新得町議会 令和元年第4回定例会 2019年12月18日
「公共施設等総合計画」の進め方と町民参画のあり方について
2019年12月18日、新得町議会の一般質問で、湯浅真希議員が質問し、町長 浜田正利が答弁しました。
- 質問者
- 湯浅真希 議員
- 答弁者
- 町長 浜田正利
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 湯浅真希
それでは、私からは通告いたしました「公共施設等総合計画」の進め方と町民参画のあり方について、お伺いしてまいります。1.「公共施設等総合計画」の進め方と町民参画のあり方について厳しい財政状況が続く中で今後、人口減少等により公共施設などの利用需要が変化していくことが予想されることを踏まえ、各自治体における「公共施設等総合管理計画」の策定要請が2014年総務省からなされております。本町におきましては、2017年に「新得町公共施設等総合管理計画」が策定されております。その中でも、人口減少に伴う町税の減少、また歳入の4割を占める地方交付税も減少が予想され、さらには地方債の借入額については増額が見込まれることから、今後の財政状況はより一層厳しくなることが書かれております。公共施設に関する基本方針では、「現在の公共施設量を維持することは困難であり、今の世代が今の便利さや豊かさだけを求めて結論を先送りすることは、次世代に大きな負担を押し付けることになります。既存の公共施設においては、維持・廃止・譲渡・複合化のいずれかを選択し、維持を選択した場合は減築もしくはほかの施設との複合化を検討することを原則とします」との方針が示されております。そこで、以下3点についてお伺いいたします。1点目、現在、具体的に統廃合など検討されているものはありますでしょうか。2点目、全庁的な取り組み体制はどうなされているのでしょうか。3点目、公共施設マネジメントにおいては、より町民の意見を吸い上げる必要があると思いますが、今後どういうふうに進めていかれるのか、お伺いいたします。
答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)
湯浅議員のご質問にお答えいたします。本町の公共施設等総合管理計画は、人口減少や厳しい財政状況を踏まえ、これからの公共施設等の総合的かつ計画的な管理を推進するため、平成29年3月に策定いたしております。その中で、基本方針に既存施設の維持、廃止等について示しております。その上で、ご質問にあります1点目の、公共施設等の具体的な統廃合などの検討でございますが、現時点では検討しているものはございません。2点目の全庁的な取り組み体制についてでございますが、個別施設の状態や維持管理・更新などに係る対策の優先順位の考え方、対策の内容や実施時期について定める個別施設計画を令和2年度末までに策定することとなっており、現在、所管課ごとに取り進めているところであります。3点目の今後の進め方についてでございますが、町が行っている基本的な進め方として、関係団体の方や公募の方による会議を立ち上げ、案を基にご意見を伺いながら合意形成を図っているところであります。一方、議論や決定までの住民の方の関わり方について、新しい方法を取り入れる自治体も出ております。公共施設は町民の方が直接利用する施設でありますので、町民の方との議論と合意形成を図る上でどのような方法が良いのか、検討していきたいと考えております。以上であります。[浜田正利町長 降壇]
質問 湯浅真希
現段階で、統廃合を検討されているものはないとのことでしたが、この新得町公共施設等総合管理計画を見ると、全体的に保有している公共施設、老朽化が進んでいるなという印象を受けます。今までは、皆さんの努力のもと、財政健全化に努められて、比較的安定した財政と言えますけれども、今後は厳しくなるということが書かれている、そういう中で、1つ1つの建物を検討しなければならない、大変な作業になってくるかと思います。現状では、例えば庁舎だったり、駅前再整備だったり、1つ1つの案件に対して、それぞれで検討委員会を設けて、検討したものをパブリックコメントにかけるという方法をとっております。これはもちろん必要なことと認識しておりますが、これからの公共施設全体の在り方、大きなくくりで町民と一緒に考えていく場というものも必要ではないでしょうか。それくらい公共施設マネジメントというものは重要であると考えますが、町長はどのようにお考えでしょうか。2点目ですが、現在は所管ごとに進めているとのことでした。総務省からの策定要請の中に、全庁的な取り組み体制の構築および情報管理、共有方策という項目があります。そこでは、情報洗い出しの段階から全庁的な体制を構築し取り組みを進めること、また、体制の構築方針では、総合的かつ計画的な管理を実現するためには全職員を対象とした研修、適正管理に必要な体制の整備をすることが望ましいというふうに記されております。本町において、予定されている取り組みなどがございましたら、お伺いいたします。そして、3点目ですが、今後の進め方、検討したいとのことでしたが、この町民参画、町民の皆さんの思いを聞きながら一緒にまちづくりを考えるということを、どのようにお考えでしょうか。今回、この公共施設の在り方に町民参画をとしたのは、公共施設を今後、どこに、どう配置して、どういう機能を持たせて維持・管理していくかということは、私たちのような小さい町においては景観であったり、機能づくり、いわゆる大きい意味でのまちづくりの核になってくるわけです。そして、この公共施設の場を毎日使うのは、先ほどもおっしゃっておりましたけれども、観光客ではなく、私たち町民となるわけです。ただ、一方で、パブリックコメントというものを求めても、庁舎建築には4名の方、駅前再整備は11名の方からご意見をお寄せいただいたというふうに伺っております。この数字なんですけれども、若干やはり少ないのかなという印象です。では、町民の方、ご意見がないのかというと、そんなことはやはりないんです。皆さん思うところはしっかりとお持ちなわけです。その思いを吸い上げないというのは、もったいないと思うんです。もう少し丁寧に拾い上げる工夫が必要ではないかと思います。町長の町民参画、一緒にまちづくりをすることに対する思いというものをお伺いしたいと思います。
答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)
まず1点目、具体的に議員の思っていらっしゃる公共施設とは私、どういうものがあるのか、分からないですけれども、老朽化を現実に踏まえた上で、次、どうするかというのは、そういう意味ではシミュレーションはしています。それが1点目のどう考えているか、討論しているか、議論しているかということは、なかなか一緒に結びつかない。ただ、この間の中で1つだけ言えるのは、例えば公営住宅1つ取っても、今までと同じような戸数はいらないだろうということで、かなり縮小した戸数にしてきておりまして、われわれの持っている公共施設、管理している公共施設、同じような答弁になるんですけれども、何もしないというわけではなくて、イメージはしながら、どう議論を進めるかというのは別問題ですけれども、そういう思いはあります。それから2点目、適正管理、これは職員の問題も含めて、私のほうから今、答弁持ち合わせていないんですけれども、現実に職員が施設を常に見ながらどうするかということを管理しながら考えている立場だとしたら、物足りない部分があれば、やはり職員のほうにもあらためて徹底をさせた上で、今後のことも含めて考えるように、そういうことを話していくとともに、研修が必要であれば、そういう討論、議論する場というのを設けていきたいなと思っています。それから3つ目、町民の声をやはりどうわれわれのところに聞かせていただくかというのは、本当に大切なことだというふうに思っています。その方法論として、議員が言われる、今われわれのやっていることが吸い上げていることにならないということであれば、われわれも考えていかなくてはならない当然のことだというふうに思っていますので、その方法論、われわれが今、思いつかないことも多々あろうかなというふうに思っていますので、具体的にもう少し言っていただければ、非常にありがたいなというふうに思っています。また、私も立場上いろんな方、あまり多くないですけれども、お話しする機会が、中には会議ではなくて、極端なことを言えば、ちょっとした懇談の中でそんなお話しも聞くということも多々ありますので、それはそれでまた、私自身の情報源の1つかなと思いながら今、対応しております。くどくなってしまったんですけれども、多くの町民の声を聞きながら、合意形成を含めて、どう方向付けをするかというのは本当に大切なことだというふうに思っていますので、そういう意味では、声というものを大切にしていきたいなというふうに思っています。以上であります。
質問 湯浅真希
ありがとうございます。町民の声を聞くのが、町長、たいへん大切だというふうにおっしゃっていただきました。皆さんもやはりそういうふうに思っている方がとても多いです。全体に対しての認識を共有することというのはたいへん重要に今後、なってくるのかなというふうに思います。先にも申し上げましたけれども、現在の公共施設と同じものをこれからも維持していくのは困難ということ、今後、財政状況は厳しくなるということ、今の世代が今の便利さや豊かさだけを求めて結論を先送りするのは、次世代に大きな負担を押しつけることになるということ、こういう現実をやはり町民の皆さんと一緒に共有しながら考えていく、そういう場というものがやはり必要になってくると思います。それにはやはり町民皆さんの理解と協力というものも必要になってくるのかなというふうに思います。たいへん時間が掛かる作業というか、掛けなければいけない部分でもあるとは思っております。職員の皆さんの意識や体制づくりというものもぜひ続けていただいて、積極的に研修などを行っていただきたいなというふうに思います。新しい方法を取り入れる自治体も出てきているというご答弁がありました。私たち総務厚生常任委員会でも、対話による協働のまちづくりについて先進地に伺い、学ばせていただいたところであります。その方法の1つとして、無作為で抽出された町民の方々とファシリテーションという手法を用いて、町民同士で対話をしていくというものでした。ファシリテーションは決して合意形成だけを目的としたものではないんですけれども、こういった対話というものを重ねることによって、町民皆さんの主体性も形成されるのではないかなというふうに感じました。これからどのような方法がいいのか、検討したいとおっしゃっておりましたが、ぜひすぐにでも検討していただき、来年度からチャレンジしていただきたいと、私は思っております。こういった対話というのは正解がありませんので、ただ検討していてもなかなか前に進まないのかなというふうに思います。ぜひ、町長のリーダーシップのもと、いろいろな方法にチャレンジしていただいて、町民参画の場というものをつくっていただきたいと思います。最後、お伺いして終わります。
答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)
あらためて1点目の公共施設の問題に戻るんですけれども、時代背景の中で、やはり必要だった公共施設というのも間違いなくあった。しかし、時代背景の中で、時間が経過して前提条件が変わって、やはり今、見ると、分かりやすく言えばどうしようもない、そういうのも町内でも私はあるかなと思っています。しかし、それを今度、再利用するというのもまた私の立場ですので、無駄にならないように、職員も含めてこれからも努力していきたいなというふうに思っています。それで、一番結論の部分というのは、やはり声の吸い上げ方だというふうに思っております。今言われたように、正解はないというお話しでありました。しかし、正解はない中で、いろんなことを当然やっていかなくてはならないというのは十分理解できますので、どんなことができるか、あらためてほかの町村も、隣町の清水町でも結構いろんなことをやり始めているようですので、そういったことも参考にしながら、いずれにしても、ちょうど来年、総合計画の見直しというのもありますので、先ほど長野議員からも人口の問題もありましたので、そういった場がふさわしい議題の1つになれば、何かいろんなことを考えてみたいなというふうに思っております。以上であります。[湯浅真希議員 降壇]