みんなの議会

下川町議会 平成27年第3回定例会 2015年9月16日

森林管理道の維持管理等について

2015年9月16日、下川町議会の一般質問で、宮澤清士議員が「森林管理道の維持管理等について」質問し、町長 谷一之、森林総合産業推進課長 三条幹男、建設水道課長 杉之下正樹が答弁しました。

質問者
宮澤清士 議員
答弁者
町長 谷一之、森林総合産業推進課長 三条幹男、建設水道課長 杉之下正樹

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 2番 宮澤清士

おはようございます。一般質問の前に、この度の東日本を襲った記録的な大雨などで各地に大きな被害が発生したことにより、不幸にして亡くなられた方の御冥福を祈るとともに、被災地の皆さんに心より御見舞いを申し上げ、一日も早い復興を心より願うところであります。それでは、通告に基づきまして、一般質問を行います。森林管理道の維持管理等についてであります。現在、下川町は、森林産業特区の具現化を推進し、木材の安定供給により雇用の確保と創出などによる地域の活性化とともに、森林バイオマスなどの資源を活用しバイオマス産業都市構想の具現化に向けた取組を推進しているところであります。このような中、町は町有林の森林整備を進めてきていますが、整備された林道の雑草及び支障木などの刈取り除去がなされていないところと、側溝が土砂で埋まってしまっている路線が見受けられます。一方、私有林の林道においては林家の高齢化等により、このような管理作業が手付かずの状況下にある森林がかなりあることが推測されます。また、森林所有者の森林まで行く過程の道路…公道も含めてでありますけれども、大雨などの影響で浸食され、現地に入ることができない状況の森林があると聞き及んでいるところであります。そこで、町有林・私有林を含めて、あってはならない万が一の災害対策のためにも林道の環境整備が必要であり、森林産業特区の具現化実現のために、適切な森林の維持管理の徹底に向けて、次の点について質問します。一つ目といたしまして、町有林林道の笹などの支障木の整理と、道路側溝の整備点検。二つ目に、私有林における林道の支障木の整理と、道路側溝の整備に係る経費の助成であります。以上二点について、町長の所見を伺います。

答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)

宮澤議員の「森林管理道の維持管理等について」の御質問にお答えしたいと思います。下川町が進めております森林総合産業を強力に推進していくためには、基盤となる森林整備の推進と搬出される主伐材・間伐材の有効利用、未利用資源の活用による森林バイオマス産業の取組が大変重要でございます。その実現に当たっては、森林内に開設されている町道や林道など、路網の維持管理は重要で、安全性と効率化による低コスト林業の推進には欠かせないものであり、さらに、森林災害などの早期対応に必要であると認識しているところであります。一点目の「町有林林道の笹など支障木の整理と、道路側溝の整備点検」についてでありますが、町有林、私有林など森林内に開設されている主要な町道や林道については全線で草刈りを実施し、法面などに繁茂する支障木についても状況に応じて整理しているところであります。また、道路側溝や路面排水設備についても定期的に点検し、必要に応じて整備しているところであります。二点目の「私有林における林道の支障木の整理と、道路側溝の整備に係る経費助成」についてでありますが、町道や林道とは別に、森林を整備するためのいわゆる作業路への整備経費の助成については、森林所有者の要望など関係機関とも協議して、その在り方を調査検討してまいりたいと考えております。以上申し上げまして、答弁といたしますので、御理解を賜りますようお願い申し上げます。以上でございます。

質問 2番 宮澤清士

今、質問内容について町長から答弁があったわけなんですけども、私、先の一般質問で…何年か前なんですけども…一般質問の通告の中でも言っておりますように、災害も含めてということなので、ちょっとその点については触れてはいなかったんですけれども、ちょっと触れたいと思います。先の一般質問で、町有林に防火水槽などを新設してはどうかという質問をしたところ、渓和森林公園、町有林内で10か所ほど沢水を利用した防水池などを設置していると答弁があったところです。その防水池はその後どのように管理をしているのかを聞きたいと思います。その質問の際ですね、災害対応に最も重要なのは林道の開設、そして維持管理について継続するとのことであったと思います。林道の開設については継続して行っておりますけれども、既存の林道の維持管理ですね、これは、今、答弁の中にもあったんですけども、行っているということなんですけれども、本線は行っているようには見受けられます。支線についてはあまり手が付いていないのではないかなと思います。そして、本線についても支障木が大きくなったら…そのままになっていて、機械で刈るものですから、小さい支障木であれば一緒に刈っていくんですけども、条件の悪い所は機械で刈れないのでそのままになっているようなところがあるのではないかなと、また、そのように聞いております。そのことがですね、昨年のような大雨が降った場合に、その支障木に雑草などが溜まってですね、それから結局二次災害へと発展していくのではないかなと思っております。そういう意味で、既存の林道の維持管理は特に必要でないかなと思います。そして、小さいうちに処理しておけば、それほど時間も掛からないで、作業員がブラシカッターで小さいうちに刈れば、簡単に刈り取れるのではないかなと思っております。そうやって整備を進めていくことが今後のバイオマス資源の有効活用ですね、それを進めていく上からみても林道の維持管理は非常に必要なことと思います。そしてまた、今現在、町有林内に放置されております追い上げ材などですね、これについても集めるコストが掛かるからそのままになっているのではないかなと思います。偶然僕の見たところでは、追い上げ材等、そういうものが置いてあるところが目に付いたから言うわけでありますけれども、今後の森林バイオマスを集める観点から立ってもですね、そして災害を未然に防ぐためにも、是非、林道の維持管理に力を入れて、徹底的に行ってほしいと思います。それから、私有林についてですけれど、現地に行きたくても結局車が通れなくて…あそこに山があるんだけれども行けないというような状況があると思います。そして子供が来たんだけど、山を見せてやろうと思っても、結局そこに行く術がないというような場所があるように聞き及んでおります。それから班渓の方なんですけれども、町長も知ってのとおりと思いますけれど、道道が途中で工事が終わってますよね。道はそのままにしてあるわけなんですけども、結局舗装が切れて、その上の方に行って、道路の浸透桝というんですかね…雨水を処理する枡…正式な名称はちょっと忘れましたけれども、それがむき出しのままになっている。あのまま知らないで車で通行していれば、非常に危険な状態ではないかなと思います。そういう面も道と掛け合って、あの道路を道が管理できないのであれば町に管理をさせていただくというような、そういう要望もしていってほしいと思います。現にそのように、山があそこにあるんだけれども、そこに行きたくても行けないという山が結構あると聞いております。それからですね、私道の林道の草刈りについても、慣れた作業員であれば一日に300mや400m刈るのではないか…それ以上刈るのではないかなと思っております。そしてその経費も一日2万円か3万円…一人当たりですね、それぐらいで終わるのでないかなと思います。ですから、その程度のお金であれば、上限を決めて3分の1になるか2分の1になるか知りませんけれども、そのへんの助成もしてですね、私有林をきちっと管理していけるようなそういう状況になればいいかなと思います。そのことが結局、これから下川町の森林財産を育成していく上でも重要なことではないかと思います。その点について、ひとつよろしくお願いしたいと思います。

答弁 森林総合産業推進課長 三条幹男(森林総合産業推進課長は2016年3月まで)

ただ今質問をいただきましたが、まず一点目の町有林の災害防止も含めてですが、前回御質問いただきました…防火水槽の設置などを検討してはどうかということをいただきまして、町有林としまして車両が入っていける…緊急車両が入っていけるような平坦なところにある沢ですね、そこに可能な限り土のうを積んで一時的に水を溜めれるような措置をしたことがございます。ただ、経年とともに、土のうについても木が生えてきたりとか、草が繁茂してきたりとかしまして、最終的にはそのままの状態になっているのが現状でございます。また、二点目の、既存林道の管理はなされているが、支線についてはどうかという御質問でございますが、支線についても可能な限り車両が通れるように毎年点検、維持管理をしております。町有林については、車両がほとんど通れるようなかたちになってございます。三点目の、私有林に対する支援ということでございますけれども、森林所有者の方が本来森林整備をして、そして森林を整備するために開設した…いわゆる作業道でございます…これについては森林整備が一旦的に終わるとですね、森林に還すというのが、いわゆる森林整備を進めていく上での考え方の一つになってございますが、ただ森林を見に行く、また、次の森林整備をするための計画を立てる上で、どうしても作業道を通行しなくてはいけないということがありますので、そういう時は森林所有者さんと森林組合が現地へ行ってですね、森林整備をするために必要な作業道を再度復活させる。つまり、灌木が生えてきたものについては整備をするということでは森林組合さんと所有者さんが一緒になってですね、そこは整備をしてきているというふうに考えておりますが、それに対する経費でありますが、これは需要ですとか、所有者さんの希望、そして森林組合との協議をきちっとしてですね、検討を進めていきたいというふうに考えております。以上でございます。

質問 2番 宮澤清士

言ってることは非常によく分かるんですけどね、特に防火水槽などですね、それはあるんだけれども…現に先の公区長との懇談会あたりでも出ておりましたけれども、砂防ダムも下川町内にはあると思いますけれども、その砂防ダムの防火水槽があってもですね、そこにあるんですけども、結局それを後々維持管理していくための…そこまでいくための道路などがね、そのへんが未整備ではないかなと思います。結局そこにはあるんだけれども、そこに土砂が溜まったからといって、その土砂を搬出するためのそういう術がないのではないかなと思います。ですから、今後そのような…せっかく町内に防火水槽…町有林内に10か所ほどあると前回は言っておりました。それから砂防ダムも数か所あると思います。その砂防ダムも何箇所か見て、そういうところから聞いたところによりますと、全て埋まってしまって木が生えているような状態だと…支障木が生えているような状態だとも聞いております。ですから、せっかくそういう施設があるんであれば、その施設を後々維持管理するためにもですね、そこへ行くまでの作業道なり、そういう術をきちっと整備するべきではないかなと思います。それから、先ほど言った中で、一つはパンケ線の…道道のですね浸透桝ですか、コンクリのあれが、そのまま整備が途中で終わっているものですから、それがそのまま浮き出ているところがあるんですけども、それについても今後どのように道に要望してですね、下川町で管理をするような方法が取れないのかどうなのか、そのへんの答弁がちょっと漏れていたと思いますので、ひとつお願いしたいと思います。

答弁 建設水道課長 杉之下正樹(建設水道課長は2017年3月まで)

道道パンケ風連線につきましては、途中で事業が終了しているところでございます。今の箇所の部分については私確認しておりませんけども、その突きあたりの部分につきましては近くの草地、また森林の関係者と打合せして、できるだけ近くまでは開放しているというかたちを整っていると思います。仰っている部分につきましては後ほど確認をして、北海道の方と打合せをしていきたいというふうに思っております。よろしくお願いします。

質問 2番 宮澤清士

その点についてはよろしくお願いしたいと思います。それからですね、先ほど申しました防水池、それから砂防ダム、そういうところに行く道路ですね、そういうものを今後とも整備する、そういう計画はあるんでしょうか。

答弁 森林総合産業推進課長 三条幹男(森林総合産業推進課長は2016年3月まで)

まず、砂防ダムにつきましては、町有林の中では砂防ダムは設置しておりませんけれども、一部上名寄の方では私有林の中ですがあるところは僕は一つ確認はしておりますが、そこは道路のすぐ横でして、管理的にはできるのかなというふうに考えてございます。それ以外の砂防ダムは私も全体は把握してございませんので、何とも状況的には言えませんけども、いずれにしても森林整備、町有林、それから私有林も含めて整備をしていく段階において、さらに災害の未然防止をするという取組において、これは町と森林組合が一体となって森林整備を推進することで進めていきたいというふうに考えてございます。

質問 2番 宮澤清士

そのへんはよろしく…整備する…そういう方向で進めてほしいと思います。それからですね、この頃、全国的にみても、大雨が降って森林が流されて流出するというような、下流域まで流されてきて甚大な被害を与えているという場面を見受けるわけなんですけども、下川ではまだそういう話は聞いていないんですけれども、やっぱりそういうふうになることは、やはり森林砂漠というかそういうことになっているのが非常に大きな理由だと思います。それにはやはり林道あたりがきちっと開設されていなくて、山の手入れをしたくても現地の側まで行けないと、そういうような状況があってですね、結局、間伐も山の手入れが行き届かなくて、木が混んでいてですね、それが結局太陽の陽が入らないものですから下草も生えなくて、結局そこで根張りが悪くなって、大雨が降ると森林砂漠というような…テレビ報道で言ってるんですけども…森林砂漠というような状態になって、一気に雨が降れば流出してしまうと。内地のような急傾斜な所はないんですけども、またああいう雨の降り方はしないからいいのかもしれませんけれども、特にそういう森林砂漠とかそういう状況を未然に防ぐためにも林道の開設、それから林道の維持管理というのは非常に大事な問題だと思います。それから、昨年も大雨で災害が出たところをみると、結局ですね道路より側溝のほうが高くなっていると。結局側溝の意味を成していないんですね。そして道路が結局川になって流れてしまって、大きく抉られてしまうと、そういうような状況が起きていると思います。せっかく整備した林道なのですから、そういう道路脇に生えている支障木だとか雑草を適切に取り除いてですね、きちっと管理していくことがそういう災害を未然に防いでいく術ではないかなと思っております。そういう意味からしてもですね、下川町はこれから森林バイオマスを利用した熱電併給事業とかいろいろ計画しているわけですけれども、やはりそういう道路の支障木とかそういうものを全て町の燃料としてですね、そういうものも利用しながら林道をきちっと維持管理をこれからもしていってほしいものだと思っております。最後に、これから特に林道のですね、そういう整備…整備はしてるということなんですけれども、実際そういう現地に入ってみると、やはりかなり整備がなされていないのかなと思っております。特に林道脇の側溝ですね、そういうものが非常に…見るかぎりでは土砂で埋まってしまっていて、上手く機能していないのではないかなと思います。そういうことを未然に防ぐためにも、やはり道路脇の支障木とかそういうものを未然に取り除いて、そういうものは町の原料施設に持ってきて、燃料にするなりそういう術があるわけですから、お金も掛かると思いますけれども、日頃こまめにやっておけば、後で大きくまとまったお金が掛からないのではないかなと思うことから、このような質問をしたところです。それから、私有林の林道もですね、これはあくまでも個人のものだということでなくて、やはり今、若い世代が森林に興味を示さなくなっております。やはり町が進めている山づくりを理解してもらうためにも私有林の道路とかそういうものも…整備が終わったらまた山にかえすのでなく、やはりせっかく付けた林道なんですから、そういうものもやっぱり林家の人がですね整備しやすいようなそういう方策を是非進めていってほしいと思います。そのへん何か考えがあれば町長の方から聞かせてほしいと思います。

答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)

御指摘、そして御提案いただきました数々の内容等につきましては、自然災害に対応するためにも、そしてまた未然に防止するためにも、担当課がしっかりと把握しながら、民間事業者の方々に協力いただいてですね、必要な箇所は優先順位を付けながら対処してまいりたいなと思います。財源の問題もございますので、そのへんはしっかりと、どれが必要でどれが後回しでもいいのかとか、そういう順位をしっかり付けてこれから対応してまいりたいと思いますので、御理解をいただきたいと思います。

質問 2番 宮澤清士

それでは、今申されたことを是非実行に移してほしいと思います。以上で私の質問は終わります。

出典:下川町議会 平成27年第3回定例会 2015年9月16日 議事録 PDF(3ページ) 間違いを知らせる