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新得町議会 令和4年第3回定例会 2022年9月20日

駅前周辺再整備に合わせて地下避難所(シェルター)の設置を

2022年9月20日、新得町議会の一般質問で、菊地康雄議員が「駅前周辺再整備に合わせて地下避難所(シェルター)の設置を」について質問し、町長 浜田正利が答弁しました。

質問者
菊地康雄 議員
答弁者
町長 浜田正利

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は会議録の目次の表記です。

質問 菊地康雄

それでは、私は駅前周辺再整備に合わせて地下避難所、俗に言うシェルターの設置をお願いしたいということで質問、提言をさせていただきたいと思います。この前、青柳議員が質問いたしました自然災害に対しては対策がある程度行き届いておりますよね。定期的に訪れる災害ですので、ある程度対策が行き届き、一定の保険が掛けられているというふうに思います。しかし、人災に対しても、町民の安心安全のための、同じように保険を掛ける必要性というものを特に最近感じております。それで質問したいと思うのですが、国と国との人災というところの国防の問題に偏りますので、国防の問題に偏りすぎると質問の範ちゅうを超えてしまいますので、この問題を身近な角度から質問、提言をしていきたいと思います。1.駅前周辺再整備に合わせて地下避難所(シェルター)の設置を浜田町政1期目の折り返しの平成19年3月、国民保護法に沿って新得町国民保護計画が策定されました。この計画では、武力攻撃事態および緊急対処事態というものが対象となっております。昨今、台湾有事における日本へのしわ寄せ、影響と北朝鮮や中国の日本EEZ、経済水域でしたか、この範囲内にミサイル発射実験が行われ、それから新たにロシアのウクライナ侵攻から北方領土や日本海での合同軍事訓練を見るにつけ、私たちはただそれを傍観していてよいのかというふうに思っております。私が一番心配なのは、ロシアの議員さんの中に、北海道はロシアがその権利を持っているという発言がございました。過去も含めて北方領土の現状がその元になっている発言だったと思います。日本国の憲法第9条の条文の中に国の平和を維持している、憲法第9条が日本の国の平和を維持しているのだという声をよく聞きますが、近隣の国の動きを見ていると、その印籠的な効果は今まさに信じがたい現状であるというふうに思います。ほかの国から日本の平和ボケがやゆされておりますが、命を守るシェルターの整備状況を比べてみても、全く反論できる状態ではないにもかかわらず、国はJアラートのように退避信号を常に発信しております。先の大戦中、新得の駅前には列車への攻撃に備えて防空退避壕(ごう)が設置されていたという記録がございます。今の周辺国の動きから、その状況の再来は杞憂(きゆう)であってほしいとつくづく思っております。現在、札幌駅周辺の再開発が行われていて、地下街をシェルターにする計画があるというふうにお聞きしております。それも含めて、現在、計画中の新得町の駅前再整備案件の成否が議論されておりますが、水に一番強い場所でもあり、計画されている建物に命を守る地下避難所という新たな役割を持たせることに時代の必然性はないでありましょうか。このきな臭い時代を見越し、ほかの町に先駆けてシェルター設置という国民保護法に準じたものになるのではないかと考えておりますが、町民の安心安全を守る為政者としての町長の見解をお伺いいたします。

答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)

菊地議員のご質問にお答えいたします。町では、武力攻撃等の有事における住民の保護措置として、平成19年3月に武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律、いわゆる国民保護法の第35条に基づき、国民の保護に関する計画の趣旨・構成等を定めた新得町国民保護計画を策定いたしました。これは、住民の生命、身体および財産を保護する責務に鑑み、町の責務を明らかにするとともに、国民の保護のための措置を的確かつ迅速に実施することを定めたものであります。計画の中におきましては、弾道ミサイル攻撃がされた際の対処として、住民は屋内に避難することを基本とし、できるだけ近くのコンクリート造りなどの堅牢(けんろう)な施設や地下室へ避難することとしております。その上で、ご提案のありました駅前整備に合わせた地下避難所の設置についてでありますが、これまで駅前再整備の施設につきましては、駅前周辺再整備推進組織委員からの提案やパブリックコメント、各団体等の意見交換などで議論を重ね、また、運営予定者側とも相談しながら、多くの町民の皆さまをはじめ、観光客の皆さまにも利用していただける施設を目指して検討をしてまいりました。その結果、宿泊温浴施設やイベントスペースなどあらゆる施設を複合的に利用して、地域住民が訪れやすい駅前とすることを目指しているほか、防災機能といたしましては、木造で計画している複合施設の2階に多目的スペースを設置することとしており、自然災害時の観光客やJR利用者などの一時避難スペースとして利用を考えております。また、鉄筋コンクリート造りで計画している宿泊温浴施設は、平成28年の豪雨災害による断水の経験から、入浴と洗濯問題を解決できるよう、コインランドリーを備える予定としており、長期避難生活に対応できる施設としての指定を考えております。次、具体的にありました地下避難所の必要性につきましては、国家の防衛の問題であるミサイル攻撃等に対する施策に対しての国の明確な方針が示されていないことや、現状での多額の費用をかけての駅前整備における地下避難所を設置する考えは持っておりませんが、今後、国、都道府県、市町村それぞれの役割の中で必要性の議論が深まった際には検討してまいりたいというふうに思っております。以上であります。[浜田正利町長 降壇]

質問 菊地康雄

町長自身の地下避難所に対する理解というのは、財源も含めてある程度必要性を理解していただいているのかなという感じは伝わってきます。それをいかに具体的に行うかということが問題なんですけれども。4日前の新聞に、日本政府は台湾有事に備えて西南諸島に避難シェルターの整備を検討しているという記事が載りました。台湾有事というのは、隣国の台湾政策、それから、台湾海峡における軍事行動などによって、十分予想されていたことですが、それに対して、政府の重い腰がやっと具体的な方向に動き出したかなというふうに、この記事を見て思いましたが、よく読むと今後数年をかけて検討という落ちがついておりました。政府は日本全土にシェルターを整備した際の総計費用を試算したそうでありますが、当然、常識的に考えてもその高額化は避けられないので、優先順位をつける方向ということでその優先順位に対して今回、台湾に一番近い先島諸島を含む西南諸島に、その避難シェルターの整備の検討を始めたのかなというふうに思っております。先島諸島の町内会、いくつかの島、市町村あるのですけれども、町内会の人たちが集まって、その代表は有事の際の住民の避難支援、シェルターの整備を沖縄県に要請をしたようであります。具体的にここまでの動きが南のほうではなっているということです。現在のロシアの動きを見ていますと、台湾有事の次は北方有事の可能性が高いのかなという気がいたします。今回の質問で、私が求める最優先事項は多くの町民の理解を得るべく、駅前の再整備に大きな付加価値をつけることであります。そのために、南方の有事に対する国の動きに合わせていの一番に国民保護、つまり町民保護の対応策の充実に対する補助を国に要請をする、時宜にあったよい機会であるというふうに確信しておりますので、いま一度町長の町民保護に対する心意気をお伺いしたいと思います。

答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)

お答えさせていただきます。危機感を持って次、どうしていくかということは、本当に大切なことだというふうに思っています。その上で、私自身のことでありますが、ある意味、平和ボケの中で育ってきたというふうに思っておりまして、新得においては、日本においてはと言ったほうがいいのかもしれませんけれども、少なくとも自分の周りにおいてはそんなことはないという、そういう気持ちから、最近ある程度、次のことはあるのかもしれないなという、そういう気持ちにはだんだんだんだん変化をしてきています。その上で、今の段階で私が言えるのは、失礼な言い方かもしれないけれども、私はもう今は逃げるしかないというのが率直な思いでありまして、どこに逃げるかという議論もあるんですけれども、その辺、まだ整理がつかない部分もあるんですけれども、やはり国防の重要性を含め、それはいろんな意味で議論を深めていただくというのは、逆を言えばありがたいことだし、町長としても当然考えていかなくてはならないことだというのをあらためて今回お話しをいただいて、認識をしたところであります。その上で、次どうするかですけれども、駅前の再整備の付加価値というのはこれはこれで1つの切り口としては面白いのかなと思っていますけれども、先ほど1回目の答弁で話したとおり、やはりわれわれ市町村は国の基本的な考え方、そして、やはり都道府県の考え方、それが十分にわれわれのほうに伝えていただいた上できちんと深掘りをした中で、次の一手というのを考えていかなくてはならないかなというふうに思っていますので、議論の切り口の1つとしては十分私も理解しましたけれども、では、それが整備につながるかといったら、申し訳ないけれども、今回は別な問題というふうに答弁を終わらせていただきたいなと思っています。以上であります。

質問 菊地康雄

具体的なことというよりも、気持ちは伝わってくるんですけれども、では、その次にどうしようかというところにもう一歩踏み込んでいただきたいなという気がいたします。新得町の近隣の町を見てみますと、再生可能エネルギーを使うことに対する新しい取り組み、従前から進めていて、国を動かしている。十勝管内にもそういう町がいくつもあるんですよね。今の町長の話を聞いていると、どこかが取り組めばそれのまねをしてやろうかと、先例のないことには取り組まないというふうに聞こえるのですけれども、すごく今回新しい取り組みをするいい機会だと思うんですよね。ひしひしと迫ってきていることは町長も感じておられるわけですから、実際にロシアのウクライナ侵攻を見ても、私はあっという間に終わると思っていました。世界中がウクライナを応援しているわけですし、終わると思ったけれども、やはり攻撃する側にも意地があるんです。そして、意地の影にどうするかというと、ボタンに手が半分かかっているという報道もございます。人災ですから、いつどうなるかは分からない。そのために町民の安心安全を守るものとして保険を掛けるということで、自然災害と同じように人災もひしひしと迫っているということで、私は一歩前に考え方を進めていただきたいなというふうに思います。よくシェルターを作るときには、町民全部が入れるところなんか作れるわけがないじゃないかというのですけれども、シェルターというのはそういうものです。山に逃げる人もいるだろうし、近くの建物の影に隠れる人もいるだろうし、実際にそういうことになるか分かりませんけれども。私の家族も戦争で戦死している者もいるし、実際に戦争を経験している家族もおります。いつも話を聞いておりました。まさかそれが自分が生きているうちにそういう状況がもしかしてくるのかなというふうに、今までは考えていなかったけれども、状況が変わってきていますよね。大いに変わってきていると思います、この1年で。1年たちません。よく、先ほども平和ボケという話をしましたけれども、戦後77年の中で日本は戦争がなかった。朝鮮戦争はありましたけれども、その後は戦争がなかった。直接関わる戦争はなかった。だから、世界に戦争なんてないだろうというふうに日本人は思っているとよく言われるそうですけれども、実際、この77年間の中で世界中いろんなところで今でもドンパチやっていますよね。平和なのは日本だけだという話も聞きます。そういう現実の中で、もう一度町長にぜひ考えていただきたい。先例のないことをやるということを考えていただきたい。一歩前進していただきたい。確かに、100パーセント補助がつけば誰でもやります。そして、手の届かないような大きなことをすれと言っているわけではありません。今後、世界の常識として日本でもシェルターの必要性が南のほうからだんだんと北に上がるというよりも、南の次は北というふうに周辺のほうから必要性がたぶん叫ばれてくると思います。特に新得は、隣に自衛隊の駐屯地があり、過去には北方領土側から侵攻があれば、狩勝峠がそれを食い止める最前線というふうに聞いたことがあります。今後、国際情勢が変化すれば有事が起こる可能性が高いとして、今現在、北海道の中でも戦車部隊の訓練、現実に行われています。そこで、より身近な問題、そして、ほかの町村がまだ取り組んでいない新しい一歩先んじた取り組みとして、公共浴場の地下空間だけでも新築に合わせて作っておけばシェルターとしてすぐ整備対応は簡単になるというふうに思います。災害対応もできる施設であるし、先ほどの町長の答弁の中にも、温浴施設で断水の経験から入浴とか洗濯の問題とか、対応できる施設であるというふうに言っておりました。これは自然災害対応です。そして、物販の2階は木造ですし、当然、多目的スペースをそれに使うということは、これは必要不可欠なものだと思いますけれども、建物を造るときには土台を作るわけですから、その土台を1階分だけ深く掘っていけばいいだけじゃないでしょうか。新しい施設を造れと言っているわけではなくて、そこに新たな付加価値を、ほかの町ではまだ取り組んでいない新たな付加価値をつけることで、その建物が私は生きるのかなというふうに思います。皆さんご承知のように、あそこの駅前の施設で温浴施設ができる駐車場は駅の建物から一段低いですよね。1メートル以上低いと思います。掘らなくても1メートル稼げるんです。だから、そういう意味で、今すぐにシェルターとしての整備ができなくても、まずはその空間だけ作っておく分には、そんなに大きな金額もかからないだろうし、それをシェルターとするために国に新しい補助を要請してくださいと、新しい取り組みをしてください、一歩前進してください、ほかの町の模範になってくださいという、そういうお願いをしていることなので、町として、そういう率先した姿勢を見せることが町民の安心安全のために今、いい機会だと思います。必要だと思うんですけれども、町長の二歩くらい前進した話を聞かせていただきたいと思います。

答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)

菊地議員のこの国防という切り口の中での熱い思い、分かりました。先ほどもお話ししたんですけれども、自分自身も平和ボケの中で育って、あり得ないから、いや、あり得るのかもしれないと、だんだん変化は間違いなくしてきています。しかし、そのことが、では、具体的な提案のあったその地下空間に行き着くかといったら申し訳ないですけれども、今の段階、まだ行き着いていっていないのが正直なところなんですけれども、いずれにしても、付加価値という中で町民の方々の理解も含めて、どういうことが考えられるのかはよく内部でももう1回もみますが、結果として答えられるかどうか、難しい部分もあるんですけれども。いずれにしても、この自治体の役割は本当に今までと私、変わってきているかなという、そういう認識だけ今、持っています。その結果、やはり今回の来年度以降の国の予算というのを今、実際、私、注目しているんですけれども、そういった中で国防の問題がどういうふうに国会も含めて議論されていくのか、これも見ていきたいなというのが今の正直なところでありまして、若干回りくどい話になりましたけれども、菊地議員の思いというのは十分分かりましたので、次どうするかまで今、答弁しきれませんけれども、よく考えていきたいなというふうに思っています。以上であります。[菊地康雄議員 降壇]

出典:新得町議会 令和4年第3回定例会 2022年9月20日 議事録 PDF(37ページ) 間違いを知らせる