鹿追町議会 令和4年第3回定例会 2022年9月21日
鹿追高校生全国募集に対する支援対策
2022年9月21日、鹿追町議会の一般質問で、狩野正雄議員が「鹿追高校生全国募集に対する支援対策」について質問し、町長 喜井知己、教育長 渡辺雅人、学校教育課長 宇井直樹が答弁しました。
- 質問者
- 狩野正雄 議員
- 答弁者
- 町長 喜井知己、教育長 渡辺雅人、学校教育課長 宇井直樹
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 8番 狩野正雄
ただいま議長のお許しをいただきましたので、通告に従い一般質問を行います。標題は、鹿追高校生全国募集に対する支援体制ということでございます。答弁は町長及び教育長にお願いいたします。鹿追高校は、令和5年度(2023 年度)から入学生徒の一定数を全国から募集することになりました。高校の存続を考えての方策と思います。もとより高校存続は鹿追町にとっても喫緊の課題であり、全国からの入学生を受け入れるためには生活支援などの体制や準備が重要でございます。全国から生徒を募集して高校の存続と地域の活性化に挑戦しているおといねっぷ美術工芸高校を過去に総務文教常任委員会として視察調査したことがあります。道内ではほかにも奥尻高校が島留学生として受入れている例もあります。どちらの高校も地域の特色を生かしながら高校の存続を進めております。特色ある高校づくりを進めることは、これからの生徒募集の鍵を握っていると思います。町として全国からの生徒受入れの支援策をどのように準備されているのか質問いたします。1、鹿追町で安心して高校生活が送れるようにするため学生寮の収容体制は。また生活を見守る寮母や管理人の体制は。2、地域の支援や理解を浸透させるための行動計画の必要性について。以上です。
答弁 町長 喜井知己
狩野議員からは、「鹿追高校生全国募集に対する支援体制」と題しまして、二点御質問をいただきました。前段で私から総括的な内容でお答えいたしたいと思います。町では道立の鹿追高校に対しまして、これまで 20 年にわたって本町ならではの一貫教育及び町の最高学府の位置付けとして魅力ある高校づくりを支援してきたところであります。その実績や内容については、ここで改めて述べるまでもなく、これまでの町の支援策などについて、議員の皆様をはじめ関係各位及び多くの町民皆様の御理解と御協力に深く感謝を申し上げる次第でございます。全国的に少子化が進行する中、北海道教育委員会が公表している「公立高等学校配置計画」では十勝管内の中学校卒業者数は、令和8年度(2026 年度)から令和 11 年度(2029年度)の4年間で、令和7年度(2025 年度)との対比において 200 人程度減少すると予測されております。これは1間口 40 人で換算すると5間口に相当する人数であり、このような厳しい状況の中、どのように生徒数を確保していくかが今後の重要な要素になるものと考えております。このような状況から、町内及び近隣市町村など通学可能な範囲からと十勝管内からの入寮者のみでは、安定して生徒数を確保することはますます厳しくなっていくものと考えております。こうしたことから、令和4年度(2022 年度)より北海道教育委員会が道立高校の全国募集要件を緩和したことに合わせて、鹿追高校での全国募集を積極的に進め、高校と町が連携、協力し募集を行う体制を整えてきております。今後において、鹿追高校の生徒を確保するための有効的な手段の一つと考えておりますので、一年一年経験を積み重ねながら、引き続き全国募集に対する支援を行なってまいりたいと考えております。それぞれの項目の具体的な内容につきましては、教育長から答弁させていただきます。
答弁 教育長 渡辺雅人(教育長は2025年6月まで)
私から御質問の二点についてお答えさせていただきます。全国募集に対する現在の具体的な対応についてでありますが、令和4年(2022 年)7月に高校生の全国募集を手掛ける「一般財団法人 地域・教育魅力化プラットフォーム」が主宰する「地域みらい留学」に加盟し、以後、ほぼ毎月開催されております、オンラインによる全国を対象にした学校説明会に鹿追高校が参加し、魅力あふれる教育活動をPRしているところであります。これによりまして、鹿追高校へ興味、関心を示した関東圏の生徒数名が8月には、実際に本町に来町し学校や町内を見学したところです。また、8月末から9月にかけて鹿追高校の教職員が札幌市内の中学校を訪問し、教育内容や学校の魅力をPRするなど、道外に加えて道内からの入学者を呼び込むための努力をしているところであります。全国募集初年度ではありますが、入学につながる可能性がある生徒がいることに大きな期待を感じているところです。さて、一点目の「安心して高校生活を送るための学生寮の収容体制及び管理体制」についてお答えいたします。現在、男子寮と女子寮を用意しており、男子寮は直営方式で最大 12 人が入居することが可能であります。また、女子寮については民間の宿泊施設への委託方式を取っており、最大で5人の入居が可能であります。今後は町外からの入学者数が増えることを見込み、寮の拡充をはじめとした様々な居住環境整備について検討を進めているところであります。しかしながら、全国募集も令和4年度(2022 年度)スタートしたばかりで、需要に対して供給が過大になるなどバランスが乖離することのないようにすることも重要であり、今後の動向を見極めながら、迅速に、かつ柔軟に対応できるように常に高校と連携を取りながら進めていきたいと考えております。寮の体制でありますが、男子寮の舎監業務の管理人については、令和5年度(2023 年度)以降も継続して確保できる見込みであり、また、寮生の食事については、令和4年度(2022年度)から町内の事業者に委託をして提供しているところです。寮の管理体制は、寮生が安心して暮らすために最も大切な要素だと認識しておりますので、持続的に安定した運営ができるよう、引き続き努力をしてまいりたいと考えております。二点目の「地域の支援や理解を浸透させるための行動計画の必要性」についてお答えいたします。現在、高校への支援については行政主体の支援のほか、関係機関が協力する形で二つの団体をもって支援を行なっております。教育委員会では学校やPTA組織を中心にした「高校協力会」を設置しております。また、令和2年度(2020 年度)には、町長を会長とした町議会、教育関係者、経済団体などを含めた町全体として高校を支援する「鹿追高校を支える会」が設立され、支援を行なっているところです。支援の内容といたしましては高校パンフレット及び看板製作をはじめとした広報活動、オンライン公設塾の運営、生徒一人一人へのiPad貸与などの学習支援、通学バス運行などの通学環境整備など、多様な支援を行なっているところです。このような直接的な支援を含め高校充実のための理解を町内外に広げていくことは、全国募集のためだけに限らず、重要な要素であると認識しております。そのために令和4年度(2022 年度)からは一貫教育のホームページを新たに開設し、高校を含めた各学校の取組などを発信しながら、信頼される学校づくりを進めているところであります。目標や方針に向かってどのように行動するかを定める行動計画についてでありますが、高校の存続とともに教育力向上のための総合的支援については、町の最上位計画である第7期総合計画の中で、重要な施策として位置付けしており、これに沿って各種活動及び支援を進めているところであります。今後も、地域の理解を浸透させるために、高校が町民に何を求め、町民が高校に対して具体的にどのような支援をしていくことができるかなど、分かりやすく整理をして事業展開を進めてまいりたいと考えておりますので、御理解と御協力をお願い申し上げまして、答弁とさせていただきます。
質問 8番 狩野正雄
具体的で詳しい答弁ありがとうございました。先ほど議員控室に「学ぼう。Shikaoi High」というパンフレットが置かれていまして目を通しました。非常に分かりやすく、あた、必要な高校に入学しようとする生徒たちに非常に沿ったすごく身近に入っていける内容に編集されていると感心しました。そういう中で、鹿追高校は町の重要な最高学府でありまして、教育環境を重要視していく姿勢というのは重要でありまして、過去におといねっぷ美術工芸高校を訪問したときに、あそこの村は 800 何十人です。そのうち学校関係者が 80 人、約1割は高校の関係者で、町の経済を支えたり地域を支えている重要なコミュニティというか施設になっているのです。町の重要な役割を果たしている学校が、才能ある全国から芸術とか美術とか工芸とかを目指す人たちが、若い子供が学んで一生懸命努力している。それを村全体として支えて応援している、そういう姿が音威子府村にありました。そのとき佐近勝村長が言いました。何があってもこの村の学校は続けていくのだという強い私は決意を持っているのだということで話された記憶は今でも思っているのです。この町がそういった全国から希望を持ってこの町にやってくる人をみんなで還元して、応援していきたい。そういう体制をこれからもどんどん作っていく必要があるのではないかと思うわけです。その中で、10 月に鹿追高校生のカナダ短期留学が予定されているわけですけれども、ここ数年、新型コロナウイルス感染症のパンデミックで中止になってきたわけですけれども、再開されて本当に良かったなと思います。こういう緊迫した世界情勢のもと、国と国が相互に訪問し合って理解し合う。子供のときからそういうことを身に付けて、外国の人たちと交流し合う。これは非常に重要なことだと思います。大切なことをこれからも続けていくために、まず、訪問団の鹿追高校の留学の予定というか、どういう計画でいくのか。それから、ストニィプレイン町の皆さん、コンポジット高校の方も来られていましたけれども、その他にもストニィプレイン町の人たちが、鹿追町に何人も来ております。どういう条件が整えば、相互訪問になるのか、そういう点について二つですけれどもお聞きします。
答弁 学校教育課長 宇井直樹(学校教育課長は2024年3月まで)
それでは令和4年度(2022 年度)のカナダ訪問の予定に関して御説明いたします。まず、令和4年度(2022 年度)の留学の日程です。9月 30 日から 10 月 10 日までを予定しております。例年でいけばもう少し4日ほど長い日程となりますが、令和4年度(2022 年度)はコロナ禍で事業を一旦中止した後の再開ということで前半のうちにホームステイをして、その後小旅行した後に日本に帰ってくる予定となっています。ですからホームステイを実際に向こうで体験する日程というのは、約4日間ということになります。さらに相互訪問につきまして向こうからどのような条件が整ったらこちらに来るかということなのですが、私も詳細までは把握してないのですが、先生は向こうで早い時期から高校生に対して募集をかけて、その中で応募している生徒に対してこちらに派遣しているという話を聞いているのですが、どのような条件というところまでは私も詳細には把握をしていない状況です。以上です。
質問 8番 狩野正雄
町長に伺いますけれども今後そういった国際理解教育とか国際親善とか、そういうことも含めて今後の決意というか計画というか、鹿追と外国、特にカナダと築き上げてきた経過もございますので今後の希望というか考え方を伺います。
答弁 町長 喜井知己
はい、お答えをいたします。本町とカナダ ストニィプレイン町の交流の歴史、これは私が改めて説明するまでもなく、長い期間にわたってお互いの信頼関係も含めて築き上げてきたところであります。コロナ禍によって3年ぶりにようやく今年、まず、高校生の派遣ができることは大変うれしく思っておりますし、ストニィプレイン町でも体制を整えてこぞって受入れの体制を準備していただいている、本当にありがたいことだと思っております。高校生の短期留学の再開、これがもちろん大きなきっかけにもなると思うのですけれども、なかなか 35 周年事業もコロナ禍の中でできませんでした。また、次の節目は 40 周年ということになろうかと思うのですけれども、それまでの間、従来続けてきた相互の訪問はできる限り条件、向こうの状況が整えば、こちらも受け入れる体制でいろいろ進めていきたいと思います。先日、ウイリアム・チョイ町長からもこちらからお手紙を出したこともありましたけれども、特に今回の高校生の派遣に対してしっかり準備して受入れしたいというメッセージもいただいたところでありますので引き続き高校生、それから町民も含めての交流、いろいろ状況を見ながら積極的に進めていきたいと考えております。
質問 8番 狩野正雄
終わります。