新得町議会 平成22年第2回定例会 2010年6月17日
新得町災害時要援護者避難支援プラン(案)の具体的対応について
2010年6月17日、新得町議会の一般質問で、廣山輝男議員が「新得町災害時要援護者避難支援プラン(案)の具体的対応について」質問し、町長 浜田正利が答弁しました。
- 質問者
- 廣山輝男 議員
- 答弁者
- 町長 浜田正利
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の目次の表記です。
質問 廣山輝男
1.新得町災害時要援護者避難支援プラン(案)の具体的対応について私からは、新得町災害時要援護者避難支援プランの具体的な対応についてお伺いいたします。日常生活の中で、突然の自然災害等に対する対応はたいへん重要な問題として全町民で対処することが大切だろうと思います。そのため、災害による被害を未然防止するため日ごろの防災対策が不可欠です。災害に対する備えの有無が被害の規模を左右するものと考えております。防災対策の総合的取り組みの重要性が求められている中、新得町としては、この2月に災害時要援護者対策として「災害時要援護者避難支援プラン」(案)を公表しました。現在、細部的な作業が進められていると受け止められます。そして新年度を目指し、「要援護者対象者リスト」作成等の作業が取り進められていると思います。そこで、これらの実践と取り扱いなどについて3点ほどお伺いさせていただきたいと思います。1点目は、現在、要援護者のリストアップが取り組まれていますが、災害の避難、そして管理も含め、町内会組織等の役割が一応明記されています。平常時あるいは災害時、質問の趣旨は、町内会の責任体制はどのように整理されていくのかということをまず1点伺っておきます。2点目に、個人情報保護条例等に基づいて「要援護者対象者リスト」の把握から管理、この場合は調査が終われば当然、町内会等にも提供されるだろうと思います。管理および提供について、ならびに共助希望要援護者登録、こういったものもするはずですが、等も含めまして、取り扱いについて原則的な対応はどう対応されるのか2点目にお伺いしておきます。3点目には、これは福祉全般のことを思って質問するわけですが、福祉担当部局の役割、平常時・災害時が明記されていますが、いわゆる一般的な福祉対策、例えば、私は特に過去の一般質問でもお伺いしておりますが、高齢者一人暮らし者のサポート対策、こういったものと共有できるようにすべきと私は考えております。もちろん、個人情報保護法のルールは分かっておりますから、即うんぬんということはなりませんが。しかし内容は、目的は違いますが、内容はほぼ同じような把握がされる。したがって、こういった高齢者対策等のサポート対策と共有できるか否か。この3点についてお伺いしておきたいと思います。
答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)
廣山議員にお答えいたします。本町では、風水害や地震などすべての災害を対象として他の方の支援がなければ避難できない在宅の方を対象に、防災情報の伝達や避難誘導などの支援体制を確立するため、「災害時要援護者避難支援プラン」を本年3月に策定したところであります。現在、災害時に支援を希望する方の台帳および個別計画の作成に向け、個人情報保護条例の規定に基づきまして、個人情報の利用および提供について、本年5月の情報公開審査会に諮り、ご承認をいただき、「要援護者対象者リスト」の作成に取りかかっているところでありますが、対象者総数は、おおむね1,000人と見込んでおります。今後は、「要援護者対象者リスト」の作成を本年10月中を目途に終了させ、その後、町内会あるいは民生児童委員の皆さんに、このリストを共有していただき、災害時に支援を希望する方の登録の呼びかけ、申請のご協力をいただきながら、より多くの方の台帳および個別計画の作成に努め、本年度中の完成を目標に取り進めてまいりたいというふう考えております。その上で、次の具体的な質問に対して答弁をさせていただきます。まず1点目のご質問にあります町内会組織などの平常時・災害時の責任体制についてでありますが、役割に明記しております内容は、責任を求めるというものではなく、ご協力をお願いしたいという考え方であります。2点目のご質問にあります個人情報保護条例に基づく情報の取り扱いについてでありますが、町から提供を予定しております台帳等を保管していただく町内会組織等には、取り扱う方をあらかじめ決めまして、個人情報保護について誓約書の提出をいただき、守秘義務の順守に努めていただくよう対応してまいりたいというふうに考えております。最後に、3点目のご質問であります「災害時要援護者避難支援プラン」における個人情報を一般的な福祉対策として共有できるようにすべきではとのことでありますが、町といたしましては、あくまでも災害時の避難支援や情報提供、安否確認の目的のみに限定し利用すべきであり、そのことが、災害時に支援を必要とする方からより多く登録をいただけることにつながるものと考えております。以上であります。〔浜田正利町長 降壇〕
質問 廣山輝男
ご答弁いただきました。3点、私のほうの質問に対するご回答をいただいたのでありますが。援護者の取り組み等について前段お話がありましたから、私、このものに対してどうのこうのというのは、いささかも異議はありません。異議というよりも基本的には大賛成であります。問題はそれをどう、今のさまざまなルールや社会情勢等も含めまして、かつ現実、私たちの住んでる自治体といいましょうか、町は今、少子高齢化、あるいは比較的支え合おうという町民はたくさんいるわけでありますが、残念ながら町内会にも入っておられない方もおりますし、若い人にしてみれば、それどころではないということで比較的に関心はないなどなど、悪いことを言えばいくらでもあるんでありますが、しかし地域の安心・安全のためには、こういうことはぜひ必要だし、早急に積極的に進めるべきだということについては、私は賛成の意で取り組んでいかざるを得ないということであります。1点目、2点目、ある面で共通していますから、まとめて私のほうから再質問させていただきたいんです。率直に町内会の役割、そういった要援護者のリストが、私たち、あるいは民生委員も含めて行政側から、その管理が町内会も含めて共有しなければ、この目的には達しないから、そのことでは私たちの手元に、住民にくるということは当たり前のことかなと思うんですが、問題はその管理だろうと思います。いろいろ北海道中、さまざまなところの状況も私も聞いたんですが、行政から町内会、あるいは町内会の責任者等にきたときには見ることはあっても、それは町の大切な金庫の中に保管されているんだと。こういう扱いをすれという自治体もありました。あるいは町内会長ではなく、全く別な人に最大の責任者として、その管理を委ねるなどなど、たいへんシビアな対応で地域としては、住民としてはとって、これを対応しているというのも現実なところであります。私は率直にですね、今、具体的な例で申し上げますと、うちの町内は、いわゆる公営住宅がもう9割方です。ここは1か月に1件か2件ぐらい出入りがあります。かつ高齢者の多いところなんですが。かつ町内会に入っていない方が約2割ぐらい、場合によっては独身者も入れると3割おります。したがって、いい制度であっても町内会が、仮にそういった希望調書等が、台帳等が共有すると言っても、果たしてどれだけの、協力という今ご答弁ですから、そのことについては何も問題ありませんが、責任がその役割としてどうなのかということについて、いささかちょっと承服できない部分がないわけではありません。したがって、今の個人情報保護法からいうと、今の段階でいえば、これが限界かなというイメージもないわけではありません。それから仕事には、同じレベルでいいますと民生委員というのもおります。どこも同じものが共有されているという今のご答弁からですね、理解されます。したがって、町内会と民生委員との、この何ていう、横の共有といいましょうか、こういったものはどうなのかなと。もちろん、これは個人的なレベルでお話しした場合にはですね、誰々さんはこういうふうだよということは、その責任者等がですね、把握しているとすれば共有しやすいところがあるはずなんですが。それと私は、どうしても町内会に入っていない人等というようなことも含めましてですね、もっと責任という体制で私のほうでは質問させていただきましたが、行政のほうでは協力ということで求められておりますから、その辺、議論として折り合うことはできないかもしれませんが、しかし現実の問題として、もっと対処の仕方がないものかなということを率直に申し上げたいと思うところです。併せて3点目の質問なんですが、私たち今、この要援護者制度プラン計画以外にですね、当然、今、社会福祉協議会でも、あるいは社会的にも課題になっております高齢者一人暮らし者のサポート体制といいましょうか、私の場合は既に3年前から一部は取り組んでいるんですが、いわゆるライフサポート対策、つまり高齢者以外にも一人暮らし者はたくさんいます。30代でも40代でもいます。それから、このかたがたは、われわれのところとちょっと環境が違うんですが、夏は地元にいます。冬になると都市部に働きに行きますから、そのあいだ不在になりますから、そういったかたがたも含めてですね、いわゆる高齢者一人暮らし者サポート対策みたいなものは、むしろ住民の全体をサポートするような形で町内会としては取り組まざるを得ないのではないかという今、趣旨で現実問題取り組んでいるところです。たまたま具体的に今、個人情報保護法のなるもの等も含めまして、個人のその把握、つまり生年月日から家族構成から、そこまで聞くかどうか別にしても、例えば連絡先ぐらいは最低、私たちは聞き取りをして、一定の町内なら町内における状況を把握してサポート体制を組織したいと、こう具体的には考えているのであります。たまたまこの援護者制度がスタートする段階でですね、今、この問題について具体的にですね、同じような調子といいましょうか、これはあくまでも住民側から今回の援護者制度の場合は希望というような形で、あるいは代理人も含めてですね、そういう方が行政に提供されて、それが結果的には進行していくわけでありますが。私たち今、福祉的な対策のほうからいうと、個人からいろいろと聞き出して、そして具体的にサポートするということですから、ある面では中身は同じになってくるんですね。そういった意味でですね、なんとか、私の言葉でいえば共有する道をですね、具体的にとってただけないものなのかなということを率直にこれは思うわけであります。法律的なことは、もう私たちも分かっておりますから、当然そういった審査会には目的が違うわけですから、そのことがクリアできないのは分かっておりますが、しかし内容的には同じような希望をとるわけでありますから、その辺がもう少し進んだ共有の仕方がないものかということをですね、3点目にはひとつ伺っておきたいと、再度答弁をいただきたいなと思うわけです。
答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)
お答えをいたします。町民の皆様がたが地域で生活していくということを念頭に置きながら、われわれ行政は、さきほど言ったように、使命というのは住民の生活を支えることであります。その支える範ちゅうの中に、どういう形で廣山議員の質問に今お答えをしようか、ちょっと悩んでいるところなんですけれども。行政のまずできる範囲は率直に何なのかなというのが、実をいうと思っている分もあります。われわれは、1つは法律を守らなければならないと。これは廣山議員も十分ご承知のことというふうに思っております。そういった意味では、個人情報の問題というのは極めて慎重に取り扱っていかなければならないと。それから、本人の希望によって町内会に入ったり入らなかったり、できれば入っていただきたいというのが本音でありますが、これはまた尊重もしていかなければならないと。併せて、要援護者といいましょうか、そういったことについて希望する方もいれば、希望しない方もいるかもしれない。これは、それぞれやはり価値観の問題も含めて、いろんな考え方があるのかなというふうに思っております。その中において、われわれのできる範囲というのは、やはり希望する方をどうするかしか今のところは現実的にはないかなというのが正直な感想であります。あえて言うのであればですね、ぜひ地域で生活している人たちが、隣同士も含めて、なんとかそれぞれの方が少しでも補完する意味でですね、コミュニケーションというものをつくっていただければ最も私は効果的じゃないかなという、そんな印象も持っています。若干、私情というものも入りましたけれども、思いとしてはそういう思いがあります。それから、具体的に言われた町内会、それから民生委員との関係でありますけれども、基本的には同じ情報を共有していけるというふうに思っておりますけれども、しかし、民生委員としても逆に情報として、これ以上話ができない分もあるのかもしれません。その辺はそれぞれの職責、立場において、当然判断をしていかざるを得ないかなというふうに思っております。その上で、共有する道はないのかということでありますけれども、行政が中に入って共有するというのは、今の答弁の中で私は精いっぱいかなというふうに思っております。あえて付け加えさせていただければ、ぜひですね、本人も含めて隣同士の方、もしくは友人の方、なんとかそういったかたがたがですね、ひとつのコミュニティーということで連携を深めていっていただければ、より良い、そういう災害時の対応ができるんじゃないかなということをあえて最後に答弁させていただきます。以上であります。
質問 廣山輝男
行政側の答弁としては、今、町長が答弁されておりましたから、基本的な何というか、思いみたいなものしか出ませんでしたけど。私もいろいろ地域で、もちろんこの議会活動からちょっと離れた視点で申し上げれば、やはり地域のさまざまな活動が積極的にならなければならないのかなと。何もこの援護制度とか高齢者とか、そんなのに限らないでね。それは率直に感じております。はっきり言いますと、昔は子どもさんもたくさんいました。ですから、夏休みには、やはりこのぐらいのことをしようとか、あるいは多少高齢者も時々住宅を見ると何人かいるから、みんなでいろいろしようやないかとか、こういう何ていいますか、隣組みみたいな発想はないわけではありませんでした。最近は、そういった傾向は、ほとんどと言ったらちょっと失礼ですが、そんな言い過ぎではないような状況になってきております。私も率直に、行政もこのぐらいが限界かなというようなことも町長の答弁の中からありましたが、いわゆる協力の協でいう協働の関係の件、これを積極的にさまざまな分野で私も述べております。したがって、あえて3つぐらいに分ければ、もっぱら地域で取り組むという事業というのも1つ、これは町内会独自で。それから行政と町内会が共同で行う事業、こういったものも2つにはある。もう1つは、行政が専門的に行う事業。大ざっぱにこういうふうに分けていくとですね、この1つ目と2つ目の間にもう1つぐらいあってもいいのかなと。これはですね、変な話ですが、ちょっと視点が変わりますが、やはり今、役場、行政の立場で言うと、さまざまな課題や事業を展開しなければなりませんから、いきなり町内会等におりてきてですね、役場の職員が一緒になってものを進めるというのは、ある面ではやっている方はたくさんおられるんですが、すべてみんなで同じレベルでやりましょうという状況にないのも、また分かっております。町長はよく地域におりて、「みんなと一緒にいろんな町づくりをやりましょう」と役場の職員にも言われているということはよく分かっています。やっている人も私たちの町内にたくさんいます。しかし、すべての人がそうなるかということは、また別だろうと思います。そして、ある自治体に行きますと、役場の職員一人ひとりが、どこかの町内会を専門に持ちながら、さまざまな、日常的な住民票をとったりなんかするようなことも含めて、役場の職員がその地域の窓口になって対応しているのもあります。しかし、これも人によっては、たいへんつらい話であります。むしろ一番私が言いたい、もっぱら地域で取り組む事業ということで言えば、町内会が自ら積極的にその地域の中でさまざまな課題について取り組めるものを取り組んでいくような、あるいは住民のコミュニティーを深めていくというような取り組みはやるべきかなという感じがいたします。そういう意味では、私はもっともっと町内会、あるいは町内会活動等も含めて展開されることが最も望ましいのかなというような感じがいたしますが、しかし残念ながら、さまざまな法律規制等がありますから、限られた管理の下で、これをやらなければならないというのも、また現実であります。したがいましてですね、この問題、すべて今、①、②、③、私の再質問に対する回答は、積極的な回答がなかったという受け止めであります。どうか行政のほうでもですね、一応私は、新得町民は比較的行政に物を申すけど、協力的な町だろうと、このように私は理解しております。そりゃ、すべてがそうなのかと言うと、それはまた、いかない部分がないわけではありません。したがって、もう少し行政のほうでも、こういうことをやる。しかし、ルールもこれあるから、ひとつ地域の皆さんも積極的にこのぐらいのことはお願いしたいんだという、そちらかも投げられる、こちらからも物言える、こういう雰囲気も含めた町づくりを、いわゆる基本的な姿勢でありますが、求めながらですね、こういった問題のですね、いわゆる不自由な分といいましょうか、壁にぶつかる部分については乗り越えられるような策をですね、お願いしたいなと思います。最後に、私は1つだけですね、ぜひこれは共有できるのかなというのが3点目の質問の関係であります。もちろん目的が違いますから、高齢者一人暮らし者サポート対策なんていうところへですね、ストレートにこれをもってくるなんていうことは、私はできないという主旨は分かっております。しかし、やることは同じような調査をしているわけですから、これを何らかのほうで、もちろん審査会とは、審査がですね、これは要援護者のための審査会を行っているようでありますが、そういったものの中も含めてですね、整理でき得ないものかなということも含めてですね、問題提起して、ご答弁を最後にいただければと思います。よろしくお願いします。
答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)
お答えいたします。われわれ安心と安全という言葉をよく使います。地域で生活をするという中で、よくそういう言葉を使うんですけれども、安全というのは1つのシステムというふうに思っています。それが、さきほどお話しした、場合によっては行政のひとつの限界かなという、そんな気が今しています。肝心なのは、やはり安心というふうに思っています。これは単純にいえば、もう信頼関係だというふうに感じておりまして、その信頼関係がわれわれ行政の職員と町民の方、もしくは町内会、われわれ行政が町内会に住んでいて、その町内会でのわれわれの存在感と、そういったものが1つは信頼関係に結びついていくんじゃないかなというふうに自分自身で考えております。そういった意味で、廣山議員のお答えと、もしかしたらずれるかもしれませんけれども、少しずつそういう地道な動きというものが、ひとつの安心と安全に私はつながるんじゃないかなというふうに思っておりまして、行政の限界というものを感じつつ、あらためてですね、われわれも町内会等の活動等も含めて、これからもいろんな角度でまた考えていかなければならないかなというふうに思っていますけれども、ぜひそういう安心といったものを、それぞれの立場でまたご協力をお願いしたいなというふうに思っています。それから、情報の共有という部分なんですけれども、廣山議員の求められる質問と、それから私の答えている答弁と距離感があるのかもしれませんけれども、さきほど話したとおり、われわれのできる範囲、今できる範囲、もしかしたら、もう少し時間がたてば、また範囲が広がるかもしれませんけれども、そういった意味では、これからも努力をしていきたいなというふうに思っております。若干、答弁がかみ合ってないかもしれませんけれども、3回目の答弁とさせていただきます。以上であります。