みんなの議会

新ひだか町議会 令和5年第4回定例会 2023年6月20日

(1)小学校再編後における対応について/(2)生成AI(ChatGPT)等の活用について

2023年6月20日、新ひだか町議会の一般質問で、大川勝也議員が「小学校再編後における対応について」「生成AI(ChatGPT)等の活用について」について質問し、水産林務課長 新川兼一、管理課長 田口寛、総務課長 佐藤礼二が答弁しました。

質問者
大川勝也 議員
答弁者
水産林務課長 新川兼一、管理課長 田口寛、総務課長 佐藤礼二

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 大川勝也

通告に従いまして、一般質問を始めます。まず、1番目に「ヒグマ被害防止対策」、今年は特に市街地での熊の出没が頻繁にニュースで取り上げられ、幌加内町での死傷事故もありました。我が町でもヒグマ出没情報がある中で、注意看板を立てたり、パトロールを行い、警戒していると聞いております。山間部であればライフル銃を使った駆除もできますが、市街地では「銃砲刀剣類所持等取締法」違反になるため猟友会もライフル銃による駆除はできず、追い払いや警戒パトロールにも限度はあると思います。市街地に熊を寄せつけない対策は、何か実施しておりますか。次に、2番目ですが、「小学校再編後における対応について」、今年度より再編スタートした静内小学校についてお尋ねします。スクールバス通学の運用は良好か。通学路、ゾーン30の変更は必要ないか。閉校校舎の維持管理や今後の処置は。校庭内の除草は行うのか。行うのであれば範囲は。校舎内にある備品の活用は、どのようにするのでしょうか。3つ目に、「生成AI(ChatGPT)等の活用について」、事務用品でパソコンが使用され、30年近くたつでしょうか。古い謄本等の書類を見ますと、当時は筆字で始まり、文具・事務用品の進化は鉛筆やボールペンへと変わり、ワープロからパソコンへと進化しました。NHKでは、ニュース原稿の一部はAI自動音声によって読み上げられ、4年がたちました。そして、最近話題になっております生成AI(ChatGPT)の国や自治体での活用についてもニュースで取り上げられております。経済産業省も生成AI(人工知能)の利活用に向けた戦略を新たに発表したばかりです。このように既に利用を検討している機関もあれば、利用反対を表明している機関もあります。新ひだか町役場業務において生成AI(人工知能)等の利活用できる場面があれば活用するのかお尋ねします。以上、1回目の質問を終わります。

答弁 水産林務課長 新川兼一

大川議員からの御質問の大きな項目の1点目、「ヒグマ被害防止対策」について御答弁いたします。近年の全道におけるヒグマの生息数は、北海道が策定した北海道ヒグマ管理計画によりますと、各種調査を用いたコンピューターシミュレーションの結果、いずれも分析データの中央値で推定となりますが、平成2年度が5,200頭、平成26年度が1万500頭、令和2年度が1万1,700頭と公表されており、30年前と比較しましても2.25倍と増加傾向が続いております。これに伴い、ヒグマの生息域も山林から人間の生活圏にまで拡大しつつあり、市街地への出没や目撃情報の増加とともに、被害件数の増加が懸念されております。ヒグマによる被害につきましては、人との接触等による人身事故と農畜産物等の食害による被害が主なものとなりますが、ここ数年の道内でのヒグマによる人身事故の件数は北海道の発表によりますと令和2年度は3件、令和3年度は9件、令和4年度は3件発生しており、今年度につきましては5月に幌加内町で発生しました事故も含め、既に2件発生している状況でございます。日高管内におきましては、平成25年以降は新ひだか町内で発生しました人との接触事故などの人身事故は発生しておりませんが、町内での目撃や出没の情報につきましては町が把握しているだけでも令和3年度が50件、令和4年度が20件と毎年多くの情報が寄せられている状況でございます。また、道内における野生動物による農畜産物への被害につきましては、デントコーンやビートなどの作物の食害が主に報告されており、農業被害額のうちエゾシカによる飼料作物の食害が大半を占める中にあって、ヒグマによる被害は全体の5%と発表されております。ヒグマによる人身被害を防止する対策としましては、北海道のヒグマ対策室では人身被害に遭わないために一番大事なことはヒグマに会わないこととしており、人の生活圏での注意事項としましてはヒグマを引き寄せないこと、出没しにくい環境をつくること、ヒグマ出没情報に注意を払うこと等が北海道のホームページを通じて注意喚起されていることから、当町におきましてもヒグマに遭遇しない方法として登山や山菜採取などで野山に入る際には音の出るものを携帯する、複数人で行動する、薄暗くなったら入山しないなど町広報紙やホームページ、デジタルサイネージ等を活用して周知をしており、出没した際の対応としましては町ホームページによる周知のほか、警察と連携し、出没した周辺地域の自治会を通じて情報提供を行うこととしております。また、市街地周辺にヒグマが出没した場合の対応としましては、御指摘のとおり「鳥獣保護管理法」の規定により猟銃による駆除活動が制限されることから、注意看板等の設置をはじめ警察や町有害鳥獣駆除員との巡視パトロールの実施、地域自治会や学校等関係機関への迅速な情報提供を図ることで事故防止に努めており、昨年三石地区の市街地に出没した際も同様の対応を行いました。市街地にヒグマを寄せつけない対策の実施につきましての町の対応としましては、昨年発行しました町広報紙9月号において改めてごみ出しルールの徹底や家庭菜園での作物の管理、住宅や農地周辺の草刈りを行い、ヒグマが身を隠す場所をなくするなどの個人で行える自己防衛策の周知を行っております。今後も北海道が示す様々なヒグマ対策に沿って引き続きヒグマに会わない対策等の周知をはじめ、居住地に近づかせないためのごみ出しルールの周知徹底などのヒグマを引き寄せない、出没させない地域とするための対策を継続してまいりたいと考えております。

答弁 管理課長 田口寛(管理課長は2023年12月まで)

大川議員からの御質問の大きな2点目、「小学校再編後における対応について」、「今年度より再編スタートした静内小学校について」の1つ目、「スクールバス通学の運用は良好か」について御答弁申し上げます。静内小学校のスクールバスの運行につきましては、通学における安全確保の手段として2キロ以上の児童を対象に運行しておりまして、従前は真歌方面の1コース、14名のみの運行でございました。本年4月の再編後は旧山手小学校区からの通学については歩道がなく、幅員、路肩部分も狭い道路も多いことから、徒歩通学の安全面を考慮し、2キロ以上にかかわらず全ての児童をスクールバス通学の対象としており、山手町・柏台方面、木場町・末広町方面の2コースを設定しております。また、旧東静内小学校区では西川・東静内方面、東別・春立方面の2コースを設定し、従前の1コースを含め全5コースの運行をしているところでございます。乗車人数でございますが、真歌方面のコースでは14名の児童、旧山手小学校区のコースでは77名の児童、旧東静内小学校区のコースでは37名の児童がスクールバスを利用し、登下校している状況にあります。バス乗降場所でございますが、山手町・柏台方面は5か所、木場町・末広町方面は2か所、西川・東静内方面6か所、東別・春立方面7か所としておりまして、児童生徒の安全確保はもちろんのこと、バス一時停止場所の適正、道路状況、通学時間等を踏まえまして設定したところでございます。また、柏台地区、末広町地区においては、引き続き地域のボランティアパトロール隊の御理解の下、登下校の見守りを実施していただいておりまして、児童の通学時の安全確保に努めているところでございます。さらには、静内小学校のスクールバス運行は1コース1台での運行から5コース5台での運行となり、登下校の時間帯には5台のバスが学校敷地内に入ることから、学校敷地内でのバスの通行を一定の方向に限定できるように改善を図るとともに、学校の協力の下、教員が見守りを行うことで徒歩で登下校する児童や校庭にいる児童の安全確保に努めております。また、再編後のスクールバスの運行に関し、6月6日に静内小学校で開催されたPTA役員会に同席し、2か月を経過した中でのスクールバスの運行に関しての意見などを伺ったところでございまして、一例としてバスに乗り慣れていないこともあり、騒いだりする児童がいると聞き、乗車中のルールを徹底してもらいたいという御意見をいただきました。本件に関しては、早速乗車中のルールについて学校で指導の徹底を図るようお願いしたところであります。今後も機会を見てPTA役員等に同席させてもらい、保護者からの意見を伺うこととしており、改善すべき点は改善し、安心、安全なスクールバス通学に努めてまいりたいと考えております。次に、2つ目の「通学路のゾーン30の変更は必要ないか」について御答弁申し上げます。警察では、生活道路における歩行者等の安全な通行を確保することを目的として、平成23年9月からゾーン30の整備を推進しております。ゾーン30とは、一定の区域を設定して、最高速度30キロメートル毎時の速度規制を実施するとともに、その他の安全対策を必要に応じて組み合わせ、ゾーン内における速度の抑制や抜け道として通行する車両の抑制等を図る生活道路対策でございます。新ひだか町では、高静小学校、静内小学校周辺が平成28年8月、北海道公安委員会意思決定にゾーン30の区域として設定されております。今回再編により静内小学校の通学区域が広がりましたが、旧山手小学校区域、旧東静内小学校区域から通学する児童はスクールバスで通学しており、徒歩で通学する児童は現在おりませんので、ゾーン30の変更は必要ないものと考えております。なお、ゾーン30の区域の設定、解除は警察が判断することとなり、地域住民や学校などから要望があれば十分な検討を行い、必要であると判断した場合は道路管理者や地域住民等と合意形成を図り、実施されることとなります。次に、3点目の「閉校校舎の維持管理や今後の措置は」の学校敷地の除草は行うのか、行うのであれば範囲はについてですが、閉校となった旧山手小学校、旧東静内小学校の除草につきましては、基本的には草刈り業務委託を実施し、維持管理に努めてまいりますが、旧山手小学校については青少年育成団体等からのグラウンド利用の要望があり、グラウンド周辺の除草は利用者と教育委員会職員で行うこととしております。また、グラウンド以外の学校敷地内につきましては、他の廃校舎と同様に必要最低限の範囲で維持管理業者に委託業務として年2回程度の除草を予定しております。東静内小学校につきましても他の廃校舎と同様に必要最低限の範囲で委託業務とし、学校敷地内の除草を年2回程度実施する予定としております。最後に、「校舎内にある備品の活用は」についてですが、学校の備品等につきましては町の貴重な財産であることから、有効活用を図ることとしており、閉校となった学校の備品等の優先順位は第1に再編先の学校の備品として必要な備品を移管すること、第2番目に他の小中学校の備品として必要な備品を移管すること、第3番目に町や教育委員会が所管する公共施設等に移管することとして、順次移管手続を進めることとしております。現在は第1段階が完了し、旧山手小学校の備品は全2,351点、旧東静内小学校の備品は全731点で、旧山手小2,351点のうち176点、旧東静内小731点のうち120点を再編先の静内小学校に移管が完了しております。また、第2段階の静内小学校以外の小中学校に対して現在必要な備品の有無を確認しており、学校の夏季休業中を目途に移管作業を終了、その後第3番目の町や教育委員会が所管する公共施設等に移管する作業を進め、再利用が可能な備品について有効利用を促し、廃棄コストの削減を図ってまいりたいと考えております。

答弁 総務課長 佐藤礼二(総務課長は2025年3月まで)

私のほうからは、御質問の大きな項目の3つ目、「生成AIの活用について」御答弁いたします。まず、生成AIとは学習モデルと呼ばれるプログラムが自身に対し入力された訓練データの規則性を階層構造化して学習し、新しいデータを生成するというものです。現在では、生成されるデータは文章のほか画像、音声、プログラムコード及び構造化データなど多岐にわたっております。議員が御質問の中で挙げられたChatGPTは、アメリカで人工知能の開発を行っている企業が自社で公開しているGPTという大規模言語モデルを基に構築した対話型のサービスでございます。インターネット上に存在しているデータを学習し、質問者からの問いに自然な対話で回答できるのが特徴で、相手や場面に即した表現で文脈を読み取って受け答えすることもでき、その用途はテキストの要約や翻訳、表計算ソフトの関数、プログラムの記述や修正、文章の添削や校正などとなっております。そこで、行政がこの生成AI、とりわけChatGPTの利活用の方法を考えた場合、住民サービスの向上の方法の一つとして住民の皆様からの問合せに自動で応答する自動会話プログラム、いわゆるチャットボットの活用や役場内の業務効率化等を図る目的として文書の草案の作成や要約、誤字脱字のチェック、翻訳、アイデア創出などへの活用が考えられます。しかし、生成AIは学習したデータを基に改修するという特性上、学習したデータに虚偽や倫理的な問題があった場合、回答の正確性や倫理観が失われてしまうことや質問者が要配慮個人情報など公にしてはならない情報を質問に含んでしまった場合、生成AIがその情報を学習し、第三者に漏えいしてしまうなどのおそれがありますし、学習データや生成されたデータに関する著作権の在り方についても国際的な協議がなされているところです。とはいえ、生成AIは正しく使えば住民サービスの向上や業務効率化に役立つ有用な道具になり得るものと考えられます。そのためにはさきに述べました問題やその対策方法を整理し、先行して導入しているほかの自治体の事例なども参考にしながらAIを活用した行政サービスについて情報収集し、研究してまいりたいと考えておりますので、御理解をお願いいたします。

再質問 4番 大川勝也

まず、1点目の「ヒグマ被害防止対策」について再質問させていただきます。ヒグマを寄せつけないための運動を北海道のガイドラインに従っていろいろやっていただいていると思いますが、例えばヒグマが出ないようにするための緩衝地帯、要は草刈りをするとか山裾をきれいにする行為なのですけれども、今町のほうで委託発注しています草刈り委託業務とか、町道なのですけれども、町道で部分的に住宅街の近いところの町道とか、あと住宅の中は住宅の人たちにやってもらうという、草刈りをやってもらうのが前提なのですけれども、町の草刈り委託業務の中でその部分に係る部分、問題個体が出ないという前提での質問なのですけれども、そういう部分は早めに、例えば6月の上旬ぐらいにその部分だけでも草刈りできるとか、そういうことは可能でしょうか。

答弁 水産林務課長 新川兼一

町道の草刈りに関連したヒグマ対策ということですので、私のほうから答弁させていただきますけれども、まず御質問にあったとおり、緩衝帯をつくってヒグマの出没を抑制するというのには一定の効果があるということは言われておりますし、町としても認識しております。一方で、町道を中心とした町内での草刈りにつきましては通常の町道の維持管理を主として、目的として実施しておりまして、熊の出没対策という観点からの草刈りというのは行っていないのが今の現状でございます。その中で、それでは実際町内でそういった対応する場合に町の状況を鑑みますと、当町の場合山林と人が生活する生活圏というのが広範囲に広がっております。そういう面からもいろんな地理的条件、そういったものを踏まえると恒常的に草刈りをして、ヒグマの出没を抑えるというのはなかなか現実的ではないのかなというふうな考えを持っております。熊が出没した場合にはその出没箇所に実際に出向いて、何か原因があるのか、もしくは通り道だとか、そういう原因が、理由があるのかというものを分析した中でそれぞれに合った対策を行っておりまして、これまでの経験からいきますと、ほとんどは市街地周辺で見られる熊というのは通り熊というふうな判断をしてございます。そうなった場合にその対応、ヒグマが市街地に出ないような対応をするということを考えますと、やはり壇上での答弁と一部重複しますが、住民自らが自らの命を守っていただくための取組、それから熊を寄せつけない取組、そういったものをやっていかなければならないと。それが一番かな、一番の対策になるのかなと現時点では考えておりますので、それは引き続き行っていきたいと考えてございますが、それ以外にやはり町民が不安に感じるだとか、草が生えていて、何か気持ちが悪いなだとか、そういった意見の下、地域から当町に対してそういった対策の要望がございましたら、必要に応じて対応を検討していきたいと考えておりますので、御理解いただきたいと思います。

再質問 4番 大川勝也

ヒグマ対策に対しては役場側と私と同じ認識であるということは確認できました。それで、2番目の質問なのですが、これもまた同じ草刈りの関係なのですけれども、学校の東静内小学校、今年度から閉校になっていますが、そこの草刈り委託業務も発注形態別で出しているということで聞いております。必要最小限でやっているということなのですけれども、例えば東静内小学校は山側、旧JRの線路もあるのですけれども、その辺も少しちょっと草刈りを重点的にして、緩衝帯をつくればいいのかなという質問です。保育所はないのですけれども、まだ老人ホームの施設とかありますので、その辺はいかがでしょうか。

答弁 管理課長 田口寛(管理課長は2023年12月まで)

先ほど壇上のほうで必要最低限の維持管理で草刈りも年2回程度実施したいということで答弁させてもらっていますが、どちらかといいますと学校の役割が終えておりますので、学校教育活動を続けていたときにはやはり伸びたらすぐ公務補さんが実施をしておりましたが、東静内小学校は今、備品を整理して、その後財産管理部局に正式に引継ぎをしてということになりますが、予算の計上は今財産管理部局のほうの予算となっておりますが、今後草刈りを2回実施するということで委託業務の発注ということになりますけれども、東静内小学校は避難場所にもなっておりますので、確かに北側のほうには山がありますので、熊に関して出ないとは言えないという状況にありますが、過去の状況見ますと周辺で正式に熊が出たということはないのですが、そこら辺今後委託発注する中で、裏のほうも面積的に広い部分がございますので、その部分は検討して、熊が寄りつかない、身を隠す場所をなるべくつくらないというのも必要なのですが、それを目的とした草刈りができるのかどうかというのは今後検討していきたいなと思います。

再質問 4番 大川勝也

なかなか目的が違う草刈りなので、大変だと思いますが、ぜひ検討お願いします。3番目の生成AIに関しては、これからも頑張ってください。これで私の再質問終わります。

出典:新ひだか町議会 令和5年第4回定例会 2023年6月20日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる