みんなの議会

新得町議会 令和2年第2回定例会 2020年6月18日

コロナ危機のもとでの町内の経済活動等の現状と収束後の新たな生活様式移行への対策は

2020年6月18日、新得町議会の一般質問で、青柳茂行議員が「コロナ危機のもとでの町内の経済活動等の現状と収束後の新たな生活様式移行への対策は」について質問し、町長 浜田正利が答弁しました。

質問者
青柳茂行 議員
答弁者
町長 浜田正利

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 青柳茂行

今回、2つの質問をさせていただきます。1つ目でありますけれども、コロナ危機のもとでの町内の経済活動等の現状、収束後の新たな生活様式移行への対策について、お伺いしたいと思います。1.コロナ危機のもとでの町内の経済活動等の現状と収束後の新たな生活様式移行への対策は中国・武漢から始まった感染は5大陸全体に広がり、世界全体でも勢いが衰えていない状況が続いております。WHO(世界保健機構)は3月12日にパンデミック(世界的感染大流行)を宣言しています。日本においても、4月7日に7都府県を対象に「緊急事態宣言」が発令され、同16日には対象を全都道府県に拡大され、北海道は特に重点的感染拡大防止の取り組みを進める地域として「特定警戒都道府県」とされました。今現在、「緊急事態宣言」が解除されたとはいえ、感染者数は減少傾向にあるも、なお広がりつつあります。幸いにして、新得町においては、コロナ感染者は1人も発生していないところでありますが、中小業者、個人事業主、非正規労働者の雇用、学生の就学、高齢者や障がい者など社会的弱者の命と暮らしが一挙に危機的な事態となり、打開の光がいまだ見えない状況が続いています。まず、1つ目ですが、今、求められているのは、何よりも感染拡大を防止して住民の健康と命を守ること、同時に、経済・社会活動の制限で生じた暮らしと経営の打撃と苦難を救済し守ることではないかと思いますが、コロナ禍における、町民生活の影響と経済的な損失、これに対する行政の具体的な対応としてどのようにされたのか、お伺いいたします。2つ目ですが、さらに、まさに今、パンデミックの渦中にあります。今後も新型コロナウイルスの存在を前提にした「長丁場の対応」が提起され、現在の感染拡大の波がいったん収束しても、数次の波が襲来する可能性も危惧、指摘されています。昨今、「新しい生活様式」、「コロナ時代の新たな日常」という言葉が叫ばれています。今回の新型ウイルスの感染は、あらためて明るみに出た政治、行政、社会のゆがみと脆弱(ぜいじゃく)さを解消・改善していくことが求められています。その中で、感染クラスターの予防策は、特に重要ではないかと思われますが、これから台風や豪雨などの風水害が多発する季節を迎えつつあります。従来からの避難所では、新たなクラスター感染の危険性もあります。それに代わる避難所をあらかじめ位置付け、確保することも必要ではないかと思われますが、先ほどの長野議員の質問と全く重なっておりますので、答弁を省いても構いません。必要であれば、答えていただきたいと思います。さらに、老人ホーム、グループホームなどの多人数の施設で、万一感染者が発生した場合の対応策はどのようにされているのか、お伺いいたします。

答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)

青柳議員のご質問にお答えいたします。コロナ危機のもとでの町内の経済活動等の現状と収束後の新たな生活様式移行への対策についてでありますが、まず、この間の本町の取り組みといたしまして、町民の方々の不安解消と拡散防止を目的として、2月26日に「新型コロナウイルス感染症対策会議」を発足し、途中、対策本部に移行しながら、現在まで延べ18回の会議を重ねてきております。感染防止対策や、万が一町内で発生した場合の対応方法や経済対策などについて協議するとともに、町民の皆様への情報周知を行いながら、そのときどきの局面に応じ、必要な対策を取り進めてきたところであります。今後も、いつ感染症が収束するのか見えない状況の中、経済的な影響などさまざまな課題が引き続くものと認識しており、状況を見極めながら適切な対策を取ってまいります。ご質問にありました、1点目の町内の経済的な損失についてでありますが、町全体を数字で用いて表現するのは困難ではありますが、町内事業者への訪問による抽出調査などにおいて、月の収入が「ゼロになった」、「半減した」との回答や、休業要請に対応した期間が1カ月以上となり事業収入がゼロ、また、サホロリゾートホテルの約2カ月間の休業などから、町内の多くの取引関係のある事業体に大きな影響が出ているものと認識しております。町といたしましては、事業者の皆様の経済活動を支える観点から、3月下旬に緊急的な資金繰りを必要とする事業者に対しての金利負担なしの金融支援を開始し、現在まで41業者、合計で約4億円の融資を金融機関より実行しております。4月上旬には町内事業者への緊急支援として、商工会発行のプレミアム付き商品券のプレミアム分への支援を実施し、4月30日より6月30日までの期間限定で、計3,900万円の町内消費喚起を行っております。さらに5月下旬に事業者の雇用維持・継続などに対する支援として、新たに「緊急経済対策事業補助金」を創設して、コロナウイルスの影響を受けて減収が著しい事業者に対して、雇用人数に応じた現金支援を行い、6月17日現在でありますが、55事業者に対し、合計1,611万5,000円の支給決定を行い、速やかな支払いに努めているところであります。今後におきましても、感染の広がりや収束の状況を見極めながら、その局面に応じたタイムリーな支援を行ってまいりたいと考えております。次に、避難所でのクラスター感染防止策ですが、先ほどの長野議員のご質問にもお答えしましたが、密をつくらない広さという点では、現在の指定避難所に分散することで可能かと考えていますが、感染症流行下では避難所の衛生対策や避難者の健康管理、体調による区画分け、ゾーニングなどの業務が大幅に増加いたします。限られた職員数において、適切な避難者対応を行うため、詳細を今後詰めた中で、避難所開設に備えてまいりたいと考えております。最後に老人ホーム、グループホーム等の多人数が入居されている施設での対応でありますが、この間、国からの感染予防対策の通知に基づき、各施設において細心の注意を払いながら施設運営がなされている状況でありますが、万が一施設内で感染者が出た場合の対応ですが、基本的には保健所の指導のもと、各施設で消毒を含めたさまざまな対応を実施していくというふうに考えております。とりわけ施設内の清潔区域と汚染区域を区分するゾーニングの対応等が出てくるかなというふうに考えております。町としての対応でありますが、保健所の指示のもと、必要な対応につきまして協力をしていきたいというふうに思っております。以上であります。[浜田正利町長 降壇]

質問 青柳茂行

今、町長の答弁の中で、雇用人数に応じた現金支援、昨日現在で55事業者、1,611万5,000円ということで、私は本当に速やかな対応ではないかなというふうに評価させていただきたいなと思います。コロナ発生が世界中にこれほど短時間の中で広がるなんていうことは、ほとんどの人が予想していなかったことだと思います。今、地球上には70億人を超える人口が住んでいるということもあって、今まさにグローバル的な社会といいますか、地球が今、本当にまさに1つということで、交通の手段、物流、文化等の人の交流、これがひとつ背景にあるのと同時に、地球環境が今、破壊しつつあるということで、その中で動物の影響ですよね。これによって、このコロナのウイルスというのが発生したんじゃないかという説もあります。しかも、これは長丁場になるということで、一時的なものではないということが大きな、今後も懸念しなければならない1つの要因ではないかなというふうに思います。今、町長の答弁の中でありましたけれども、5月8日に議員協議会、産業課の説明資料の中で、340事業所のうち、66の企業について面談、聞き取り調査をしたということです。この時点で、6割の事業所が売り上げが減少している、損失はつかめないということで、今も答弁があったわけですけれども。実は、幕別町では4月にアンケート調査を行っております。商工会とかそこに属している業者が700事業所ということでありますけれども、それ以外を入れると、恐らく2,000カ所以上になるかなと思うんですけれども、そのうちの101の事業者が影響あるというふうに答えているわけですよね。合わせて5億7,000万円という算出をしております。一番でかいところが製造業が約半分です。2億4、5,000万円でした。次、観光業が2番目についていて、小売業、飲食業というふうに分類されて影響額を出しております。私も昨日、幕別の議員とちょうど会う機会があったものですから、これ、どうやって出したのかと聞いたら、このアンケート調査の段階で、その中に損失額といいますか、影響額を書き込む項目があるということで算出したという話であります。ですから、そこを入れれば、新得町もある程度影響額が出たのではないかというふうに思います。この間、町の説明を聞いたら、今後の調査は考えていないということなんですけれども、恐らく深刻な状態になっているのは間違いないと思うんですよね。ですから、さらなる調査を求めて、一体新得町でどれだけ影響を受けているのかなという点は、やはり明らかにする必要があるんじゃないかなというふうに思います。それともう1つ、先ほどの貴戸議員の中でも、今回の国からの交付金、臨時交付金なんですけれども、新得町は6,800万円ですよね。この今回の臨時交付金がリーマンショックのときの半分しかないということで、非常に怒っている市長もいるということで、これは公開されていますから、根室新聞に出ていましたので、根室新聞の一面に根室市長が怒っているということで、国は何も地元のことを分かっていないということで、そういう記事が載っておりました。本当は北海道もリーマンショック並みに来ていますし、帯広も来ているわけですよね。札幌市も帯広も前回並みに交付を受けているわけですけれども、2番目に多いのが音更町ということで、新得町は当時のリーマンショック時の34パーセントしか、配布されていないということなんです。非常に少なくて、これでは独自の支援策といっても、恐らく末端まで十分行き届いたものにならないんじゃないかなというふうに私は危惧しております。先ほども出ておりましたけれども、2次補正が6月12日に決まっております。これがいくら出るのかという実態は私自身もつかんでおりませんけれども、先ほどの貴戸議員の答弁の中にもありましたけれども、私、恐らくこれ、幕別と同じような状況、製造業、観光業、小売業、飲食業、この順番で相当深刻な影響を受けているのは間違いないと思うんですよね。もう1つ、この感染の中で雇用関係、仕事を失っている人も相当いるんじゃないかと思うんです。私自身もある人から、もう本当に困っているという話、聞いたことがあるんですけれども、そういう雇用を失ったというか、仕事を失った人たち、失業者ですよね。これに対する支援も相当必要ではないかなというふうに思います。そういう点で、ほかの町も町村によっては1件の倒産も出さないという決意で、町長を先頭にして頑張っているところもありますし、恐らく浜田町長も思いは同じだと思うんですよね。ですから、そういう意味で、この緊急的な対策といいますか、支援策をどのように考えているか、お聞きしたいと思います。

答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)

私も今回は本当に大変な問題だなという認識をしまして、早い段階から何カ所か回って、意見交換をさせていただきました。私が意見交換を始めたのはかなり早い段階だったのですけれども、それからしばらく時間がたっていて、もしかしたらきっと当時よりもさらに悪くなっているんじゃないかなと思っています。それから、いろんな方の中で、今、何ともないけれども、これから影響が出るという、そういうふうに考えている事業者の方もいらっしゃいました。その上で、影響を明らかにする必要がある、私もやはり影響を明らかにする必要があると思っています。しかし、影響を明らかにする時期は実を言うといつがいいのか、なかなか明確にお答えできる状況にはないんですけれども、いずれにしても、この町民の生活に極めて大きな影響があるのは事実なので、その影響額という意味では、どこかの時点でやはり整理をしていきたいなというふうに思っています。それから、リーマンショックの話がありまして、金額だけを見て怒っているかと言われたら、怒ってはいませんけれども面白くはないという、そういう印象を持っていまして、細かな算出方法は私、聞いたんですけれども、なかなか具体的なことまでは教えていただけなかったので、これからいろんな機会で、先ほど貴戸議員にもお話ししましたけれども、予算という意味で、やはり地方に回していただくもの、これからもわれわれの立場でも声を上げていかなくてはならないかなというふうに思っております。それから、雇用の問題、たいへん申し訳ないんですけれども、私、具体的に今、答弁できる状況にありませんので、いずれにしても、どこまでできるか、どこまでやる必要があるか、極めて判断が難しい部分があるんですけれども、生活に不安のないような、そういう対応というものを念頭に置きながら、これからも対応していきたいなというふうに思っております。私のほうからは取りあえず以上であります。

質問 青柳茂行

コロナ感染の拡大がさらに、幸いにして新得町は今現在発生しておりませんけれども、今後のことを考えますと、特に冬場、新たな感染拡大が予想されるということも前提にして、特に季節性のインフルエンザの流行と万一重なった場合ですよね。これはもう収拾がつかない状況になるのではないかなということで、素人目でも判断できるわけですけれども、インフルエンザの予防接種の接種率を上げることも有効ではないかという考え方もあるようです。そのために、現在、生保世帯以外は1,500円を出せば、それ以外は助成されるという仕組みになっていますけれども、これをせめて小中高校生ぐらいまでは全額補助してもいいのではないか。1,500円といっても、恐らく子どもの場合、2回接種しなくてはならないのではないかと思うんですよね。そうすると、負担も、全額補助していただければ、この時期に相当助かるんじゃないかなと思いますので、その辺、検討していただきたいなということで、お願いしたいなと思います。

答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)

検討します。

質問 青柳茂行

検討していただけるということで、前向きな答弁いただきましたけれども。では、2問目でありますけれども、学校の再開にあたり、子どもたちの学び、心身のケアの保障について、お伺いしたいと思います。

出典:新得町議会 令和2年第2回定例会 2020年6月18日 議事録 PDF(63ページ) 間違いを知らせる