みんなの議会

鹿追町議会 令和3年第4回定例会 2021年12月15日

第7期鹿追町総合計画の進捗管理の方法は

2021年12月15日、鹿追町議会の一般質問で、山口優子議員が「第7期鹿追町総合計画の進捗管理の方法は」について質問し、町長 喜井知己、企画課長 草野礼行が答弁しました。

質問者
山口優子 議員
答弁者
町長 喜井知己、企画課長 草野礼行

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 2番 山口優子

議長の許可をいただきましたので通告に従いまして一般質問をさせていただきます。第7期鹿追町総合計画の進捗管理の方法は。答弁は町長にお願いいたします。第7期鹿追町総合計画は 2020 年度(令和2年度)から 2027 年度(令和9年度)の8年間を期間とする鹿追町の最上位計画です。鹿追町のまちづくりを対外的に示す計画であるとともに、町全体、町民全体で共有する計画です。ですから、総合計画の進み具合、達成状況などについても町民に分かりやすく公表することが求められています。総合計画の進捗については「2020 年度(令和2年度)第7期鹿追町総合計画重点プロジェクト評価調書」に 24 の重点プロジェクトについての評価がまとめられています。8年間の計画期間のうちの1年が終了した時点での評価調書、PDCAサイクルシートですが、この内容を、一目で進み具合や達成状況が分かり、町民にとってより分かりやすいものにしてほしいと要望します。この事業評価は全て担当課による自己評価で、24 の重点プロジェクトのうち、A評価とB評価が 24 分の 20 と全体の 83%となっていますが、評価の根拠となる数字を示し、客観的判断ができる指標を設定し、PDCAサイクルシートを担当課以外の他の課からもチェックを受けることが望ましいと思います。具体的には、実施した事業の内容に応じた指標を複数設定すること、事業実施に伴う費用や参加者や利用者の人数なども記載し、評価の根拠となる数字や目標の達成率が数字で分かるものにしてほしいと思います。また、総合計画審議会や総合計画策定会議のメンバーとの会議を持ち、総合計画の進捗や事業評価について、今後も定期的に意見交換をしてはいかがでしょうか。総合計画の進捗管理の方法、事業評価の在り方について町長のお考えをお伺いします。

答弁 町長 喜井知己

山口議員からは、「第7期鹿追町総合計画の進捗管理の方法は」と題して、御質問をいただきましたので、お答えを申し上げます。「第7期鹿追町総合計画」につきましては、急速に変化する社会情勢等に対応するため、第6期鹿追町総合計画を1年前倒しで終了し、議会をはじめ多くの町民皆様の御協力のもと、2020 年度(令和2年度)からスタートさせていただいたものであります。総合計画は「基本構想」、「基本計画」、「実施計画」の3層で構成されており、計画期間もこれまでの 10 年間から8年間に変えました。そして「基本計画」は「基本構想」に掲げる将来像や目標などを達成するための施策について各分野に示しており、前期の4年間が終了した後に、後期分を見直しということになろうかと思います。また、「基本計画」には、将来像を達成していくための先導的な役割を果たす「3つの重点プロジェクト」を位置づけ、4年ごとに見直しを行なって再設定することとしております。進捗管理、事業評価につきましては、基本計画内に位置づけました3つの重点プロジェクトで示す 24 の基本計画を評価対象として、担当課ごとに設定した指標に基づき、PDCAサイクルシートにより事業評価を行い、企画課において最終チェックを行なった上で、ホームページで公開しているところであります。議員御指摘のとおり、町の最上位計画である「総合計画」において定めた将来像を達成するために、どのような施策を実施し、どの程度進捗しているのか等を町民の方々に分かりやすく理解していただけるように常に改善を図らなければならないと考えてところであります。議員からは、「担当課以外での評価」「指標の複数設定」「事業に関する費用と参加者数」いろいろ広範にわたり御提案いただいておりますが、令和2年度に取り組んだ基本計画の評価を今回初めて行なったこともございます。なかなか全てにおいて一目で分かりやすいものとなっていないところがあることも御指摘のとおりと認識しているところでございます。また、担当課以外の評価という点では、評価のシート等については課長会議等で全体で共有をしてその評価内容等も他の課も内容を見ております。また、職員のほうで意見を述べる機会も設定をしているということで、担当課だけの評価ではなくて全体の中でこの評価シートはきちっと確認をしていると理解をしているところであります。しかしながら、全ての事業を達成率などについては数値だけで客観的に評価することも非常に難しいと考えているところであります。他の自治体の事例も研究しながら総括表、あるいはPDCAサイクルシートの改善を図っていく必要はあると考えているところであります。また、総合計画審議会や総合計画策定会議メンバーとの定期的な意見交換でありますけれども、これらの会議の委員につきましては、答申とともに任期が終了しているということもございまして、全く同じメンバーでの実施はなかなか難しいのではないかと考えておりますが、いずれにしても一定の期間、定期的に町民の方を交えた意見交換が必要であると認識をしておりますので、その方法等についてはいろいろ研究をさせていただきたいと考えておりますので、御理解と御協力をお願い申し上げまして、答弁とさせていただきます。ありがとうございました。

質問 2番 山口優子

御答弁ありがとうございました。はじめに事業評価についてです。町民にとって総合計画は今どのぐらい進んでいるかが分かるものになっていないといけないと思います。鹿追町総合計画審議会の答申の4の中でも、「本計画の達成状況などは町民に分かりやすく公表するようお願いします」となっています。それでA評価がついているものについてですけれども、これは事業がうまくいっていて成果が上がったということなのか、それとも目標の設定が低かったのかという点が分かりづらいかと思います。PDCAサイクルが事業を進める上でプラン・ドゥ・チェック・アクションという、実際した後に振り返って改善につなげるというサイクルですけれども、これは8年とか4年という単位で回すものではなく1年で回すものだと思いますし、そのための1年の振り返りのシートだと思うのですが、このシートのアクションのところに「次年度以降に向けた必要な変更点」のところですけれども、24 の事業のほとんどが変更なしとなっているのです。PDCAサイクルというのは、継続的に改善していくための手法なので、アクションのところが変更なしだとPDCAの意味があまりなっていないのかなと思います。次年度以降に変更するということではなくて、次年度に何をするのかをしっかりと明記してほしいと思います。自己評価がA、さらに改善点なしとなってしまうのですけれども、これは事業が順調に進んでいることなのか、または事業の目的は達成されていて解決すべき課題はもうないという意味なのか、これもどちらなのか読み取れない。継続的にしていかなければならない町の事業はあると思いますので、それを例えば現状維持していくことによって年々達成度が上がっているのか、そういったこともこのシートでは分かりづらいのかなと思います。A評価となっているものに対して本当に改善事項はないのかという視点が必要であると考えます。他の自治体の例ですけれども、職員が自己評価でA評価を付けると損をする仕組みを導入しているところもあります。A評価を付けると目的は達成されて課題解決済みとみなされて、次年度は予算が減らされるという仕組みです。B評価は現状維持、予算の増額を目指すならC評価を付けてまだ課題があって改善案とともに予算増額を要求する。改善案がないものについては予算の増額要求は認められないので、職員自らが課題を見つけて改善しようとする。その改善しようとする表れがC評価ですので、C評価だからもっとちゃんとやれよという意味にはなっていないということだそうです。事業評価を事業の見直しにつなげるほか、次の予算編成に活用することで初めてPDCAサイクルが成立し、実行性が高まると思います。実際の事務では評価が出るのが決算月の9月、予算要求が 11 月頃だと思いますので、実際は1年のブランクがあると思いますけれども、この事業評価を予算編成に活用するというような運用は現状どのようになっていますか。

答弁 企画課長 草野礼行(企画課長は2025年6月まで)

お答えをさせていただきたいと思います。まず評価のAからZまでの具体的な内容でございますが、目標年4年に対する評価ではありませんので、当年度、今回の場合でいきますと令和2年度(2020 年度)の目標に対してどうだったかということで評価をそれぞれ付けていただいています。次年度に向けてということでございますが、それぞれ 2020 年度(令和2年度)、2021 年度(令和3年度)、2022 年度(令和4年度)、2023 年度(令和5年度)事業の内容がここに書かれていますが、そこに対してどうするかという内容でございますので、プランの変更等につきましては変更がないものについては「なし」と表記されていますし、ドゥについてもスケジュールなどについてはそれぞれの事業年度によって内容が異なりますので、そこについては「なし」というものもございますが、あるものについては具体的に表記されている内容でございます。事業評価に対する予算との兼ね合いでございますが、現在のところはこの評価に対して次年度の予算を組むという仕組みにはなってございませんので、今後についてはそういうことも考える必要もあるかと思っていますので、検討をさせていただきたいと思います。以上です。

質問 2番 山口優子

先ほど申し上げたように、例えば他の自治体の場合のA評価が付いた、課題が達成されたというような事業があったとすれば、そういった事業の予算を削減して、まだまだしっかりと取り組まないといけない課題のあるものはC評価というように、付けているものに関しては予算の増額を考え、鹿追町の行財政改革をしている最中でありますので、事業の選択または廃止、そして集中していくことも必要であるかと思います。今後評価調書にどういった内容を記していただくかということは改善していただくと御答弁いただいたのですけれども、評価調書にはぜひ次の5つを明記してほしいと思います。まず「目的の対象」「目的の意図」、そして「手段」、その「結果」「事業別の費用」。目的の対象は「誰が」「何を」、意図は「どういう状態にしたいのか」、ここが「誰が何をどういう状態にしたいのか」というところが指標との整合性に表れると思います。その事業の成果というのは意図、その状態になったかどうかが分かるものが指標なので、成果というのは意図に表れてくると思うので、ここをしっかりと明記してほしいと思います。手段については事業の内容、結果については意図の状態になったときにどういう結果になるか。事業別の費用についてですけれども、一部決算資料にある事業もあるのですけれども、ない事業もあります。ですので事業費に加えてこれはやっている自治体とやっていない自治体があるのですけれども、事業費に加えて事業ごとに関わった職員数に平均賃金を掛けて人件費も計上しているというような自治体もあります。町長の御答弁の中で全てを数値化、計量評価することはなかなか難しいというお話でした。これは行政は町民福祉の増進のために働くということなので、全てコスト計算ができるものではないということは理解しています。ただここで言う成果というのは、行政の仕事によって地域の状態や住民生活の質がどう変わったのか、住民生活がどのように良くなったのかというものが現れるものでないといけないと思います。また他の自治体の例ですけれども、達成度を示すような成果指標が設定できない場合は、代理指標ですとか事業の内容を表す活動指標を設定しています。代理指標は、例えば病気の早期発見率を上げるというのが成果指標をとることはできないので、健康診断受診率を上げるという代理指標を使うという、例えばそういうことです。活動指標など客観的な判断ができる指標があれば、担当者以外の職員の方も評価をすることができると思いますし、以前にも私が提案したことがありますけれども、複数担当者制によって多様な視点が得られたり、ミスを防いだりすることに役立つと思います。先ほど御答弁の中で全体の課長会議の中で他の課の課長からも意見をもらう機会があるという話だったのですけれども、もちろん課長会議という他の課の課長から意見をもらうということも重要だと思うのですけれども、私はこの事務事業評価とか行財政改革というのは鹿追町役場の全ての職員に関わってほしいと思っています。課長や係長などが1人で評価を行うということではなくて、全職員で、課の全員でやっていただきたいと思います。そしてそれを職員になぜ何のためにこの事業をやっているのかを考えてもらう機会にしてもらいたいと思っています。職員は皆、目の前に与えられた仕事を一生懸命していただいてお忙しくされているとは思うのですけれども、そのことに長年満足して新しいいろんな発想が出づらくなっているのではないかと私の肌感覚ですけれども感じています。行政評価を仕事にさらに加えると益々仕事が忙しくなってしまうというようにならないように工夫は必要だと思うのですけれども、評価をしていって評価に携わることで仕事が整理されて廃止できる事業は廃止をされ、コスト意識や成果についても考えてやるべき事業に集中できるようになると思いますし、他の課からも評価をしてもらうことも効果的だと思います。それらのプロセスは全て職員の能力の向上にも役立つと思います。全ての職員で行政評価に携わって、内容についてももっと良いアイデアを出してもらうというのはいかがですか。

答弁 町長 喜井知己

いろんな角度からのお話をいただきました。事業評価の在り方、山口議員からも何点かお話をいただいたとおり、それぞれいろんな自治体があるようにそのやり方も本当に様々ということであろうと思います。達成度合いに応じて予算云々という話もそういった方式をとっているところもあると私も認識をしております。達成度合いに応じて次年度の予算云々というのはある意味有効な面もあると思っておりますけれども、なかなか達成度合いのみで次の予算に反映するという形でできる事業もあれば、なかなかそうはならない事業もあると思います。達成したからもうお金がいらないということには全体事業に簡単にはつながらないかと思っています。しかし様々なお話をいただきましたので基本は今の評価、1年をやったばかりでありますので、前段でお話をしたとおり改善点はできるだけ改善ができる形で検討をしていきたいと思います。当然職員は仕事をたくさん抱えて忙しいと思っていますけれども、この事業評価、できるだけ精緻にできるというのも必要だと思いますので、他の業務も十分考えてどこまで細かくやっていけるか慎重に考えていかなければならないと思います。評価に全ての職員が関わるのは現実的には難しい点もあると思いますが、評価の状況については全職員が見られる状況になっていますので、この評価が出た時点でそういったこともよく職員全体でもこの評価についての在り方を見ていくということはできるかなと思っていますので、いずれにしてもできるだけ重点プロジェクト等についての評価はしっかりやっていけるように順次取り進めていきたいと思います。

質問 2番 山口優子

この第7期、1年目の評価ということで出ていまして、第6期のときのように全ての事業について全部出していただいていたときよりもコンパクトにまとまっていて見やすく分かりやすい体裁に進歩はしていると思うのですけれども、これを町民の方が見たときに果たしてどの程度分かりやすいかという点でまだまだ改善できる余地はあるかなと思っています。今ホームページでPDFを貼っているということで、全職員が評価をもちろん見られますし、全町民も見ることができるのですけれども、職員に関して言えば評価を見ることができるということと、評価に参画することができるというのはまた別の話だと思うで、ぜひ課長 1 人だけのものにしてしまわないでそういう機会を設けて評価に参加していってほしいと思っています。評価の講評についてですが、町民に向けての話です。総合計画の策定のときに関してはとても多くの町民の方からの意見を取り入れて作られてきました。町のあらゆる事業をスムーズに進めるためにやはり町民の理解というものは必要だと思いますし、この事業評価は自治体運営の透明性を確保して町民への説明責任を果たすというような目的もあります。多くの町民に実情をよく理解していただいて限られた資源を有効活用し、町民満足度を上げていうという、理想かもしれませんけれどもそういうところを目指すことが重要だと思っています。講評の方法ですけれども、今ホームページにPDFが貼られているだけとあえて申し上げさせていただきますが、この状況では一体何人の町民の方の目に触れているのかというところに疑問があります。総合計画の審議委員は任期が終わったというお話でしたけれども、やはり審議委員についても作ったらそれで終わりということではなくて、その後も委員でなくても町民の一人として見守り続けていただきたいと思いますし、他の町村でもそういう総合計画審議委員との会議をもってこの評価を見ていただいて、その上で様々な要望やアイデアを出していただいているということです。先ほど町長の御答弁で必要性は感じているということだったので、ぜひそういったことも取り入れていただきたいと思いますがいかがですか。

答弁 町長 喜井知己

職員間での評価の在り方、あるいは現在の評価の講評の在り方についてもいろいろ御提案をいただきました。これらの点についてはまた内部でよく話をしていきたいと思っております。そして策定委員メンバーとの意見交換ということでありますが、お答えしたとおりそういった必要性も感じておりますので、実際どういう形でやることが可能なのか、それらも含めてこれもしっかりと研究してまいりたいと思います。

質問 2番 山口優子

鹿追町がやってきた仕事に対して批判的な目で見ているというわけではなくて、やってきたことがちゃんとあるのであれば、その成果もきちんと公表していくということが大事だと思いますし、事務事業評価については総合計画の進捗の状況ですとか事業の目的・方法・成果を明らかにするものであって、その後事業の優先度を見直したり改善したり廃止の判断をしたり、今後の方向性を整理していくものにしてほしいと思っています。この評価を活用して今後の方向性を整理するというものになってほしいと思っています。その結果を公表して町民から評価をいただいたり、他の委員による外部からの評価をもらったりして町の事業をより理解してもらうということで、より効率的に改善していけるものだと思っています。ぜひこの評価調書の内容をもっと充実させたものにしていただいて、4年に1度の見直しということではなくて、ぜひ毎年毎年改善していってほしいと思いますがどうでしょうか。

答弁 町長 喜井知己

いろいろ御提案をいただきました。繰り返しになりますけれども、評価、1回やってみて改善点もございますので、問題点を整理して、特に評価の指標等いろいろ課題が見つかりましたので、そういった面も含めてしっかりと検討をしていきたいと思っております。

質問 2番 山口優子

前向きな答弁をいただきましてありがとうございます。ぜひ期待していますので、よろしくお願いします。終わります。

出典:鹿追町議会 令和3年第4回定例会 2021年12月15日 議事録 PDF(17ページ) 間違いを知らせる