みんなの議会

新ひだか町議会 令和2年第5回定例会 2020年9月16日

(1)障がい特性の理解を促進する運動について/(2)重層的支援体制整備事業について

2020年9月16日、新ひだか町議会の一般質問で、建部和代議員が「障がい特性の理解を促進する運動について」「重層的支援体制整備事業について」について質問し、健康推進課参事 角田しのぶ、健康推進課主幹 成田葉子、管理課参事 池ヶ谷北斗が答弁しました。

質問者
建部和代 議員
答弁者
健康推進課参事 角田しのぶ、健康推進課主幹 成田葉子、管理課参事 池ヶ谷北斗

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 13番 建部和代

おはようございます。通告に従いまして、福祉事業について2点の質問をさせていただきます。まず、1つ目、障がい特性の理解を促進する運動について。私たちは、誰もが障がいのあるなしによって分け隔てられることなく、お互いに人格と個性を尊重し合いながら暮らすことができる社会の実現を目的として平成28年4月に「障害者差別解消法」が施行され、社会生活の中で障がいのある人もない人も基本的人権を共有し、スポーツ活動、文化活動を含め全ての人々との共生社会に向けて歩んでおります。2018年の厚生労働省の推計によると、国内人口の7.4パーセントに心身に機能障がいがある人がいると言われております。これまで障がいのある人は、過去において受けてきた差別、特別視、また障がいのある人はかわいそうだと一方的に助けるべき存在といった既成概念でしたが、今では人々の生活や心において障がい者という区別をなくし、共に共生社会を目指しております。この共生社会は、様々な症状や状態の人々が支え手と受け手に分かれることなく、共に支え合い、多様な個性の能力が発揮できる活力ある社会を目指し、つくり上げていき、様々な心身の特徴や考え方を持つ全ての人々と相互に理解を深め、コミュニケーションを取り、支え合いができるよう一人一人が具体的な行動を起こし、持続することが求められています。しかし、とりわけ日本の社会では、困っている人やその痛みに気づいていても無関心であったり、無関心を装ったり、遠慮してしまったりなど、心にバリアをつくってしまって、具体的な行動が起こせない人が多いと言われています。そこで大事なことは、全ての人が抱える困難や痛みを想像し、共感する力を養うことが必要です。その中では、障がいのある人の尊厳を大切にし、合理的配慮を行うことができる力を身につけるために、障がいについての基礎知識や障がいの状態に応じた接し方の基本を習得することが大事であると考えます。そこで、町として国民一人一人が障がいについての基礎知識や障がいの状態に応じた接し方の基本を習得できる機会を多くつくり、障がいのある人もない人も全て分け隔てない共生社会をつくることを目指し、障がい特性の理解を促進する運動として取り組むことが必要ではないかと考えます。そこで、5点について質問します。(1)町では、障がい者は現在何名いらっしゃるかお伺いいたします。(2)町では、障がい特性の理解を促進するためどのような取組をされているのかをお伺いします。(3)道内ではどのような障がい特性の理解を促進する運動があるのかお伺いいたします。(4)障がい特性の理解を促進する運動に対して、町長の認識をお伺いいたします。(5)今後町としてどのような取組を考えているのかお伺いいたします。2つ目、重層的支援体制整備事業について。我が国においては、少子高齢化、人口減少が進む中、家族や雇用形態の多様化と地域社会の結びつきの希薄化が同時に進行しています。そのような中、個人や家族が抱える生きづらさやリスクが複雑化、多様化し、80代の親が50代の中高年のひきこもりの子どもを養う8050問題、介護と子育てを同時に担うダブルケア、ごみ屋敷、虐待、孤独死など新たな課題が表面化してきています。こうした課題は、従来の介護、障がい、子育てなど制度分野ごとでは対応するのが難しく、必死に時間をつくって相談に行っても何も解決できないという事態が生じています。こうした状況を改善するため、その状況に合わせて必要な支援につなげていく生活困窮者自立支援制度が2015年度からスタートし、包括支援の仕組みづくりが進められましたが、課題も多く、安心できる包括支援を実施することが求められています。こうした状況を放置しては、いつまでたっても地域共生社会の実現も、全ての世代が安心できる全世代型社会保障も実現することはできません。そのため、平成29年の社会福祉法改正により、制度ごとではなく、課題を抱えている本人や家族を丸ごと包括的に支援する制度の整備が市町村の努力義務となりました。平成29年の社会福祉法改正の公布後3年、令和2年をめどとして市町村による包括支援制度を全国的に整備するため、国会では次の3つの支援を一体的に実施する「重層的支援体制整備事業」が新たに創設されることになりました。3つの支援の1つは包括的な相談支援です。福祉の窓口は、高齢者、障がい者、子どもといった分野別に分かれていることが多いのですが、どんな相談でも最初の窓口で丸ごと受け止め、相談を断らない、必要な支援につなぐ、たらい回しにしないということです。そして、福祉の分野にとどまらず、住まいや雇用、医療、教育など、他の分野の支援機関とも連携して、家族全体が抱える課題を解決していきます。ただ、具体的な課題がすぐに見えないため、すぐに支援につながれないことも多々ありますが、そうした場合も伴走型で本人と同じ目線に立って、本人に寄り添いながらつながりを持ち続け、課題を一つ一つ解きほぐし、粘り強く支援につなげていくことも期待されています。2つ目には、地域につなぎ、戻していくための参加の支援です。仕事をしたり、地域活動に参加したり、本人に合った場所を探して、そこで役割を見いだせるよう支援します。ひきこもりの方が働きたい希望があってもいきなり一般就労が難しいため、本人のニーズと地域資源をうまく有効利用して、社会とのつながりを回復することが参加支援です。そして、3つ目が地域づくりに向けた支援です。子ども食堂や運動教室など、住民自らの意思で行う多様な活動や居場所を増やし、地域づくりに関心を持つ住民やNPO、農業、観光など福祉以外の分野の方々とも日常的に顔の見えるネットワークをつくっていくことが必要だと思います。この3つの支援を一体的に行う重層的支援体制整備事業を実施することによって、制度の縦割りを打開し、制度に人を合わせるのではなく、困り事を抱えている本人と家族を中心とした支援へと福祉の大転換を図ることが期待されており、それこそ断らない相談支援であって、誰も置き去りにしない社会を実現する基盤となると考えます。そこで、3点質問いたします。1年間に相談支援を受ける件数は何件あるのかお伺いします。町では、現在どのような取組をされているのかお伺いいたします。来年4月からスタートする重層的支援体制整備事業について、町として積極的に取り組んでいくことが必要と考えますが、どう取り組む考えか町長の考えをお伺いいたします。ご答弁よろしくお願いいたします。

答弁 健康推進課参事 角田しのぶ

おはようございます。建部議員からのご質問、福祉事業についてお答えします。1つ目の障がい特性の理解を促進する運動について、(1)町内の障がい者の利用人数についてですが、身体・療育・精神手帳の保持者及び精神障がい者の診断を受け、自立支援医療の対象となっている方の人数を合わせ、令和2年8月末現在1,965人となっております。次に、(2)障がい特性の理解を促進するための町の取組についてですが、当町においては、新ひだか町障がい者自立支援協議会が主催する障がい者福祉ミーティングを開催しております。これは、平成28年度から始まり、当事者、町民、福祉関係者などが新ひだか町に必要と考える社会資源とシステム及び地域で暮らす障がい者の頑張りや悩みを話し合う場を設け、その意見を集約し、福祉のまちづくりにつなげることを目的として年1回開催しております。また、新ひだか町障がい者自立支援協議会の中で、委員・各事業所・団体・関係機関を対象に障がい者の特性を学ぶ専門的な研修や当事者との対話型学習会なども開催しているほか、過去には役場職員に向けて職員対応手引を作成し、「障がいがある方へよりよい対応を行うために」という内容の職場内研修も開催しております。続きまして、(3)道内ではどのような障がい特性の理解を促進する運動があるかについてですが、各自治体では障がい者への理解に対するガイドブックの作成など、様々な取組が進められているところであり、鳥取県では障がいのある方への必要な配慮などを理解して、ちょっとした手助けを実践する「あいサポート運動」に取り組み、道内では苫小牧市や登別市が鳥取県と「あいサポート運動の連携推進に関する協定」の締結を行い、取組を行っていることを確認しております。(4)障がい特性の理解を促進する運動及び(5)今後の町としての取組についてですが、新型コロナウイルス感染症対策のため、多くの方を集めて開催する様々な研修会等の開催が今年度は困難な状況にありますが、今後も引き続き開催の計画であったり、実行につなげて、障がい特性の理解促進に向けた取組を行ってまいりたいと考えております。次に、大きな項目2、重層的支援体制整備事業について、(1)1年間の相談支援の件数ですが、令和元年度は6,299件となっております。この重層的支援体制整備事業の相談支援数値は、高齢分野、障がい分野、子ども分野、生活困窮分野と分かれていた相談支援を属性や世代を問わない一体的な実施としているため、各分野の相談件数の合計数としております。(2)町では現在どのような取組をしているかについてですが、これまでも各分野が連携し、支援を行っていましたが、特に今年度からは高齢・障がい・子ども分野の担当グループを健康推進課に集約し、高齢分野の地域包括ケア推進会議と障がい分野の自立支援協議会の共催で「新ひだか町地域共生会議」を開催するなど、より一層の連携を図り、支援体制の充実に努めているところであります。最後に、本町としての今後の取組ですが、この重層的支援体制整備事業は、①断らない相談支援、②参加支援、③地域づくりに向けた支援の3つの支援を内容とする事業であり、町としても関係機関とも連携を図りながら、当町においてどのような体制整備が構築可能か等、連携協議を進めてまいりたいと考えております。以上、壇上からの答弁とさせていただきます。

再質問 13番 建部和代

一通りご答弁いただきましたので、何点か再質問をさせていただきます。本当にご答弁も前向きなご答弁がありましたので、少しですけれども、再質問させていただきます。まず、1つ、障がい特性の理解を促進する運動についてなのですけれども、当町としては新ひだか町障がい自立支援協議会が主催で「障がい者福祉ミーティング」の参加者がいらっしゃるのですけれども、それは何名ぐらいいらっしゃるのか、また、町民はどういう方がいらっしゃるのか確認させていただきたいと思います。まず、お願いします。

答弁 健康推進課主幹 成田葉子(健康推進課主幹は2020年9月まで)

障がい者福祉ミーティングの参加者は、平成28年度は64人、平成29年度は76人、平成30年度は73人、令和元年度は165人です。広報紙やポスター掲示により町民の皆様に周知しており、各自治会にも案内を出しているため、自治会関係者に多く参加いただいております。

再質問 13番 建部和代

年々増えているというのがすごくいいことだと思います。それで、町としては、平成28年度から始まって、いろいろ障がい者の頑張りや悩みを話し合う場として設けているということで、その意見を集約して、福祉のまちづくりにつなげていくことを目的として年1回やっているということなのですけれども、この4年間これだけの方がいらっしゃるというのすごいことなのですが、どのような形で福祉のまちづくりにつなげていっているのか具体的に何かありましたらお願いします。

答弁 健康推進課主幹 成田葉子(健康推進課主幹は2020年9月まで)

様々な意見をいただいたり、グループミーティングというような形でも開催させていただいておりますので、その中で小さな不満や大きな不満なども取り入れながら、できることについてはすぐ対応しているような次第であります。

再質問 13番 建部和代

町民も参加されているというのですけれども、年々町民が多くなっているということでよろしいのでしょうか、状態としては。〔健康推進課主幹(成田葉子君)「はい」と呼ぶ〕

再質問 13番 建部和代

分かりました。すごくうれしい話で、またほかにも障がいの特性を学ぶ専門的な研修ということで研修をされたりとか、それとか過去には役場に職員の手引を作成して、職場内研修も開催されているということで、私も読ませていただきました。とても分かりやすく、いいものだなと思っておりますが、ただ町民向けの取組というのは、まだまだされていないのだなというのをここで感じています。そういうことではやっぱり町民に向けての取組が必要ではないかと私は思うのですけれども、その点どのように考えて受け止めているのか、ご意見いただきたいのですけれども。

答弁 健康推進課主幹 成田葉子(健康推進課主幹は2020年9月まで)

町民に向けた取組としては、障がい者福祉ミーティングの中で町民の方が広く自由に参加できる講演会などの開催を行って、「障がいのある方へのよりよい対応を行うため」の手引などもホームページに作成したりですとか、そのような取組をして周知を図っているところであります。

再質問 13番 建部和代

私思うのですけれども、もっと細かく、例えば、今コロナ禍で、すぐというわけにもいかないかもしれませんが、職場だとかいろんなサークルだとかそういう中に入り込んで、共生社会をつくっていくのであれば一人一人とそういう状況を勉強しながらいくべきではないかなと思うのですけれども、その辺はどのように思いますでしょうか。

答弁 健康推進課主幹 成田葉子(健康推進課主幹は2020年9月まで)

既存の事業を生かしながら、そのような形で開催できるかなどを今後検討していきたいと考えております。

再質問 13番 建部和代

その辺については分かりました。それで、道内の障がい特性を促進する運動というのは、まず1つに「ヘルプマーク」があるのではないかなと思います。これは、我が町も行っている部分です。あいサポート運動は、苫小牧だとか登別で、自宅でパソコンを見ながら行って、サポート運動を勉強するという体制でないかと思うのですけれども、これ鳥取では、研修を受けたらハート形のバッジがあって、こうやって運動していますというのもあります。私もちょっと調べましたら、あいサポート数が54万5,854人、また研修回数は7,442回とか、全国的にいろんな団体だとかの方々が参加されているようなのです。また、「心のバリアフリー」という部分では、札幌市で取り組んでいるのですけれども、この辺はご存じでしょうか。

答弁 健康推進課主幹 成田葉子(健康推進課主幹は2020年9月まで)

まず、ヘルプマークについて、ヘルプマークとは周囲の方々に援助や配慮が必要なことを知らせることができるストラップ型のマークなのですけれども、全道の取組状況としては、令和2年4月時点で163の市町村がヘルプマークを配付しています。新ひだか町は、平成29年から実施し、配付実績は113枚となっております。また、心のバリアフリーのことで、札幌市の活動を知っているかというようなご質問がありましたが、札幌市のほうではガイドブックの作成をしたり、また、心のバリアフリー推進マークを作成し、普及啓発をしていると認識しております。

再質問 13番 建部和代

そのとおりなのですけれども、札幌でも心のバリアフリーのさらなる推進のために市民だとか企業向けの啓発・研修を行って、企業の取組に対する助言を行ったり、そういう取組もされております。こういうことも本当に大事なことだなと私も思いますので、町としても取り組んでいただければなという思いでおります。また、今回よく調べましたら教育委員会の教育関係で新学習指導要領にも心のバリアフリーについての取組が記述されておりますが、具体的にこの目的とどのような取組をされているか、教育委員会、よろしくお願いいたします。

答弁 管理課参事 池ヶ谷北斗

「心のバリアフリー」の目的ですけれども、様々な心身の特性、それから考え方を持つ人々が相互に理解を深めようとコミュニケーションを取り、学び合い、支え合い、育ち合う関係を形成し、誰もが暮らしやすい共生社会の実現を目指すことでありまして、文部科学省では平成27年度から学校における交流及び共同学習を通じた障がい者理解の推進事業等により、交流及び共同学習の全国的な推進と普及に取り組んでおり、平成29年3月には小学校、中学校の学習指導要領において特別支援学校や障がいのある幼児・児童生徒との交流及び共同学習の充実を図るよう規定されたところであります。学校において交流及び共同学習や障がいのある人と交流を行うことは、近い将来を担う子どもたちの心のバリアフリーを育むだけでなく、子どもたちを通してその保護者や活動に関わる関係者の障がい者に対する理解を促進し、ひいては社会全体の意識を変えることにもつながるものであります。当町の各学校におきましては、お互いの触れ合いを通して確かな人間性を育むことを目的とする交流学習、教科等の狙いを達成するための共同学習の機会を設け、共に尊重し合いながら協働して生活していく態度を育むように取り組んでおります。例えば町内の小学校において児童が静内ペテカリの園分校を見学に行き、その後両校の児童が交流の場で一緒に活動したり、小学校児童が認定こども園、保育園等を訪問し、交流を深めたりするなどの取組も見られます。また、各小学校、中学校の特別支援学級の児童生徒が障がいの程度に応じて計画的に普通学級に通級し、教科や総合的な学習の時間の授業を行っております。一方、特別の教科「道徳」では、相互理解、寛容や公正・公平、社会正義の内容項目におきまして、自分と異なる立場や立場を尊重すること、自分の好き嫌いにとらわれないで接すること、誰に対しても差別することや偏見を持つことなく、公正・公平な態度で接すること等を学習することになっております。そのほか特別活動の時間において、1年生から6年生の異学年児童をグループにして活動する縦割り活動に取り組んでいる小学校もあります。このように各学校では障がいのあるなしにかかわらず、様々な教育活動を通して、共に尊重し合いながら協働することや、他者の役に立ったり、社会に貢献したりすることの喜びが得られるような活動の充実に取り組んでいるところであります。

再質問 13番 建部和代

子どもたちに対しても心のバリアフリー、共生社会をつくっていく取組は既に始まっております。先ほどの答弁の中にも、最初の答弁にも実行していきたいというお話で、前向きなご答弁いただいているのですけれども、この理解を促進する運動推進に取り組むのに町として課題か何か今ありますでしょうか。あったらお願いしたいと思います。

答弁 健康推進課主幹 成田葉子(健康推進課主幹は2020年9月まで)

課題としては、障がい特性についてきめ細かい援助をより多くの方に理解していただく、この「より多くの方に理解していただく」ということが課題になっていると思います。今後も高齢・障がい・子ども分野とも連携を取りながら、既存の事業を活用し、障がい特性の理解促進に向けて取組を実行していきたいと思います。

再質問 13番 建部和代

多くの人に理解を得るのがなかなか難しい課題だということだったと思うのですけれども、細かくでもこの障がい者のことを知っていただく、認識して、共に同じ思いで社会をつくっていくのだという理解を進めていかなければいけないのでないかなと思います。それで、最初に具体的な取組というのは今のところ何かありますでしょうか、こうやっていこうかなという。もしあれば、またこれから打合せをしていくということであればあれなのですけれども、もし考えているのがあればぜひお聞かせいただければという思いでいるのですけれども。

答弁 健康推進課主幹 成田葉子(健康推進課主幹は2020年9月まで)

具体的になるのかちょっと分からないのですけれども、福祉ミーティングを生かし、参加者を増やす努力、あと、障がい特性をより理解するような内容の講演、開催内容についても特性を理解するような内容を取り入れるなどというような活動をしていきたいと考えております。

再質問 13番 建部和代

できれば細かくやると一人一人の心の中に入っていくことが多いのではないかなと私は思いますけれども、そのこともぜひ検討していただければという思いでおります。ぜひ、共生社会を目指して、福祉のまちづくりにつなげられるよう、また、速やかに障がい特性の理解促進の運動を進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。では、次の質問に移ります。先ほど答弁いただきまして、年間6,299件という大変多い数だなと私は感じますけれども、どのように町としては受け止めているのかお聞かせください。

答弁 健康推進課主幹 成田葉子(健康推進課主幹は2020年9月まで)

この件数は、大変多い数字だと考えております。1つの窓口で受けているものではなくて、障がい分野、介護分野、子ども分野、生活困窮などの分野が分かれて受けていて、外部に委託しているところで受けた件数、あとは補助を出している外部で受けている件数なども入っており、いろいろなあらゆる分野、関係機関でこの件数をこなしているという状況であります。

再質問 13番 建部和代

分かりました。では、押さえている部分で構わないのですけれども、具体的にどのような相談支援が多いのか、またそれはきっと複数の分野に関わっている部分あるのではないかなと思います。本当に分かる範囲でいいですので、こういう事例があるということをお聞かせ願いたいと思います。

答弁 健康推進課主幹 成田葉子(健康推進課主幹は2020年9月まで)

高齢分野、障がい分野は、その分野のサービスに関する相談が一番多いです。そのほか不安軽減や情報提供、生活困窮など様々な内容が相談に上がっております。中には、議員ご指摘のとおり、複数分野に関わっている場合もあります。そのようなケースについては、その都度連携しながら支援体制を行っております。

再質問 13番 建部和代

先ほどの答弁の中で地域共生会議を行っているということで、大変ある部分では進んでいるのかなと感じているのですけれども、ただ、こういういろんな相談事というのは、ここだけで終わらない分野ってきっとあるのだと思うのです、これからはみ出る部分。例えば住宅問題も抱えたりだとか学校関係のことも抱えたりとか、そういう問題に対する、この会議の中ではなかなか難しいかなと思うのですけれども、そういう分野についてはどのような対応をされているのかお聞きしたいのですけれども。

答弁 健康推進課主幹 成田葉子(健康推進課主幹は2020年9月まで)

質問の中にあります地域共生会議については、事例検討などを行っており、関係機関が共通認識を持てるような取組をしております。複数分野にわたる相談については、相談があった都度担当課の者と連携を取りながら、そちらとその内容についてですとか支援体制、どのような支援があるかというのはその都度連携を取りながら今までも行っておりました。

再質問 13番 建部和代

分かりました。この重層的支援体制整備事業というのは、そういうことを一つにまとめて頑張っていこうということなのですけれども、もう既に250を超える自治体モデル事業が行われて、来年度から事業を実施する市町村には国から交付金を支給する新たな制度がスタートするわけなのですが、本町はこの事業についてどのような検討を具体的に行っているのか、またどのような課題を抱えているのかお聞かせ願いたいのですけれども。

答弁 健康推進課主幹 成田葉子(健康推進課主幹は2020年9月まで)

先ほどの答弁の中でもお答えさせていただいた地域共生会議の中で、事例検討や関係機関の共通認識を持てるように取り組んでいました。課題として、重層的支援体制整備事業の創設に当たって、まず体制整備に向けた人員不足が挙げられます。包括的な相談を受ける窓口には専門的職員の配置が必要となり、関係機関を含めた協議も必要とすることから、各機関にも体制整備が求められます。しかしながら、現時点では町も関係機関も早急な増員などは難しい状況にあるため、まずは既存の事業、設置形態を生かした体制づくりを検討していきたいと考えております。

再質問 13番 建部和代

人員不足というお話もあったのですけれども、この事業を行うとなれば新しい支援を担う人材が必要ではないかなと私も思っております。人材の育成・確保、専門性の向上だとか処遇改善というのは図っていかなければいけないですし、バーンアウト――燃え尽き症候群を起こさないような取組も必要と考えますが、そういう部分についても先ほどお話をお聞きしましたので、ぜひしっかりと考えていっていただきたいなという思いでおります。それで、基本的には当町においてもどのような体制整備が必要かとか、検討協議を進めてまいりたいというお話をお聞きしているのですけれども、それで少しは前向きの考えなのだなというのをお聞きしました。それで、今後、事業実施に当たって、庁舎内の関係各部署の連携体制というのはすごく大事だなと。今もされている部分もあると思うのです。そのためにはトップリーダーのリーダーシップが欠かせないなという思いでいるのですけれども、豊中市では8月1日に市長のリーダーシップで介護、障がい、生活困窮、子育て支援、生活保護、人権、住宅、教育委員会など多機関連携体制を構築するためのプロジェクトチームを立ち上げて、事業の実施に向けているところもあるわけです。町長、この事業に向けて町長のリーダーシップということ本当に今後大事ではないかなと、積極的に取り組んでいただかなければいけないなと思うのですけれども、このコロナ禍においても誰一人置き去りにしないという姿勢を示してある部分ではいくべきだと考えているのですが、町長の見解があればお願いいたします。

答弁 健康推進課主幹 成田葉子(健康推進課主幹は2020年9月まで)

今年度から高齢・障がい・子ども分野が1つの課になって、体制・組織づくりを行っているところであります。この事業の意義の一つは、地域住民や関係機関との議論を行い、考え方を共有するプロセス自体にあることとされていることから、関係機関の連携により住民のニーズに寄り添った体制整備に向けて、この町でどのような対応が必要なのか、可能なのかを含めた検討協議から進めてまいりたいと考えております。

再質問 13番 建部和代

最後なのですけれども、今までのお話を聞きまして、ある部分ではいろいろ取組をされている部分というのか、お話を聞かせていただきました。その取組を生かしながら、重層的な支援体制の整備の支援で断らない支援体制、誰も置き去りにしないという社会の実現をぜひ目指していただきたいという思いでおりますので、よろしくお願いしたいと思います。以上で質問を終わります。ご答弁ありがとうございました。

出典:新ひだか町議会 令和2年第5回定例会 2020年9月16日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる