鹿追町議会 令和5年第1回定例会 2023年3月13日
国際交流滞在者施設の維持・活用
2023年3月13日、鹿追町議会の一般質問で、狩野正雄議員が「国際交流滞在者施設の維持・活用」について質問し、町長 喜井知已、企画課長 草野礼行、町長 喜井知己が答弁しました。
- 質問者
- 狩野正雄 議員
- 答弁者
- 町長 喜井知已、企画課長 草野礼行、町長 喜井知己
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 7番 狩野正雄
議長のお許しをいただきましたので、通告に従い一般質問を行います。標題は国際交流滞在者施設の維持・活用ということでございます。町内の空き地・空き家情報が住民サービスとして提供されるようになる中で、泉町にある国際交流推進を目的で建設された、長期間で滞在して生活する1棟2戸の住宅があります。この住宅は、新型コロナ感染拡大によりカナダからの来訪者がストップしたことで、冬期間は除雪されていないように見受けられと住民からの指摘があります。この住宅についてどのように利用されてきたのか、住民も注目しております。住宅は入居者がいないといろいろなところに不具合が発生いたします。早期に入居者を入れるなど、住宅政策として対応すべきではないでしょうか。1、この住宅はカナダとの相互交流事業という特別な目的で整備されたため、一般的な公営住宅としては利用できないという制約はあるのか。2、鹿追高校生によるカナダ短期留学が再開されました。今後の国際交流の進め方や総合交流事業が今後再開される見通しは。3、インターネット環境の整備が進み、地方に住んでいてもリモートワークで働くことが可能となってきていると聞きます。ワーケーションというライフスタイルも注目され、企業と町が協定を結び、働き方のモデル事業に取り組んでいるということを聞きます。この住宅施設を町の情報発信できる、タウンオフィス、サテライトオフィスとしていく考えは。町費を使い建設した住宅であり、適切な維持管理と町の活性化につながる活用方法を検討すべきと思いますが、いかがでしょうか。
答弁 町長 喜井知已
狩野議員からは、国際交流滞在施設の維持・活用と題しまして3点御質問いただきました。順次お答えをさせていただきます。一点目のこの住宅、正式な名前は「鹿追町移住体験住宅SSハウス」はカナダとの交流事業という特別な目的で整備されたため、公営住宅としての利用をできないなどの制約があるかということでございます。議員御発言のとおり、この移住体験SSハウス、SSについては鹿追町とストニィプレイン町の頭文字から使ったということであります。2014 年度(平成 26 年度)に北海道の地域づくり総合交付金を活用して、移住希望者やストニィプレイン町の長期滞在体験者を受け入れることを目的に整備された施設であることから、公営住宅としての利用は行なっておりません。2015 年度(平成 27 年度)からストニィプレイン町民の長期滞在者を受け入れておりまして、2019 年度(令和元年度)までに 15 組の方がこの施設を利用し、鹿追での生活を送っていただくとともに、多くの町民との交流を図ってきたところであります。また2棟のうちの1棟につきましては、本町の職員でありました国際交流員が入居をした時期もありました。ストニィプレイン町からの滞在者のサポートについても担っていただいたところであります。しかしここ数年はコロナの影響で長期滞在者の受け入れを停止していたこういうこともございまして、一時的な施設の利用といたしましては、スマートソサエティ連携協定を締結している鹿島建設の職員、あるいは映画「おしゃべりな写真館」の撮影スタッフに施設を利用いただいたというところでございます。次に2点目の今後の国際交流の進め方、相互交流の再開の見通しでありますけれども、昨年9月には3年ぶりとなるカナダ・ストニィプレイン町への高校生の短期留学派遣事業を再開することができました。このことにつきましては、ストニィプレイン町をはじめ多くの関係者の努力、あるいは保護者の方々の御理解により実現ができたものと、改めて関係各位に感謝を申し上げるところであります。令和5年度の交流事業計画としましては、すぐ4月からはSSハウスを活用した長期滞在体験事業を再開いたします。また、7月には交換留学生友好訪問団の受け入れ、そして 10 月には昨年に引き続き高校生の短期留学派遣事業の実施、また 10 月の中旬以降になるかと思いますが、新たな友好訪問団の受け入れ、これらを予定しているところであります。新型コロナの感染状況も当然注視しながらですけれども、可能な限り対面での交流を再開し、両町のさらなる友好関係をしっかりと築いていきたいと思っております。最後3点目のこの施設をタウンオフィスとしていく考えということでございますけれども、この施設の利用目的、先ほどお答えを申し上げたとおり、移住希望者やストニィプレイン町からの長期滞在体験者を受け入れるためのものとなっております。また一方で議員御指摘のとおり、コロナ禍により私たちのライフスタイルも大きく変化し、さらにデジタル技術の進化によりテレワークの業務が一気に浸透し、どこにいても仕事をすることが可能となり、旅先で仕事をすることも選択できるようになりました。また、地域と深い関わりを持つ関係人口の新たな創出などを目的に、仕事をしながら旅行を楽しむワーケーションの取組についても、本町も推進をしているところであります。このSSハウスの利用方法でありますが、現状では当初の目的に沿った利用が適切と考えておりますが、これまで同様適切な維持管理の下で、間接的に移住につながるような活用方法も随時検討してまいりたいと思っておりますので、御理解と御協力をお願い申し上げまして、答弁とさせていただきます。
質問 7番 狩野正雄
昨年、鹿追高校生の短期留学は3年ぶりですか、再開されて非常に良かったなと思っています。これは本当にストニィプレイン町の皆さんの、非常に深い理解があったもので実現できたかなと思うわけですけどれも、コロナが収束というか、そういうふうに向かっておりますけども、今ほど国際親善、国際理解というもの大切だなと感じることはありません。このウクライナの侵攻もありますけど、そういう何か親善の大切さというの、本当に町民も身に染みていると思います。また、この施設の利用方法として、利用されていない期間を映画の制作スタッフの短期に来ている人たちの宿舎にしたということを伺いまして、それから鹿島建設ですか、その皆さんが来たときに利用したとか、そういうことをやはりもっと町民が知ってもいいのではないかと、そうしたらもっと何かこういうことで歓迎したいのだというものが出てくるのではないかと思います。管内でも、更別村ですか、タウンオフィスというかサテライトオフィスを村として準備して整備して、そういった情報が都市部の人が来て、この村からいろんな情報が発信できるような体制を組んでいると、これもすごく先進的な取り組みだなと思います。だからこういった施設の活用方法も、もっともっと皆で知恵を出し合うと、人とか物とか、この町から発信できる、そういう情報を発信できる、そういうふうにもなりうると思う。そういうことが大切になってくると思うのです。そこで今後そういった施設を利用する方法として、施設の活用方法の中から先ほど畑議員の答弁にもありましたけど、ワーケーションとかいうこともこれから進めていくとは思うのですけど、その中でいったい企業とどういう協定を結んで、どういう内容を提案しているのか分かれば教えてください。
答弁 企画課長 草野礼行(企画課長は2025年6月まで)
ワーケーションの関係、私の方からお答えをさせていただきたいと思います。ワーケーションにつきましては、先ほど町長の答弁にもございましたけど、国、それから北海道観光振興機構の補助金を活用しまして令和3年度、令和4年度に実証しています。令和3年については鹿島建設さんが3回来られましたし、令和4年度については他社の二つの企業さんが来られています。特に連携協定という形で結んでワーケーションを実施するわけではなくて、基本的にはうちの町の課題解決、環境に特化した課題解決がメインですけど、そのショートステイプログラムというのを企業の要望に応じて実施をしています。例えばバイオガスプラントの視察をしたい、水素ステーションの勉強もしたい、それから、今ですと昨日終わりましたけどコタンに参加をしたいですとか、ジオパークのことを学んでみたいですとか、様々な企業のニーズに応じてワーケーションは実施をしていますので、特に一応プログラムみたいなものあるのですけど、ショートステイプログラムみたいのあるのですけど、それによらず様々な企業のニーズに応えて、町職員でしたり民間の方も含めて対応させていただいているような状況でございますので、令和5年度につきましても同じような形で、企業さんの受け入れをやっていきたいなと思っています。
答弁 町長 喜井知己
令和3年、4年の実証等の関係を今、草野課長からお答えをしたとおりであります。その実証の中で施設的なことは、例えば町のピュアモルトを使ったり、あるいは然別湖畔の風水の空き部屋を活用させていただいたり、既存の施設の中でいろいろ実証事業に取り組んできたわけであります。プログラムという話もしましたけれども、これを何とか町ももちろん協力はしますけれども、民間の方が仕事として取り組んでいただけるような形を作らないと、補助金だとかあるうちはできてもお金がやっぱり続かないので、そういう仕組みとしてできるような形にしていかないとこれは長続きしないと思います。何とかこれを今いろんな方の協力はもちろん必要ですけども、業としてやっていく形に最終的にしなければならないと思いますので、その辺はしっかりと令和5年度以降も取り組んでいきたいと思います。そういった中で新たな施設をということも当然必要になってくるかと思います。先ほどのSSハウスのお話もありましたけれども、そこに限らず既存の空き家を利用したりとか、あるいは今一生懸命計画を練っておりますけれども、例えば瓜幕の自然体験留学センターの改築に合わせて例えばそういうスペースを設けるなど、いろんな考え方があろうかと思います。そういったいろんな可能性を考えながら、施設については整備をしていく必要があるとも思っております。いずれにしても、ワーケーションについては先ほども申し上げたどおり、継続できる仕組みをきちっと作らなければならないと思っています。そしてワーケーションいろんな取り組みですけれども、鹿追を訪れてくれる人がいて、鹿追に数日滞在していただくということでもちろん経済的な効果もありますし、鹿追のことを知ってもらう大変良い機会だと思っております。それが今よく言われる関係人口の増加ということにつながってきて、そういうのがやがて鹿追に居を移していただく、あるいは企業が鹿追で事務所を構えて事業を展開していただく、こういうことに将来つながっていく可能性が大変あると思っておりますので、そういった取り組みを地道に進めていくことが来年、再来年すぐ効果が出なくても、その先に向かって効果が出てくることも大いに期待ができると思いますので、今後ともしっかり取り組んでいきたいと思います。
質問 7番 狩野正雄
町長から詳しい答弁ありましたけれども、先ほど畑議員も言っていましたけど、岡山県西粟倉村に視察行ったときにワーケーションの取り組みもいろいろ聞きました。その中でやはりバケーションというか遊びというか、結構メニューを用意しているのですけれども、どういった仕事をここでできるのかということを準備していく必要がある。西粟倉村の場合はローカルベンチャーという名称でそういう仕事のメニューを考えておりました。ベンチャー、どういう企業に来て欲しいのか、どういう人材をその町で欲しがっているのかとか、それをメニューとして準備する。そのためには人と人を結びつける人材コーディネーター、それが非常に重要になってくると。町のいろんな人の顔を覚えている、そういうコーディネーターを作ることは、ワーケーションとかそういうものを前進させるポイントだろうということを学んできました。やはりわが町もそういった人材を、どういうところでどういう人の知恵を借りたいのかということを準備する。それからどういう人に協力を得たら仕事というか都市との関係人口が築けるのか、交流関係が築けるか、そういう人材をどう育成するかがコーディネーターの作り方、どう進めていくか。町長何か考えてあればそれをお聞きしますが、いかがでしょうか。
答弁 町長 喜井知已
お答えをいたします。そのコーディネーターの役割大変重要だということは私もそう思います。今、具体的にこれこれこうというのは申し上げられませんけども、先ほども申し上げましたけれども、令和3年そして令和4年と2年間続けてこのワーケーションの取組をいろいろさせていただいた中で、先ほども申し上げたとおりいろんな課題が出てきています。その課題解決型ワーケーションの先進地というところに職員、事業者の人も一緒に視察に行ってもらったりとか、様々な角度で研究もさせていただいています。そういったことを生かして、先ほども申し上げましたけれども、何とかしっかりと持続していける仕組み、そしてその中でもちろん人と人とのつながりというのが大事ですので、そういった形をしっかりとつないで継続的に実施できるワーケーションのスタイルをできるだけ早く、構築をしてその中でなかなか鹿追で起業してもらうということについては当然様々な課題もありますので、まず人と人とのつながりを重視しながらお付き合いのある企業さんとしっかり取り組んでいくことが大事かなと思いますので、また様々な角度から取り組んでいきたいと思いますので、今後とも御支援をいただけますようよろしくお願いをいたします。
質問 7番 狩野正雄
最後にストニィプレイン町ともう 25 年、30 年ぐらいになるのかな、そういった関係があって、鹿追高校生全員を受け入れてくれるという、その背景にはやはりドナ・コーワンさんのそういう人脈とかダイアン・ハルトンという人の女性のコーディネートの人がいなかったらこの鹿追町としてストニィプレイン町がこれほど安心して人を送ったり、来ていただいたりすることはできなかったのではないかと思います。ドナさんとかハルトンさんみたいな人をお互いの町で育て、そういった人を発掘していくことがこういった国際交流のカギになっていくのではないかと思います。是非そういったコーディネーターを育てていきたいし、発掘していただきたいと思います。いかがでしょうか。
答弁 町長 喜井知已
カナダとの交流、ドナ・コーワンさんという話をいただきました。コーワンさんをはじめ、本当に多くの方々の御協力をいただきながら、もう 30 数年続いているということでございます。人と人とのつながりでストニィプレイン町とのお付き合いもずっと継続をしているわけですから、これからもそういう絆をしっかり強固なものにして、いつまでも継続をできるようにしっかりと取り組んでいきたいと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。