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鹿追町議会 平成29年第2回定例会 2017年6月16日

鹿追町産業研修生のあり方について

2017年6月16日、鹿追町議会の一般質問で、山口優子議員が「鹿追町産業研修生のあり方について」質問し、町長 吉田弘志、農業振興課長 菅原義正が答弁しました。

質問者
山口優子 議員
答弁者
町長 吉田弘志、農業振興課長 菅原義正

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 1番 山口優子

議長の許可をいただきましたので、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。標題、鹿追町産業研修生のあり方について。鹿追町の産業研修生受け入れ事業は1998年8月に始まり、今年2017年度も20回目となる研修生11名を受け入れた。この間、毎年10人前後、計212人の産業研修生が町外から移住し、農業などの研修を積んだ。1年間の研修期間修了後も町内に残り18組が結婚したり、また、農業従業員や店舗スタッフなど、さまざまな場所で活躍している。2018年には20周年を迎えるこの事業が、働き手としての研修生である一方、人的交流も増え、移住促進やまちの活性化に貢献する事業だと思いますが、以下4点について町長のお考えをお聞きします。1、今までのこの事業の評価、今後の産業研修生のあり方についてはどのように考えているか。2、1年の研修修了後にも町内に残りたいという人が沢山いる。就職のあっせんや、住居探しのサポートの状況は。3、町内や近隣に住んでいる元産業研修生には、OG会メイプルという会があるが、地元に戻った人については何もないので同窓会を立ち上げてはどうか。元産業研修生は地元に帰ってからも鹿追に遊びに来たり、鹿追を第二のふるさとと思ってくれている人も多い。年に1回程度会報を郵送し、観光の情報や従業員募集のお知らせ、ふるさと納税の呼びかけなどをしてはどうか。4、20周年を迎えるにあたり、記念事業などを検討する考えは。

答弁 町長 吉田弘志(町長は2019年3月まで)

山口議員からは、鹿追町産業研修生のあり方についてと題しまして質問いただきましたのでとお答えをいたします。現在の産業研修生受入事業は、平成10年のピュアモルトクラブハウス完成に合わせ受け入れを開始し、本年度で212名の研修生を受け入れ、各農家において農業研修を行なっております。また、研修後も鹿追町に残られて就労などされる方もこれまで41名おられまして、そのうち18名が農家の後継者と結婚されているという状況でございます。町としても、研修生の年齢要件の引き下げ、あるいは研修祝い金制度、あるいは就業祝い金制度等々を新たに条件環境整備をいたしまして、研修生の確保に向けての対策を講じてきております。近年の全国的な労働力不足の中でもこれらの効果もあり、平成28年13名の方がおいでになっておりますし、平成29年については11名の受け入れ人数となっております。さて、1点目の今までの事業の評価、今後の産業研修生のあり方についてどう考えるかという質問でありますけれども、本事業につきましては、産業後継者対策として、また研修ではありますけれども農業担い手として、さらには議員おっしゃるとおり、単なる研修だけではなくて人的交流やまちの活性化などいろいろな面で大きな成果を挙げているものと考えておりますので、現在本町においては、この制度はなくてはならない制度と評価をしているところであります。今後もこの制度については、一層内容を充実をさせながら継続してまいりたいと考えております。2点目の研修修了後の就職のあっせんや住宅探しのサポートの状況についてでありますけれども、近年研修後も鹿追町に残られる研修生も多くなってきており、平成26年度生では5名が、また28年度生にあっては8名の方々が、鹿追などの農業あるいはその他の従業員として鹿追町において就労をしております。このことは受け入れを行なった農家や町の対応が高い評価を受けていることや、あるいは鹿追町の町民との関係、こうしたことについても好意を持って評価を受けている結果だと、このように思っているところでございます。鹿追町に残りたいという希望のある方については、担当職員が就職や住宅探しなど、相談を受けながら対応をしておりますし、研修生の希望する職場に就職できるよう努力をしているところでございます。また住居についても先ほども申し上げましたが、農業体験宿泊施設を鹿追町では6戸、瓜幕地域では4戸を建設しておりまして、これらの施設や町営住宅、民間住宅を紹介するなど支援をしているところであります。その他に農家であれば従業員住宅への整備、これらについての支援も行なって、できるだけ良い環境の中で鹿追に残っていただく、こういうふうに努力をしているところであります。次に3点目の同窓会を立ち上げてはどうかというご質問でありますけれども、OG会メイプルに対しまして、毎年町は助成をしておりまして、この団体が同窓会であると認識をしておりました。同窓会などの団体は、本来自主的に設立し活動を行う任意団体でありますので、町が主体となって設立することが適当であるか多少の疑問を持つものでございます。しかしながら、議員おっしゃるとおり産業研修制度やふるさと納税、町の話題など全国各地のOGの皆さんにPRをしていただくことは誠にありがたいことではありますので、設立をするための相談、あるいは支援については十分対応をしてまいりたいとこのように考えております。4点目の20周年を迎えるにあたりまして、記念事業などを検討する考えはあるかということでありますが、今のところこうしたことについては特別な当事者からの動きもないということから考えてはおりませんけれども、しかしご案内のようにピュアモルトクラブにつきましては、本年度20周年記念の事業を現在計画をしておりますので、これらと併せてそうした記念事業がどうあるべきかについてはOGの現在の会員の皆さん方とも相談をして、できるのであればご協力を申し上げたいとこのように考えているところであります。以上、答弁に代えさせていただきます。ありがとうございました。

質問 1番 山口優子

ご答弁ありがとうございました。この事業に関しては町長もおっしゃるとおりに産業後継者の対策というところから発生はしているかと思いますけれども、農業の人手不足の解消などいろいろな目的があると思います。この中で私はもっとこの移住定住の促進という部分にもう少し力を入れていってはどうかという趣旨でこの一般質問のテーマとして取り上げさせていただきました。この制度に応募して来られる方は、農業がしたいですとか大自然の中で暮らしたいとか、そういう希望で鹿追町に選んで移住して来てくれている訳ですけれども、ほとんどの皆さんが鹿追町に1年後も残りたいというふうにおっしゃっていただいています。研修中の1年間はいろんなイベントに参加もできるし、鹿追町の人たちは皆フレンドリーで優しいし楽しいと。人とのつながりもできて皆さん残りたいと思ってくれる人が多いです。これはその産業研修生、研修が目的ではあるんですけれども、この毎年来てくださる10人の方を鹿追町のファンとして育てているようなそういう意味のある事業かなと思います。一度は地元に帰っても、やっぱり鹿追町が良いと言ってもう一度数年後に戻ってくるという人も結構います。平成26年度においては5名が残り、平成28年度においては8名が残ってくれているということですけれども、こういう良い状況ができたのは、やはり町の受け入れ体制とかが整ってきたおかげかなと思います。産業研修生の人に実際話を聞くと、やはり住宅と仕事探しに困っているという人が多いんですけれども、この仕事の面と住宅の面がちょうどうまくいったので8名の方が残ってくれるという結果になったと担当の職員の方からも産業研修生の人たちからもお聞きしました。やはりピュアハウスは1年で出なければならないので、住宅についてはやはり若い女性に定住、永住してほしいというふうに鹿追町が思っているのであれば、住環境の向上というのが欠かせないと思いまして、今町内に市街地に6戸、瓜幕に4戸あるというお話でしたけれども、住まいの質の向上とか、ずっとここに住んでいたいなと思えるような部屋を提供していくということが大事かなと思います。後継者対策というだけの見方ではなくて、永住するかもしれない新しい町民というふうに思ってほしいなと思います。地域行事やイベントとかに積極的に出てくる人というのが、やはり1年後も鹿追町に残りたいというふうに言ってくれるという可能性が高いと思いますので、イベントや行事に出てきてもらうようになればそこで人とのつながりもできて定住につながっていくのではないかと思います。これは研修生だけに限る必要はないと思うんですけれども、若い移住希望の方、現役世代の方とか高齢者の方で移住希望している方にも町内会などに入ってもらって、地域活動やボランティアなどに参加してもらって、それを地域活動参加を条件に地域通貨やポイントを付与したり、家賃割引するなどの試みが他の自治体でも行われていますけれども、移住促進を進めるためにこういった地域活動の参加を条件に家賃を割引するなどのそういう方法も研究や検討をしていただきたいと思いますが、その点についてお伺いします。

答弁 農業振興課長 菅原義正(農業振興課長は2020年3月まで)

お答えをいたします。今山口議員さんがおっしゃられたとおりですね、産業研修生と来られた方々については意欲を持ってですね、鹿追町に溶け込むようにしていきたいということで農業をやりたいということで、経験をしたい、自然の中で生活をしたいということで意欲を持って来ていただいている方でございます。ただ、その中でですね、本当は就職をしたいということであるんですけれども、自信もないということでこういう産業研修生に一度応募をしていただいて、1年間勤め上げることができたらまたやっていきたいということで、お試しの期間もございまして、それに応募をされる方がいらっしゃいます。ほとんど28年度8名残っておりますけれども、当初来られた時は自信がない、ちょっと試してみたいんだという方が大勢いらっしゃいまして、1年で帰る方、という話の方も今年については残っていただいてやっているところでございます。ピュアモルトの1年間の研修につきましては、イベントもですね各行事、鹿追町の行事にも出ていただくように、それがカリキュラムの中に入っているということでやっております。その後も1年後につきましてもなるべく話ができるように一応現研修生、それからその前の研修生と一緒に出ていただけるようにですね、いろいろ周知をさせていただいているところでございます。あと、町からも先ほどお話がありましたように、1年後また鹿追町で就職をしていただいたら、また来てから2年後になりますけれども、3年3万円の助成金を助成したりですね、いろいろ町としてもやっているところでございます。住宅につきましても鹿追に6戸、それから瓜幕に4戸ということで、基本的にはピュアモルトの生徒、次の1年でピュアモルトクラブハウスは出なきゃなりませんので、ピュアモルトの生徒を優先的に入れていくということで住宅の方を確保しているところでございます。助成制度につきましては今後検討していきたいなと、理事者とですね、話をして、そういう制度が良いのか検討させていただいて決めていきたいなというふうに思っております。

質問 1番 山口優子

研修生に話を聞きますと、住宅のあっせんについては相談に乗ってくれたり、一生懸命探してくれたりという話なんですけれども、やはり就職先を自分一人で探さないといけないのが大変だという声を比較的よく聞きます。研修修了後も鹿追町内に残りたいという希望にいかに応えていくか。就職の希望に対応できるような受け皿作りで具体的な方策を考えていただきたいなと思っていまして、例えばその研修期間の修了の数カ月前からピュアハウスの掲示板に住宅の情報とか、求人の就職の情報などを貼り出すなど、あとは一元化した窓口の創設などを提案したかったのですが、今月ちょうど鹿追町でも役場が求人情報をまとめる就職の紹介所を作るということで、とてもいいことだなと思います。一般の町民にとっても移住希望の方にとっても求人情報がまとまっている一つの窓口というものがあるのはすごくいいことだなと思います。あと、産業研修生について受け入れる農家さん以外の方、例えば商工業者の方、お店とかレストランとかの人などは産業研修生の制度は自分たちにはあまり関係がないというふうに思っている人が多いかと思うんですけれども、産業研修生はお店やレストランのスタッフになったり、また、今介護職に就いている方もいますし、過去には保育士として鹿追町の保育園に勤めていた人もいたり、役場の職員になった方もいたりと色々いらっしゃいますので、今、商工業者の方でも農業の現場でもその他の事業所でも人手不足だという声をよく聞きますが、例えばその方々はピュアモルトの産業研修生、卒業生が4月から就職先を探しているということを皆さんあまりご存知ないのかなと思います。研修期間修了後はうちで働きませんかみたいな呼びかけを研修生相手にもう少ししてもらえるような、事業所の方についても周知や告知、広報などが必要かと思いますが、その点についてお伺いします。

答弁 農業振興課長 菅原義正(農業振興課長は2020年3月まで)

お答えいたします。議員おっしゃられるとおりですね、今年の研修生につきましては、農家さん、大体それまで研修をされていた農家さんにそのまま引き続いてやっていくということが多いですが、まれに今年については農業ではなくて、違うところに行きたいということで福祉施設に行っている方もいらっしゃいます。研修中も畑作から冬ですか、冬はレストランの方に行かれている方もいらっしゃるところでございます。今あの職員の方では個別にですね希望を聞きまして、そのまま継続してその農家さんにいるとか、そういう希望もございますので、その話を農家さんの方に話をしたりしていろいろございますので、引き続きになる場合もありますし、それもマッチングの部分もございますので、違う所に、農家さんに行った方もいらっしゃいますので、今就職等々につきましては、個別に対応させていただいているところでございます。住宅についても今、先ほど言いましたけれども、鹿追に6戸、それから瓜幕に4戸という形につきましては、優先にピュア生を入れているということで、大体3年ぐらいをめどに優先に入れていったらどうだということで運用しております。その後については、町営住宅だとか民間の住宅に移っていただくという形で今進めているところでございます。あと、就職の方はやっぱり大変だということでございますので、先ほどお話のありました無料紹介所も含めましてですね、今後そういうのを活用しながら紹介をしていきたいなというふうに思っているところでございます。以上です。

質問 1番 山口優子

研修生自身の希望もちろんきめ細かに聞いて対応していただいているということは重々私も承知をしております。ただあの、いろいろこういう求人が沢山あるよとこちらから提示してあげて、その中で選んでもらうというような方法も必要かと思いますので、提案をさせていただきました。1年間の研修の内容についてなんですけれども、今その受け入れ農家さんでは毎日現場でしっかりと研修をしていただいているという状況なんですけれども、受け入れ農家さん以外での研修、例えば視察であったり座学であったり、そういう研修の状況はどのようになっていますか。

答弁 農業振興課長 菅原義正(農業振興課長は2020年3月まで)

農家さんだけの研修だけではなくて、それぞれピュアモルト、それからイベントも含めまして、月に1回程度は研修という形でさせていただいています。いろいろ家畜保健所の方で病畜の関係の研修だとか、それから札幌に研修に行ったりとかですね、いろんな話しを聞いたりとか、大体割合といたしましては月に1回程度研修を設けさせていただいて研修をしているところでございます。

質問 1番 山口優子

月に1回程度研修をしていただいているというお話なんですけれども、実際研修生に聞きますと、実はもっと農業を学びたいんだという気持ちがある方が結構いらっしゃいます。他の経営形態の農場を見てみたいですとか、例えば酪農でもつなぎからパーラーからロボットからありますし、畑作でも他の作物の農業体験や農産物の加工などをもっとしたいんだと言ってくれるような意欲のある研修生の話をよく聞きます。単なる農業生産だけに留まらないような興味や関心を持っている意欲的な人が多いなという印象です。受け入れ先以外の他の農家さんももっと見てみたいし、見学して勉強もしてみたいと。そういった意欲に応えられるだけの研修の機会が今はまだそういう声が出てくるということなので、まだ十分に応えられていないのかなと思いますし、例えば産業研修生として鹿追町に地元から離れて移住してくるわけですけれども、そういった方々はやっぱり今後の将来のライフプランですとか、今後自分はどうしていきたいのかという人生のプランをキャリアなどを描くことというのが難しいと思います。農業や農業に限らなくてもその他の分野に就業した女性、これは産業研修生の卒業生だけに限らないんですけれども、そういう人から直接話を聞くような機会の提供ですとか、研修の場が必要であると思います。地域農業の担い手確保という観点もありますし、地域社会の担い手として育てるという意味もあります。1年ではなくて、人材育成には時間がかかるかと思いますので、3年とか5年とかそういう期間を長い目で見ていただければいいのかなと思います。一定の公的な支援も必要かなと思います。農業はわが町の基幹産業ですから、公的な支援をもう少し充実していただく方向に検討していただくお考えはあるかどうかお伺いします。

答弁 町長 吉田弘志(町長は2019年3月まで)

山口議員から非常にあのさまざまな意見が出されております。総じてですね、本当にあの必要なことだなと、十分行き届いていないところ多々あるというふうに思っております。町としてもですね、この制度非常に大事ですから、これからもしっかりと評価をしながら育てていかなきゃならん、継続をしなければいけない、そんなふうに思っておりますけれども、今おっしゃられるようなことはですね、今の制度の中でどれくらいできるのか、個々の受け入れ先の農家の考え方もですね、こうした研修という視点での捉え方、これがどれだけ理解をされているか、やはり集合して研修をするという、あるいは新しい形態の農業、違った所を見るとしても、そうした時間が確保されなきゃならないわけでありますけれども、そうしたものがですね、今の制度の中で確保できるかどうかも含めてですね、よく考えてみる必要があるなというふうに思っております。私はあの比較的就職にしても住宅の問題についても担当はですね一生懸命やっていると、そしてそう不都合はないのかなと思っておりますけれども、しかしまだまだし足りない、十分周知をしていないなという感じはしておりますので、それも含めてですね、今後町としてどういうふうにすべきかについてしっかりと考えて対応していきたいとこのように考えておりますので、ご理解をいただきたいというふうに思います。

質問 1番 山口優子

ぜひあの毎年これだけの若い女性の方が鹿追町に来てくれるという、そしてその後移住、定住を考えてくれるということはわが町の大きな財産だと思いますので、ぜひ今後とも力を入れていっていただきたいとお願いをして、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。

出典:鹿追町議会 平成29年第2回定例会 2017年6月16日 議事録 PDF(48ページ) 間違いを知らせる