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新得町議会 令和元年第4回定例会 2019年12月18日

レイク・イン支援策を講ずるべき

2019年12月18日、新得町議会の一般質問で、貴戸愛三議員が「レイク・イン支援策を講ずるべき」について質問し、町長 浜田正利、教育長 武田芳秋が答弁しました。

質問者
貴戸愛三 議員
答弁者
町長 浜田正利、教育長 武田芳秋

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 貴戸愛三

1項目、レイク・インに対する支援策を講ずるべきということで、質問させていただきます。1.レイク・イン支援策を講ずるべき11月13日、くったり温泉レイク・インが1月から4月までの冬期間の営業の休止を決定いたしました。従業員は全員解雇する旨を発表し、当日役場のほうにもその方針が伝えられました。くったり温泉レイク・インは過去に、株式会社登山学校レイク・インの経営を町の依頼により引き継いだ経緯があります。また、その存在意義は屈足地区の雇用、購買と、屈足の地域振興に大きな役割を持つとともに、合宿の里事業を推し進める町にとっても必要な宿泊施設と考えます。ここで、完全営業中止となるようなことのないよう、何らかの支援策を打つべきと考えます。町長の考えをお伺いいたします。

答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)

貴戸議員のご質問にお答えいたします。去る11月13日、湯宿くったり温泉レイク・インの経営母体である有限会社十勝屋の会長より、来年1月5日から休業し、その後5月より再開の予定との報告を受けました。併せて、従業員を解雇する旨の報告もありました。レイク・インについて、あらためてこれまでの経過を申し上げますと、屈足地域の振興と雇用の拡大を図るため、平成3年にトムラ登山学校レイク・インとして宿泊温泉機能を有した複合施設として建設し、同年12月27日にオープン式を行い、平成23年3月まで約20年間、町と地域住民等の出資による第3セクターによりまして、運営が行われてきました。しかし、平成16年度より、さまざまな要因により赤字決算が続いたことから、平成23年4月に、施設利用者への継続したサービスと従業員の雇用継続、また民間経営のノウハウが期待できるとして十勝屋に売却し、今日に至っているところであります。この間、宿泊事業や温泉事業を通じ、地域経済の振興、雇用の拡大をはじめ、町内企業との取引など、地域の活性化に寄与しております。今回の報告を受けまして、新聞報道等にもあるように、台風災害以降の合宿事業の低迷や、冬場の利用の伸び悩みなどにより、経営状況が悪化している状況にあることは報告を受け、理解をするところであります。町としては、民間企業ではありますが、施設目的である屈足地域の振興や、地域の入浴施設の維持など、なくてはならない施設として認識しておりますので、休業しないで一部でも営業継続ができる方策がないのか、十勝屋と協議を重ねているところであります。協議内容については、現段階で具体的に申し上げられる状況にはありませんが、地域における重要な施設との認識の上、最善策を見いだせるよう早急に対応をしていきたいと考えております。以上であります。[浜田正利町長 降壇]

質問 貴戸愛三

十勝屋さんがこの冬場の営業をやめますというのが、たまたま11月14日にレイク・インにお風呂に入りに行ったら、貼り紙がしてあった。従業員の方に聞いたら、13日に経営者のほうからそういうふうに言われたと。私は11月15日に担当課のほうに行って、どうするという話を申し上げた。それから1カ月たっているわけですけれども、まだ何ら具体的な対策うんぬんは出てこない。これ、やはり対応としては、私は遅いというふうに思います。そして、本来新得町のような6,000人程度の人口の町で、二十数名の雇用がなくなるというような事案が発生すれば、本来であれば担当部局がそれに対応する部署を作って、辞職の問題だとか、それから再就職の問題だとか、対応すべき案件なんだ。ただ、今回それがしづらい部分というのは、「5月から再開します」と、こういう十勝屋さんの言い分があるので、積極的に再就職先を紹介するとかうんぬんなかなかしづらい部分は理解しています。それで今回、この質問をするのは、決して、レイク・インだけをなんとかしようとかという観点からではなくて、要するに私らも安心しきっていた冬の観光というものは、サホロスキー場という大きな引き出しがあるから、入り込み数にしても何にしてもあそこで全て賄えていると。サホロリゾートホテルがあって、クラブメッドがあって、そこにはもう何万人という単位で入り込みがあるからいいだろうというふうに思っていたのですが、実際は町場の温泉宿泊施設は非常に入り込みが少なくて、大変な状況だったというのは、私ら自身が把握していなかった部分がある。今回、この質問は、レイク・インさんが1つの切り口なんですけれども、例えば東大雪荘、これは町が100パーセント出資している温泉宿ですけれども、これ自体も毎年1,000万円単位の赤字を出して、町経営みたいなものですから、そのたびにまさか労賃未払いだとか、食材費払えませんなんてあり得ないから、赤字補てんを一般会計から何年かにわたって行ってきた。だけれども、よく考えてみれば、赤字を埋めるお金というのは死に金なんですよね。開いた穴を埋めるだけですから。どうせだったら、今回のレイク・インさんも含めてなんですけれども、その埋める分のお金を別の形で使う方法はないのだろうか。そこで、冬場の温泉宿泊施設に対して、町が何らかの支援策を打つ考えがないか、これは政策的に打つ考え方がないかどうか。それはたまたま今回レイク・インさん、こういう形になったけれども、もし、支援策を打っていれば、もしかしたらこれから客が増えて通常の経営ができる状況をつくることができるかもしれない。これは東大雪荘もそうですし、温泉という意味合いで言えばオソウシ温泉もその範ちゅうに入ってくるだろうし、もしかしたら新得温泉も入るかもしれない。そういう政策的な対策を作って、それに対して財政的な支出をすることが私は必要だろうというふうに思っているんです。何と言っても、28人の人間が雇用されて、そのうちの22人が新得町民ですから、これがなくなるというのは、新得町にとってもたいへん大きな問題になる。要は冬の温泉宿泊施設の客増員に対する施策を打ち出して、それに対する支援策を打つか打たないかというのが1点目。それから、スポーツ合宿の低迷が、これも今回休止する1つの材料になったというふうに、お答えいただきました。平成28年、29年、30年とかけて、陸上競技場全天候型のフィールドを造って、人工芝のサッカー場も造って、28年で壊れた天然芝のランニングコースもいち早く改修して、元以上のフィールドができ上がったと思っています。それでなおかつ、スポーツ合宿の入り込みが減っているということになると、台風の影響やなんかもあったし、1回離れた人を呼び戻すのは大変な苦労かもしれない。この部分についても、最終的に例えば実業団とか、大学が合宿先を決めるときの判断というのは、一番大きいのはやはり合宿に係るお金、費用の部分であります。せっかく3カ年も掛けて、何億円も掛けて造ったものが有効に活用されない。この部分が、もし合宿を何年か補助を掛けるから来てくれという誘致活動をやって、私はフィールドといったら、素晴らしいフィールドだと思っているので、何年か支援して、多くの実業団や大学に来てもらって、それから以降は「やはり合宿するのなら新得だ」というふうに思ってくれるような支援体制をつくれるかどうか。スポーツ合宿のほぼ大半はレイク・インに宿泊していたというふうに聞いています。この合宿の対象というのはレイク・インだけじゃなくて、町場にある全ての宿泊施設を対象にして行う事業として、これは教育委員会の所管になるので、教育委員会にそういう施策を打ち出して、外から新得町に合宿に来る人たちに対して何カ年か支援しますと。そして、それから後ろは独自の力で来てくださいと、こういった施策を立てる気があるかないか。それから今、町長の答弁の中にあった一部施設の営業の継続という答弁ございましたけれども、この一部というのはどの部分を指して言われているのかも含めて、お伺いしたいと思います。以上です。

答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)

まず、1点目の遅いという印象、これ、印象の問題ですから、とやかく私、これ以上言うつもりもないですけれども、いずれにしても、全て相手のあることだということだけは、あらためて答弁だけさせていただきます。それから、われわれ行政というのは、特定の企業を意識も当然する。しかし、特定の企業だけで物事をやはり議論できない。意識した中でどう全体のバランスを取るかというのはわれわれ。町民の皆さんから見たら、そう見えない部分多々あるかもしれませんけれども、その辺の基本スタンスだけ、あらためてお話しをさせていただきます。その上で、需要をどう起こすかというのは、われわれの役割の1つだというふうに思っています。これはやはり受け皿となるレイク・インに限らず、ほかの施設についても、町と一緒になって需要の喚起、受け皿の確保という意味では、これからも努力していかなくてはならないかなというふうに思っています。その上で今、夏場、冬場、いろんな話ありましたけれども、これからいろんなスポーツの切り口は私も大切だというふうに思っていますので、全体の中で議論できればいいなというふうに思っています。その上で、一部、どの部分を指して一部かということになるんですけれども、宿泊、それから宴会、お風呂ということでいろいろあるようですけれども、これらについても十勝屋さんのほうとも、全てではなく、どこか少しでも開けてくれということで、お願いしている部分もあるということであります。先ほども言ったように、具体的な内容というのは今、申し上げる状況にないので、明かりを消さないという、そういう中でなんとかしていきたいなというふうに思っております。以上であります。

答弁 教育長 武田芳秋(教育長は2023年3月まで)

私も新聞を見まして、合宿の里では本当になくてはならない宿泊施設でありますので、衝撃を受けたところでありますけれども、夏場、また再開するということでありますので、その辺は良かったかなというふうに思っています。スポーツ合宿の関係の状況なんですけれども、今、議員が言われたとおり、今年4月に待望の新しい陸上競技場「ピラサ」がオープンして、そして、平成28年の災害があった芝生のランニングコースも全面的に復旧したということで、その効果があって、今年度は新しい実業団のチームも来ております。そして、平成28年の台風の災害のときの延べ宿泊人数と比べても、今年だいたい75パーセントぐらいに復活しているところでありまして、そして、来年も合宿したいというチームも視察に来ておりますので、これから徐々に増えていくのかなというふうに、そんな兆しが見えているところであります。そして、今年9月、大阪のほうで全日本の実業団の陸上競技大会があったのですけれども、そこに一部ブースを借りて、そこで新得町をピーアールしたりとか、それから、道内の各大会にも出向いて、そこでピーアールしておりますので、今後増えていくのかなというふうに思っているところであります。今、議員が言われたとおり、これからまた増やしていくためには、いろんな対策が必要かなと思いますので、その後、少しずつ何点か今、考えておりますので、なるべく前に進むようにしていきたいと思います。全国、全道でも、スポーツの合宿でいろんな施策をしているところもありますので、その辺を参考にしながら進めていければというふうに思っております。以上であります。

質問 貴戸愛三

地域の雇用を守る観点からも、屈足地区の地域振興を守っていくという観点からも必要な施設だと、これはもう町もわれわれも全く同じ考え方だと思います。十勝屋さんが、あの施設を継承してくれたおかげで、この8年の間に入湯税、それから固定資産税という部分で、6,000万円ぐらいの町税が新得町に入っている。これがもし本当に完全休止ということになれば、入湯税はゼロになりますし、固定資産税も払わない気になればホテルは払わない方法もある。雇用が失われて、町税もなくなるというのは、やはり私はどうしても避けるべきだと。その上で、今の現状、1月から4月までの休業というものを、今、町長の話の中では、一部施設でもいいから継続してやってもらえないかという協議をやっているというふうに聞いていますけれども、そのためにはやはり何らかの支援策を打たなかったら、私はやってくれないというふうに思っています。これは一時的なもの。さっき質問したのは、これから継続的に冬の温泉宿泊施設に対する支援策とか、スポーツ合宿に対する支援策というのは、継続的にやって将来目指すもの。一時的にレイク・インさんの休業に向けて、新得町としてどういった対応を取るのか、具体的には言えないかもしれないし、また町民の皆さんの中には、「一企業に何で税金を投入しなくてはいけないんだ」という声もあります。しかし、先ほどの私の質問の中にもありましたし、町長の答弁の中にもあった、あそこを継承してくれ、二十数名の町内の雇用を守ってくれ、なおかつこの8年の間に6,000万円以上の税収を上げてくれている事業者を守るというのは、私はある意味、町の仕事なんじゃないのかなという気がします。なんとか「やめるのをやめた」と言ってくれるような支援策があるのかないのか、もう一度、町長にお伺いしたいと思います。

答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)

施設の存在感というのは多少の差、認識の差もあるかもしれませんけれども、そんなに変わっていないかなと思っています。今言われたように、町民の方の中にいろんな方、やはり私たちも声として入ってきます。その上で、先ほど言ったように、より多くの町民の方の理解をいただくという、そういう合意形成というのを当然われわれ取っていかなくてはならない。その中で、1つの政策として、方向性というのを当然出していかなくてはならないという、そういう立場にありますので、全て相手のある方と、さっきお話ししたとおり、今、できることと、その上で、今、できることをやった上で、次の時間の中で次どうしていくかという、そういう考え方にきっと今回はなるのではないかなというふうに思っています。議員からの思いも含めて、十分理解しているところがありますので、灯を消さないと、先ほど私、お話ししたとおりでありますので、そういうふうにならないように努力していかなくてはならないかなというふうに思っています。以上であります。[貴戸愛三議員 降壇]

出典:新得町議会 令和元年第4回定例会 2019年12月18日 議事録 PDF(40ページ) 間違いを知らせる