新得町議会 令和3年第1回定例会 2021年3月11日
トムラウシ温泉東大雪荘健全経営と運営の抜本的改革を
2021年3月11日、新得町議会の一般質問で、長野章議員が「トムラウシ温泉東大雪荘健全経営と運営の抜本的改革を」について質問し、町長 浜田正利が答弁しました。
- 質問者
- 長野章 議員
- 答弁者
- 町長 浜田正利
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 長野章
2項目目にいきたいと思います。トムラウシ温泉東大雪荘健全経営と運営の抜本的改革をということで、質問したいと思います。2.トムラウシ温泉東大雪荘健全経営と運営の抜本的改革を2012年9月と2013年6月に、トムラウシ温泉の経営改善と運営の改革について、町長と議論させていただきました。その後、トムラウシ山での事故、気象により道路の通行が不通になるなど、数々の要因があり、経営はあまり良いとは言えない状況下だと思います。現体制の中で、経費の削減などに取り組まれ、健全経営に向けて努力していると伺っておりますし、指定管理の指定も、状況把握の上から1年間の指定とも伺っております。しかし、もう一歩前に出た経営形態の見直しについては、町が100パーセント出資の会社が指定管理を受託していることから、会社組織について意見を述べることができないかもしれませんが、組織改革について検討する時期にきているのではないかと思いますが、検討の余地はありませんか、お伺いしたいと思います。
答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)
長野議員のご質問にお答えいたします。トムラウシ温泉東大雪荘を指定管理者により管理・運営しております株式会社新得観光振興公社の経営については、秘湯ブームや平成6年の改築オープン人気から2万人を超える宿泊者数、約2億5,000万円の売上高がありましたが、その後、旅行形態の変化やトムラウシ山の遭難事故、大雨災害などから、平成19年度以降、13期連続経常損失となっており、令和元年度の決算においては、ピーク時から比べて約40パーセントまで減少しております。令和元年度より、総支配人を配置し、組織の体制強化を図り、大手総合アウトドアメーカー商品とのコラボTシャツや運動機器の設置のほか、ライブカメラの導入によるリアルタイムの映像配信など、お客様満足度の向上を図るとともに、一般管理経費の細部にわたる圧縮に努め、また多くの旅行サイトとつながるシステムを導入し、客室稼働率の向上に努めるなど、健全経営に向け取り組んでいるところであります。しかし、現状では、新型コロナウイルス感染症がいつ収束するか不透明な状況の中で、経営状況の改善は難しいと言わざるを得ません。今回の指定管理者の指定期間については、これまでの3年間を1年に変更しまして、経営状態を把握しながら次年度の指定管理者の公募の方法や、ご質問にあります組織改革についても、現場の指揮監督・権限の在り方など、さまざまな検討を行いながら、新得町の宝でありますトムラウシ温泉の魅力を後世に引き継いでいけるよう、関係する方々と相談をさせていただき、取り組んでまいりたいと考えております。以上であります。[浜田正利町長 降壇]
質問 長野章
答弁をいただきました。指定管理を1年指定になったことから、十分に検討して、健全な運営ができるよう、努力していただきたいというふうに思います。その上で、先ほどもお話ししましたけれども、2013年にこの問題で町長と議論させていただいたのですけれども、そのときに、私の考えも整理して意見くださいといただきましたので、この間、特にトムラウシ温泉については、元担当であったこともあって、見させていただきました。東大雪荘の状況を見ながら、やはりなかなか好転しない状況でありますので、先に述べたように、いろんな要因があるのは承知するところでありますけれども、やはり経営は厳しい状況というか、なかなかそこから脱却しない状況かなと思います。1つの提案でありますが、新得から1時間も掛かる山中の1件の宿に初めて来る人は、遠くて不安で、本当にここに着けるのかなという、そういう状況かなと思います。建物がやっと見えてきて、安堵(あんど)感の中で、現地で社長さんがいて出迎えるという、こういう今までと違ったことも考えてはどうかなというふうに。出迎えてくれた、何物にも代えがたい喜びを感じるのではないかと。「いや、本当に来て良かった」というふうになるのではないかと思いますので、これも1つのあれかなというふうに思います。支配人さんが今現在、すごくやる気十分の人で、相当経費の削減だとか、そういったことにも力を入れているようですから、支配人、従業員が知恵を出し合って、本当にどんどんいろんなことをやっていただきたいというふうに思うんですよね。その中で、やはり公社の、悪いですけれども代表者を交代していただいて、先ほど言いました、現地でお客さんを出迎える、それからいろんな企画というか、戦略というか、そういうのを現地で即対応できるような、今、対応していないとは言いませんけれども。やはり重要案件について、60キロメートルをたぶん支配人が車で走ってきて、社長さん、専務さんと打ち合わせをして、そこから戦略がスタートするのではないかというふうに思いますので、これは昔から距離が遠すぎると言われていたんですよね。確かに電話ですとか、連絡方法はあるわけですけれども、やはり顔を見ながらといいますか、そういう中で会社の代表者やなんかときちっと打ち合わせをしていくのは必要ではないかと、これは昔から言われていたんですけれども。そういった現体制の中で、そういう現地での体制づくりができないか、考えていただきたいなと思います。より近いところに最高責任者がいて、課題に即対応できる体制づくりというのは、やはり必要ではないかというふうに思っています。今回特に地域おこし協力隊が導入されて体制が強化されたらと思いますので、今後の経営にぜひ期待したいと思いますので、新しい代表者を配置して、抜本的な改革にならないかもしれませんけれども、町はいずれにしても筆頭株主であり、100パーセント出資の会社ですから、施設は町のものですから、当然、経営も含めて、維持管理についても、町は関わっていかないとなりません。今、即対応できる運営というか、そういったことについては、現地でやれる方法というのは、これはやっていただけるかどうかという人もあれですけれども、この1年間の指定管理者の猶予の中でぜひ検討して、私はしっかりした運営ができるように望みたいと思いますので、町長のご意見を伺いたいと思います。
答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)
お答えいたします。まず、トムラウシ温泉に対する危機感というのは、議員も話したとおり、私も同じように持っていまして、今年については相当な中で指定管理者の問題、詰めていかなくてはならないかなというふうに思っています。その上で今、現地という話がありまして、今の指定管理者の中での対応、私が社長でありまして、職員が取締役であります。そういった中で、総支配人がいて、支配人がいて、今、こういう流れできています。その上で、今の現地、私も現地の人間が変わらないと、物事がうまくいかないというふうに認識しておりますので、その認識の中で組織の在り方として、私が社長をやっているのが本当にいいのかどうか、これも根本の問題、やはり触れざるを得ないなと、今、私、思っています。対外的なことがあるから、どうしても私じゃなければダメだという部分もあるのかもしれませんし、その辺も十分見極めた上で、長野議員のおっしゃる現地というものも私もこだわりを持ちながら、経営改善につながるものをわれわれのほうで一度たたき台を作っていきたいなというふうに思っています。どこかの段階で多くの方々、議会も含めてですけれども、たたき台をもんでいただければ次につながるかなというふうに思っておりますので、今しばらく時間をいただいた中で対応させていただきたいなと思っています。重ねて申しますけれども、危機感は持っています。以上であります。
質問 長野章
かなり近いところまで、歩み寄れたかなというふうに思ってはおりますけれども。今年というか、今回も説明、「国民宿舎」というのが外れる、今、いい時期ではないかというふうに思うんですよね。国民宿舎の名前があったから、ダメだということではないのですけれども、そういうのが足かせになったところもあっただろうし、そうではない部分、良かった部分もあったというふうに思っていますけれども。そういうことで、私はやはり本当にいろんな企画だとかそういうのを現地で話し合って、即それで対応できるのが理想ではないかというふうに思っています。先ほど町長からの答弁もいただきましたけれども、やはり新得町の宝でありますし、後世にぜひ残していきたいと、みんなそういう思いであります。そういった中から、どうしても経営が立ち行かなくてなって廃止しないとならないということにならないように、一緒になって考えていきたいと思いますので、ぜひ、この1年間で結論が出るように、みんなして検討していきたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。以上で終わります。
答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)
認識は先ほどもお話ししたとおり、変わらないというふうに思っておりますので、議員の提案、期待に応えられるように努力もしますし、逆にわれわれの作るたたき台をぜひ思い切ってたたいていただいて、一緒に前に進んでいけるようにあらためてお願いしたいなと思っています。以上であります。[長野章議員 降壇]