みんなの議会

新得町議会 平成29年第3回定例会 2017年9月14日

まちづくりとスマートウェルネスシティについて

2017年9月14日、新得町議会の一般質問で、湯浅真希議員が「まちづくりとスマートウェルネスシティについて」質問し、町長 浜田正利が答弁しました。

質問者
湯浅真希 議員
答弁者
町長 浜田正利

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は会議録の目次の表記です。

質問 湯浅真希

それでは、私から通告いたしましたまちづくりとスマートウェルネスシティについてお伺いいたします。1.まちづくりとスマートウェルネスシティについてまず、このスマートウェルネスシティ構想についてですが、2002年より筑波大学大学院教授が寝たきり予防と医療費削減を目指した研究の中で提唱され、暮らしの中で歩くということを基本としながら、誰もが地域で元気に生きがいを持って生活を送り、地域の活性化を目指すという構想です。この構想には4つの柱があります。1つ目には、まちの景観や機能などハード面でのまちづくり。2つ目に健康や医療データの分析をし、客観的な評価をすること。3つ目に健康増進のため、自ら行動を起こしやすくなるきっかけづくり。4つ目に地域における人々の信頼、つながりの強化となっています。従来の食事や体の面に係る健康施策だけではなく、地域でのまちづくりなどさまざまな要因を総合的につなげ、健康が大切だと分かっていながらなかなか行動に移せない、こういったかたがたにもあまり意識をせずに健康づくりに参加をしていただこうとするものです。健康のために運動をしなければいけないということを強く意識することなく、無意識のうちに健康づくりを促し、歩きやすく自然と歩いてしまっている、そういうまちづくりができれば生活習慣病や寝たきりの予防などにつながり、将来的な医療費の削減にもつながることが学術的にも明らかになっているそうです。そこで、今回はその柱の1つであるハード面でのまちづくりの観点からお伺いしてまいりたいと思います。本町においては、今後のまちづくりはどのように進めていくお考えなのでしょうか。高齢化、人口減少が進む本町においても、このスマートウェルネスシティ構想を取り入れてはいかがでしょうか。2点目に、昨年一般質問もさせていただいておりますが、2015年に「世代間交流住宅等」の整備目的として中心市街地の土地を確保されております。こちらの現在の進捗(しんちょく)状況も併せてお伺いいたします。

答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)

湯浅真希議員のご質問にお答えいたします。町では現在、第8期総合計画を基本に過疎地域自立促進市町村計画および都市計画マスタープランなどの各種計画との整合性を図りながら、まちづくりを進めております。また、高齢化社会への対応としては、高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画に基づき町社会福祉協議会に委託し、生活支援コーディネーターを配置した上で、地域包括ケアシステムの構築を目指して、町内会や商工会なども参加した町生活支援体制整備協議体を設置して、取り組みを進めているところであります。今後も各種計画や協議の場で出された意見を取り入れながら、高齢化社会に対応したまちづくりを進めてまいりたいと考えております。さて、議員からご質問のありました1点目のスマートウェルネスシティ構想でありますが、調べてみましたら、新潟県見附(みつけ)市以下10の市が平成21年に研究会を立ち上げまして、高齢になっても地域で元気に暮らせる社会の実現に向けて「自立的に歩くを基本とする健幸(けんこう)なまち」の構築を目標に取り組みをスタートさせているようであります。その後、大学や企業も加えた協議会を設置し、国の総合特区制度により平成23年に地域活性化総合特区として認定され、交通規制の緩和や公園、歩道、街灯などの整備に必要な財政支援を受け、構想の推進を図ってきたものであります。同研究会は、平成27年には60の自治体が加盟し、構想実現に向けた研究を続けておりましたが、総合特区の指定は平成28年度をもって協議会からの指定解除申請により、終了しているところであります。今後、評価、検証の結果が公表されるというふうに考えておりまして、この構想が新得町にとってもふさわしいものか、検証を進めていきたいと考えております。いずれにしても、議員からありました視点4つというのは、極めて重要なことというふうに認識しております。こういったことを念頭に置きながら、この構想が新得にとってもふさわしいかどうか、あらためてさきほどお話ししたとおり、職員の派遣も含めて、十分見ていきたいというふうに思っております。次、2点目の「世代間交流住宅等」の整備を目的に取得した中心市街地の土地の活用につきましては、単身者、子育て世代、若者、高齢者などの住宅整備に向け、庁舎内で検討を進めてまいりました。現在、先行して屈足地域の住宅対策、労働力確保対策のため、民間活力による「産業担い手育成住宅」の整備に向け、設置事業者の公募を実施しているところであります。この状況を見ながら、新得地区においても、次年度以降の整備に向け、対応していきたいというふうに思っているところであります。以上であります。[浜田正利町長 降壇]

質問 湯浅真希

ご答弁ありがとうございました。市街地の土地に関しては、現在屈足地区で公募しておりますいわゆる若い世代のための食事付き住宅、こちらの状況を見ながら同様のものをお考えなのかと思います。民間活力によるそういった住宅というのは、私自身もたいへんよい考えだと思っております。しかし、そういった食事付きの住宅がまちなかである必要性がどれくらいあるのか、今後も慎重に検討するべきではないでしょうか。まだまだ私たちには想像がつきませんけれども、高齢者の徒歩での生活圏内は半径300メートルとも言われているそうです。こういったことも鑑み、優先度を慎重に検討していくべきではないかと思います。また、新得町都市計画マスタープランの中にも、「歩いて暮らせる交通環境の構築」とあり、自然と歩けるまちづくりはこういったことにもつながっていくかと思います。このように、大きな指針となるものがあると、さきほどから一般質問でも出ております駅前再整備ですとか、今回の土地の利用、将来的には町営住宅の配置など、点ではなく、将来線でつながることが期待できるのではないかと思います。そこで、スマートウェルネスシティのような概念を取り入れた長期的な視点に立った具体的構想が必要ではないかと考えます。さきほどのご答弁にもありましたが、地域包括ケアシステムの構築を目指した生活支援体制整備協議体も本町には設置されております。ぜひ、そういったところにもご協力をいただきながら、各課がばらばらに考えるということではなく、庁舎内横断的に検証を進めていけるプロジェクトチームのようなものを設置してはいかがでしょうか。町長の考えをお伺いいたします。

答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)

お答えいたします。さきほど言った景観、それから健康増進のための自らの動き、それから人のつながり、私も本当に必要なことだと思っております。その上で、さきほどお話しした先行している60の自治体が集まって、今回、結果が公表されつつあるというふうに伺っておりまして、この自治体、私、全部把握しておりませんけれども、新得のような自治体がこの構想にふさわしいのかどうなのか。それと、歴史的に見て、新得とそれらの自治体が同じような環境にあった中で物事が考えられるのか。それからもう1つ、やはり新得の空き地対策というのを今回念頭に置きながら、私は住宅政策しかないという中で、ずっと進めてきているわけですけれども、そういったことを念頭に置いたときに、議員から提案のあったこの構想というのがふさわしいかどうか。これはさきほどもお話ししたとおり、結果が出た段階で現場も含めて職員のほうで当然行って検証していただく、これもさきほどの答弁と同じになりますけれども。その上で、提案のありましたプロジェクト、これは必要があれば当然つくっていきたいというふうに思っております。いずれにしても、新得の地で心安らかに一生を終えるというのはみんなの願いだというふうに思っておりますので、そういった中でも、ぜひ参考になるものがあれば、積極的に取り入れていきたいなと思っております。以上であります。

質問 湯浅真希

ぜひ、積極的な検討というものをしていただきたいと思います。今回、このスマートウェルネスシティ構想という、聞き慣れない取り組みを取り上げましたが、この構想というのは高齢者をはじめ、新得に住む全ての町民の元気で充実した日常を支えていくという基本に通じることではないかと思っています。その中のまちづくりというのは、この大きな構想の柱の1つにしか過ぎません。しかし、この柱というのは、高齢化、人口減少に間違いなく直面する本町にとってもたいへん重要な柱であると言えると私は思っております。将来像を少しでも見える化し、ぜひ自然と歩くことが楽しいまちづくりができるよう各課が連携しながら、長期的な、そして、生きた構想の構築というものを私から再度お願いして、質問を終わらせていただきたいと思います。

答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)

願いはきっとみんな同じだと思っています。その願いをどう実現していくか、それが町民のかたに見えるようにしていかなくてはならないのも、われわれの仕事だというふうに思っておりますので、その見えるようにしていく中の1つに提案のあったこの構想が使えるということであれば、何回もお話ししたとおり、積極的に対応していきたいなというふうに思っております。いずれにしても、検証結果を踏まえた上で、職員、当然現地に行って勉強させていきたいなと思っております。以上であります。

出典:新得町議会 平成29年第3回定例会 2017年9月14日 議事録 PDF(36ページ) 間違いを知らせる