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鹿追町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月14日

鹿追高校に対する支援体制について

2024年3月14日、鹿追町議会の一般質問で、金子孝伸議員が「鹿追高校に対する支援体制について」質問し、町長 喜井知己が答弁しました。

質問者
金子孝伸 議員
答弁者
町長 喜井知己

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 3番 金子孝伸

議長の許可を得ましたので、通告のとおり、鹿追高校に対する支援体制についてという表題で、質問させていただきます。鹿追高校の令和6年度(2024 年度)出願数が最新では 77 人定員倍率 0.9 倍と報道等で知るところであります。昨年、令和5年度(2023 年度)の状況と比較しますと飛躍的な出願状況と言えるでしょう。これは、言うまでも無く鹿追高校の俵谷校長以下教師、職員の方々が積極的な取り組みを継続されてきたことと、喜井町長を中心に鹿追町、そして地域が行ってきた様々な取り組みの成果であると考えます。私も一町民として感謝申し上げます。さて、今回の結果を単発的な事象に終わらせることなく、魅力ある高校として継続させることが今後の最も重要な課題と言えるでしょう。そのためには、これまでとは異なる支援が必要であると私は考えています。そこで、喜井町長に以下2点の質問をさせて頂きます。1、今回の結果についてどのような分析をされていますでしょうか。入学者の出身地域等の数値分析、志望理由等。2、施設整備、寮の充実など戦略的PR活動などを考えた体制づくりは。以上、よろしくお願いいたします。

答弁 町長 喜井知己

金子議員からは、鹿追高校に対する支援体制と題しまして、2点御質問いただきましたので、お答えをさせていただきます。前段で過日、鹿追高校協力会の会長として尽力をいただいた森学氏が、病のため逝去されました。森氏は高校への入学者数が大きく減少した令和2年度(2020 年度)に新たに協力会長として就任をされ、町内の家庭訪問をはじめとした多くの支援活動を支えていただきました。これらの活動が近年の鹿追高校への出願者数の増加や、魅力ある高校づくりに多大な貢献をされたものと考えております。任期中に病に伏されたということで、令和4年度(2022 年度)末をもって会長職を退任されましたが、その御功績はあまりにも大きく、生前の御尽力に際して、この場をお借りして追悼と感謝の意を申し上げる次第でございます。さて、令和6年度(2024 年度)の鹿追高校への出願者数は、再出願者を含め合計 77 名が鹿追高校への入学を希望している状況となっております。これは、議員の御発言のとおり、鹿追高校の俵谷校長先生をはじめ、教職員そして生徒達が一丸となって、鹿追高校の魅力づくりに取り組んできた結果であると思っております。鹿追高校は令和2年度(2020 年度)に入学者数が大きく減少し、この年は開校以来、初めて入学者が1間口となったところであります。このことから、更なる高校振興への全町的な支援対策として、町長部局において北海道鹿追高等学校を支える会を設立し、町内の多くの機関から参加協力を得て町全体として高校の振興に取り組んでいるところであります。具体的には、校舎内のあらゆる場所でインターネット接続ができるよう通信網整備や情報端末機器「iPad」の貸与をはじめ、令和4年度(2022 年度)に全国募集を始めると同時に、全国で網羅的に広報等を手掛ける「地域みらい留学」への加入など、多くの支援策を町議会をはじめとする構成団体各位の御理解と御協力のもと展開してきたところであります。さて、御質問1点目の出願者の出身地域等の数値分析についてですが、町が現在把握できるのは、北海道教育委員会が公表した数値のみとなっておりますが、出身中学校等については一般入試の合格発表以降に把握できるものとなります。ただし、連携型中高一貫校として、入寮者等の予測のために管内外の人数区分などは高校と情報を共有しているところであります。その内訳では、十勝管外からの出願も多く、地域みらい留学による道外からの出願に加えて、札幌圏へのPR活動の成果により同圏域からの出願者数も大きく増えている状況であり、同様に十勝管内からの出願も増加しております。管内増加の要因としては、これまで長年にわたり積み重ねてきた鹿追高校の魅力を基盤として、近年の高校による様々な新たな取り組みが、十勝管内の中学生に認知されてきていることと、今年度から開始した家庭への各種経済支援策が浸透し始めたことによるものと考えているところです。次に志願理由等についてですが、これから入学する生徒でありますので、現在把握することはできませんが、入学後に情報収集と分析を予定しており、高校では、これまでの全国募集による入学者などから鹿追高校を選択した理由などを聞き取っており、カナダへの短期留学や鹿追創生プロジェクトをはじめとする探究学習、オンライン公設塾への関心が大きいと聞いております。また、今年度の学校説明会でのアンケートなどによると同様の関心に加えて、e-Sports部を生徒自らが立ち上げるなど、生徒が自立して様々な活動をしていること。さらに生徒が学校案内や説明会などの機会に自ら出席し鹿追高校の魅力を伝えるなど、多くの場面で自立した高校生の声を届けているところが、中学生やその保護者へ好印象となっているとのことであります。そのほか、これまで継続してきたカナダ短期留学事業は、地域みらい留学のオンライン説明会でも大変注目されていると聞いているところであります。また、コロナ禍明けからは、鹿追高校の多くの生徒が海外留学に挑戦をしていることが新聞等でも紹介されており、今年度も多くの在校生が海外留学をしていますが、地方の高校としては異例とも言える割合で、鹿追高校が海外留学も含めて多様な学習機会を応援している姿勢が受け入れられているとも考えているところであります。高校への志望理由は、今後の対策を考える上で大切な情報であり、さらなる高校の魅力づくりと、生徒のニーズを的確に把握するための確認項目を高校と協力をして整理をしていきたいと考えております。次に2点目の「施設整備、寮の充実などや戦略的PR活動などを考えた体制づくり」についてお答えをいたします。今年度から実際に全国募集による生徒が入学したことで、地域みらい留学へ加入している効果の大きさを実感しているところであります。また、地域みらい留学事業も、コロナ禍前は東京と大阪での合同説明会が開催されていましたが、新型コロナウイルスの感染拡大により、オンラインでの説明会に変更をされました。このことが結果的に功を奏し、説明会への参加者総数が増加したとのことです。全国には魅力的な高校づくりを行っているところが数多くあり、その取り組みがオンラインで広く周知できるようになったことで、今後はますます地方への留学者数が増えていくことが見込まれております。北海道教育委員会が高校の適正配置のために試算している資料によると、十勝管内の中学校卒業者数は令和7年度(2025 年度)から大幅に減少する見込みであり、町内の生徒数、さらには公共交通機関で通学できる圏域の生徒数が減少し、その反面、全国や札幌圏から認知され始めている中で、安定して鹿追高校の生徒数を確保するためには、受け皿となる居住環境整備が重要な要因であり、事業費やスケジュールを含めて教育委員会が中心となってさまざまな検討を進めているところです。また、戦略的PR活動につきましては、本年度から鹿追高校みらい留学コーディネーターとして地域おこし協力隊員を配置し、これまで高校が行ってきたPR活動を専門的かつ一元的に行っているところです。今般の出願者数の増加を見るに、その効果は非常に大きいと考えており、コーディネーターは、今年度も既に次年度を見据えて札幌圏の中学校訪問を行うなど、他市町村に先駆けて戦略的にPRを進めているところであります。また、同者は海外留学支援などの経験も豊富なことから、入学時のPRと合わせて、高校からの出口論として海外留学を含めた多様な選択肢を生徒や保護者に提示できる状況にあります。このように今年度から始めたコーディネーターの配置は戦略的に非常に良い結果を生んでいるものと考えております。幼小中高一貫教育として町内の生徒が鹿追高校を選択し、幼児期から高校まで継続して学び続けられることを常に念頭に置き、子どもたちが多様な生き方や進路を選択する中で、鹿追高校への入学率を向上させていくためにも、これからも高校の魅力を向上させていくことが、何よりも重要なことであると考えております。高校支援については、全国に様々なケースがありますが、成功している市町村に共通していることは、町、議会、地域住民の3者が一丸となって高校を支えていることだと地域みらい留学の事務局からお聞きをしております。私は高校の持続的な発展を地方創生の重要な柱の一つとして考えており、町の総合計画や教育大綱においても、重点的な位置付けをもって高校支援を行っているところであります。鹿追高校の注目度が増し、これまでの支援策に加えて、今後の情勢を的確に捉えながら対応策を打ち出していく上では、更なる人材とこれらの人材や展開する事業を有機的に結びつけていく体制整備が重要であると考えております。今後も、十勝管内の中学校卒業生の大幅な減少や十勝管内の公立高校学校配置計画の状況を見据えながら、高校支援を戦略的に行っていきたいと考えておりますので、議員各位の更なる御理解と御協力をお願い申し上げまして答弁とさせていただきます。

質問 3番 金子孝伸

答弁ありがとうございます。現状では把握し得る情報分析、そして今後の体制等について、前向きな回答をいただきました。ありがとうございました。今発言の中にもありましたが、更なる人材と事業の結びつける体制整備、これは重要な位置付けにあるという考え方も示されました。私も同感であります。現状、教育委員会の学校教育課が高校支援の中心に対応しておりますが、中学校のバカロレア支援も今後見据えていますので、なかなか今後の今の魅力ある高校を継続させるための支援という部分で、片手間になってしまうのではないかというところは危惧しているところであります。そういう意味で、高校支援に特化した人員配置等の考えが町長の方におありかどうか確認をしたいと思います。

答弁 町長 喜井知己

お答えをいたします。高校支援の中身、それから先ほどお答えした通り居住環境の問題、様々な早急に対応を迫られる事項がたくさんあると認識をしております。担当する部署ではいろいろ苦労をしながら進めているというふうに認識をしております。職員の配置関係については、この年度末、年度初めということである程度定期的な異動ということで人事の検討も今進めているところであります。総体的なことになりますので、今どうするというのは申し上げられませんけども、そういう必要性は十分に感じておりますので、さらに検討していきたいと思います。

質問 3番 金子孝伸

ありがとうございます。最後になりますけども、今回の鹿追高校の出願者、入学者数が、77 名全員が入学すれば、かなり町の経済に対するインパクト、あとは賑わい、あとは活性化に関しても多大な影響があると思っております。また、鹿追の教育体制が認知されるとなれば、ここで子供を産み育てたいという方々が増えることも考えなければいけないと思います。本当に子供の環境というのを整えることは、鹿追町にとって一番重要なところでありますし、これのリーディングな位置に立っていないと、おそらく鹿追町がこういう結果を生んだということは、他の自治体も注目をして同様の事をしてくると思います。それに負けないと言ったらおかしいのですけれども、鹿追はそれの一歩、二歩、三歩先に行っているというような体制を町、議会、地域も含めて真剣に考えて取り組んでいきたいと思いますので町長の方もそういう意味で思いを一つにして進めていただければということを要望しまして、私の質問を終わらせていただきます。

答弁 町長 喜井知己

ありがとうございます。金子議員おっしゃるように、高校ですね、地元の高校を絶対なくさない。守っていく。そしてさらに発展をさせていくということが、最初、答弁でも申し上げましたけれども、まちづくり、全部大切なのですけど、その中で最も重要な事項の一つと私も思っています。財源が限られる中ですけれど、高校支援やそれから先ほどお話のありましたバカロレアの関係についても、結構な財源を割いて取り組んでいると思っています。それもなぜそこまでやるかというと、金子議員がおっしゃるように、まちづくりの大きな根幹、地方創生、それからお話があったように町の賑わい、様々なものにこの高校の存在というのは非常に大きいというふうに認識をしておりますので、先ほどみらい留学の話もありましたけれども、これを取り入れてない管内の他のところも、このみらい留学の組織に加入して取り組みを進めていくという話も聞いておりますので、先を行っているかといってそれに安心していられないです。さらに皆さんの御協力、工夫を頂きながらしっかりと取り組んでいきたいと思いますのでよろしくお願いしたいと思います。

出典:鹿追町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月14日 議事録 PDF(12ページ) 間違いを知らせる