新得町議会 平成26年第3回定例会 2014年9月17日
新得高等学校の今後は
2014年9月17日、新得町議会の一般質問で、長野章議員が「新得高等学校の今後は」について質問し、教育委員長 浦山兼一、教育長 斉藤仁、町長 浜田正利が答弁しました。
- 質問者
- 長野章 議員
- 答弁者
- 教育委員長 浦山兼一、教育長 斉藤仁、町長 浜田正利
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の目次の表記です。
質問 長野章
私は、今回の一般質問で高校問題、1項目について質問をさせていただきたいと思います。私はあくまでも、新得高校が現在のままで存続することを強く望むものであり、この問題につきましては、担当者と当然議論をさせていただくわけですけれども、後ほど、町長とも議論させていただければというふうに思っております。それでは、早速、新得高等学校の今後はということで質問したいと思います。1.新得高等学校の今後は北海道教育委員会が9月2日に発表した、2015年から2017年の公立高等学校配置計画と、2015年度からの公立特別支援学校配置計画で2017年に新得高等学校募集停止となることが正式に決定されました。同時に新得高校の空き教室を活用した知的障害特別支援学校高等部2学級が創設されることになりました。この募集停止問題は早いうちから危ぐされ、町議会も高校問題調査特別委員会を平成22年9月17日から平成23年3月14日まで、7回の委員会を開催し、委員会として早い時期に対策を講じ、検討して、中学卒業生とその保護者に通知することが不可欠との意見を付けているところであります。今後、募集停止となった場合の支援についても、早急に計画をまとめて、生徒と保護者が不安とならないようにすることが不可欠だと思いますので、その対応について伺います。さきほども申し上げましたけれども、私は、募集停止を容認するものではありません。あくまでも普通科の存続を強く望むものであります。北海道教育委員会が発表した募集停止が避けられない状況であることから、早急な対策が必要です。今後、新得の子どもたちが、町外の高校に通学しなければならないことになり、子どもたち自身と保護者が相当の不安を持って、今回の新得高校募集停止を見ていると思います。これらの不安を解消できるよう支援が必要だと思います。私は、町外の高校に通学する生徒に通学費の補助などが、やはり必要ではないかというふうに思いますし、新たな支援学校が創設されるにあたっては、就労体験のできる事業所の確保、支援が必要かと思いますので、町としてどのような対策を考えているか、以下2点についてお伺いをします。まず、1点目ですけれども、普通科停止に伴う他市町村へ通学する生徒への支援について、お伺いをします。2点目として、道立知的障害特別支援学校高等部2学級創設に伴う支援内容についてお伺いをいたします。以上2点、お伺いしますので、よろしくお願いいたします。
答弁 教育委員長 浦山兼一
長野議員のご質問にお答えいたします。議員の質問にありましたとおり、9月2日に公表されました、平成27年度から29年度までの公立高等学校配置計画において、新得高校が平成29年度に募集停止となることが示されました。また、同じく2日に公表されました、平成27年度の公立特別支援学校配置計画において、平成28年度の見通しとして、新得高校の空き教室を活用して特別支援学校の開設を検討することが明記されたところです。新得高校については、この間、町内の関係者一体となり、存続を目指して活動し、各種支援策を講じてきており、今年度の入学者は前年に比べ12名増加するなど、私どもとしては、活動の成果が見えてきたと感じていた矢先の募集停止の決定であり、非常に残念に思っております。また、空き教室を利用した特別支援学校の設置誘致については、昨年末、北海道教育委員会に対して要請を行い、今回、設置される見通しが示されたことは、たいへんうれしく思っているところであります。町教育委員会としては、あくまで、普通科との併設を目指してきており、結果として、そうはならないという状況ですので、今後の影響や対応策については、関係するかたがたと協議してまいります。新得高校振興のために実施している町立中学校と新得高校の連携事業等、現在実施している各種支援策については、新得高校が存続する限り、継続したいと考えております。その上で、1点目の町内に普通科高校がなくなった以降の町外への通学費の支援についてですが、北海道教育委員会では「高等学校生徒遠距離通学費等補助」という制度がございます。この制度は、住んでいる市町村に高校がなくなり、他の市町村の高校に通学することになった生徒を対象に、保護者の経済的負担を軽減するため、通学費や下宿費などに支援されるものです。この制度が適用される期間は、平成29年度の募集停止後5年間となっており、所得要件や通学費金額の下限上限、通学区域内の高校であることなど、対象となる要件はありますが、対象者は募集停止となる前年度に中学生であることが規定されています。本町においては、平成28年度に中学1年生の生徒が高校を卒業する平成33年度までの期間、十勝管内の高校に通う際の下宿費については、この制度を活用して、一定の支援を受けることができます。しかし、通学費に関しては、制度の要件の中で、新得町から最も近い4間口以上の高校が対象となり、本町では清水高校までの通学費が対象でありますが、1カ月あたりの定期代が制度で定める下限金額の1万円に満たないため、現行では支援を受けることはできません。今後は通学費支援について、新得町から帯広市内までの通学も適合するよう、見直しを要請してまいります。また、町としてどのような対応が可能か、さまざまな視点で検討してまいります。次に、2点目の道立特別支援学校が開設される際の町の支援についてですが、北海道教育委員会に対して特別支援学校誘致の際に、町としての支援、考え方を付加プランとして提案しております。内容については、今年2月に議員の皆様にも教育委員会事務局より説明させていただきましたが、1に実習先の確保、就労支援への協力、2にJRやバスなどの通学費支援、3に学校給食の提供、4に教職員住宅の確保、5、町有施設の有効利用、6、生徒寄宿舎の確保、7、全町教育の理念を柱とした地域連携による環境整備、以上、7点について提案させていただいておりました。今回設置される見通しとなりましたので、今後、北海道教育委員会と協議を進め、町内の受け入れ体制を整えてまいりたいと考えております。以上です。〔浦山兼一教育委員長 降壇〕
質問 長野章
委員長からるる回答をいただきました。それぞれ進んでいるということは今、お伺いしたわけですけれども。さきほどもちょっとお話しをしましたけれども、高校問題についてちょっと苦言を言わせていただければ、この対応について非常に遅いというふうな感じを持っています。募集停止と新たな支援学校が創設するにあたって、早急な支援計画を策定して、支援策を決めることが必要であると思います。この間、多くの一般質問で高校問題が議論されてきております。平成19年6月には、新得高校存続に対する今後の方針についてはということで、2間口が困難になった場合はどうするのかというか、専門課程などを設置できないかという質問があったかと思いますけれども。これはコース別指導を行い、大学などの進学指導で普通科で頑張るというふうな答弁をしているわけです。それから、19年12月には、高校存続のために努力をということで、新得高校支援策を全十勝に宣伝をしてはという、そういう質問だったと思うんですけれども、新得高校自身が管内の中学校を回って宣伝を行っているというような答弁もしております。平成20年の3月には、新得高校奨学金制度の規則、運営に瑕疵(かし)があるのではないかということで、在校生対象にというようなこともあったわけですけれども、「本人の申請主義ですよ」というような答弁がありました。それから、平成20年12月、新得高校存続に向けての方針は、特色ある高校づくりの支援はということで、質問者に対して、地元中学校へ校長や進路指導の担当者が出向いて、地元の進学を強くお願いをしているというような答弁もしております。平成22年9月には、1間口への対応はということで、そういう質問に対しては、地元の進学率が向上し、生徒が1人でも多く入学するよう努めていきたいというような答弁がありました。平成24年、全町高校生に対する支援についてはということでありましたけれども、他の町村は、わが町村からほかの町に行くときには、そういう助成制度はないというようなことで、答弁をしております。25年6月には、新得高校存続の取り組みについて、募集停止が想定される危機的状況になると考えられますという、そういう質問に対しては、検討委員会を庁舎内に設け、中学校の関係者などの意見をもとに、支援策について検討しているという、そういう答弁であったかというふうに思います。以上のように、一般質問で議論されていますが、今後、新得高校問題で対応が遅れないように私は、切に要望しておきたいと思います。支援策については、現在のところはそのまま継続するということですから、それはいいですけれども、今後は新しくというか、ほかの町に通うようになったときにどうするかということで、さきほどもちょっとお話しがありましたけれども、清水高校しか道の支援を受けれない。そうなると、清水高校に行けない子どもと言ったらおかしいですけれども、行けない人やら、清水高校以外に行きたいという人については、今までどおり、何の支援もないのかなというふうに今、感じたわけですので、こういったこともぜひ、検討していただければなというふうに思います。それから、支援学校の生徒の支援ですけれども、付加プランとして7点をお考えのようですから、ちょっと確認させていただきますけれども。実習先の確認、就労支援への協力、JRやバスなどの通学支援、学校給食の提供、教職員住宅の確保、町有施設の有効利用、生徒、寄宿舎の確保、全町教育の理念を柱とした地域連携による環境整備の確認させていただきましたが、この7点の付加プランが、どのくらいの費用を必要とするのか、一定程度、計算されたのかどうなのか。計算されていれば、教えていただきたいというふうに思いますし、どこかの時点で今の普通科の支援と重なってしまうんでないかなというふうに思うんですけれども、給食の問題ですけれども、私は高校に給食を提供してもいいんじゃないかなという、さきほど給食の問題もありましたけれども、もう少し早く検討されてはどうかなということで、この実現性についてどうなのかなということで、お伺いをしたいと思います。
答弁 教育長 斉藤仁(教育長は2016年6月まで)
お答えいたします。まず初めに、北海道の通学支援の関係でございますけれども、これにつきましては、町にあった高校がなくなった場合の激変緩和として補助期間等が決められております。北海道教育委員会としては、もともと高校がなかった自治体の生徒との公平性の観点から、現時点では、期間延長などの制度見直しは困難との見解が示されております。現在、町内では毎年約7割の生徒が、通学費の支援なく、町外の高校に進学しており、国や道など各団体の奨学金制度を活用されているかたもいると思っております。町外の高校への通学費につきましては、大きな経済的な負担となっていることは、承知しておりますので、北海道教育委員会に対しまして、要件の見直し策について要請してまいりたいというふうに考えております。2点目の特別支援学校に関する町の支援につきましては、北海道教育委員会との協議の中で、求める支援が具体的にはどのような内容なのか、町教育委員会として対応ができるかどうかについて、一応検討していきたいというふうに考えております。それから、今後の取り組みでございますけれども、教育委員会、また庁舎内検討委員会が設置されておりますので、その中で早急に検討していきたい、対応していきたいというふうに考えてございます。以上です。
質問 長野章
新得からの通学、あくまでもなくなったという、存続を望みますと言いながらも、なくなったときのことをあまり言いたくはないのですけれども。万が一、やはりそういうふうになると、今言われたように、清水まで、さきほども委員長から答弁があったんですけれども、1万円以下は出ないということですから、それはほとんど何もないというふうに思うんですけれども。ここでやはり、今までは町外に出た子については、補助制度は設けなかったかもしれませんけれども、今後、やはり考えていただいて、ぜひ、そういったほうも視野に入れて、検討していただければなというふうに思います。もう3回目の質問ですから。さて、高校問題は教育問題の反面、私は地域振興と深くかかわりがあると思いますので、人口問題にもつながるということだというふうに思いますので、このことから教育委員会と行政が一体になって取り組む問題と認識しているところであります。普通科の高校も支援学校も町の振興策として、行政が取り組む課題だと思いますので、町長部局、教育委員会部局と連携を密にして、素早い対応で、生徒や保護者に不安を与えないような、切に要望して私の質問を終わりたいと思いますけれども、最後に町長からコメントがあればお伺いしたいと思います。
答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)
子どもの教育という立場で、1つだけお話しをさせていただくんですけれども。まず、将来を担う子どもたちの高校教育、どういう高校教育が望ましいのかと常日ごろから自身も思っております。とりわけ、町長就任以降、新しい高校づくりということで4間口という、1つの問題がありました。この間、道教委のほうといろんな議論をさせていただいたんですけれども、2間口で育っている子ども、1間口で育っている子ども、これはもしかしたら、将来を担う子どもの教育として、われわれ行政側はふさわしくないことをしていたのかという、そういう自問もありました。さきほど言ったように、北海道教育委員会とも何度もこの間、議論をさせていただいて、今日の結果的に至っています。結果として、1間口だろうと2間口であろうと、育った子どもたちというのは、将来を担う人材として私は問題ないという、そういう認識で。そういった意味では、あらためて今回の高校の中で普通科が閉ざされるというのは極めて残念なことであります。その次に、議員の質問にあります、町教育委員会部局の問題ではないという、そういうことについては、私自身も十分認識をしておりますので、次代を担う子どもたちが、どういう高校教育がふさわしいのか、そういった中でいろんな課題がきっ とあろうかなと思っていますので、そういったことも教育委員会と一緒になって悩んで、少しでも前に進められるように対応していきたいというふうに思っております。以上であります。[長野章議員 降壇]