みんなの議会

新得町議会 平成24年第3回定例会 2012年9月14日

狩勝高原園地活性化事業と文学の散歩道について

2012年9月14日、新得町議会の一般質問で、齊藤美代子議員が「狩勝高原園地活性化事業と文学の散歩道について」質問し、教育委員長 廣瀬顯嗣、教育長 山本均が答弁しました。

質問者
齊藤美代子 議員
答弁者
教育委員長 廣瀬顯嗣、教育長 山本均

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は会議録の目次の表記です。

質問 齊藤美代子

1.狩勝高原園地活性化事業と文学の散歩道について5番、齊藤です。私は、狩勝高原園地活性化と文学の散歩道という項目で、3点についてお伺いいたします。このたび、狩勝高原園地活性化プロジェクトが広報8月号に特集として掲載されました。高原開発は、現在サホロリゾートで発展の一途が地域に根付いておりますが、今後の集客拠点づくりとして活性化プロジェクトが立案され、これからの発展を期待するところであります。そこで、次の3点についてお伺いいたします。1点目、文学の散歩道の活用と高原園地プロジェクトの在り方について、3年間の事業の中に取り入れて企画してはどうか。2点目、有名歌人石川啄木の歌碑の建立を園地内に存在してはどうか。3点目、作品群がある場所の配置図を作成してはどうか。以上についてお願いいたします。

答弁 教育委員長 廣瀬顯嗣(教育委員長は2014年3月まで)

齊藤議員のご質問にお答えいたします。1点目の「文学の散歩道」の活用でございますが、散歩道につきましては、先人の文化的功績を後世に伝えるといった趣旨で、昭和63年度から、本町にゆかりのあるかたの短歌や俳句などを石に刻み、整備を進めてまいりました。現在までに22基の歌碑・句碑が建立され、近年、散歩道らしい趣を見せております。歌碑の建立につきましては今後も継続していく考えでございますが、その活用については、作品選考のご協力をいただいている文学の散歩道推進協議会と、狩勝高原園地活性化プロジェクトとで調整を図りながら、より多くのかたが現地に足を運んでいただけるような活用方法を模索していきたいと考えております。次に、2点目の石川啄木の歌碑ですが、啄木は汽車で狩勝、新得駅を通った記録が残っており、その際に詠んだのではないかとされる歌もあることから、新得に縁のあるかたという認識を持っております。著名な歌人の歌碑が建立されれば、当然、話題となり、それを目的に、園地を訪れる人もいらっしゃると思われますので、貴重なご意見として、今後、狩勝高原園地活性化プロジェクトの中でも検討を進めてまいりたいと考えております。3点目の「文学の散歩道」の配置図ですが、散歩道の歌碑・句碑は、さきほども申し上げたとおり、現在までに22基と、数も多くなってきております。お越しいただいたかたへの配慮として、配置図が必要ではないかという議員のお考えは理解しております。今後、事業を継続していく限り、毎年、碑が増えていくことから、それに対応してできるような形で、文学の散歩道推進協議会と共に検討していきたいと考えております。以上であります。[廣瀬顯嗣教育委員長 降壇]

質問 齊藤美代子

ただいまのお答えは十分理解できます。よろしくお願いしたいと思いますが。関連につきまして、現在の散歩道の在り方について、もうちょっと深く聞いてみたいと思いますけれども。以前、宮中歌会に入選されました錦織さんの作が一番先、現存者としては初めて建立されました。つづきまして、昨年なんですけれども、宮脇和子さんが建立されましたね。今年は、俳句の会の順番として、片桐さんとお聞きしております。そういう最近の動き、一時は現存中のかたも審議の中に入れて歌碑を建立してはどうかと質問したことがあったんですけれども、そのときは、「故人になられたことが原則だよ」と言われたものですから、ああそうなのかなと思っていましたら、昨年、宮脇さんも建立していただきましたので、私も、歌会に所属しているものですから、ありがたいことが審議されて決まったんだなと思っていました。それでなんですけれども、現存者として、やはりいろんな意見を聞きましたら、「亡くなってから建てていただいても、ありがたいことなんですけれども、できるなら、審議会の中で該当されるかたがいれば、現存中に自分のは見たいね」と、最近の意見なんですけれども。その辺りも取り上げてもらいたいというのが私の願いです。その辺はどうでしょうか。

答弁 教育長 山本均(教育長は2012年9月まで)

お答えしたいと思います。齊藤議員をはじめ新得町にはたいへん芸術文化に造けいの深いかたが多くて、新得町の文化のレベルが高いことに私はいつも関心しているわけでございますけれども。今お話しにありました散歩道の歌碑のことでございますが、文学の散歩道に協力するという会がございます。それは「文学の散歩道推進協議会」というんですけれども、会則にこういうのがあります。選考基準というのがあるのですが、1つ目は、新得町になじみのあるかたとすると。ですから、石川啄木もひょっとしたらこれに該当するかもしれませんね。それから2つ目が、故人を優先とするが、生存者で顕著な優秀作品と認められるもの、「全道規模の選考会での入選等」というのがあります。今年これが議論になりまして、例えば生存者で選ぶときに、では全道規模の大会に入選しなければ現存者は選ばれないかという議論もありますし、実際、現存者で全道規模に入ったとしても、自分のこちらの句に思いがあるから、そちらを建てたいという気持ちもある。そんなことが議論ございまして、括弧の中の「全道規模の選考会での入選等」を今年度から削除することにしました。といいますのは、やはりあくまでも故人が優先なんですけれども、現存者のかたも優秀な作品や実績・実力のあるかたの作品を選考の対象とするというふうに、特に今年度そういう確認をしたところでございます。以上です。

質問 齊藤美代子

建立していただくということは予算が伴いますので、絶対に該当するという推進基準に当たる人は今までどおりの予算をいただけるかと思うんですけれども、私はまだ、本当はもう選ばれなくても建てたいなという家族とか、その作者がいらっしゃる場合の、その選考基準もこれから入ってくるのではないかと思います。それはそれとしておきまして。このあいだ、勝毎に以前、「辛夷(こぶし)」という結社が短歌会にはありまして、その結社の「辛夷」誌がありまして、その誌の代表者が時田則雄さんというかたなんですが、その人の勝毎の編集余録に記載してあったことがちょっと気にかかりましたので言わせていただきます。「啄木が汽車が釧路へ向かう途中、詠んでいる歌がある」。これは啄木の作なんですけれども、「遠くより 笛ながながとひびかせて 汽車今とある森林に入る」というのが、この歌について、新得町の70周年史には国境の辺りを詠んだものではないかと想像されるという記事を見たんですね、時田則雄さんが。だから、啄木は新得にとっても縁のあるかたとアピールしてくださっているのがうれしく私は感じました。そんな中で、新得短歌会でも時には話題になることがあるのですが、ちなみに今年は啄木没後100年ということで、これから3年間の間の狩勝高原の開発推進協議会の中でも、この一端を取り上げて、どこにそのポイントはおくかというのもこれからも審議していただく過程かなと思うんですけれども、文学の散歩道ということで、できるかぎりその散歩道の中の園地にあればうれしいかなと思います。それで、私は質問するだけなんですけれども、記念誌の新得町史の80周年のところに、新内のSLがあるところに、モニュメントというんですか、2首の歌がありますよと教育委員会で調べてくださったんですけれども、その歌は、この表紙を飾っているのは、「忘れ来し 煙草思ふ ゆけどゆけど 山なほ遠き雪の野の汽車」というのがここに出ています。もう1首が、「遠くより 笛ながながとひびかせて 汽車今とある森林に入る」というのと、この時田則雄さんが引用してくださった歌と重なるということがたいへん印象に残った今回の取り組みでした。そんなんで、どうぞ今後よろしくお願いします。

答弁 教育長 山本均(教育長は2012年9月まで)

石川啄木没後100年ということで、今ちょっとブームになっているようで、それに便乗してか、旭川市の新駅の中に啄木の歌碑を建てたやに聞いております。その旭川のあとに、ここを通ったんだそうですね。ここで新得の汽車が故障して、帯広には遅く着いたと。だから、十勝管内では唯一新得町だけがゆかりがあるというふうに聞いて、その2つの句碑がトロッコの前にかかっておりますけれども。もっと立派な句碑をつくりなさいという提言だと思うんですけれども、十分考慮したいと思っております。ただ、いろんな関係もございますので、いつやるとか、必ずやるかというのはちょっと明言はできないんですけれども、さきほど言った新得町の文化のレベルの高さは十分認識していることを繰り返してお話ししたいと思います。以上です。

質問 齊藤美代子

どうもありがとうございました。〔齊藤美代子議員 降壇〕──────────────────────────────────────

出典:新得町議会 平成24年第3回定例会 2012年9月14日 議事録 PDF(45ページ) 間違いを知らせる