新得町議会 平成24年第1回定例会 2012年3月9日
新得町耐震改修促進計画の取り組み状況について
2012年3月9日、新得町議会の一般質問で、廣山輝男議員が「新得町耐震改修促進計画の取り組み状況について」質問し、町長 浜田正利が答弁しました。
- 質問者
- 廣山輝男 議員
- 答弁者
- 町長 浜田正利
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の目次の表記です。
質問 廣山輝男
2.新得町耐震改修促進計画の取り組み状況についてそれでは2項目めを提起させていただきたいと思います。新得町耐震促進計画の取り組みの状況です。きょう本会議の冒頭に黙とうをささげましたが、ちょうど昨年のその日に私がこの席で質問している最中に揺れが来まして1時間ほど休憩を取ったという、たいへん重たいといいましょうか、経験があるわけです。つまり言いたいのは、未曽有の大震災から1年が来ます。防災対策はさまざまな対応が行われてきておりますが、新得町では、公住だとか民間の住宅も含めて、耐震化に向け平成21年に新得町耐震改修促進計画を策定しております。ここには一定の目標を掲げて実践されているところでありますが。大地震が発生した場合の建築物の倒壊などの被害およびこれに起因する生命、身体、財産の被害を未然防止するため、既存建築物の耐震診断、体力度調査および耐震改修、建て替えを促進することにより、町内の建築物の耐震性の向上を図り、誰もが安全・安心して暮らしていける町づくりを目的につくられたものだというふうに伺っております。1つ私が伺いたいのは、計画耐震化率目標、まず先にありますが平成27年度には90パーセントという目標を掲げておりますが、こういうふうにして取り組まれているところでありますが、進ちょく状況はどうなのかと。それから、今後の目標実現に向けた具体的な対策等について伺っておきたいと思います。2つ目に、最近いわゆる移住対策の関係もあったんですが、空き家の利用を検討されているように聞いております。対象物件の耐震化に向けた具体策と今後の推進策について伺います。以上です。
答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)
ご質問にお答えいたします。新得町耐震改修促進計画の取り組み状況についてでありますが、本町では平成20年度に耐震改修促進計画を策定し、計画期間を平成21年度から平成27年度までの7年間としております。計画の基本的な考え方は、国の基本方針や北海道耐震改修促進計画との整合性を図り、町内にある昭和56年以前の建物の耐震化率を最終年度の平成27年度までに90パーセントとすることを目標としているところであります。現状での耐震化率の状況でありますが、民間住宅・公営住宅では計画策定前の平成19年度末では73.6パーセントでありました。直近の本年2月末では75.3パーセントとなっております。民間住宅の耐震化促進につきましては、住宅の無料耐震診断や相談窓口の設置など町のホームページや広報紙によりまして情報提供を行ってきましたが、これまでに残念ながら耐震診断の申込みについてはないと、そういう状況であります。また、寄宿舎やホテル、工場などの民間の特定建築物14の施設と学校、体育館などの公共建築物12の施設の耐震化率は、平成19年度末で53.8パーセントでありましたが、本年2月末では80.7パーセントとなっております。なお、現在計画が進められようとしております新得中学校の改築が完了しますと、耐震化率につきましては92.6パーセントになると考えております。計画の最終年次となる平成27年度までに目標を達成するためには、民間住宅・公営住宅の耐震化率の向上が必要ですが、今後も引き続き無料耐震診断や改修費に対する北海道の支援制度など、さらなるピーアールに努めてまいります。次に、2点目の空き家の利活用と耐震化についてでありますが、新年度から新たな取り組みを予定しております空き家活用促進事業の目的は、町内にある空き家を有効利用して定住を促進するもので、住宅の耐震度の有無を支援対象の条件とはしておりません。事業の活用にあたっては、昭和56年以前の物件の申請があった場合についても、耐震化に対する支援制度の情報提供に努めてまいりたいと考えております。以上であります。〔浜田正利町長 降壇〕
質問 廣山輝男
ご回答いただきまして、現実の姿が見えてまいりました。要は、21年3月にこの計画が出されて、いわゆる私のほうできょうは、どちらかというと民間住宅についてどのように推移しているのかなというのを、ちょっとこの地では注目しておきたいなということで、今回一般質問で取り上げさせていただきました。公営住宅とか公共施設はそれなりの取り組みが進行しているなという、それはすべてがぱっとなれば理想なんですけれども、それはならないのは分かってますから、それはいいとしてもですね。しかし、今回こういう大きな大震災があったとなれば、ここで議論するよりも私たち自身がそれぞれ考えなければならないことはたくさんあります。もちろん行政のほうでやらなければならないものもたくさんありますけれども。ただ、何年か推移した中で診断さえも受けられていないというか、実態ですね、これがゼロだったということはちょっと私自身も意外だったということを率直に思ったところであります。少なくとも、あの災害を受けると、私たちのこの地域は津波で大きなどうのこうのということは全くない地域であります。しかし、過去の震災を思うと、それなりの対策が必要なわけでありますから、当然、北海道でもこの種の計画はきているところです。そこで、今後は引き続きピーアールしていきたいということのご答弁だったと思うんです。民間の関係ね。ただ、実績は全くゼロ、いわゆる診断も含めてね。しかし、計画の中では民間住宅、56年の段階でも相当多くの住宅がありますけれども、472戸についてはというように記述もあるわけですね、その計画の中では。この対象をなんとか90パーセントまでもってきたいというのが趣旨の流れになっているかなというふうなわけです。となれば、本当はすべての町民にどうのこうのということは、このインターネットを通じながらでも、いろんな情報を通じながらやっているはずなんですけれども、そういった何か一歩踏みこんだ対策というのはないものなのかというのを率直に思うところであります。もう1つ。これは全く後ろ向きな議論になってしまいますけれども。せっかくこういうものをつくっても実践がないのであれば、「やめなさい」とは言いませんけれども、「なんぞやな」ということは率直に思っております。はっきり言うと、私がその立場だったら、もしかしたらしないかもしれません。私自身が安全だと思っていればそれまでですものね。こういう議論してはいけないことは重々分かっておりますよ。だから、より一方の対策というのもこの際やるべきでないだろうかと。かつ、今回の21年にできた資料の中でも「建築士等による無料耐震診断相談会の実施」だとか、結構具体的に書いてあるんです。したがって、「知識の普及と啓発に努めます」というのが最後につづってあります。ある面では完ぺきに文章としてはなっているのかなと思うんです。たまたま実績がないということでは、いま一歩やはり進める対策をやる必要があるということを私として問題提起しておきたいのでありますから、ひとつこの辺に対するご見解をいま一度いただきたいと思います。
答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)
廣山議員、こういう議論はしてはいけないという中で、私はしないというお話しもありまして、私もこういう議論をしてはいけない議論の1人かもしれないんですけれども。実を言いますと、課長会議の中で耐震化について話題になりました。正直なところ「該当する職員のかたどうですか」というお話をいたしまして、廣山議員と同じような答えがありました。その上で、今の耐震化の強度の問題なんですけれども、正しくないかもしれませんけれども、やはり根底にあるのは、やはり北海道はある意味雪が多い地帯です。この雪の重みに耐えられる住宅というのは、府県の住宅とやはりちょっと違うんじゃないかというのもそれぞれの中にありました。よって安心とまではいかないですけれども、そういう心情といいましょうか、現実にあったのも事実であります。なお、ちなみに私の今持っているメモの中で、ある意味今回の計画の対象となる住宅の戸数というのは約1,300戸ぐらい今あります。その中で耐震性があるというふうに判断されているのが約500戸ぐらいありまして、56年以前という意味でいけば、ちょっと率はやはり低いというふうに数字的にも押さえているところでありまして。しかし、この災害というのはいつ何時起こるか、これは誰も分からないということでありまして、われわれの立場では今のところやはりピーアールをしていって、こういう懸念があるというのを最大限啓発していくのが、今の中では限界かなというふうに思っております。これからまだ議論も進むと思っていますけれども、現状でお答えできるのはこれぐらいかなというふうに思っています。以上であります。
質問 廣山輝男
最後になりますけれども、ひとつこれは積極的な取り組みを、実績がゼロですから、何倍議論してもゼロはゼロです。今のところはね。だけどそれなりの成果があれば、これは町民の理解が何より大切ですけれども。ただ、さきほど空き家の関係について、これは56年以前は、端的に言えば対象外ですよみたいなことでご回答があった。そういうように私自身は受け止めます。当たり前といえば当たり前なんですけれども、結構あるんですよ、それ以前の住宅で、かつ、いいものもあるんですよ。そういう面では利用価値のあるものも結構あるんですよね、その56年以前のものでも。たまたまこれで対象にしてしまうと、今言ったようにずばっと切らざるを得ない。それはそんなに要求がくるわけではないから、当然57年以降のもので十分賄いきれるよと言ったら、それまでですけれども。しかし、使う人は本人ですから、空き家をもし利用すると、あの家がやはり最も私としてはいいんだということだってあり得るかもしれません。それがたまたま56年のものかということもありますから。したがって、この辺はいろんなやり方があるということも押さえて、ずばりそこで線を引いてしまうのかどうなのかというのはどうなのかなと。一時的にちょっと物を置かしてくれみたいな人も中にはいると思うんですよ。そのようなことも含めて、いま一度、ここにずばり線を引いてしまうのか、引くなら引くという答弁でもいいですけれども、再度答弁いただきます。
答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)
ちょっと私の答弁が悪かったようですけれども。まず、空き家の今回の利活用の対象の範囲には56年以前の建物も含めます。要するに空いていればということでいきます。さきほどあえてお話ししたのは、耐震化に対する支援についてはそれぞれのかたがやっていただくというそういう趣旨でお話しをしただけで、利用という意味では56年は関係なく対象にしていくと、そういう意味であります。〔廣山輝男議員 降壇〕