鹿追町議会 令和2年第2回定例会 2020年6月24日
危険木処理の対応について
2020年6月24日、鹿追町議会の一般質問で、狩野正雄議員が「危険木処理の対応について」質問し、町長 喜井知己、建設水道課長 大上朋亮、総務課長 渡辺雅人が答弁しました。
- 質問者
- 狩野正雄 議員
- 答弁者
- 町長 喜井知己、建設水道課長 大上朋亮、総務課長 渡辺雅人
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 8番 狩野正雄
議長のお許しをいただきましたので、通告に従い一般質問をいたします。標題は、危険木処理の対応についてでございます。要旨を述べます。強風による倒木で被害が発生し、伸びた枝葉が隣接地に覆いかぶさるようになるなどでトラブルが発生しております。この背景には、高齢になり樹木の管理ができなくなる人が増えてきていることもあると思われます。重大な事故は発生していなくても、同意なく木を処分した場合には損害賠償が求められることもあり、今後いろいろなケースを想定して対応していく必要があると考えます。1、倒木等の危険性があると判断したとき、所有者にする対応、行政の処置。2、危険木と判断する基準(目安)はあるか。3、隣接地までに伸びた枝や倒木の恐れがある危険木除去について、町に相談や要請を受け付ける窓口は。4、町が管理する街路樹の剪定や芯止めについて、どのような基準を設けているか。以上。
答弁 町長 喜井知己
狩野議員からは「危険木処理の対応について」と題しまして、4点御質問をいただきましたので、順次お答えさせていただきます。まず1点目の「倒木などの危険性があると判断したとき、所有者の対応、行政の処置」これについてお答えします。危険木が個人の所有であれば、当然個人の責任において処理していただくということでありますけれども、これは状況に応じて町も指導あるいは助言を行う、これは必要な処置を取ることもあると考えています。また、町が管理する街路樹などが危険を及ぼしている場合は、当然早急に対処するということでありますけれども、日頃から管理を徹底し危険な状況に至らないように努めるということが必要だと考えています。2点目の「危険木と判断する基準(目安)はあるか」についてお答えをいたします。現在、町では明確な基準というのは規定しておりませんが、他の自治体における基準を参考に評価し、樹形、それから枝の枯損、枝葉の密度、葉の色、病害虫、剪定、腐朽度等により総合的に判定し、適切に対応していきたいと考えております。3点目の「隣接地まで伸びた枝や倒木の恐れがある危険木除去について、町に相談や要請を受け付ける窓口は」についてお答えをいたします。民有地同士の場合には当然民事に該当する事柄でありまして、当事者同士の話し合いで解決されるのが基本であると考えておりまして、町としてできる処置、対応というのは限られているところでありますけれども、必要に応じて助言を行うなど適切に対応をしていきたいと考えています。4点目の「町が管理する街路樹の剪定や芯止めについて、どのような基準を設けているか」についてお答えをいたします。街路樹は町道ストニィプレイン通りなど6路線に植樹帯を設け植栽をしています。街路樹は、道路法第2条第2項におきまして、「道路の構造の保全、安全かつ円滑な道路交通の確保その他道路の管理上必要な施設または工作物」として道路管理者が設置する並木や街路灯、道路標識等と同様に「道路の附属物」であり、景観向上、生活環境保全、緑陰、いわゆる木陰の形成、交通安全、自然環境保全、防災などの役割を果たしていますが、その半面「枝や葉で日陰になる」「落ち葉がごみになる、歩道でスリップする」等といったデメリットもある状況であります。このような状況のなか街路樹の維持管理を行なっているところでありますけれども、「剪定及び芯止め」につきましては、道路法第 30 条及び道路構造令第 12 条に規定されております「建築限界」を目安としています。建築限界とは、「道路上の安全な通行を確保するため、車道から 4.5 メートル、歩道から2.5 メートルの高さの範囲内に支障となる物を置いてはならない」という内容であります。街路樹は道路の附属物として、信号機やガードレールと同じ扱いとなりますが、決定的に異なるのは街路樹が生き物であるということであります。そのため、街路樹は単なる「道路の附属物」ではなく、様々な機能を期待され植樹されていますので、剪定、芯止め等にも十分配慮し、歩行者や道路利用者の安全を確保し、維持管理に努めてまいりたいと考えておりますので、御理解をお願い申し上げまして答弁といたします。ありがとうございました。
質問 8番 狩野正雄
最近、ここ数年大雨による橋や道路の流出など、災害の原因に河川に繁茂している雑木が問題となっております。今年になって然別川パークゴルフ場とか、役場周辺の楡の大木、それからエゾ松の大木、それも切りました。また、鹿追橋や万代橋の雑木も河川の域内で整備しました。住民からはとても明るくなった、景観が良くなった、今度の花火が楽しみだという声が寄せられております。このことは、先日の町長の行政報告でも話されましたけれども、5号の河川管理者である国や北海道にお願いして、水害のない、町が安全な地域になる地域づくりをぜひ進めていっていただきたいと思います。また、万代橋の整備には地元の建設会社の協力もあったと聞いております。本当にありがたいことだと思います。特にパークゴルフ場においては、樹齢おそらく 100 年以上になる楡の大木を伐採したわけですが、この木を切るには大きな決断があったかと思います。そこで、全体で役場の前を含めて何本くらいの木を切られたのか、それから然別川の河川管理の除去する予算はどのくらい毎年見込まれているのかお聞きします。
答弁 建設水道課長 大上朋亮(建設水道課長は2024年12月まで)
狩野議員の御質問にありました然別川パークゴルフ場についてですが、倒木の恐れがあるなど、花火大会の懸案もあったということで、今年の2月にパークゴルフ場内は 14 本木を伐採させていただいております。あと、然別川に関する今後の予算についてですが、先日5月8日に要望し、6月 11 日に十勝総合振興局の正副振興局長に回答を得られております。今年からしゅんせつ推進事業を活用して事業費は大幅に増大になるというお話を聞いている内情でしたけれども、具体的に今後5年間に向けての事業費については明確に提示がなかったものですから、今後確認してお答えさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
質問 8番 狩野正雄
然別川パークゴルフ場の楡の大木を見ますと、中心部分が腐っているのです。側はしっかりしているのですが、そういう木が成長すると中が空洞になって見た目では分からないような木の状態にどんどんなる、中には木の性質によっては、科の木は中が空洞化するのは常識な、そういう樹木もあるのです。そこで住民から言われたのは、町道北5線7号に行ったときに、ヤチダモの大木があります。道路の半分くらいにオーバーハングでかかっています。そこを通る人は皆分かると思うのですが、枝葉をどんどん伸ばしています。根本は民地です。この木は所有者が対応しなければならないのですか。高圧電線が木の間を通っております。6,600 ボルトかな。この道は大型車、大型トレーラーが町内で一番通る、7号というのは産業道路です。そこにこの木は安全だと判断しているかどうか。あと何年この木が通行の妨げになるようなことが起きないのか、という保障を考えているのか。安全をこの木に対してどう判断して、パトロールはびっちりやっていると思うのですけど、民地に生えた木は、それは個人がやらなくてはいけないのか、また、通行量の多い道路管理者がやらなくてはいけないのか、どう判断しますか、そこをお聞きします。
答弁 建設水道課長 大上朋亮(建設水道課長は2024年12月まで)
ただいま御指摘のありました民地から道路用地に枝等が出ている場合のお話だと思うのですけど、基本的に民地からの木ということになれば基本的には所有者の方が対応ということになっておりますが、現在過去の例を見ましても、どうしても道路に支障のある部分については、木の所有者と協議させていただきまして剪定等を行なっていくのが現状でございますので、それで所有者と協議を進めながら道路用地にかかる部分については対応してまいりたいと思います。以上です。
質問 8番 狩野正雄
この木はヤチダモですから植えた木ではないのです。自然にそこに生えた木がどんどん大きくなって 100 年たってああいう状態になっている。だけど木というのは絶対大丈夫かというとそんなことはないのです。昨年かな、瓜幕小学校に白柳の大木がありました。非常に生き生きした木です。ところが瓜幕小学校の校庭に太い枝がある日落ちたのです。こういう例があるのです。たまたま子供たちがいなかったから何でもなかったけれども、まさか落ちるような木ではないと誰もが見えている、だけどもどこかで自然はそういうことが起きる。また先ほども同僚議員が聞いていますが、倒木によって停電が起きた地域もあるということもありました。だからこれはあなたの土地に生えている木だから、あなたがやりなさいというのは酷ではないか。行政がやらなくてはあれだけ交通量の多い道路に個人では無理だと思うのです。それに、電力線が通っているから北海道電力でやりなさいというのもどうなのか。北電も一生懸命に切っていますよ、安全に剪定している。だけども、道路管理者である責任もこの際考えていただかなくてはいけない、後でまた別の観点から提案しますが。もう一つは町に相談があったかどうか分かりませんけれども、アートロードの商店街にポケットパークが2カ所ございます。管理をアートロード商店街がやっているのです。そこに設置されている藤棚、パーゴラがあります。これも2メートル 50 以上の高さにある藤棚です。そこに何年もたつと藤の木というのはがんじがらめに巻き付いて、素人ではとても剪定などできません。ましてや高いところにある藤の木です。それを管理者が商店街だからやりなさいといってもこれはできないという声も商店街から寄せられました。そういう声、寄せられたものに対してやはり相談の窓口を作っておく、それから協働のまちづくりを進める上で、町も地域と一体となって、個人の所有物かもしれませんが、そういうことを考えて協働のまちづくりの観点から剪定に協力するとか、そういう考えはないでしょうか。
答弁 町長 喜井知己
お答えをいたします。先ほどの道路の関係ですけれども、恐らく道路等でよくあるのは交差点付近で民地の木が見づらい、そういったケースがよくある話でありまして、その際にはあなたの木だからあなたが切ってくださいと、そういうことではなかなか現実は解決しませんので、今までもその辺についてはもちろん個人の民地に生えている木を勝手に切るわけにはいきませんから、連絡を取りながらそれについてはきちっと対応していると思っておりますので、今後もその考えには変わりはありません。今お話のありましたポケットパークについてもそういう相談があったという話は聞いておりますので、管理委託しているから全部あなたでやりなさいという対応はしていないと私は思っております。
質問 8番 狩野正雄
そういった相談にも親身になって、どういうふうに処理したら良いかということを皆で考えて方向性を出していく必要があるのではないか。それと、先ほど河川の樹木が非常にすっきりして良いわけです。この管理方法で鹿追モデルというのをこれから考えていったらどうかなと思います。雑木といえども 30 年 40 年たつと巨木になります。そういう時になったら大型重機、それから専門の作業員でなければ手がつけられなくなります。だからまだくるぶしぐらいの太さになっている段階で、手のこで処理できる段階で整理していけば、本当に簡単にできるのです。特に農地再生整備事業で明きょを整備されました。今も瓜幕でやっていますけれども、笹川も中鹿追も明きょが5年、10 年たつと柳が繁茂してきます。そのままだと柳も太くなります。だから、そういう手のこで処理できるうちにやれば地域の人の協力も得たり、然別川を愛する会とか、さくらの歩道を回るゆうほ村とか、そういう人たちも積極的に関わって小さいうちになるべくやろうということで、今度の6月 29 日には河川に繁茂する木の処分とか草刈とか、そういうことも計画されています。こういうことのヒントは実は山口県の秋吉台にジオパークで行ってきました。その時に現地のガイドさん、案内してくれた人から秋吉台のカルスト台地の景観を守っているのは、毎年春に全住民が出て総出で山焼きをするそうです。山焼きを1回でも欠かしたらとんでもない負担になるから連綿と続けられてきたのです。そのことで雑草がはびこるのを防いだり、害虫を防いだり、それから外来種の雑草とか木を生えなくしたり、そういうことが大事なんだよと、ジオパークを維持するためにはそういうことをコツコツと積み上げていくことが地域の発展に、そして環境保全につながると勉強をさせていただきました。せっかく景観が良くなった然別川の環境を鹿追モデルとしてやる考えは、町長いかがでしょうか。
答弁 町長 喜井知己
お答えをいたします。先ほどの質問の中で相談を受ける窓口云々の話がありました。ケースバイケースで所管する部署が違うケースもありますので、それぞれの担当のところで相談には乗らせていただいているつもりでもありますし、今後ともそういう方針でと思います。あと河川の管理、河川関係のそういうところに限ったお話なのか、全体的な樹木という観点もあろうかと思いますので、先ほど山口県の例もお話でいただきましたので、いろいろな観点から研究をしていきたいと思います。昨年度然別川もそうですし、役場の庁舎前の相当大きな樹木も今回思い切って伐採をさせていただいたんですけど、大きくなればなるほど機械がいるだとか危険性が多いだとかということで、処理する経費も多額になります。かといって何でも切ってしまっていいということでもないということもあると思いますので、その辺の兼ね合いもありますのでいろんな角度からしっかりと考えていきたいと思います。
答弁 総務課長 渡辺雅人(総務課長は2021年3月まで)
御質問の最初だったと思いますが、役場の前の木の伐採です、何本したかという御質問にまだ答えていませんでしたのでお答えをいたします。昨年の冬に伐採をさせていただいて、近年の暴風雪等で危険があると判断をした木8本、役場前の木を切らせていただいたということであります。以上です。
質問 8番 狩野正雄
大木、巨木というのはだんだんと無くなってくるんですけれども、非常にこれからそういったものが貴重な資源にもなったり、そういうことも木も将来切った後、新しい命を生み出すようなことも考えていく必要があると思うわけですけれども、ここで一つ提案ですがこういう記事を見つけました。北海道新聞か何かだったんですが、渡島管内の福島町という所で危険木から町民の生命、財産を守るという条例をこの4月から施行したそうです。内容につきましては、町が危険と判断した場合、所有者に伐採とか勧告をしたり、勧告を受けて伐採処分した費用を福島町は補助するそうです。それから危険を及ぼす恐れがある時は所有者の同意がなくても枝切りなどの処置がとれるという福島町独自の条例を作ったそうです。こういうこともこれから研究していく必要があるのではないか。そういうものに対しては最大 20 万円半額補助をすると。費用がかかるわけですから、そういう費用を補助するというものも含んでいるそうです。こういった環境づくりの条例というものもこれから研究していく必要もあるのではないかと思いますがいかがですか町長。
答弁 町長 喜井知己
道内の福島町の事例を今お伺いいたしました。そういう条例の制定に至った多分経緯もあったのだろうと思います。枝切りの関係についても条例でそこまで定めているということでありますので、内容は私も承知していなかったものですから、しっかり事例を研究していきたいと思います。
質問 8番 狩野正雄
4番目で街路樹のことを答弁いただきましたが、その中でこれからは街路樹の剪定をもっと勉強するべきではないかと思います。いつも思うのは、例えばピュアモルトクラブハウスに行くS字カーブの道路、あそこに白樺の木が植わっているのです。白樺というのは 10 メートルも 20 メートルも伸びるわけです。こうなると手がつけられなくなる。だからそういう白樺もそういう木として必要だと思って、景観上考えているのかも知れませんが、そういう市街地の景観を考える時にどういう木を植えたらいいのか、そういうのももっともっと勉強していく必要がある。私の住んでいるいずみ野区では片方にはナナカマド、片方にはプンゲンストウヒ、これは松の一種なんですけれどもちぐはぐだという声もあるのです。どういうコンセプトでこれを植えたのかなというか。除雪に来た時に押し付けてきて倒れてしまう場合もある。だからそういうものをシミュレーションして 20 年後、10 年後はこういう樹形になるという、今パソコンで予想できるからそういうことも、例えばよく考えたと思うのは、隣の音更町では街路にカツラの木が植わっているんです。それからこっちの通りは銀杏の木、あとはメイプルだとかそういうこんもりする樹形になる木を研究していくべきであるという、そういう提案を町からして、大抵造園会社が提案するのかもしれませんが、どういう将来の潤いのある町にしていくか、共にしていくかというのをこれからもっとすばらしい感覚でやることが必要ではないかと思いますがいかがでしょうか。
答弁 建設水道課長 大上朋亮(建設水道課長は2024年12月まで)
先ほどの狩野議員から御指摘がありましたピュアモルトクラブハウスの付近ですけれども、元町西通りになりますが、ここは白樺の木が植栽されて樹高も高くなり、標識等一部かかっている部分については現地では確認していますので、この部分については先ほど申し上げました建築限界と照らし合わせながら支障のないように対応を考えていきたいと思っております。また、ここの部分白樺の木につきましては、周囲に白樺の木が多いということでそれに合わせて当時植栽したという経緯がございます。あと狩野議員お住まいの付近のお話ですけれども、工事をやった年度が相当離れているといった経緯もありまして、東側についてはナナカマドが現在植えられていると思うのですけれども、西側についてはプンゲンストウヒということで、今後も景観等も考えながら樹木の選択といいますか、その辺については勉強してやっていきたいと思います。剪定の方法も剪定等のマニュアル等もありますのでそれと照らし合わせながら順次行なっていきたいと考えていますのでよろしくお願いいたします。
質問 8番 狩野正雄
はい。