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新得町議会 令和元年第3回定例会 2019年9月18日

JR根室本線新得駅利用者の乗降対策について

2019年9月18日、新得町議会の一般質問で、森本洋子議員が「JR根室本線新得駅利用者の乗降対策について」質問し、町長 浜田正利が答弁しました。

質問者
森本洋子 議員
答弁者
町長 浜田正利

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は会議録の目次の表記です。

質問 森本洋子

私のほうから、2項目についてご質問させていただきます。まず1つ目ですけれども、JR根室本線新得駅利用者の乗降対策についてということであります。1.JR根室本線新得駅利用者の乗降対策について現在、JR根室本線が新得駅において不通になっております。代替バス運行中です。そのため、過去1番線に入っていた普通列車までもが3番線からの発車となっており、橋を渡っていかなければならない状況になっております。高齢者や大きな旅行ケースを持つ観光客にとっては、大きな負担となっております。JR根室本線の復旧によっては、状況も変化するかもしれませんが、現状においては不便であることが続いていく可能性が高いと予想されます。この不便な状況に対するご認識、および対策ございましたらお聞かせください。

答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)

森本議員のご質問にお答えいたします。現在、JR新得駅の列車の発着状況は特急列車、快速・普通列車を合わせて、上り下りで1日47本が停車しております。そのうち全特急列車22本と普通列車4本の合計26本が1番線を活用し、残りの21本が3番線を活用しております。町としましても、3番線の利用には跨線(こせん)橋を渡ることへの不便さは認識しており、これまでも1番線の活用と3番線への跨線(こせん)橋昇降機設置による利便性向上について、JR北海道に対して要望しているところであります。結果、JR北海道からは、「1番線への活用については、運行ダイヤ全体の中でできる限り行っているが、昇降機の設置については、現状の利用人数では基準を満たさないため、設置は困難である」との回答を得ているところであります。その上で、同様の問題は他の駅にも共通するところでありますので、他の市町村とも連携して、昇降機の設置について引き続き、JR北海道へ要望してまいりたいと考えております。以上であります。[浜田正利町長 降壇]

質問 森本洋子

簡単なお答えが返ってきました。町長も私も鉄道員の子として駅には人一倍、思いが強いと思っております。現在、新得町図書館において、開町120周年記念コーナーが開催されていまして、その中で平野栄次九十三年の足あとという本を見つけました。その中には石勝線新設促進期成会連合会という組織が昭和26年に立ち上がり、当時副会長であった平野栄次新得町長らが何度も中央へ陳情したと。陳情先は30から40カ所もあったこと、当時、国鉄は赤字が深刻で、新線の建設が厳しい時代で、そんな時代にあって800億円も掛けて石勝線ができたと書いてありました。期成会が立ち上がってから30年もたっての開通です。また、その手記の中に、開通後の話ですが、次のようなことが書かれています。これは平野さんのお言葉ですが、私もたびたびこの線を利用しているが、あのたこの頭のような迂回(うかい)路を通るたびに、もし当初の計画のようにこの線が御影付近で根室線に接続することになったらどうなっただろう。新得の町は盲腸のようにどん詰まりの駅となって、今頃は廃止の対象になっていただろう。勾配緩和の点からも距離の短縮の点からいっても、技術的に不利である。その不可能に近い不利を克服して可能にしたののだと信じていると書いてありました。この本には、石勝線が新狩勝トンネルを抜けた後、次の停車駅を新得にするためにどれほどの努力をしたのかが書かれています。当時、鹿追町長も一緒に陳情してくれたことも書かれています。新得町だけではありません。今、私たち新得町民は先人の並々ならぬ努力、苦労のもと、鉄道の町でいられるわけご高齢になり、足腰が弱くなり、普通列車を利用するため、跨線(こせん)橋を渡るのに苦労しているのです。何かよい方法はありませんか。また、3年前の台風のときを思い出してみてください。JR北海道は災害復旧に1年は掛かるかもしれない、早くても春までかもしれないと言われていましたけれども、ほかで使う予定だった橋脚を根室線に融通してくれました。12月におかげさまで再開できたのです。新得町は二度も助けてもらったと私は思っています。率先して新得町がエレベーターをつけるぐらいのことをしてもよいのではないかと思いますが、町長、いかがですか。

答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)

JR北海道が経営者でありますから、それを分かった上で町がというお話しだと思うんですけれども、物事の政策を進める上で、いろんな選択があって、その所在の責任者は誰かと詰めていくのがわれわれの立場です。その上で、その責任の所在をきちんと明らかにした上で、政策的に、ではエレベーターを町が肩代わりしましょうかというのが、きっとそういう提案につながると思うんですけれども。議論として私、決して否定しないですけれども、現実としてそれができるものなのかどうなのか。よく内部で考えてみますけれども、やはりきちんと責任ある経営主体が物事を進めていかないと、全て自治体がと私、やはりならないというふうに思っていますので、その辺、今、明確にお答えはできませんけれども、取りあえず内部では悩んでみますけれども、簡単な問題ではないということで、やはり伝えるべき相手に伝えるというのがまず私、基本かなというふうに思っております。あいまいな答えでたいへん申し訳ないんですけれども、今、思うのはそういうところであります。以上であります。

質問 森本洋子

ありがとうございます。鉄道に対する思いは町長も私も一緒だと思っておりますので。隣町の清水町はかねてから議会でも、清水町の駅にもエレベーターをつけてほしいという、設置要望をしております。2億円くらい掛かるというふうに清水町も試算を出しているようなんですけれども、さらに今回、芽室町とともに特急スーパーおおぞら全てを十勝清水駅にも停車してもらうように清水町も要望しております。もちろんこれが可能かどうかは分かりません。しかし、もしそうなった場合、今まで新得町で乗車していた鹿追町や士幌の人たちはどうするでしょうか。素直に考えてみて便利のいいところから乗車するのに決まっています。新得町は2億円で農地を購入したり、トムラウシ温泉も歴史があるから直したいという町長の思いもあって、いろいろそういったことから進んでいますけれども、新得駅も私は歴史があるところだと思っております。エレベーターをなんとか設置していただければなと思っているんですけれども、エレベーターがどうしても無理であれば、普通列車を全て1番線に入れ替えてもらうように、これも要望していってください。これから増えるであろう高齢者のみならず、大きなキャリーバッグを持った旅行者や、ベビーカーや車いすを利用する人たちがいます。今現在、同じように悩みを持った駅が、先ほど町長もおっしゃられましたけれども、清水町、南千歳、登別など、ほかの自治体の話も聞きます。北海道が観光に力を入れているのであれば、この問題も考えてほしいと他の自治体とも連携し、北海道庁、JR北海道、関係各箇所に事あるごとに伝えていってください。繰り返しになりますけれども、新得駅が今こうしてあるのは、先人の努力のおかげだと思っておりますし、まだそういった方々が新得町にも住んでおられますので、その方の不便を感じないように、政策としてやっていただければなと思っております。新得町は、先ほど村田議員もおっしゃいましたが、福祉の町でありますし、鉄道の町、観光の町と言っています。ぜひ、この辺の問題を関係機関と粘り強い交渉をしてやっていただきたいと思います。以上です。

答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)

今、清水とか芽室と出ました。自治体のトップとしては、少しでも町民の利便性を考えると、当然、自分の町に全ての列車を止めていただくように、逆の立場でも要望していきます。その上で、そちらができたから新得を利用しないとか、確かにそれは否定しません。否定はしないという上で、そこまでわれわれができるかどうか、それは現実の問題として、やはり判断していかなくてはならないかなというふうに思っています。その上で、利便性の向上、何回も言いますけれども、やはりJR北海道自ら努力してもらうのが第一でありますから、それを分かった上でお互いきっと話していると思うんですけれども、そういった中ではこれからもJR北海道に要望をしていきたいなというふうに思っております。それともう1点、私、専門的なこと、よく分かりませんけれども、新得には3つのホームがあって、3つのうち一番使うのが1番、二番目が3番線、2番線は貨物という、そういう運行上のいろんな枠組みがあるようです。JR北海道も今与えられている中で利便性の向上というのは私、最大限努力していただいているというふうに認識はしていますけれども、さらに地元として少しでも利便性の向上が図られるよう声を挙げていきたいなというふうに思っております。以上であります。

質問 森本洋子

分かりました。努力をしていただけるというふうに理解しました。

出典:新得町議会 令和元年第3回定例会 2019年9月18日 議事録 PDF(56ページ) 間違いを知らせる