次に合同納骨堂、合同壕(ごう)も含めて、担当とのやり取りの中で制度そのものはわれわれ否定していないんです。では、どんなときにそれが行政として町民の方々に明らかにした上で、場合によってはやるというのは、それはアンケートでは私、ないような気がする。今日、多数決みたく取って、もしかしたらたくさんいるかもしれない。場合によってはいないかもしれない。でも、それはわれわれ将来のことを考えたときに、どこかでやはり決断をしなくてはならないこともあるかもしれない。それは意向調査とは関係なくやらざるを得ないときもあるかもしれない。よって、私は今回はそういう雰囲気にはないから、アンケートは私は必要ないのではないかという、そういう立場で答弁させてもらっている。それからもう1つ言っておきます。町内でも、固有名詞を言ったらまずいかもしれないですけれども、例えば厚生協会わかふじ寮はそうなんですけれども、ろうあの方々を預かって、ついのすみかとして生活をしてきて、その結果、その人たちの後どうするかといったら、やはりきちんと施設のほうでやっている事例もあるんです。それはそれで自らが善意でやられている。今度、われわれ行政が何を基にしてやるのか、きちんと宗教界といいましょうか、そういった方たちとも十分われわれ議論していかないと、単純に今、アンケートを取りました、こうなりましたと、そんな単純なものでは私はないと思う。よって、今、私、やる必要はないと。もうちょっとわれわれも含めて勉強したほうがいいということで、今は必要がないという答弁であります。以上であります。[青柳茂行議員 降壇]