新得町議会 平成22年第3回定例会 2010年9月13日
豪雨による深層崩壊の対策は
2010年9月13日、新得町議会の一般質問で、青柳茂行議員が「豪雨による深層崩壊の対策は」について質問し、町長 浜田正利が答弁しました。
- 質問者
- 青柳茂行 議員
- 答弁者
- 町長 浜田正利
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の目次の表記です。
質問 青柳茂行
2項目めに入りたいと思います。2.豪雨による深層崩壊の対策は豪雨による深層崩壊の対策についてお伺いしたいと思います。この夏、道内においても、これまで経験したことのないゲリラ豪雨により各地で地すべり災害が起きています。新得町においても、この間の豪雨により町道3路線が一時通行止めになっています。国土交通省は8月上旬、全国各地の今後の発生頻度を4段階で推定した危険度マップを初めて公表いたしました。その結果、発生頻度が「特に高い」地区が27都道府県に上ることが明らかになりました。町内において深層崩壊の危険個所、「特に高い」あるいは「高い」といわれる地域はないのか、その分析と避難対策などについてお伺いいたします。
答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)
青柳議員にお答えいたします。まずはじめに、先月11、12日に発生しました台風4号に伴う大雨被害の状況についてご報告いたします。11日午後9時から12日午後6時までの総降雨量は127.5ミリに達し、その間の最大時間雨量は17.5ミリを2回記録しておりました。また、荒天時の対応は、施設パトロール出動基準を設けており、今回もそれにより、道路、河川、橋りょう、上下水道、各施設のパトロールを実施したところであります。結果、佐幌3号線、新屈足幹線、藤越線の町道3路線に土砂流入等の被害が発生し、二次被害発生の防止のために翌13日朝まで交通止めの処置をしてきたところであります。なお、議会最終日に災害復旧費の補正予算の提出を予定しているところであります。今年8月の月間降雨量は315.5ミリで、平年の8月の降雨量が204.5ミリということで、今年は1.5倍の降雨量ということで記録しておりまして、今後も降雨時のパトロール等につきましては災害を未然に防止できるよう、あらためて対応を進めていきたいなというふうに思っております。さて、ご質問にあります、今年8月に国土交通省が公表しました「深層崩壊推定頻度マップ」による町内における危険度の状況についてでありますが、町内には深層崩壊の危険度の高いところの把握はできておりません。なお、今回のマップは過去の発生状況から得られた情報により作成した簡易なものであると伺っております。本町においては、過去においてもそういう事例はないということで考えております。今後は特にレベルが高い地域を再度、国土交通省において3年間で調査することになっておりますので、その時点で危険度が高い状況があれば分析および対策を検討していきたいというふうに考えております。以上であります。〔浜田正利町長 降壇〕
質問 青柳茂行
今、町長がおっしゃられたように、深層崩壊ですね、今回8月に国土交通省が全国のですね、マップといいますか、そういうものを作って危険個所の警鈴を鳴らしたということになると思うんですけども。北海道はどちらかといえばですね、高いと言われるところは本当にもう一部分だと思います。全国的に一番高いといわれているところは、長野県ですか、長野県がかなり高い。それから、奈良、山梨、群馬というふうに続いているようなんですけども。特に長野県は全面積の半分がですね、特に高いというふうになっているようであります。北海道においてもですね、高いというのは一部分でありまして、新得町はどちらかといえば低いところに入るのかなというふうに思います。ですから、いわゆる深層崩壊の危険個所というのは、新得町には特に高いというところは今のところないのかなと思いますけども。しかし、今、町長がおっしゃられたように、これははっきり言えば仮定の話でありまして、今後どのようにですね、気象の変化とか温暖化の問題が今言われていますけども、そういう状況でどのように変化していくのかという点では計り知れないところがあるということと思います。それで、今ですね、答弁によりますと8月の降雨量が今年は315ミリ、平年は204.5ミリということで、1.5倍のですね、大変な雨が降ったという状況なんですけども。これは、新得もそうでありますし、全道的に見てもですね、いわゆる洪水ハザードマップというのを各市町村でも作っているんですけども、それとは全く予想していないところで川がはんらんしているというような実例があちこちにあります。新得も通行止めになるというような事態にもなったわけでありますけども。そこで、深層崩壊というような大変なですね、この大変な大きな災害というのは、今すぐ予想できるというのはちょっと想像しがたい面もあるんですけども。しかし、大雨による洪水ですよね、あるいは災害というのは、やはりある意味ではですね、災害に対する準備はきちんとしておいたほうがいいのではないのかなという気がいたします。そこで、今、降雨量についてはですね、今年度あるいは平年度の雨量についてはちょっとお聞きしたんですけども。つまり、洪水のハザードマップですよね、あるいは水害時の浸水予想区域、それから道路、橋りょうなどのですね、増水の予想される危険個所。こういうものが明らかになっており、さらに町民にそのことが知られているのかどうなのか。ここは怠りなく進める必要があるのではないかなと思いますので、その辺の計画が今どうなっているのか、ちょっとお聞きしたいと思います。
答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)
まず、災害という意味なんですけども、新得町、最近はあまり大雨による被害というのがないなというふうに思っております。また、地震による被害も本町は恵まれているなというふうに思っておりまして、そういったこともあって場合によっては、われわれ行政側というのも若干危機意識も薄い部分もあるかもしれないなというふうに思っている部分もありまして、しかし今回の雨に関しては、結果的にたいへん大きな被害にはならなかったんですけども、あらためて災害というものを認識する上でちょうどいい機会だったなという、そんな気がしております。それでご質問のほうにお答えをするんですけれども、ハザードマップを含めて防災のしおりを作ってですね、避難場所等を町民のかたがたに周知しているというのは、周知しているんですけれど、それが実際皆さんの頭の中に入って、いざというときに活用できるかと言われたら、ちょっと難しい部分もあるかもしれませんけども、行政としてできるだけの情報発信、それから備えるものについては備えていきたいというふうに思っております。答弁と質問と少しかけ離れているかもしれませんけど、現状はそういう状況になっているというふうに思っています。以上であります。
質問 青柳茂行
私も新得に住んで10何年たつんですけれど、本当に大きな災害に見舞われない。地震も、あっても小さいということで、非常に住みやすい町だなというふうに私は思うんですけども。しかしですね、これはいつそういうものが来るか分からないわけですよね。そういう意味では、やはり心の準備ということではなくて、具体的な準備をやはりしておかなければならないのではないかなというふうに思います。それで、数年前にですね、やはり大雨によって上士幌町でですね、橋が崩れて数人が亡くなるとか。これも裁判問題になってですね、あるいは和解したということになっているようでありますし、これも一応、道の責任が問われていますよね。それからもう1つは、今年も天人峡で作業員が亡くなるという状況もあって、やはりこれも道の責任が問われているわけですけども。本町においてはですね、やはり道道もありますけども、町道もあるという点で、今回は通行止めが3か所になったんですが。やはり、ああいう大雨が降った段階で、何ミリ、今年はもうたいへん降って百何十ミリでしたけども、やはりある程度超えたときにはですね、前もって危険個所を決めてですね、通行止めにして最大限災害を防ぐとかですね。それからもう1つは、さきほど、しおりですか、配って住民に渡しているということでありますけども。しかし、それはいざというときにですね、本当に役に立つかという点ではちょっとあてにならない話だなと私は思うんですよね。ですから、これも雨が例えば100ミリとか200ミリとか、たぶんあると思うんですけども。それを超えた段階では、よく消防車が冬期間、火災の警告でよく回っていますよね。ですから、あれと同じように大雨が降ったときはですね、やはり危険個所を知らせるとか、やはり町民に音で知らせるというのが一番いいのではないかと思うんですね。ですから、ぜひそういうように措置も大事でないかなと思いますので、住民の安全をなんとか確保していただきたいと思います。
答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)
お答えいたします。議員からお話しあったとおり、道道の管理については上士幌ですか、居辺川だったと思うんですけども、それから今回の忠別川ということで、結果として犠牲者が出たわけでして、たいへん残念なことだなと私自身も思っております。私自身も町道を管理する立場ということで、絶対ないとは言い切れないというふうに思っております。さきほど、ちょっと答弁したとおりなんですけども、そういう雨等のときには施設パトロール出動基準というのを設けてまして、その基準があまいか、あまくないかという議論は分かれるところもあるかもしれませんけども。1つの判断をする材料として、そういうものを作りまして、その中で特に町の施設課が中心になって現場に行くようにということで今対応してきているところであります。いざというときに、どういう対応ができるかというのが、われわれの大きな仕事の課題かなというふうに思っておりまして、きょうのお話も含めて今まで以上の危険防止のために努力をしていきたいというふうに思っています。以上であります。〔青柳茂行議員 降壇〕