みんなの議会

新得町議会 平成25年第1回定例会 2013年3月13日

定住自立圏構想事業の推進状況と今後の政策分野の具体策について

2013年3月13日、新得町議会の一般質問で、廣山輝男議員が「定住自立圏構想事業の推進状況と今後の政策分野の具体策について」質問し、町長 浜田正利が答弁しました。

質問者
廣山輝男 議員
答弁者
町長 浜田正利

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は会議録の目次の表記です。

質問 廣山輝男

私からは1項目のみ質問させていただきたいと思います。1.定住自立圏構想事業の推進状況と今後の政策分野の具体策について定住自立圏構想事業の推進状況と今後の政策分野の具体策についてということで、平成20年、国の方針に基づいた、必要な生活機能を確保し、農林水産業の振興や豊かな自然環境の保全等を図るなど、都市と周辺市町村が互いに連携・協力することによって人口・定住を図る等も含め、地域全体の活性化を図る目的で「定住自立圏構想」が設定されました。これを踏まえ、十勝管内全市町村が定住自立圏構想推進策を確認、新得町も平成23年7月7日に帯広市と協定締結してきました。既に2年近くになるとき、協定締結した3つの政策分野の19課題について、どう評価・分析されているのか。また、政策分野の推進のために、平成25年度も含めた具体策、とりわけ以下の項目について伺います。1つ目は、この2年間の事業効果・波及効果の評価はどうなのか。2つ目に、3つの政策分野、19の取り組み課題のうち、産業振興分野の「地域ブランド推進」または「地産地消」について、特に新得地産の新得地鶏、鹿肉、新得そば等は今後も積極的な取り組みが必要と思うが、具体的な連携・協力、事業展開を伺いたい。3つ目には、平成21年1月に設立した「とかち田園地域産業活性化協議会」の事業展開が25年度末で終了しますが、事業内容や取り組み方針が明確であっただけに、この総括的な評価と同時に、定住自立圏構想への波及策などはどうなのか伺います。以上です。

答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)

廣山議員のご質問にお答えいたします。定住自立圏構想は、圏域の中心的な役割を担う中心市とその周辺町村が、お互いの持つ資源や機能などの魅力を生かし、相互に役割分担をしながら連携・協力することにより、圏域全体で必要な生活機能を確保し、圏域の定住を促進するという主旨の取り組みであります。十勝においては、議員のお話しのとおり、23年7月7日に中心市である帯広市と管内の18町村がそれぞれ協定を結びまして、十勝全体で定住自立圏を形成したところであります。協定に基づく取り組みは、圏域全体で進めることを基本としており、早期に実施可能な事業として19項目を定め、具体的な取り組みは、共生ビジョンにおける中心市と町村の役割分担に基づき、各分野において所管するそれぞれの作業部会で事業を進められているところであります。具体的な質問の1点目でありますが、評価という意味でお答えをさせていただきますが、医療や福祉、教育、産業振興、人材育成などの各協定分野それぞれにおいて、主に19市町村相互の情報共有のほか、移住情報など圏域全体での一体的な情報発信や観光ピーアール、防災に関する連絡系統の整備、職員研修の合同実施など32の事業に、圏域全体が歩調を合わせて一体的な取り組みを進めてきているところであります。しかし、協定成立後、時間の問題であまり多くの時間がないというのも現状でありまして、結論的には動き出したばかりで、地道に今取り組みを進めているというそういう印象を持っているところであります。次に、2点目でありますが、地域ブランドの推進等につきましては、とかち財団や関係機関などと連携し、地域資源を活用した農商工・産学官連携事業として新商品・新技術開発、人材育成、異業種交流事業などの推進や十勝ブランドの確立に向けたピーアール事業などを行うこととしているもので、これまでの取り組みとしては、とかち財団を通した農商工・産学官連携を推進したほか、食品加工などを中心に十勝の企業同士のマッチングを行ってきたところであります。なお、具体的にありました新得の地産という意味でのピーアールについても行われているというふうに認識をしております。しかし、なお町独自でもピーアールというものもこれからも考えていかなければならないというそういう認識でおります。次に3点目であります。「とかち田園地域産業活性化協議会」につきましては、管内の12町村で組織をしまして、企業誘致を推進する活動を行っておりますが、ほかに帯広市ほか6町で組織する帯広十勝地域産業活性化協議会も同様の活動を行っており、定住自立圏の取り組みとして2つの組織が連携をしまして、東京都内で開催される企業誘致フェアに参加しているところであります。定住自立圏の今後の取り組みの流れとしては、各年度それぞれ事業実績の総括を行った上で、各分野ごとに取り組み内容の充実や新たな連携事業の検討を行うとともに、共生ビジョン懇談会における意見や継続協議としている事業の検討も併せて行い、方向性を定めながら地道に進めていくこととしております。いずれにしても、協定締結後あまり時間がたっていないという、そういう状況にありまして、今しばらく経過を見る必要があるかなというふうに思っておりまして、形に見える評価というものは、これからかなというふうに考えております。以上であります。〔浜田正利町長 降壇〕

質問 廣山輝男

自立圏構想事業の関係については、今3点の関係についてはご答弁いただいたのですが、私のほうから率直にこの問題を提起したのは、こういったものの動きがよく分からないというのが1つあります、率直に。それから、構想ですから、具体的な取り組みということについては、あえて私たちの町で自らやるものはそれはやるのでしょうが、構想の中で全体をこうする、連携・協力という言葉はたくさんどこでも出てきていますから。そういう意味の連携はなされてきていることはなんとなく見えるのでありますが。では、私も1点目に事業効果や波及効果はどうなのかという、ストレートに申し上げたのは、やはりこういった取り組みを実践することによって一定の評価というのも、2年も経過しようとしているわけですから、あるのではないかと。あることをもって、さらにこうしていかなければならないというものも当然出てくるのではないかなと思って、あえてここで質問させていただいているのですが。他町村といいますか、全国、こういった自立圏構想というのはたくさんあるようにも聞いております。そういった中で見ると、結構具体的に事を進めているというのがあるように聞いている。例えば医療問題については、どちらかというと十勝みたいな町が全くそのとおりの町があるかどうかはわかりませんが、その構想の中で例えば地方には医者がいない、しかし、町には医者がいる。まあ、いるといったら変ですが、存在されて当然やっている。となれば、こういった構想の中で、例えば、私たちの住んでいる屈足あたりではお医者さんがいないとなれば、そういったものも連携・協力ですから、そこまではできなくても一定程度そういった町村と中心になる市の中でコミュニケーションをさらに深めて、その対策を具体化させるくらいのことは、当然それは自治体だけで事は進めませんから、もちろんお医者さんの理解も得ていくようなことも当然仕事としてはあるはずです。そういったものが当然その中で議論はされているのかもしれませんが、そういうのが一定程度こういう方向でやろうじゃないかというぐらいのことは、もう2年もたっていれば出てくるのではないかというように、率直に期待しておったわけですが。残念ながらそういったものがいまだ見えていないということが、ちょっと、なぜなのかなというのがひとつあります。私たちの2つ目に、私のほうから問題提起させていただいたのは、政策分野、19課題、直接関係あるのはたくさんあるのですが、あえて私たちの住んでいる今、取り組みの中で、かなり重視、お金も相当かけて新しいものを取り組んでいるものの1つとして、新得地鶏なんかは結構いい素材ではないのかなと、こういったものの中で。しかし、連携はされていて、私たちの町ではこういったイベントやあるいは、販売活動といいますか、メニューの拡大とか、そういったものがなされていっているのは事実でありますが、これがこういった構想の中に入ったら、それなりのピーアール活動とかそういったものは、当然連携という中には入っているのかもしれませんが、より成果があるものになるのではないかなというような期待がしていただけに、ちょっとこの辺の評価がまだまだ出ていないというのが、私のほうから見るとちょっと不満なところであります。いずれにしても、今後の問題ということで、町長もご答弁いただいたのですが、具体的な問題提起をするかどうかはちょっと控えたいのですが、しかしながら、私の問題提起の1つとして、まずは目先の問題になるかもしれませんが、今やっている自立圏構想の取り組みも一定程度の状況というのは、町民サイドに何らかの形でアピールして、あるいは経過等できないのか、あるいは、場合によってはそういった具体的課題の中で、構想の中でこういう問題もある、そういう中で住民の関係団体といいましょうか、そういった中で組織して具体的にこの町では積極的に取り組んでいけないのかというようなことは、構想は構想としてあって、それはより十勝全体としてこの事業の中でやるとするならばこの地域としてはそういったものも住民の皆さんのコンセンサス、あるいはいろんな団体もありますから、そういった事業展開をすることができないのかどうなのか、その辺伺っていきたいなと思うところであります。それから、3点目の、とかち田園地域産業活性化協議会、これは当時私も一般質問でも取り上げたのですけれども、たまたま連携協力と事業展開、このとかち田園地域関係では、当然新得地鶏の関係もこの中に入っていたんですね。25年度で終わるのですから、すべてここで終止符を打つのかなというようなことだったのですけれども、これは今後も展開されていくのかどうなのか。ちょっとその辺についてまだ明確なご回答はいただかなかったのですけれども、その辺についてお伺いしておきたいと思います。

答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)

まず1点目なんですけれども、私どもの今の事業に対する認識がもしかしたら不足しているから、さきほどの答弁になったのかもしれませんけれども、いずれにしても議員のお話しのある町民へのピーアールというのも当然必要かなというふうに思っております。どういうことがピーアールにあるのか、なおかつこの定住自立圏構想をさらにいいものにするためにどんなことができるのか、私どもも悩みますけれども、関係するかたがたにも課題として提起をしていければというふうに思っております。次に2点目でありますけれども、これについても地域の特産品の単品だけを取り上げてそれをピーアールをしていくというのもきっとあるかなというふうに思いますけれども、しかし、ひとつの場を与えた上で、その場の中でぜひ新得町さんも頑張ってくださいというのがきっと今の政策の取り組みでないかなという、私はそういう認識をしていたものですから、さきほどの答弁につながったのですけれども、十勝全体で、いずれにしてもどう産業という意味で取り組んでいくのかというのも大きな視点だというふうに思っていますので、若干議員の質問と私の答弁はかみ合っていないのかもしれませんけれども、さらなる取り組みということではきっと一致しているかなというふうに思っています。それらも整理をしていきたいなというふうに思っております。それから、3点目の今後の問題でありますけれども、たいへん申し訳ないですけれども、今の段階で私の立場で情報がないので、答弁は差し控えさせていただきたいなと思っています。以上であります。

質問 廣山輝男

いろんな取り組み方はあると思います。せっかくこういった自立圏構想事業というものができたわけですから、最大限、それを生かす、あるいはわれわれの知恵といいましょうか、そういったものも当然やっていかなきゃならんと思います。私は一般的な情報として申し上げれば、例えば新得地鶏の取り組みについてということになると、その自立圏構想の中で議論されている内容が、今日はシビアにお話しできませんけれども、そういったことは他町村にもそれなりに伝わっているというのが私も聞いております。ただ、一般的なイベントだけがなにか進んでいて、まだまだ、もちろんマスコミ等でもそういった情報は流れますけれども、本当に行政としてこういうようにやっていこうというところがまだまだ不足かなというような面が否めません。当然、他町村の例もいいますと、例えば農業生産者、食品加工業者、販売店及び飲食店等、関連する生産者、事業者が一丸となって、いわゆるブランド化の価値を確立させるために取り組んでいる自治体もあるというふうに聞いております。それはそれなりにたいへんご苦労なさっております。しかし、これを一般的にコーディネートしていくのはやっぱり自治体なのかなという感じもしないわけではありません。最後の質問になるから、さきほどの湯浅議員との関連もないわけではありませんが、これも実は地域戦略室のお仕事だと聞きまして、たいへんいろんな仕事があるから大変だなと思います。しかし今、例えば新得地鶏とかなんとかになりますと、その部分は産業課だよということで、いわゆる仕事をやるための横の連携というのもたいへん重要になってまいります。したがって、もちろん今、産業部門だけ申し上げましたけれども、教育だとか、それから福祉関係も19項目にあるわけですから、庁内の疎通というのもしっかりやっていく必要があるんじゃないかなという感じがします。もちろんやられているのだろうと思っていますから、まだまだ私たちの目にはちょっと映ってこないというような状況ですから、この辺も含めて町長もご答弁をいただいていきたいなと思います。最後の3点目の関係については、私の聞いているところでは、今後もこの協議会は進んでいくものだと思うのでありますが、当然今後もこの中の具体的課題については、さらに議論されていくものかなと思いますので、この部分についてもやっぱり期待をしておりますので、その辺についても前向きに進めていただきたいなということで申し上げて、最後の質問に代えさせていただきます。

答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)

廣山議員の今、話を聞いていると、定住自立圏構想のそもそもに対する認識というもので、若干われわれと違うような、そんな雰囲気を感じました。十勝全体でいろんなことを連携しながら物事を進めていくというのは、これはもちろんなんですけれども、個別具体的ないろんな経済の問題だとか、そういったものを含めて、それぞれが努力をしていかなきゃならんというのが大前提というふうに私は思っております。その中において、自治体の役割というのは当然議員のほうからお話しあったように、われわれも相当の努力をしていかなきゃならんというそういう認識でおります。そういったことが十勝全体の底上げにつながるというふうにわれわれも認識をしておりますので。同じことを言っているのかもしれませんけれども、若干、構想に対する考え方と違うのかなと、そんな感じもしますので、ぜひこれからも担当課も含めて、定住自立圏構想というのはなんなのかというのをぜひ、議員のほうとも議論させていただきたいなというふうに思っております。それから3点目の今後の問題でありますけれども、さきほど言ったように、私、26年度以降のどうするかという情報を持っていなかったので、答弁できなかったのですけれども、議員がおっしゃるとおり、26年度以降についても、事業を継続していくということであれば、事業の必要性を含めて、十分議論をした中でその協議会の在り方も含め、方向性というものが出てくれば、当然、われわれも最大限有効利用していきたいなというふうに思っております。以上であります。〔廣山輝男議員 降壇〕

出典:新得町議会 平成25年第1回定例会 2013年3月13日 議事録 PDF(77ページ) 間違いを知らせる