新ひだか町議会 令和4年第6回定例会 2022年9月14日
(1)静内川氾濫予想と避難指示の発令について/(2)町の体育施設の今後のあり方について
2022年9月14日、新ひだか町議会の一般質問で、田畑隆章議員が「静内川氾濫予想と避難指示の発令について」「町の体育施設の今後のあり方について」について質問し、総務課長 上田賢朗、文化振興課参事 斉藤大朋、生涯学習課長 山口理絵、総務部長 柴田隆、健康推進課長 中島健治、教育部長 片山孝彦が答弁しました。
- 質問者
- 田畑隆章 議員
- 答弁者
- 総務課長 上田賢朗、文化振興課参事 斉藤大朋、生涯学習課長 山口理絵、総務部長 柴田隆、健康推進課長 中島健治、教育部長 片山孝彦
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 田畑隆章
通告に従い、一般質問いたします。3点ありますが、まず1点目、「静内川氾濫予想と避難指示の発令について」質問します。町は、8月16日、避難指示を発令しました。結果的には洪水は起こらず、空振りであり、失敗に見えますが、私は町民の命を一番に考えた決断であり、大いに評価します。しかし、この決断と住民の行動をしっかり検証することが将来に備えるという意味で重要と考えます。近年異常気象が続き、海水温上昇が続くと豪雨や台風が襲来する可能性が高まっています。将来の洪水災害における人的被害をいかに防ぐかをテーマに質問いたします。1番目、避難指示の判断に至った経緯を時系列で説明されたい。2番目、今回の避難指示区域とした判断理由は何か。3番目、避難指示を出す決断は静内川中州の立木の状況も加味されたか。4番目、避難指示を出すに当たり、役場庁舎の浸水判断はどのようにされたか。避難指示区域のその他公的機関の対応状況は想定されたとおりの状況か。また、想定以外の状況について改善すべき点はどのように認識されているかお聞きいたします。5番目、民間医療機関には避難行動要支援者、以下「要支援者」と言います。も病院患者等として滞在されていることも考えられるし、地域医療の大きな担い手となっている病院、診療所が浸水被害に遭われた場合、早急な対応と特別な支援が必要と思われるが、課題の共有等検討状況はいかがか。6番目、要支援者に対する避難指示発令は、今回一般の人と一緒のタイミングになってしまったが、要支援者に対する連絡の状況はどうだったか。7番目、以前の一般質問で要支援者の名簿はできていると答えられていますが、今回の避難指示区域の要支援者は何名か。昨年、国は「災害対策基本法」を改正し、個別避難計画の作成を市町村の努力義務としました。努力義務とはいえ、昨今の異常気象を考えると早急に避難体制の充実を図るべきと思うが、見解はいかがでしょうか。8番目、本来避難は自己責任が原則であります。しかし、町の言う自助・共助を発揮するためには安全な避難所をたくさん用意しなければなりません。住民がそのときに安心して利用できる施設を前もって用意することによってスムーズな自主避難につながる。したがって、避難基準に達したとき、自治会・自主防災組織担当者や個人が定められた手順で自動的に動けるかどうかにかかっていると思います。要支援者の自主避難について町の考えをお聞きいたします。9番目、柏台など高台の集会施設管理者と要支援者がいる自治会が連携し、避難訓練を行うなど促すべきではないか。また、その場合高台の自治会に協力や理解をお願いする必要があると思いますが、町としてのお考えをお聞きします。10番目、防災行政無線放送が聞こえない対策として自治会自主配信組織の確立は必要なのではないか。以上、防災に関しては10点でございます。続きまして、2点目です。シャクシャインのチャシ跡復元について。我々の会派いい町を創る会は、7月、会派研修を行い、平取町と帯広市の博物館で学芸員や関係職員から丁寧な説明を受けて、平取町では関連施設合わせて四十数名の人が働いていると説明されました。これから我が町もアイヌ施策基本構想にのっとり、アクションプランに盛られている事業が進んでいくといろいろな課題も出てくると思われますが、期待する施策ですので、以下質問いたします。1、基本構想、アクションプランでは3年かけて整備がされるわけですが、その後シャクシャインのチャシの復元についての計画はどうでしょうか。2番目、基本構想にある2つのアイヌ文化について対立、並立、融和、融合といった歴史的な事象をどう表現するか、支援の要請はするか、大きな課題であります。国施設ウポポイや北海道立博物館、各大学等と研究から表現まで支援の要請は必要ないのか。3番目、伝承活動は、過去熱心な指導者、森辰二さんがおります。後世に残そうと活動された森さんは早くに他界されましたが、業績はビデオ等で保存されているとお聞きします。アイヌ協会も力を注がれていると思うが、町として小中高生に伝承の大切さを理解していただき、学んでいただいて次世代につないでいただけないか、町のお考えをお聞きします。4番目、将来教職に就こうという大学生やゼミ等にも町の事業として体験学習する事業があってもよいと思うが、いかがか。また、国施設ウポポイと連携した取組も必要ではないかと思いますので、お考えをお聞きいたします。続きまして、3点目、「町の体育施設の今後のあり方について」お聞きいたします。町の体育施設、「町体育館」、これは昭和43年竣工で、54年経過しています。山手体育館をはじめ、ほとんどの施設が老朽化し、スポーツ宣言の町とは言い難い状況にあります。町体育館の建て替えは悲願でありますが、過去検討されたアリーナを考えると40億円から50億円という多額の予算がかかり、町の財政は改善が見られるものの、高静小学校の建て替えとかごみ処理場の改修など、全体を見ますと即対応は難しいかもしれないという状況だと思います。しかし、特に青少年にとってスポーツの持つ意味は大きく、必要な施設であることから、以下何点かお聞きします。1点目、この老朽化問題の認識と建て替えに関する青写真が既に作成されているかお伺いします。2点目、体育施設の今後については、旧体育協会、現スポーツ協会でも悩みの種となっており、数年前から要望が繰り返されていると聞いております。具体的な協議は進んでいるのかお伺いいたします。3番目、修繕はできでも建て替えはすぐの話にはならないのでしょう。ならば、山手小学校が統合されることにより目的を失う同校の体育館を町体育館として活用し、町民の利用に供することを考えないか伺います。以上、よろしくお願いいたします。
答弁 総務課長 上田賢朗(総務課長は2023年3月まで)
田畑議員御質問の大きな項目の1つ目、「静内川氾濫予想と避難指示の発令について」の1点目の避難指示の判断に至った経緯を時系列と避難指示区域の判断理由についてで、まず時系列でございますが、8月16日火曜日の午前6時8分に洪水警報が発表されたことを受け、関係各課の職員が静内地区、三石地区の状況確認を開始し、その後8時6分に大雨、土砂災害警報が発表、9時27分に大雨、浸水被害警報の追加が発表され、町内では出水や道路の冠水はあったものの大きな被害の報告はなく、その後11時25分に大雨、浸水被害警報の解除がされましたが、洪水及び大雨の土砂災害警報は継続しているという状況でございました。また、静内川におきましては、13時5分に水防警報レベル3、氾濫警戒水位、15時5分に水防警報レベル4、氾濫危険水位に達しました。静内地区の市街地では、午前中には雨がやんだものの、静内川上流のダム付近では降雨が続いており、このことによるダムの放流等もあり、急激な水位上昇があるなど氾濫する危険性が高まったことから、15時30分に災害対策本部を設置し、静内川氾濫時の浸水想定エリアを検討、避難所開設の決定、準備を開始したところでございます。避難対象エリアは、静内地区市街地の雨がやんでおり、目名川の水位の上昇も止まっている状況であって、静内川のみダム放流によって危険な状況にあったこと、静内川のみが氾濫した場合浸水が想定されたのが道道平取静内線及び町道御幸通線から静内川までのエリアであったことから、その対象を道道平取静内線及び町道御幸通線から静内川までのエリアに居住している方とし、静内神森の道道平取静内線から静内川のエリア、静内旭町、静内こうせい町1丁目、静内本町、静内吉野町、静内緑町、静内古川町、静内青柳町の8地区、3,803世帯7,056人とし、避難所は浸水がないと想定される場所で、かつ避難対象エリアから近く、ある程度の人数を受け入れられる場所として、まずは静内第三中学校と山手体育館の2施設の開設としました。避難所の準備が整った17時35分に避難指示を発令し、山手体育館には16世帯35名、静内第三中学校で54世帯100名、合わせて70世帯135名の方、また自動車等により多数の方々が避難所駐車場へ避難されてございます。なお、避難所への避難の状況でございますが、19時30分をピークに、避難者は自己判断により徐々に帰宅し始め、21時5分に洪水警報、大雨警報が解除され、静内川の水位については引き続きダムの放流はありましたが、徐々に水位が下がり、水防警報レベル2に達した17日午前1時55分に避難指示を解除してございまして、静内第三中学校は2時30分、山手体育館は8時15分に最後の避難者が帰宅したことから、8時15分をもって避難所の閉鎖及び災害対策本部を解散してございます。3点目の避難指示を出す判断は静内川中州の立木の状況も加味されたのかについてでございますが、今回の急激な水位の上昇は中州の立木の状況も原因の一つではないかと考えておりますが、静内川上流の高見ダムを越えて下流に水が来ている状況を考えますと、ダム付近でかなりの降水量があったことが考えられますし、ただ中州や立木の与える影響も大きいと考えてございますので、静内川の早期改善を求め、河川管理者である北海道室蘭建設管理部へ要望したところでございます。4点目の避難指示を出すに当たり、役場庁舎の浸水判断はどのようにされたのか。避難指示区域のその他公共施設の対応状況は想定されたとおりの状況か。また、想定外の状況について改善すべき点はどのように認識されているかについてでございますが、今回の浸水想定は道道平取静内線及び町道御幸通線から静内川までとしたことから、静内庁舎は浸水エリア外といたしました。浸水エリア内にある公共施設につきましては、氾濫時に迅速な対応と事前にやっておくことを本部会議で確認してございます。また、御質問の想定外の状況に対する改善への認識ということにつきましては、想定外がどのようなことを申されているのか分かりませんが、改善すべき点は多々あるという認識でございます。5点目の民間医療機関には避難行動要支援者も病院患者等として滞在されていることも考えられるし、地域医療の大きな担い手として浸水被害に遭われた場合早急な対応と特別な支援が必要と思われるが、課題の共有等検討状況についてでございますが、民間医療機関等との支援、課題の共有等については特別な対応や支援の方法は定めておりませんが、個々の事業所においてはマニュアル等の整備がなされているものと考えてございます。また、直接の民間医療機関への支援ではございませんが、大規模災害による応急医療につきましては地域防災計画に基づき、町内在住の医師ヘの出動要請や災害規模に応じて日本医師会への救護チーム出動要請などを行うこととなってございまして、このことについては情報共有をしてございます。次に、6点目の要支援者に対する連絡の状況はどうだったのかと7点目の避難指示区域の要支援者は何名か及び早急な避難体制の充実を図ることへの見解についてでございますが、まず町作成の避難行動要支援者名簿についてでございますが、登録要件といたしましては1つに「介護保険法」に規定する要介護認定において要介護3から5の判定を受けている方、もう一つに「身体障害者福祉法」の規定により身体障害者手帳の交付を受け、身体障害者障害程度等級表の第1種1級及び2級に該当する障がいを有する方及び内部疾患については腎臓及び呼吸器障がいを有する方、もう一つに「精神保健及び精神障害者福祉に関する法律」の規定により精神障害者保健福祉手帳の交付を受け、障害等級の1級及び2級に該当する方、もう一つは療育手帳の交付を受けている方であって、程度区分のうちA、A1、A2の判定を受けた方としてございます。令和3年11月30日作成の新ひだか町避難行動要支援者名簿の登録人数は729名でございまして、その内訳は身体、精神、療育などの障がいがある方が437名、介護区分の方が230名、障がいと介護の両方の区分の方が62名となってございます。今回避難指示のあった地域、新ひだか町のそれぞれの8地区でございますけれども、避難行動要支援者名簿登載者は227名となってございます。今回の避難地区の対象者に対して、エリア内の各グループホームへ連絡し、避難指示の発令を伝え、避難方法等の確認を取ってございます。また、在宅における介護区分の方については、町内居宅介護支援事業所等へ避難指示への支援依頼を行うとともに、連絡の取れない方へは戸別訪問により避難所への送迎対応を行ったほか、障がい区分の方については独居の方を中心に個別に連絡させていただいてございます。要支援者の個別避難計画の作成については、かねてより検討を重ねているところでございますが、人命に関わる計画という観点から、その現実性と確実性が必須であるものと認識してございますが、要支援者に対する災害時の協力者といった個人支援という手法においては、支援者も被災者となる可能性が高いことや不在時の対応など、現実性、確実性を求めた場合多くの課題が生じるところでございます。しかしながら、要支援者の避難体制については自助、共助及び公助といったあらゆる手法を模索し、特に地域コミュニティーによる避難体制の充実に努め、自主防災組織の設置・育成に力を入れていく必要があるものと認識してございます。8点目の要支援者の自主避難についてと9点目の自治会連携についてでございますが、要支援者の避難方法につきましては、先ほども申し上げたとおり、自助・共助・公助の考え方の下、公助の取組において自治会等における自主防災組織など、地域で支え合うことが重要と考えてございます。公助の手が届く地域で協力し合える体制が得られるよう、防災学習や地域防災避難訓練などを通して働きかけてまいりたいと考えてございます。10点目の防災行政無線放送が聞こえない対策として自治会自主配信組織の確立の必要についてでございますが、防災行政無線でございますが、アナログ無線からデジタル無線への更新が完了し、本年4月1日から本格稼働してございまして、更新時に併せて屋外スピーカーも高性能スピーカーへ更新しており、従来のスピーカーより音声が聞き取りやすくなっているものの、雨や風の影響などで聞こえにくくなる場面もあることも事実でございますので、今回の更新により新たなサービスも展開してございまして、その一つは携帯電話やスマートフォンなどから登録することで屋外スピーカーの放送内容をメールで受信することができる登録制メールサービス、もう一つは携帯電話や自宅の固定電話から専用の電話番号へ電話していただくと放送内容の聞き直しができる放送応答サービスを運用していることから、これらのサービスについて既にお知らせしているところでございますが、改めて町広報紙への掲載やホームページ、SNS等で周知を図り、まずはこちらのサービスを活用していただくことを考えてございます。また、自治会におかれましては、防災行政無線整備に併せて、限られた数量でございますが、戸別受信機を設置させていただいておりますことから、放送内容を傍受した際には自助・共助の取組として自治会内において情報共有を図るなどの連絡体制を取っていただきたいと考えておりますので、防災訓練等の機会には改めて周知してまいりたいと考えてございます。
答弁 文化振興課参事 斉藤大朋
田畑議員から御質問の大きな項目の2点目、「新ひだか町アイヌ施策基本構想について」御答弁申し上げます。まず、1点目の基本構想、アクションプランでは3年かけて整備されるが、その後シャクシャインのチャシの復元についての計画はについてですが、シャクシャインのチャシとされる史跡シベチャリチャシ跡や関連する史跡ホイナシリチャシ跡については、新ひだか町アイヌ施策基本構想及び新ひだか町アイヌ施策アクションプランにそれらの環境整備に係る考え方を示しております。具体的には、史跡を長く保存し、後世に伝えるための整備・活用を図るとして、継続的な史跡の調査、サインの設置、史跡の本質的価値の顕在化の3点に取り組むこととしています。ここで言う継続的な史跡の調査とは、史跡に関する歴史資料の調査及び収集や史跡周辺の植生調査、地中レーダーなどの物理探査機器による発掘調査の事前確認調査など、史跡の現状を変更するおそれのない発掘調査以外の調査のことです。サインの設置とは、そこがチャシ跡、すなわちアイヌのとりで跡であることを示す案内解説板を設置することです。史跡の本質的価値の顕在化とは、どこが壕と呼ばれる空壕で、曲輪と呼ばれる平地なのか、草刈りをしてそれらの遺構をあらわにすることや史跡からの眺望を確保するために樹木の高さを調整するなど植生を管理することです。したがいまして、御質問のチャシの復元が発掘調査を経て行う遺構の復元や再現を指しているのであれば、それは史跡の現状変更を伴うものですので、今のところ実施する考えなり計画はございません。なお、アイヌ文化拠点空間を構成する施設群の整備後は、史跡を長く保存し、後世に伝えるためにその復元ではなく復旧を進めたく存じます。復旧の実際は、令和3年度に実施したように史跡の保存、活用上も真歌公園の木の増進上も必ずしも有効ではない老朽化顕著な公園設備等や老齢化顕著な大径木を史跡指定地内から取り除き、史跡の内観と外観を整えて史跡本来の姿に戻します。史跡の環境整備については、アイヌ文化拠点空間を構成する施設群の整備後速やかに着手することが望ましいと考えておりますが、「アイヌ施策推進法」の附則では施行から5年後の令和6年の見直しに言及していることから、何がどう見直されるのかが明らかになり、財源確保の見通しが立ってから検討したいと考えております。次に、2点目の基本構想にある2つのアイヌ文化について対立・並立・融和・融合をどう表現するか大きな課題である。国施設ウポポイや北海道立博物館、各大学等と研究から表現まで支援の要請は必要ないのかについてですが、江戸時代からアイヌ文化には地域差があることが知られており、本町は言葉や風俗、習慣に違いが認められる2つのアイヌ地域集団の接点となっておりますが、一般にはアイヌ文化に地域差があることや1つの地域に複数のアイヌ地域集団が存在することは十分に知られておりません。また、2つのアイヌ地域集団の違い、特徴を明確に示す博物館資料は種類・数量ともに限られており、2つのアイヌ文化を展示・表現することが困難な状況にあります。そこで、違いが原因で生じる文化摩擦の顕著な事例であるシャクシャインの戦いについての展示活動や関連する史跡シベシャリ川流域チャシ跡群の公開活用を盛んにすることで不足を補いたいと考えております。なお、展示等は独力で行いますので、大学や博物館等に支援要請することは考えておりません。次に、3点目の伝承活動は過去熱心な指導者、森辰二さんがおり、後世に残そうと活動された。森さんは早くに他界されたが、業績はビデオ等で保存されていると聞く。アイヌ協会も力を注がれていると思うが、町としても小中高生に伝承の大切さを理解していただき、学んでいただいて次代につなげないか、町の考えはについてですが、町では平成25年以来、アイヌの伝統的生活空間イオルの再生事業として、新ひだかアイヌ協会と協調しながら、学校向けや一般向けの体験交流事業等を実施し、アイヌ文化の理解促進に努めてまいりました。令和3年からは、アイヌ文化のさらなる理解促進のために、また伝承活動を担う人材やその活動を支える人材が現れることを期待して、静内高校の家庭科の授業にアイヌ刺しゅうを取り入れてもらうなど、多様な主体との連携・協働によりアイヌ文化の次世代継承を試みる取組に着手したところです。なお、令和4年は静内農業高校においてもアイヌ刺しゅうを学ぶ授業が行われます。このように、町としてはアイヌ文化の次世代継承のために試行的な取組を重ねながら良策を検討してまいる所存です。最後に、4点目の将来教職に就こうという大学生やゼミ等にも町の事業として体験学習する事業があってもよいと思うが、いかがか。また、国施設ウポポイと連携した取組も必要ではないか、考えはについてですが、学校教育におけるアイヌに関する教育の持続性や一貫性の保持のためには、教材の充実や教員の指導力の向上が欠かせないものと認識しております。新ひだか町アイヌ施策基本構想及び新ひだか町アイヌ施策アクションプランには、将来教職に就こうという大学生やゼミ等限定の体験交流・人的交流事業についての計画はございませんが、個々の求めに応じて臨機に対応してまいる所存です。なお、当該事業は町内をフィールドとし、人材も含めて地域資源をフル活用して実施することになりますので、連携の相手方は国等の機関ではなく、町内の個人や団体と考えております。以上、御答弁とさせていただきます。
答弁 生涯学習課長 山口理絵
田畑議員御質問の大きな項目の3つ目、「町の体育施設の今後のあり方について」御答弁申し上げます。初めに、1つ目、町の体育施設は老朽化が著しい。具体的な改修や建て替えに向けた青写真を持っているのかと2のこれまで体育協会から町体育館の建て替え要望が出ているが、協議は進んでいるのかについて併せて御答弁申し上げます。田畑議員の御質問のとおり、町の多くの体育施設は建設後相当の年数が経過しており、新ひだか町スポーツ協会からも新ひだか町総合運動公園建設要望書が町及び町教育委員会に提出されており、具体的な施設の整備や集約などについての要望を受けております。教育委員会としても将来的に新たな施設が必要と考えておりますが、施設の建設には非常に高額な費用が必要となりますことから、町の財政面をはじめ、ほかの教育施設を含めた優先度や緊急性、学校再編後の施設活用などを十分考慮し、建設の時期・規模などの内部検討を進めているところでございます。既存の体育施設については、町民の安全な利用のため、適宜改修を行うとともに修繕計画を策定して維持管理に努めておりまして、静内体育館は平成22年度に耐震改修工事を行い、平成23年度にトイレの洋式化や会議室の改修工事、平成25年度にはバスケットゴール電動化取替え工事などの改修を行っております。また、令和3年度と令和4年度には静内体育館と山手体育館のアリーナ照明のLED化の工事を進めており、当面は既存施設を改修しながら、町民の皆様には安全に利用していただきたいと考えますので、御理解をお願いいたします。続いて、3の学校統合によって目的を失う山手小学校の体育館の今後の利用は何か決定しているのか。決まっていなければ町民体育館として利用する考えはないかの御質問でございますが、山手小学校は令和5年3月31日をもちまして閉校となり、その後に教育施設として利用する計画は持ってございません。現在は学校体育施設開放事業として山手小学校も体育館を一般に開放しておりますが、これまでの利用統計から見ますと静内体育館や山手体育館、あるいはほかの学校体育施設へ移動していただくことが可能と考えておりまして、各利用団体と協議中でございます。なお、このたびの学校再編に伴う施設の調査におきまして、山手小学校は施設の老朽化の進行が著しく、体育館も構造躯体や設備以外の屋根などの健全性の評価では早急に対応する必要があるとの評価を受けております。仮に山手小学校の体育館を継続して利用する場合、改修や維持管理に係る費用のほか、体育館に独立した暖房設備がないことから、新たに暖房設備を設置する必要が考えられます。教育委員会といたしましては、ここに設備投資をするよりも多くの利用者がある静内体育館などの設備改修を充実させることで町民の健康維持・体力向上に寄与してまいりたいと考えます。以上、御答弁とさせていただきます。
質問 5番 田畑隆章
はい。
質問 5番 田畑隆章
御答弁いただきありがとうございました。15時5分、水防警報レベル4になったということで、氾濫危険水位に達したとおっしゃったのですけれども、そのときに避難行動要支援者に対して通知はこの時点だったのかどうか、そこをお聞きしたいのですが。
答弁 総務課長 上田賢朗(総務課長は2023年3月まで)
その時点ではまだ御連絡はしていないという状況でございます。まだ本部の立ち上げしてございませんので。
質問 5番 田畑隆章
一般的に高齢者及び要支援者は逃げてくださいというのは、避難指示の一歩前の段階でみんなが自主的に動かなければならなかったのだけれども、そこのところがよくつかめなかったのかなという気がしています。ですから、要支援者に対するお知らせ、この辺もちょっと課題があったかなという感じがしております。続いて、エリアの確定なのですけれども、防災マップ、ハザードマップによると御幸町も一緒に出してもよかったのかなという気がするのです。昭和30年の水害のときに、あのときは、この中でも述べていらっしゃいますけれども、静内川の水位が高くなって、目名川の水位も高くなって、結局大川に目名川の水をのみ込めなくなって氾濫したと解釈されているわけなのですけれども、その結果神森から町の中がほとんど水浸しになった。たまたま役場だけつかないで、あと周りはついた。ですから、強いて言えば高校の前の通り、あの通りから高校側は全くその昭和30年のときを考えると安全ではないかと思うのですが、この辺の物すごく短時間の間に微妙に判断しなければならなかった、この辺についてもう少し教えていただきたいのですけれども。
答弁 総務課長 上田賢朗(総務課長は2023年3月まで)
このときですけれども、雨はやんでいた状況にございます。先ほども御説明しましたけれども、目名川の水位も上昇が止まっているという状況、ダムの放流だけが続いているという状況でございました。これがもしまだ雨が続いている状況で、その後も雨が続くという見込みであれば避難エリアは拡大したと思いますけれども、そういった状況でありましたので、避難区域についてはそこで判断したということでございます。
質問 5番 田畑隆章
非常に短時間でよく検討されたと思うのですけれども、ただ一般のほうではハザードマップというのはそういうふうにちゃんと分けられていなかったので、若干まごついたかなという気はします。もう一つ、今回の点と昭和30年災害のときの違いなのですけれども、あのときは我が町で2名亡くなっています。豊畑と御園、特に御園についてはかなりの住宅がついているわけなのですけれども、今回そこを外したということについて、結果よかったと思うのですけれども、その辺について何かお考えあればお聞きしたいのですが。
答弁 総務課長 上田賢朗(総務課長は2023年3月まで)
今回静内の市街地エリアのみとした理由でございますけれども、目名川のところと静内川の合流地点、そこが一つのポイントかなと考えてございます。そこのところで上昇があれば当然市街地のほうの影響が考えられますので、そこで市街地に絞ったと。その上流については上昇がありませんでしたので、そこについては外したというふうなところでございます。
質問 5番 田畑隆章
今回の雨量は、昭和30年のときに比べるとかなり少ない。全体に少ないので、よかったと思うのですけれども、これからそういうのが、昭和30年当時の形が起きないとは全く言い切れないので、その辺はしっかり判断してほしい。次回にはしっかり判断してほしいと思います。2番目の3番目なのですけれども、避難所の準備が整った17時35分に避難指示発令をしましたと、こういうことだったのですけれども、今までの経緯をお聞きしますと、避難はやっぱり一刻も早いほうがいい。できれば先ほどの15時5分、この段階になったらばっとスタートできるほうがいいと思いますが、その辺についてはいかがですか。
答弁 総務課長 上田賢朗(総務課長は2023年3月まで)
それにつきましては、反省点であると考えてございます。先日の建部議員の御質問にもお答えしましたけれども、今回避難所の開設に手間取ってしまったというところ、ここは反省点の大きなところでございますので、そういった準備が速やかに行われるように今後職員の研修に努めていきたいと思いますので、御理解願います。
質問 5番 田畑隆章
その点につきましては、後で議論しますけれども、建部議員と考え方同じで、役場職員がやるのでなくて、避難する人たちがやるように日頃訓練しておくべきだと思っています。次に進みます。中州の状況について、町長も危機感を抱いて要請行動をしていただいたと建部議員にお答えになっておりますが、非常にありがたく思っております。これは必ず北海道におかれましてはやっていただきたいことだと思っております。続いて、4番目なのですけれども、今回避難指示を出す状況になって、改善すべき点は多々あるとの認識ですが、どなたでも改善すべき点というのは必ず出てくる。だから、それは分かるのですけれども、大事なことは一つ一つ確実にそれを改善点につなげていくという作業をしていかなければならないと思うのですけれども、この辺についてはどういうふうにお考えになっていますか。
答弁 総務課長 上田賢朗(総務課長は2023年3月まで)
今回避難指示を出すのに時間がかかったというところは1つあると思います。本来であれば高齢者等の避難が先に行われて、その後に一般住民の方の避難が行われるという本来の流れは理解してございます。ただ、今回静内川の水位が急速に上昇していったというところがあって、その前段の対応ができなかった部分ございます。本部設置から避難指示までに時間を要したこと、こちらも大いに反省しなければならない点でございまして、それらの要因につきましては避難所の準備に手間取ってしまったというところが大きくございますので、そういったところはスムーズに行えるように、先ほども申し上げましたけれども、これから避難訓練等を通してスムーズな開設につなげていきたいと考えてございます。
質問 5番 田畑隆章
総務課は実力組織で、しっかり自己完結できるとお思いでしょうけれども、これはいろんな町民がいまして、医療関係者から、それから介護のところとか、全てにわたってどういう動き、あるいは子ども、小学校、それらをチェックしていかなければならないと思います。総務課の範囲内でのチェックでなくて、小学校なんかはいろんなマニュアルを持っていますので、そのマニュアルどおりでうまくいったのか、あるいは抜けていることはなかったのか、あるいはほかとの連携が大事なのか、その辺も含めてこの際チェックしていただければと思います。続きまして……
質問 5番 田畑隆章
それでは、お聞きします。そういう意思はありますか。
答弁 総務課長 上田賢朗(総務課長は2023年3月まで)
今御質問ありました例えば小学校の関わりとかですけれども、小学校であれば小学校の避難訓練は毎年行われていると思っておりますし、その際にうちの総務課の防災グループの職員も行って参加してございます。そのときに気づいた指摘部分については言わせていただきまして、改善を願っているという状況でございます。ただ、医療機関ですとか介護施設、そういったところについてはそこのマニュアル等、避難判断マニュアルもございますし、どういうふうに避難するのだというマニュアルもあると思いますので、そちらはそちらで対応していただきたいというところでございます。それらを一堂に会した町全体の避難訓練というものになりますとかなりの規模になりますので、そういった部分というのはなかなか考えづらいのかなと考えてございます。ですので、施設のほうの避難訓練、そういったところに町の職員もお声かかれば当然参加しますし、その中で気づいたところについては御指摘していきたいと考えてございます。
質問 5番 田畑隆章
今のお話なのですけれども、町なかの避難体制というのは、以前の答弁でもありましたけれども、9,000人から避難しなければならない。今回はここだけでしたから7,000人ぐらいですけれども、かなりの数、その人たちが病院に行くかもしれない、学校に行くかもしれない、どこに行くかもしれない。そういった混乱の中で迎えるのか、ちゃんとリードするよという安心・安全のまちづくりを担っているのか、そこが大事だと思うのですけれども、その辺の考え方はいかがですか。
答弁 総務課長 上田賢朗(総務課長は2023年3月まで)
学校ですとか、そういったところの避難訓練につきましては、一定の目的を持って行われているというところで、津波であればここに避難してほしいですとか、洪水であればここに避難してほしいという目的を持って計画されていると思いますので、そういった場合については速やかにそれに基づいて先生の指示に従って避難していただくと考えてございます。今回の場合につきましては、避難所を2か所、静内第三中学校と山手体育館のほうを町で用意して、そちらのほうに避難していただきたいと御案内をしてございます。ですので、そういった避難指示等があったときには避難所開設しますので、そちらのほうに速やかに避難していただきたいと。そちらのほうで収容人数がいっぱいになってしまった場合につきましては、順次避難所を確保しながら、受入れ態勢を整えていきたいとは考えてございます。
質問 5番 田畑隆章
以前の答弁でも足りない部分は垂直避難で、1階にいる人は2階に行って避難してくださいというようなことで対応もお願いしたいというようなこともありました。ただ、やっぱり心配になって逃げる人はおると思うのです。そういったときに、今回たまたま御幸町はエリアから外れておりますけれども、なおさら役場に逃げるという判断をする人たちだっていたかもしれないのですけれども、役場での避難行動に対する対応策というのはどんなふうに考えられていましたか。
答弁 総務課長 上田賢朗(総務課長は2023年3月まで)
これまでも大雨等で古川ですとか真沼津川ですとか、そういったところが氾濫する危険があるという場合については、住民の方から役場のほうに問合せございまして、役場庁舎のほうに不安であれば来ていただきたいというところで御案内をしてございます。過去にも何名かの避難者は実際にいますので、そういった部分については庁舎のほうで休まれていただくという対応はしてございますし、今後もそういうふうに対応はしていきたいと考えております。
質問 5番 田畑隆章
その点についてもうちょっとお聞きしますけれども、1階がもし水についたら、昭和30年の水害のときにはつかなかったかもしれないけれども、今度はついた。その場合の業務とか、それから1階の人たちの避難体制だとか、その辺はどうなっています。
答弁 総務課長 上田賢朗(総務課長は2023年3月まで)
ちょっと申されていることを、申し訳ございません、理解できていないかもしれないのですけれども、1階のほうに浸水してきたというふうなこと、これまでも大雨のときに浸水してきているですとか、床下浸水しているよとか、そういった問合せは結構ございます。そういった場合につきましては、町のほうで対応させていただいていますし、場合によっては土のうを積んで浸水を防ぐというふうな対応をしてございます。水につかっていれないという部分については、近くの親類ですとか、そういった方を頼られればそちらのほうに一旦避難していただきたいというお話ししてございますし、行くところがなければ役場のほうに来ていただきたいというお話をさせていただいていますので、そういった通常の大雨の浸水も現にございますので、そういった場合については現に対応しているという状況でございます。
質問 5番 田畑隆章
ごめんなさい、私の言い方が悪かった。役場自体の1階が業務の遂行ができないぐらいの浸水があって、1階の人たちは避難しなければならないという場合に役場としての対応はどういうふうなことを考えられていますかということをお聞きしたのです。役場の対応です。
答弁 総務課長 上田賢朗(総務課長は2023年3月まで)
これまで静内庁舎の浸水につきましては、津波のときの浸水害、こちらのほうを想定してございました。その場合について電源が失われますので、そういった場合については移動電源車、こちらのほうを準備しまして、最低限の本部機能は確保するというふうな状況で、津波の場合でも来ても2階ぐらいまでの浸水になりますので、その部分については電源を確保しながら本部機能は維持していくというふうな対応を考えてございます。
質問 5番 田畑隆章
そのときに、やっぱり面積が足りなくなるし、避難者も来ているというようなことになると、当然3階の我々の議員控室も使用することになるかなとは思うのですけれども、その辺の協議はされていますか。
答弁 総務部長 柴田隆(総務部長は2025年3月まで)
先ほど来田畑議員が御心配されていることに対してお答えしているつもりではいるのですけれども、いろんな状況があるのだと思います。基本的には1つには職員も含めて命を守る行動をするときに、そのときの情勢、どこに安全場所があるのかということを見極めながら、自己判断を主としながらやっていくと思います。もう一方は、業務についてはまずは災害対策本部機能を失うことのないように、先ほど来電源を確保したりという形を取ってまいります。今様々な災害がある中で、どこをイメージされてお話しされているのかは分かりませんけれども、まずはその状況、状況に応じて最もベスト、ベターな対策を取ってまいると、まずは町民の命を守っていく、ここにエネルギーを注いでいく覚悟でございます。
質問 5番 田畑隆章
次に移ります。5番目についてなのですけれども、町内在住の医師に出動要請を行うこととなっているとお答えになりました。それは日高管内全体としてもそういうようなことなのだろうと思うのですけれども、ただ若干違うのは、青柳町にある医療機関は浸水域、古川あるいは静内川の浸水域に当たっていて、ここが被災するとその後の体制もとても大変になるわけなのですけれども、ここに対する特別な協定、あるいは特別な避難、あるいは避難場所、そういったことについては何か具体的なところで話されてはいないのでしょうか。
答弁 総務課長 上田賢朗(総務課長は2023年3月まで)
青柳町にある医療機関というところでございますけれども、医療機関と個別にどう対応するというふうなところの協定なり協議というのはしてございません。先ほど医師の派遣とかというのは、大規模災害等が起きまして、極端な話、野戦病院みたいな形のイメージになったときには町内在住の医師の方たち、医療機関で働く方たち、そういった方たちに協力を仰ぎながら対応したいというふうな内容でございます。
質問 5番 田畑隆章
復旧するためにはカルテが、津波や何かでも見て理解するのですけれども、もう使えなくなってしまう。そういったときに電子カルテというようなクラウドで管理するような方法もあっていいのかなと思います。この辺についてもっと突っ込んだ協議はされていないということなのですか。
答弁 総務課長 上田賢朗(総務課長は2023年3月まで)
東日本大震災のときに医療機関においてカルテ、こちらのほうがかなり流出していると、紛失しているということを受けまして、町立病院につきましてはそういったことがないように電子カルテを導入してクラウド対応しているいう状況でございます。その御案内については、各医療機関のほうにもしているはずなのですけれども、なかなか対応し切れない部分ございますので、そういった部分を無理強いしてするというところにもいきませんので、その辺のお話というのは医療機関にさせていただいているとは思いますけれども、現在それぞれ対応しているところ、していないところがあるという状況でございます。
質問 5番 田畑隆章
要支援者についてお聞きします。答弁をお聞きしました。決められたことについては決められたようにやられている。これはすばらしいことだと思うのですけれども、例えば妊婦さんだとか、先ほどの改正になった法律のほうではそういった人たちまで含んだ努力義務でなかったかなと思っているのですけれども、その辺はいかがですか。
答弁 健康推進課長 中島健治(健康推進課長は2023年3月まで)
今回の災害の関係で実際に妊婦の方ですとか、新生児がいる方、御家族の方の対応については、今回の対象となるエリア内の方々について個別に対応させていただいているところでございます。その中で、主に電話かけということになりますけれども、電話かけした中で、支援の必要性について確認を取ったところでございまして、今回幸いにも皆さん自力で避難できるというところの確認というのはできている、そういった状況にございます。
質問 5番 田畑隆章
個別避難行動計画、そういった意味で早めにつくられる。早めにつくることによって何が起きるかというと、安心して仕事ができる。大変なときにあれもしなければならない、これもしなければならないではなくて、それらはもう既に済んでいるよとしておくべきだと思うのですけれども、その辺はいかがですか。
答弁 総務課長 上田賢朗(総務課長は2023年3月まで)
要支援者の方の対応ですけれども、先日の一般質問でもお答えしましたけれども、要支援者の方を避難させるには協力者が必要になってきます。この協力者たちをどう確保するのかというふうなものが一番の問題になるのかなと考えてございます。ですので、こういった要支援者の方をどこに避難させる、こういった場合にはどういう避難させるというふうなものはつくれるとは思いますけれども、それを実際に動いていただく方をどう確保するというのが問題になると思いますので、そこが今後のネックになってくるのかなと考えております。
質問 5番 田畑隆章
そのとおりです。ですから、努力義務のところを既にやっているところが五十何か所あるとお聞きしていますけれども、そういったところは何をもってそれをやらなければならないと思ったかというと、役場が抱え込むのでなくて、自分たちの命のことなのだから、自分たちで頑張りましょうということを説得するというか、当たり前のことなのですけれども、それを話しかけている。ですから、本当に隣の人を連れて逃げられるか、あるいは向かいの人を津波が来たというときにどうするのかというのは、その人たちにとっては大変な問題なのですけれども、そこを理解した上でお話をしていくということしかないと私は思っているのですけれども……
質問 5番 田畑隆章
はい、分かりました。洪水においてもそういうことが、昔の隣近所のお付き合いを生かして進めていっていただければいいと思うのですけれども、その点についてはいかがですか。
答弁 総務課長 上田賢朗(総務課長は2023年3月まで)
その点につきましては、先日もお答えしてございますし、先ほども壇上でもお答えしてございますけれども、地域の協力を得なければできないということになりますので、自主防災組織の強化ですとか、あと地域の避難訓練等に職員赴きまして、その辺の防災講話ですとか、協力体制、そういったお話もさせていただきながら体制を整えていきたいと思いますけれども、地域の理解と協力なければできませんので、その辺がネックになってくるのかなと考えてございます。
質問 5番 田畑隆章
分かりました。そういうようなことで、これは地域と自治会と話していくというのは町の事業として取り組むべきだと思うのですけれども、いかがですか。
答弁 総務課長 上田賢朗(総務課長は2023年3月まで)
この要支援者の避難計画については、町の事業でございますので、その一環として進めていきたいということに変わりはございません。
質問 5番 田畑隆章
次に移らせていただきますけれども、先ほど避難計画ということ、そして個々の自治会の人たちが役場が言う前に避難していただくということを言いましたけれども、既にそういう災害が起きているところではもうその経験があるわけなのです。結局どういうことかというと、集まった人たちがそれぞれで役割分担をして、今日はあなたがトイレ掃除、あなたが配膳係、あなたが苦情処理といったような役割分担をやっているわけなのですけれども、それは何日間かたった後でやっているわけなのですが、そういう経験を理解して、今度は避難する人たちがこういう役割を持ってここでもって仕事をするのだと、そのところまでいかなければならないと思っているのですけれども、その点についてどうお考えになっていますでしょうか。
答弁 総務課長 上田賢朗(総務課長は2023年3月まで)
地域防災計画の中で、自治会ですとか、そういった自主防災組織の方々に避難所の運営、こちらのほうをお手伝いしていただくという位置づけでございます。そのほかにも社会福祉協議会のほうでボランティアセンターのほうもございますので、避難所の運営につきましてはそういった方たちの御協力を得ながら運営していかなければならないという認識はございます。ただ、避難所の設置ですとか、前段の作業というのはなかなか手間取る部分があると思いますので、そういった部分は職員が対応すると、その後の運営はお願いするということで整理をしていきたいなと考えてございます。
質問 5番 田畑隆章
次に、情報共有のことなのですけれども、ちょっとした電話かけも体制ができていないとできないのではないかと思うのです、それぞれの自治会。それぞれの自治会でもう既にやっているところもあるのですけれども、そういったところの点検をするのと、そういったことを情報共有をしていく……
質問 5番 田畑隆章
10番目です。最後です。
質問 5番 田畑隆章
いいですか。情報共有をする。そして、エリアメールをスマートフォンで簡単に受けられる人たちと簡単には受けられない人たちがいるわけなのですけれども、そこには電話があるというようなこと、あるいは近所だということであれば、スマートフォンで受けられた人が連絡員として連絡をしていくという形で役場の仕事を下ろされたらいい。それができているとできると思うのですけれども、その点についてはいかがですか。
答弁 総務課長 上田賢朗(総務課長は2023年3月まで)
その辺につきましては、自主防災組織の中の活動になるのかなと思ってございます。ですので、そういった避難訓練等があったときには町のほうからそういう対応をしていただきたいというお話はできますし、そうでない場合については電話で確認する機能もございますので、そういったものを活用していただきながら対応していただきたいと。先ほど壇上でお答えしていますけれども、そういう自主防災組織、自治会、そういった中で情報共有が図れる手段があるのであれば、そういったものを活用していただきたいと思っていますし、そのことについては今後も避難訓練等を通してお話ししていきたいと考えてございます。
質問 5番 田畑隆章
これもやっぱり要支援者に関わることに最終的にはなっていくと思いますので、事業としてしっかりやっていただきたいと思うのですが、いかがですか。
答弁 総務部長 柴田隆(総務部長は2025年3月まで)
今いわゆる共助の部分のお話をされておられるのだと思いますけれども、災害が起きたときに役場が町の中の状況を全て瞬時に把握するというのは難しい状況ですし、例えば電話が通じるのか通じないのか、様々な状況が考えられますので、どんな状況であれ、地域の中で自分で動けない方なりを気にかけてケアしていく体制をつくっていくというのは、行政も田畑さんのおっしゃっているとおり異論のないところですけれども、そこまでをつくり上げるのが今非常に先ほど総務課長も言っているとおり苦労していると。これを急激に行政がどんどん介入してできるかといったらそうでもなくて、地道に防災教育なり防災講話なり、自らが地域で考えて、そういう意識で我々の地域どうだろうという思考になっていくことを積み上げていかなければ、なかなか理想の形にはできないのかなと思っていますので、そこは粘り強くそういう防災教育の視点を持って取組を重ねていきたいと思っておりますので、御理解いただきたいと思います。
質問 5番 田畑隆章
続きまして、2点目です。シャクシャインチャシの復元ですが、御答弁、今のところ実施する考えなり計画はございませんということで、今のところなのですけれども、実は私中学3年のときにクラブの担任の先生、広奥先生に連れられてこの発掘現場に行っています。見させていただきました。いろんな大学からも来ていたのですけれども、びっくりしたのは、発掘ってすごいなと。堀、今一重に見えますけれども、掘ったときには断面に樽前あるいは有珠の火山灰が二重に……
質問 5番 田畑隆章
こういった発掘をすることによって改めて分かるこの価値、そういったものがあると思っているのです。シャクシャインの乱は1669年、この火山灰がそれより数年前、67年と63年だったかな、ですから本当に発掘するとその時が分かる。シャクシャインのチャシ自体が大きさからいっても文献上からいっても極めて優れたものなものですから、ここについて今後しっかり調査して、そしてできれば復元してほしいなと思うのですけれども、もう一度答弁お願いしたいのですが。
答弁 文化振興課参事 斉藤大朋
確かに田畑議員おっしゃるとおりに、発掘調査によって新たな新しい価値が発見されるということは、特に過去のシベチャリチャシ跡の調査を見てもそうですけれども、大変たくさんの物が出土しておりますので、そういったことは考えられると思います。ただ、答弁させていただきましたとおりに、現状を御覧になってお分かりのとおり、もうほとんどチャシって何ですかと言われるくらい公園化が進んでいたり、その後の樹木が大径木となるに至る成長の過程を見ると、まず遺跡そのものの場所すら分からないという状況ですので、再度のお返事になるのですけれども、まず復旧を急ぎたいということです。ただ、史跡の環境整備の中で、御説明申し上げました地中レーダーなどの物理探査機器によって現在下にどのようなものが埋まっているのかというのが大分分かるようになってきましたので、そういった調査成果を踏まえて、拡張現実や仮想現実と言われるコンピューター上で復元される最先端技術を使って遺跡を復元していくということも可能ですので、必ずしも遺跡を発掘する、現状変更する、壊していくということに限らない復元方法というのも検討してまいりたいと考えております。
質問 5番 田畑隆章
2番目に移ります。2つのアイヌ文化は、この地でしか取り組めないもの、特徴であり、北海道の状況かなと思います。いろんなところにいろんな文化はあるのですけれども、こういう対立というのか、並立というのか、あるいは場合によっては例えば衣服のように文様が非常に豪華になっているこの地域の特徴、これは2つの文化の競合の結果でないかなと思うのですけれども、そういった融合、融和といったことまでこの2つの文化を追っていくと理解できていくのではないかと思っているのですけれども、これについて十分斉藤学芸員理解されていると思うのですけれども、3年たって、そしてこの成果が求められたときにこういったことをもっともっと強くやって、そしてほかの地域から、都市から見学者が訪れてほしいなと思うのですけれども、この辺についてはいかがですか。
答弁 文化振興課参事 斉藤大朋
本町のアイヌ文化の特徴につきましては、この施設整備が終わって、研究等がそこで終わるということではございませんので、一生調査、研究を重ねながら情報発信していくということになろうかと思います。つきましては、御答弁申し上げましたとおりに最もそういった地域の集団の違いが分かる、そういったことが原因で、地域の集団の違いのために文化的な摩擦が起こったという誰もが知る、学校の教科書等でも習うシャクシャインの戦いとそれに関連する史跡群をまずは活用していくことで、この2つの異なるアイヌ地域集団によって形成された文化があるのだという事実を確実に伝えていきたいと考えております。
質問 5番 田畑隆章
次に移りますが、伝承活動につきましては試行的な取組を重ねながら良策を検討したいとおっしゃっていただきました。これについては、本当にいろんなもの、ビデオとか、そういったものを活用しながら、何とか全ての子どもたちがそういったものに参加してほしいなと思うのですけれども、この辺についてどうお考えでしょうか。
答弁 文化振興課参事 斉藤大朋
先ほど御答弁申し上げましたとおり、また同じ答弁になるのですけれども、そういった全ての子どもたちに携わってほしい、関わってほしいということで、静内高校、静内農業高校でも授業を行うというような形を取っております。これも令和3年から始めたばかりですので、10年、20年、30年とたっていくと新ひだか町で教育を受ける子どもたちの多くが何らかの形でアイヌ文化に触れるというような、すごく中長期的な視点で見て進めているところです。この文化伝承というのは非常に難しい問題でございまして、アイヌの人たちだけに頼っても駄目ですし、むしろアイヌの人たちの活動を支えてくれる人材、こちらをどれだけ確保されるかということがこれから大きな課題、鍵となってくると思いますので、そういった取組の一つとして現在高校での授業という形で展開させてもらっているところです。
質問 5番 田畑隆章
よろしくお願いします。次に、「町の体育施設の今後のあり方について」でございますが、1番、2番についてまとめてお聞きしますけれども、建設の時期、規模などの内部検討を進めているところでございますということで答えられましたけれども、その内部検討というのはいつ頃をめどにされているのでしょうか。
答弁 生涯学習課長 山口理絵
検討ですが、これは数年来続いていることでございます。課内協議、もしくは町教育委員会部内協議も進める中で、ただ流動的でございます。壇上でも御答弁申し上げましたけれども、それぞれ町の財政面ですとか、また優先度、緊急性といういろいろな事柄がございますので、はっきりこの時点でというのが申し上げられないで、いつ建てたいというのは私たちの願いではあるのですけれども、それをはっきり決められないでいるのではありますが、いずれ建てたいという、そのときにこの時期に大体このぐらいの規模で学校再編後の施設活用なども考えて行うというところを先日も理事者も含めて内部協議をしているところでございます。ただ、まだ公にできるような内容ではございませんので、御理解をいただきたいと思います。
質問 5番 田畑隆章
その協議は、先日の河川が氾濫してスポーツ施設が大ダメージを受けました。そういったこと、それから今年ですか、昨年ですか、学校のクラブ活動が先生の働き方改革等で民間というか、スポーツ団体がやってくれないかというような答申が出されたと思っています。そういったことをすると、地域の、うちの町はスポーツする町宣言ということでしっかりとしているとは思うのですけれども、より民間がしっかりとしたバックアップをしていく、そしてしていくための民間のためのバックアップを町がしていかなければならないかと思うのです。そのために、山手小学校の体育館なんかはぜひ必要ではないかと思うのですが、その辺について協議されたのかどうかお聞きしたい。
答弁 教育部長 片山孝彦(教育部長は2023年3月まで)
今の御質問はどちらかというと、施設半分ありますけれども、人的な部分、支援というか、そういう部分も絡んでいるのかなと思って、部活動というお話出ましたので、その観点からちょっとお話しさせてもらいますけれども、今中学校の部活動、高校の部活動も含んでなのですが、国のほうの方針として今後3年間集中期間という形で、まずは休日の活動を地域の人方、地域の指導者ですとか人材に委ねていけないかということを全国的に取り組んでみましょうということで、部活動には運動と文化両方ございますので、それぞれスポーツ庁、文化庁ということになりますけれども、そういう形でガイドラインが改定されるということで伺っております。それで、今その情報というのが、これからこの後国が北海道のほうで説明会を開くという形で動くようなものですから、その後町のほうにも下りてくると思うのですけれども、そういう流れがあるということが1つと、町としてもそれとは別に生涯学習の人材バンクという形で、できるだけ地域の人方に御協力をいただいてこれからいろいろな活動に支援していただこうということでの取組も進めておるところでございますので、その辺人的な支援、それから施設の利用についても壇上でも課長お答えしておりますけれども、各関係団体と協議、調整を進めていくという形で当面対応してまいりたいと考えておりますので、御理解いただきたいと思います。
質問 5番 田畑隆章
お答えの中に暖房もつけなければならないよ、あるいは修繕もしなければならないよということなのですけれども、多分修繕のほうは今使われているので、そんなに問題ではないのかなと。ただ、暖房ですけれども、私たち子どもの頃は体育館に暖房はなかった。なくても使わせてあげるということであれば使えるのでないかなと思うのですけれども、使うことを優先して、使わせてあげたいという、そういう気持ちになりませんでしょうか。
答弁 生涯学習課長 山口理絵
ただいまの山手小学校の体育館利用ということですが、壇上での御答弁と重複いたしますけれども、こちら山手小学校、各学校、全ての学校に対して学校再編に伴う施設の調査というのが行われております。ここでこの調査を受けて、躯体構造ですとか設備以外の屋根など、健全性としてはC、Dの評価になっているということで、早急に対応する必要があるという評価を受けた中での学校再編の協議が進んでいて、そしてこのたびの山手小学校、静内小学校、そして東静内小学校の再編へとたどり着いたと考えております。安全性を確保するためには、今のところ教育施設として継続して使う予定はないということで御理解いただきたいと思います。
質問 5番 田畑隆章
ありがとうございました。以上で一般質問を終わらせていただきます。