新得町議会 令和4年第1回定例会 2022年3月11日
駅前周辺再整備基本構想について
2022年3月11日、新得町議会の一般質問で、森本洋子議員が「駅前周辺再整備基本構想について」質問し、町長 浜田正利が答弁しました。
- 質問者
- 森本洋子 議員
- 答弁者
- 町長 浜田正利
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の目次の表記です。
質問 森本洋子
それでは、私も1項目、質問させていただきます。駅前周辺再整備基本構想についてであります。1.駅前周辺再整備基本構想について平成23年に長野議員が「駅前ロータリーの改修を」と、一般質問をしてから10年が過ぎました。私はあの逆走車の多く、分かりづらいロータリーの改修は絶対に必要であると感じていましたので、たいへん期待していたところであります。その後、「駅前周辺再整備推進組織」を立ち上げられ、令和元年、新聞によって基本構想案が報道され、町民の知るところとなり、令和2年5月発行の新得町広報紙では、基本構想の概要版が掲載されました。この間、議員協議会等で議論させていただいているところですが、発表されている基本構想では、ロータリーでの逆走車防止の解決になるのかが疑問であり、バス発着場を含む全体を交互通行にすることができない理由を説明していただきたいと思います。また、昨年10月には宿泊業者との意見交換の会議があったと聞いていますが、ホテルがこの再整備の中でなぜ必要なのかも理解しがたいところであります。複合施設や宿泊温浴施設等合わせて、現在の進捗(しんちょく)状況をお聞かせください。
答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)
森本議員のご質問にお答えいたします駅前ロータリーの改修に至った経緯でありますが、ご質問にありますように、以前より、観光客の方々を含め、ロータリーの出口から誤侵入をすることに対して、安全性を確保するための早期対策の要望が町民や交通事業者から寄せられております。ロータリーの定義といたしましては、交通整理のための円形地帯をいい、また、道路交通法では、円形交差点について、「車両の通行の用に供する部分が環状の交差点であって、道路標識などにより車両が当該部分を右回りに通行すべきことが指定されているもの」とされております。また、駅前広場造成にあたっては、都市計画法の規定により、知事や鉄道施設管理者との協議が必要となっているほか、公共交通や一般車両が進入するため、公安委員会または警察とも協議が必要となっております。さらに、国土交通省監修の駅前広場計画指針、それに準拠した北海道の都市整備事業実務要領によって、駅前広場内の車道は、右回りの一方通行を原則とすること、駅前広場に接続する道路の出入口は少なくし、交通動線の交差や合流をなくすことが望ましいこと、交通動線の単純化と円滑化、人と車の動線の分離などに留意することのほか、さまざまな安全性を担保するための基準が定められていることから、ご質問にあるロータリー全体を交互通行にという要望には応えることができなかったものであります。なお、議員が懸念されますように、逆走車を防止するため、整備にあたってはより利用者に分かりやすい標識等の設置など、安全対策に十分配慮した整備を進めてまいります。2点目のホテルの整備の必要性についてでありますが、平成30年に商工会から提案のあった「駅前周辺整備活性化事業報告」において、駅前温泉を移転しホテルを併設することにより集客性が上がり、駅前のにぎわいが創出されると提案されており、それを受けて立ち上げた「駅前周辺再整備推進組織」で議論を重ねた結果として、宿泊先の選択肢を増やし、ビジネス客などに町内に滞在してもらい、駅前を含めた町のにぎわいを取り戻すことを目的に整備をするものであります。複合施設や宿泊温浴施設等を合わせた現在の進捗(しんちょく)状況につきましては、両施設合わせた施設全体を指定管理者制度によって商工会が主体のまちづくり会社に運営を任せることを想定し、運営しやすいよう建物内部の配置や機能などについて商工会からの要望を取り入れながら、今年度の概略設計を進めてきたところであります。また、商工会と町で協議をしながら施設全体の収支を試算し、施設における収益が出ない公共的な部分の維持管理に係る費用見込額を指定管理料として町が負担することを協議しているところであります。以上であります。[浜田正利町長 降壇]
質問 森本洋子
ありがとうございます。まず、駅前のロータリーについてでありますが、私は駅前マルシェのイベントに参加したり、今は無き玉川菓子店さんの店舗を借りて、駅周辺の様子を見たりしてきていました。1日に何台もの逆走車を見かけました。特にテレビドラマ「なつぞら」を放映していたときは、私がいた時間だけでも1日20台くらいに及びました。そのたびに指で逆を指示したり、タクシーによってクラクションを鳴らされたりする、そういう現場を目の当たりにしてまいりました。スピードを出して走行するようなところではないので、大きな事故に結びつくようなことは起きてはいないと思いますが、十勝の西の入口で特急が全て停車するということもあり、十勝管内の駅の中ではバスの発着が多いところでもあります。運転者の判断を惑わさない道路づくりが必要だと思います。ロータリーの定義を私も調べてみますと、お答えにあるように、交通整理のための円形地帯となっています。円形地帯という点では、私は逆に今の現状をロータリーというふうに言葉として使うのかどうか。ただの一方通行の道路と捉えて考えて、私は単純に両方向にならないかと、頭が悪いのでその程度の知識しかありませんでした。今まで委員会などでも質問をしてまいりました。しかし、今回、このたびの駅前再整備をするにあたって、警察、北海道などの関係機関との協議により、双方向はできないという整備計画になったということであります。残念ながら、私の思いは届かなかったようでありますけれども、これである意味、本当の意味でのロータリーになるのかなと、そのように理解するようにしました。先に述べましたように、不都合のないような整備をしていただきたいと思います。特に標識はもちろん、冬になると消えてしまう道路の上の白線、それから、雪が解けた後も、その白線が消えてしまったりとか、そのような分かりにくい状況をつくらずに、分かりやすい整備をお願いしたいと思います。そして、駅前再整備に計画されていますホテルに関してでありますが、お答えの中に、宿泊先の選択肢を増やし、ビジネス客など町内に滞在してもらい、駅前を含めた町のにぎわいを取り戻すことを目的に整備するものでありますと言われました。昨年10月に宿泊業者との意見交換会が町主導のもと行われております。そのときの会議録を見せていただきました。ある人は、「30室も整備されたら、私たちはやっていけない」、また、別な方は、「昔は観光客がたくさんいたが、今は全くいない。ビジネス客を入れないとやっていけない。われわれとのすみ分けはできない」、また、別な方は、「町ににぎわいをと言うが、新得らしさは、売りは何なのか」、当日参加されなかった方で、事前に報告していた方の意見には、「駅前再整備に反対はないが、今さらホテルですか。空き家などを活用して、もっと地域で活性化できることがあると思う」と述べられております。今、宿泊業界は必死に生きています。過去に私の家の近くに日帰り入浴温泉施設を持つ宿がありました。そちらのオーナーから、「レイクインができてお客がかなり減った」と聞かされたことがありました。案の定、その施設は少しして日帰り入浴をやめました。そして廃業です。自由競争の時代だからそれぞれが営業活動に力を入れるのは当たり前です。みんなそんなことは分かっています。私は、町や商工会がハードをそろえて、民業を圧迫するようなことには反対です。宿泊業の方々との意見交換会の中、町の回答で、「町の宿泊施設については、さまざまな議論を積み重ねてきて、ここまで検討してきた。いらないから造りませんとはならない」と言っています。その理由は何なのか、教えてください。また、宿泊施設と連携して、皆さんと事業を進めていきたいと言っております。どのような連携で事業をお考えなのか、教えてください。これが2回目の質問とさせていただきます。
答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)
お答えいたします。まず、道路の問題については理解が得られたというふうに思っています。一般論ですけれども、われわれ道路管理者はやはり、安全というものは最大限対応していかなくてはならないので、いろんな懸念があれば、その懸念にやはりきちんと対応をこれからもしていきたいなというふうに思っています。その次2点目、宿泊施設の問題なんですけれども、私もいろんな方と話をさせていただきました。その中の1つに、コロナ前ですけれども、やはりわれわれの仕事上、お付き合いの中で新得に来ていただいて会食をすると。コロナが始まっても少人数でやることもあるので、やはり宿泊について、どうしても自分たち新得に泊まりたくても泊まれないと、そういう声が結構多い。結果的にどこに行くかというと、帯広に帰る。そういう方たちの声、要するに、少しでもお客さんを新得町にとどめて、周辺のいろんな意味での消費に寄与していただきたいという、そういう選択肢を今、われわれ出している。その選択肢を出した結果、議員が指摘されるのは、民業他の方への圧迫というふうに言われました。私、実を言うと、旅館をやっていた方とお話ししたことがありまして、その方は、町長、それは気にしなくていいと。われわれのお客さんときっと駅前でやろうとするお客さんは客層はほとんど違うと。そういう話もいただきました。ああそうですかということで、この方、数が少ないので、ほかの方とはやっていないんですけれども、そういうお話しもいただいて、それであれば、やはり選択肢の1つとして多く増やしていくというのは、これはこれで私はいいことだなというふうに思っています。あと、問題は、業ですから、業の中で町の税金をどうするかと、これはトムラウシの問題とある意味共通してくる部分もあるんですけれども、そういったことをやはり当然整理していかなくてはならないなというふうに思っています。それからもう1つ、公衆浴場がある。それぞれの家庭で、自分の家でお風呂を持ってきていますので、公衆浴場の存在というのは昔ほどないという、そういうふうに考えている方も、私、何回か、意見交換をさせていただいたことがある。しかし、現実に公衆浴場として利用されている方がいるのも現実。それから、わざわざ新得のあのところに来て、お風呂に入って、帰る方もいらっしゃる。あとは、公衆浴場という名前のもとにどこまで行政として対応していくか、それがもう1つのポイントなのかなと思っていますので、それらを合わせて、公衆浴場の機能としての存在と、その上で選択肢を増やすホテルとしての存在、これらを併せ持って駅前のにぎわいをわれわれは努力をしていくと、そういう選択肢をお示しさせていただいて、あとは賛成する方、反対する方、それぞれを含めて、議会の判断というのはどういうものなのかというのが、われわれに今度、課せられた次の課題かなというふうに思っています。以上です。
質問 森本洋子
ありがとうございます。町長はかなり前向きなお考えであるというふうに認識をいたしました。先の意見交換会の中でありますけれども、指定管理者の中には地元の宿泊業者は参入できるのかと聞いていらっしゃる方もいました。それはできないというふうに町のほうでは答えられております。初めの回答の中には、平成30年に商工会からホテルをとの提案があったとありました。その後、何度も商工会という言葉もお聞きしておりますが、私も数人の商工会の会員の方にどのようなお考えか、聞いてみました。ある方は、役場が建てるから商工会がやるようになったというふうに解釈をしている。またある方は、この先どの宿も後継者がいなくなって、宿が足りなくなるからと聞いていると言われていました。新得町には移住をしてきて個性的な宿を営んでいる方がたくさんおります。先ほど、町長もいろいろおっしゃっていましたけれども、選択肢として言うのであれば、やはりいろんな個性の中から選ばれて宿泊者というのは行くわけですから、その辺は宿泊を本当にやっていらっしゃる方は努力しているわけなんですよね。ただ、その宿をされている方々が民業圧迫、先ほども言いましたけれども、ビジネス客がいないとやっていけない、そういう方もいらっしゃいました。民業圧迫や仮に後継者不足に陥ったときに、越中屋旅館さんのように町が買っていただけるのかというお話しもあります。町長は以前、議員協議会の中でほかのホテルや旅館のこともちゃんと考えているからと私の質問にお答えをいただきました。そのちゃんと考えていらっしゃる町長のお考えというのはどのようなお考えなのか、もう一度、聞かせてください。商工会の会員の方に聞くと、町が建てるからと言うし、町の担当者に聞くと、商工会がやるからだと言う。別組織を作っていくとはいえ、運営するのは商工会の方々です。商工会の基本原則は営利を目的としない、特定の個人や団体の利益のために活動しないとあります。この意見交換会から4カ月がたちました。その後、意見交換会は行われていますか。この意見交換会の中で、やはり議論をたくさん重ねていかないといけないと、観光協会の会長がおっしゃっておりました。わが町で頑張って営業されている宿泊業の方々が不安にならないよう、誠意を持って対処していただきたいと思います。防災を目的に建てるということであれば、今、営業されている宿泊業者の方々と協定を結ぶのがよろしいのではないでしょうか。私はホテルよりも、青柳議員が前回一般質問した高齢者長屋のほうがいいのではないかと、個人的には思っております。駅前再整備において、いろいろな関係機関に確認しながら進めているとおっしゃっていました。宿泊業もそこに早い段階で入れるべきだったと思います。くれぐれも町民が不安にならないように、宿泊業者の人たちが元気に営業活動ができるように、このホテルがもしできるということであれば、その人たちがより一層、新得町の発展に努めていただかなければならないと、私は願っています。そこで最後に、町長のお答えをお願いします。それで質問を終わります。
答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)
願いという意味でいくと、私は共存共栄ですから、そのために何がどうできるのか、想像つかない部分もあるんですけれども、既存の人たちは頑張っていると私は十分認識していますから、そういった中において、例えば、コロナだからということで宿泊の助成だとか、いろいろやってきています。これからもコロナが落ち着いた段階でどういうことが需要を喚起する中で何ができるかというのは当然、努力をしていかなくてはならないなというふうに思っています。それで、個別のものがあったのですけれども、どうも聞いていると、商工会の話と役場の話と、それぞれ違うんじゃないかなという、今、そんな印象を持っていたんですけれども、われわれ最近、細かな話をしていないですけれども、ともに町内の経済も含めて、どう盛り上げるかという、その方法論なんですよね。その方法論の中に、われわれ行政がやれるのは、例えばインフラ。しかし、その運営をするのは商工会と、その商工会がふさわしいかどうかはまた、もしかしたら別な議論があるのかもしれませんけれども、そういう中で今、担当のほうで努力してもらっているというふうに思っていまして、もし、かみ合わない点があれば、それはそれで私もある意味、最後の責任者ですから、そういった意味で対応していきたいなと思っています。それからもう1つ、商工会が営利をしてはならないというのは、私もそれは知っています。ただし私、1回、札幌の商工会の本部に聞いたことがあるんです。そのきっかけは何かといったら、賃貸住宅を念頭に置いて、町内に労働者の方々が働いていらっしゃるけれども、住宅が不足しているけれども、その不足しているのに対応するのに、自ら商工会がこれから生きていくためにやったらどうでしょうかという、それを私、直接聞いたことがあるんですけれども、それは営利企業でも何でもないと。一見営利だけれども、そういったことをやられても問題ないというふうに私、聞いて、その上で1回、商工会とやり取りしたことがあるので、営利というそこの切り口だけで議論されると、違う部分が私、出てくるかなと思って、あえて言います。それから、協定の締結、意味がいまいち分からないので、ぜひ、もっと具体的なことを言っていただければ、対応するものについては考えていきたいなと思っています。それから今、高齢者の長屋の話ありました。これは長野議員も言われましたし、青柳議員も、それは私、何回も言っているけれども、頭に入れています。それが今の場所にふさわしいかどうかというのは別な議論だというふうに今、思っていまして、順番に今、物事を整理していっているのですけれども、その整理した中に、個人的にやはり高齢者のそういう方たちの居住スペースというのは、私は必要性は町の中にもあるんじゃないかなという、そんな認識はありますので、場所は別にして、それはそれで十分、考えていきたいなと思っています。その上で戻りますけれども、何回も言うように、われわれやはり説明責任というのも当然あるので、これからも不安のある方含めて、必要があれば説明もしていくし、何回も言うけれども、最後はやはり選択肢の問題で、より町内の全体の中で一緒になって盛り上げられる、そういう雰囲気をつくっていただければ、私はありがたいなというふうに思っていまして、決して敵ではないといいましょうか、その辺だけあらためて答弁させていただきたいなと思っています。以上であります。[森本洋子議員 降壇]