新得町議会 令和元年第2回定例会 2019年6月17日
西十勝地区の医療連携について
2019年6月17日、新得町議会の一般質問で、菊地康雄議員が「西十勝地区の医療連携について」質問し、町長 浜田正利が答弁しました。
- 質問者
- 菊地康雄 議員
- 答弁者
- 町長 浜田正利
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の目次の表記です。
質問 菊地康雄
この場に立つのは久しぶりでございます。8年ぶりに今回は新人になった気持ちで、一般質問をさせていただきたいと思います。2項目あるんですけれども、どちらの項目もそれぞれ立場の違う人たちが関わる問題でありますので、答弁もたいへん難しいところがあるというのは十分に認識をしておりますけれども、いろいろな立場の町民の方からも危惧する声を多々聞いておりますので、その声を受けながら質問させていただきたいと思います。まず1点目でありますけれども、西十勝地区の医療連携についてということでございます。当然、人口減になる中で、これからの新得町における医療体制の展望ということを含めて、この医療連携について質問させていただきたいと思います。1.西十勝地区の医療連携について新得町の医療については、かねてより民間の医療機関に委ねてくることができておりました。皆さんご承知のとおり、この3月、突然清水日赤から透析患者送迎中止の勧告を受け、たいへんびっくりしたところでございますけれども、救急に対する補助に加え、経営支援を求められたことから、町民の安心の要である医療体制の見直しが必要になったというふうに思っております。当然、義務教育と違いまして、町民がかかる医療機関というのは、それぞれ町民が自由に選べるということがありますので、一種のサービス機関、お店屋さんと何ら変わらないなという気持ちはあるのではありますけれども、今後の展望として、西十勝における今までの医療連携の実態と今後の見通し、そして、新たな支援のルール制定の必要性についてお聞きいたしたいと思います。よろしくお願いいたします。
答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)
菊地議員のご質問にお答えいたします。まず、西十勝における医療連携の実態と今後の見直しについてでありますが、現在本町では、高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らしていけるよう町内の医療、介護関係者と検討・協議を行う「地域ケア推進会議」を年2回開催しているほか、医療・介護関係者の情報交換や連携の場となっている「地域医療介護懇話会」を年1回開催し、連携の強化に努めているところであります。なお、この会議等には、町民の救急医療を担っていただいている観点から、清水赤十字病院院長や鹿追国保病院院長に構成メンバーまたはアドバイザーという位置付けで参画をいただき、連携を深めているところであります。その他、「西十勝地域の輪」という新得・清水・鹿追3町の医療、介護関係者が業務上の連携を深めていくことを目的に、平成23年度から活動を行っているところであり、その活動は、主に在宅医療や医療・介護に対する広域連携を推進しているところであります。また、平成28年度には、新得・清水・鹿追3町の3名の医師が中心となり、「3町医療ネットワーク」を設立し、西十勝における地域医療の堅持・推進および医療関係者間の親睦・交流を深めることを目的として講演会などを中心に開催され、関係者との連携が図られたところであります。今後においても、医療・介護関係者との連携につきましては、町民の安心・安全を確保するため、町民のみならず、西十勝地域等の医療・介護関係者とも引き続き連携を深めていきたいと考えております。また、医療機関に対する補助・支援のルール制定というものは難しいところがございますが、いずれにいたしましても、町民の安心・安全を確保するため、医療体制を充実させていくよう努めてまいりたいと考えております。以上であります。[浜田正利町長 降壇]
質問 菊地康雄
平成28年、3町医療ネットワークの設立により、西十勝の地域医療の連携の重要性があらためて共有され、かつ、堅持・推進に向けて、関係者の連携が図られたということで、たいへん心強いところでございます。しかし、この4月から清水日赤による新得地区透析の患者送迎中止ということで、これは新得町議会ばかりではなく、理事者の立場にしても、命を逆手にとった許しがたい行動と憤ったことは記憶に新しいことでありまして、すぐに新得町により、社会福祉協議会に委託され、その送迎が切れ目なく継続に至ったことには感謝を申し上げるところでございます。その嫌われるような行動を起こしてまでも、経営状態に目を向けてほしい、そのことが西十勝の医療環境の継続にとって必要不可欠であるとの清水日赤の問題提起に対し、新得町の住民として私たちは今後どのように考えていかなければならないでしょうか。平成28年3月に行われた清水日赤の医院長による西十勝の地域医療の現状と近未来への提言のレクチャーの資料を改めて読み返してみると、経営改善のための取り組みの可能性の中に、支払い請求のできないサービスの廃止として、透析患者の送迎、また、土日、夜間、休日の時間外救急の廃止がすでに表現されており、突然の行動ではなかったことに、その平成28年に受けたレクチャーで私たちの真剣みの足りなさを私自身も強く感じたところでございます。救急対応については、平成29年度の夜間、休日の時間外の受診者は清水町民41パーセント、新得町民36パーセント、占冠村民2パーセント、旅行者21パーセントとなっていること、また、それに対するそれぞれの町の補助金、5,600万円中清水町84パーセント、新得町16パーセントであることは、そのレクチャーの資料の中からも、周知のとおりでございます。この問題提起に対し、私たちは取りあえず、救急医療に対する新得町の補助を増額する決定をし、その予算を組むタイミングを今、図っているところでございます。それによって、救急に対する補助比率は、清水町72パーセント、新得町28パーセントになると見込まれますが、患者比率からすると、まだまだ乖離(かいり)がございます。清水町では地域の病院ということもあってか、町長が交代してから今まで補助の上乗せをしたようでありますけれども、理事者同士の話し合いの進展について、もう少し詳しくお聞きいたしたいと思います。よろしくお願いいたします。
答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)
まず、誤解を解いておかなくてはならないと思うんですけれども、今、2回目の質問の中に、新得地区の透析患者の送迎中止で「命を逆手にとった許しがたい」と憤ったのは、議会もわれわれもないというふうに思っております。これはあくまでも日赤としての経営の問題でありますので、その辺、経営上の判断というふうにあらためて理解をしていただきたいなと思います。しかし、もう少し早い段階からいろんなお話しをいただければ、それはよかったなという、そういう思いは強く持っているところであります。その上で、西十勝、新得・清水・鹿追のトータルの議論の中で、先ほど医療と介護という話をさせていただいたんですけれども、それぞれの持っている福祉施設を町民の方が利用しているという意味では、当然連携もしていかなくてはならないし、当たり前のことだと思っています。その次、今度医療だけ、2回目ある意味切り口となっているんですけれども、救急医療については当番という、そういう制度の中で新得町は清水日赤にこの間お願いをしてきております。歴史的に見ると、一番最初は地元の医療機関が、それこそ日にちもしくは曜日の中で先生方、対応していただいたんですけれども、現実になかなかそれが回らなくなって、清水のほうに日赤のほうの協力を得て、そして今日に至っているということでありまして、その流れというのは今までもあったし、これからもそういう流れで日赤さんとは協議していかなくてはならないかなというふうに思っています。次にお金の問題お話しします。われわれはこの間の日赤との対応の中では、救急医療に関して、新得の先生方に支払っていたことを基本にしながら、日赤さんのほうにもお願いするという立場で補助金を出してきておりまして、それも今も続いているところであります。その結果、日赤全体の経営の問題を切り口にして、財政支援というのはこれはまた違う話になるかなというふうに思っておりますので、これについては、どこかの時点でまた整理させていただかなくてはならないというふうに思っています。当面はやはり救急に関して、今の単価が実態としてふさわしいかどうか、これが今のわれわれの整理しているところであります。次に清水町の理事者という話がありましたけれども、いずれにしても、この西十勝という枠組みになってくれば、清水と新得だけの問題でなくて、鹿追も当然出てくるかなというふうに思っておりまして、どこかの時点でやはり理事者同士、一度議論していかなくてはならないかなというふうに思っております。現状では以上であります。
質問 菊地康雄
日赤の医院長の提言でありますけれども、関係自治体のバックアップによる3町の医療ネットワークによる地域総合病院構想というものがなされております。民間病院も含めての連携は理想的とも思われますが、現状の連携と今後の在り方、自治体による補助制度見直しなど、新しいルールに基づいた支援の方法など、西十勝関係の議会の連携も利用していただきながら、提言の実現の可能性を探る早期の行動が必要ではないかと思いますけれども、新たな今後の近未来に対する気持ちとして町長のお考えをお聞かせ願いたいと思います。
答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)
先ほど貴戸議員の質問でも一般論でお話しをさせていただいたんですけれども、やはり地域で生活するものにとっての安心感というのは、やはり絶対私も必要だというふうに思っています。その中のやはり1つに、大きな柱はやはり医療・介護というのはもう絶対的な立ち位置かなというふうに思っておりますので、少しでもやはりそういう不安をなくす、その努力をするというのは、当然われわれの責務だというふうに思っておりますので、これからの人口減少も含めて医療人材の確保の難しさも含めて、どんなことが考えられていくのか、今、議員からお話しがあったとおり、本当に放っておけない問題だというふうに思っておりますので、なるべく早い段階で、腹を割った中で、各町と議論を進めていきたいなというふうに思っております。以上であります。
質問 菊地康雄
ありがとうございます。