新得町議会 令和2年第2回定例会 2020年6月18日
災害の発生と感染症が同時に起きた場合の避難場所等とその対策は
2020年6月18日、新得町議会の一般質問で、長野章議員が「災害の発生と感染症が同時に起きた場合の避難場所等とその対策は」について質問し、町長 浜田正利、総務課長 渡辺裕之が答弁しました。
- 質問者
- 長野章 議員
- 答弁者
- 町長 浜田正利、総務課長 渡辺裕之
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 長野章
私は、今回の一般質問で、私が所管する項目であり、直接伺えば事が済むことでありますけれども、町民の皆さんに知っていただくために、新型コロナウイルス感染症の感染が収束しない中、防災とコロナと道の駅について、町長と議論させていただきたいと思います。まず、1項目目の災害の発生と感染症が同時に起きた場合の避難場所等とその対策はということでお伺いしたいと思います。1.災害の発生と感染症が同時に起きた場合の避難場所等とその対策は今年に入って、日本中で新型コロナウイルス感染症が発生して、長期にわたって感染が拡大し、いまだ収束に至っていない現状であります。そこで、本町の現在における災害時の避難場所の確保、必要備品の備蓄状況についてお伺いし、いまだ新型コロナウイルス感染症が収束しない中で大規模な災害が発生した場合、避難場所での感染症を拡大防止するための対策、避難場所での三密、密閉、密集、密接とならない対策、感染を防止するための備品等の備蓄について、行政として今後どのように対策を講じようとしているのか、以下4点についてお伺いをしたいと思います。まず1点目ですけれども、現避難場所でどのくらいの受け入れが可能か。2点目として、三密の対応として、各町内会会館の活用を考えてはということで、考えないのかというふうにお伺いしたいと思います。3点目に、同時に災害が起きた場合の避難経路、避難場所等の町民への周知をどのように図るのか。4点目として、行政と町内会、どう連携し対応するのかについて、お伺いしたいと思います。
答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)
長野議員のご質問にお答えいたします。災害の発生と感染症が同時に起きた場合の避難場所等とその対策についてでありますが、感染症の状況が、町民の方に発症者がいる場合、濃厚接触者がいる場合、そして現状のような発症が懸念される場合と、3つのパターンを念頭に答弁させていただきます。ご質問にあります1点目の避難所の確保と受入可能数についてでありますが、具体的な質問の前段にありました備蓄の状況についても併せて答弁をさせていただきます。まず、避難所としては、現在、指定避難所と一時避難所を合わせまして最大16カ所、そのうち指定避難所としては新得地区6カ所、屈足地区2カ所、富村牛地区1カ所を設定しております。指定避難所9カ所の最大受入人数は5,500人ほどでございますが、密にならない一定程度の間隔を取ることを想定した場合、最大1,800人の収容が可能と考えております。直近の災害であります平成28年8月の台風10号災害の際、ピーク時で217名の方が公民館、新得小学校の2つの避難所に避難されました。水害や地震などさまざまな災害が想定されますが、密にならない広さを取ることにおいては、現在の避難所施設数で可能と考えておりますが、災害の内容、時期、感染症の状況によっては、避難所の衛生対策や避難者の健康管理、区画分けなど、より留意する必要があり、本年5月に策定しました感染症下における避難所運営方針では、避難者への対応業務が大幅に増加することが想定されております。一方、災害業務にあたる職員数には限りがあることから、避難所開設箇所をただ増やすということでは、増加した感染症業務を適切に行えるかどうか、課題が残っていると考えております。平成28年の台風10号災害で経験した避難所運営のほかに、感染症業務を加えた避難所対応について、今後詳細を詰めてまいりますとともに、避難所における感染症対応研修への参加や職員訓練を行う中で、今後に備えてまいりたいと考えております。次に必要備品の備蓄状況でありますが、主なものとしては、非常食としてアルファ米などを5,774食分備蓄しております。物品類では、毛布1,058枚やエアーマット・寝袋・キャンプマット・段ボールベッド・折りたたみベッドなどの寝具類が合計で134組、そのほか避難所内の区画分け用の簡易テント類12張、発電機や暖房器具、照明器具類などを備蓄しております。なお、本議会初日に議決いただきました補正予算におきまして、感染症対策備蓄として、マスクや消毒薬、防護服などの消耗品や、空間を分けるための簡易テントを追加購入する予定でございます。2点目の町内会館の活用でありますが、避難の仕方として、分散避難も選択肢になる場合もあると考えておりますので、災害時にどのような協力がいただけるのか、今後、会館をお持ちの町内会に相談をしてまいりたいと考えております。また、感染症対策の視点での分散避難には、避難場所へ自家用車で移動し、短期間であれば車中泊を取る方法や、安全な区域にあるご親族の家に避難するなど、さまざまな方法が可能と考えておりますので、このような分散避難について、今後、研究してまいりたいと思います。3点目の感染症の状況に応じた中で、災害が起きた場合の避難経路、避難場所の町民周知でありますが、一般的な災害と同じく、現在設定しております避難所を使うものとしてこれまでと同様、町の防災情報メールや広報車による巡回を行うとともに、支援が必要な方などにつきましては、直接確認を行うなど、必要な周知と併せて、マスクや消毒薬、体温計など、感染防止のための持ち物も周知してまいります。次に4点目ですが、会館を活用するとした場合の行政と町内会、どう連携し対応するかについてでありますが、先にお話ししましたが、会館を管理されている町内会とご相談させていただき、災害共助の場としてご協力いただけるとなれば、連携方法などを個別に協議させていただきたいと考えております。以上であります。[浜田正利町長 降壇]
質問 長野章
答弁をいただきました。感染症対策は、今後課題であるというふうに思いますし、いつどのような災害に見舞われるか、なかなか予測できないというふうに考えますので、いつでも即座に対応できる体制づくりが必要と考えます。今、答弁いただきましたので、それぞれ備蓄された備品ですとか物品ですとかあるようでございますので、あまり心配はないかというふうに思いますけれども、やはりどういうふうに密を解消していくかということが、今後の課題かなというふうに思います。この間もHBCテレビの特集で、コロナと防災をテーマに避難場所の環境改善、感染防止と命を守る行動で訓練が放映されていました。それを見させていただきましたけれども、本当にどういうふうに密を解消していくかというのが今後の問題ですし、今、本町でも避難者を分けて収容するようなことも考えているようですから、あまり心配はしていない状況にありますけれども。しかし、先ほどの町内会の会館のお話しをさせていただくと、やはり避難場所が絶対安全ということはないのではないかというような気がして、そうなると、各地域にある会館というのもやはり1つの避難場所として、密を防ぐための場所としては考えてもいいのではないかということでお伺いをしましたけれども、今後、町内会としっかり話し合っていきたいということですので、ぜひ考えていただければなというふうに思います。先ほども町長からお話しがありましたように、6月議会で、感染症対策に対する補正予算、その中で私も見せていただきましたけれども、マスクだとかそういったのがきちっと今度配備されるのかなというふうに思います。避難場所の環境改善なんですけれども、暖房ですとか、そういったのはあれですけれども、今回、「なごみ」で整備されます冷暖房の設備ですか、そういったのは今後、暖房はそれぞれ確保されているみたいですけれども、冷房ということも、夏に災害がないということは分からないわけですから、そういったこともきちっと整備をしていく必要があるのではないかというふうに思います。お聞きしますと、屈足に大型の発電機が用意されて、今度そういった停電時の対応もするみたいですので、備蓄もあれですけれども、少し環境ということもぜひ考えていただければなということで、ひとつお願いをしておきたいと思います。町内会と協議するということですけれども、町内会を巻き込んでこの対策を取るというふうになれば、町内会さんの訓練というか、そういったこともやはり必要になってくるのかなというふうに思いますし、今、それぞれ職員については、訓練とか研修とかというのも見ているようですから、それらについても必要ではないかなというふうに思いますので、再度、考えをお伺いしておきたいと思います。
答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)
お答えいたします。平成28年の台風の対応について、あらためて今、思い出しているところでありますが、職員、私自身も含めてですけれども、ああいう災害の中での避難場所の設置というのは、本当に反省すべき点、多々あったなとあらためて今、思っているところであります。その上で今回、プラス感染症ということでありますので、これらにつきましても若干遅れ気味な部分もあるかもしれませんけれども、あらゆることを想定しながら少しでも町民に不安のないような、そういう対応をしていくよう心がけていきたいなというふうに思っています。なお、個別にいろんな話がありましたので、担当課のほうから細かな点、答弁させていただきます。
答弁 総務課長 渡辺裕之(総務課長は2020年9月まで)
お答えいたします。長野議員、2回目のご質問にありました関係ですけれども、まず防災等感染症対策につきましては、先ほど町長のほうからも答弁でありましたとおり、感染症業務を加えた避難所対応といたしまして、国のほうから対応の参考資料等が示されておりますので、そちらを参考にしながら施設対策、衛生対策ですとか、健康管理を詰めてまいりたいと思います。また、研修所における感染症の対応の研修というのもありますので、そちらのほうに参加をしていきながら、職員訓練もしていきたいなと思っております。その上で、まず備蓄が十分かというお話しがありましたけれども、感染症にかかる備蓄も含めて、一定の想定をしながら準備をしてきているところです。消毒薬など消耗品につきましては、今年の12月ぐらいまでを1つのめどとして、一定の量、予算化して準備をしてきておりますけれども、今後も状況の変化に応じて見直しも必要だと思っておりますので、結果、必要となりましたら、また補正予算を組ませていただきながら備蓄をしていきたいなと考えております。次に避難所の冷暖房の状況ですけれども、暖房については全ての施設にありますけれども、冷房施設、現在あるところは、指定避難所につきましては、公民館のふれあいホールと屈足総合会館のさわやかホールになります。また、今年度の当初予算ですとか、今回の補正予算で各学校の一部の部屋ですとか、保健福祉センターのデイルームに冷房設備を整備することとしているところです。また、停電時の対応といたしまして、先ほど長野議員のほうからもお話しがありましたとおり、屈足総合会館に大型の非常用発電を接続する設備の整備を進めているところです。暖房に限らず、冷暖房設備の稼働が可能になりますので、冬場の災害時に関わらず、活用できるかなと思っています。新得地区におきましては、現在進めております役場庁舎の建替事業の中で、非常用電源を整備して公民館でも利用できるようにということで計画を進めているところです。最後に、町内会ごとの訓練ということですけれども、今後の計画ということで、先ほどお話ししたとおり、感染症対応の研修等がありますので、今後、町が行う防災研修に取り入れていきたいなと思っております。また、町内会活動での防災の取り組みにつきましても、防災担当職員も積極的に企画・協力していきたいなと思っておりますので、各町内会からも一声掛けていただきますように呼び掛けをしていきたいと思っております。以上であります。
質問 長野章
お2人からそれぞれ答弁をいただきました。今、聞く限りでは、相当本町は進んでいるのかなというような感じもしないわけではありません。あと、やはり訓練ですとか、そういったことが必要なのかなというふうに思いますし、環境はやはりお金も掛かることですし、いっぺんにはなかなかいかないかなというふうに思いますけれども、冷房の設備ですとか、本当にトイレだとか、そういったのがどういうふうになるのか。町内会の会館を利用する場合には、本当にどのような対策がいいのかということも含めて、今後検討していただけるようですから、ぜひ防災と感染症対策について今後も緩みのない、それぞれ検討していただきながら整備をしていただければなというふうに思います。一定程度整備が整った場合は、今回私が質問して、皆さんにだいぶ周知できるかなというふうに思うんですけれども、町民向けの、このような状況になっていると、広報等でお知らせが必要ではないかというふうに思いますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。1項目について終わりたいと思います。引き続きいいですか。