みんなの議会

士別市議会 令和7年第2回定例会 2025年6月17日

渡辺市政の約4年間を振り返って

2025年6月17日、士別市議会の一般質問で、大西陽議員が「渡辺市政の約4年間を振り返って」について質問し、市長 渡辺英次が答弁しました。

質問者
大西陽 議員
答弁者
市長 渡辺英次

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 12番 大西陽

それでは、この機会に渡辺市政の約4年間を振り返ってみたいと思います。この間、市民が市政に対する満足感を十分得られてきたのかを視点として質問いたしますので、市長の御所見を伺いたいと思います。渡辺市長は、2009年以降、3期12年間にわたり市政のかじ取り役を担った牧野勇司前市長の勇退に伴い、2021年9月の市長選挙において、市政の継承を訴える相手候補に対して、民間の視点を取り入れた元気な市役所づくりなど、変革を訴えてこの選挙戦を制し、第3代の士別市長に就任されました。本年9月に1期目の任期を迎えることから、この約4年間の市政運営に対する内容について、冒頭申し上げたとおり、少し振り返ってみたいと思います。任期の半分は、新型コロナウイルス感染症の対策が最優先であったことから、行政課題として引き継いだ財政健全化実行計画の継続もあり、大きな成果を上げることは困難だとの指摘もありますが、今回、多くの課題の中で大きく5項目に絞ってその内容を伺ってまいります。まず、政治姿勢についてです。市長は、選挙に臨むに当たって市民に提示した政策骨子で、市民が豊かにいつまでも安心して暮らせるまちづくりを行うとしており、この約束を果たすための基本姿勢は、より多くの市民参加を促すことはもとより、多くの機関や団体との連携が極めて重要なことで、そのためのいわゆる政治スタンスは、一党一派に偏ることなく、あくまでも市民党が望ましいと思っております。もちろん選挙戦では様々な政党や組織からの支援を求めることは当然のことであります。ただ、その任に就けば、全方位的な振る舞いが必要だと考えますが、市長の見解を伺います。次に、行政運営と市民参画の姿勢についてであります。昨年11月15日、事務事業アセスメントによる対象事業の廃止、縮小に加え、2017年から取り組んでいる公共施設マネジメント基本計画に基づく1期9年の最終年度の対応方針として、対象施設の統廃合案を示しましたが、進めるに当たって、事前に市民や関係団体との協議が十分ではない中での方針表明となった感は否めなく、今年2月に開催されたまちづくり懇談会では、多くの市民から施設の統廃合が唐突だ、市民との協議が済んでいないなどの多くの意見が出され、廃止予定施設の利用者団体からも施設継続の要請が相次ぐ事態となっております。市長の政策骨子では、地域の活性化に向け、職員や市民などの声を聞く場を創設しますとしており、公共施設の在り方については広く市民の声を聞いて判断しますと、市民参画の姿勢を強調しておられます。政策の進め方としては、ある程度時間を要しても、事前に市民との協議を行い、どうすれば施設の見直しができるかについて、もちろん代替案も含めて、市民と腹を割った議論を行った上で政策判断すべきだと思いますが、このことについても見解を伺います。次に、情報発信についてですが、私の解釈が間違っていれば御指摘をいただきたいと思いますが、市長はフェイスブック等で積極財政、いわゆるMMT理論の考え方を提起されているようですが、この積極財政について、個人それぞれの考え方なので、このことに触れることは控えますが、ここでお聞きしたいのは、市長の立場として結果的に国の財政運営に異を唱えることにならないでしょうか。心配をしております。またもう1点、CO2排出量削減の取組についても、アメリカ、中国、インドなどの状況に触れ、日本国内におけるゼロカーボンの取組は日本産業の衰退と述べておられると受け止められますが、これは私の解釈の違いでしょうか。本市のゼロカーボンシティの取組を含めて、これらの整合性等々の考え方を改めて伺いたいと思います。次に、公約についてであります。政策骨子の中で、外貨を稼ぎ、市外に出るお金を少なくして、市内に流通するお金の量を増やす仕組みをつくることで市内経済は活性化に向かうとした、いわゆる地域内乗数効果を目的に地域経済循環分析を実施して、地域通貨の活用も含め、市内経済を循環させる仕組みづくりを進めるとしておりました。この中の地域通貨については、消費拡大を地方行政主導で推進することは難しいこと。さらに、多額の導入費用や様々な行政コストに見合う効果が得られないなどの理由で見送るとされましたが、目的としていた地域内乗数効果を図ることについては現時点でどのように捉えているのか、御所見を伺います。また、政策骨子で、公営住宅を高齢者が一時的に利用できる福祉住宅に転換活用するなど、地域に合わせた施策を構築するとしておられました。これを受けて、令和4年度に季節移住について周辺地区住民のニーズ調査を実施するために、季節移住対策事業として予算措置をしていますが、その時点で、季節移住するに当たって大きな課題の一つとして、希望する市民が所有する持家の管理について、この議場でも議論をした経過にあると記憶をしております。そして、令和5年度には実証事業として季節移住を行いましたが、令和6年度には、実証事業の結果を含め、季節移住政策の在り方の検討を行いましたが、特に当初から懸念をしていた持家管理の課題を解決できないとして、令和7年度は事業中止としております。私は、政策を進める上で基本とすべきは、財源の確保はもちろんのこと、慎重性、そして持続性、さらには言うまでもなく、事前の課題解決と受益者の利益及び利便性の確保だと思っております。結果的に、この事業を希望した市民は、精神的及び経済的負担が残ったのではないでしょうか。これは私の勝手な考えでしょうか。いずれにしても、しっかりこの検証は必要だと思います。次に、政策骨子の中で、国や道との密接な連携によりこのまちを守るとしていますが、このことは首長として当然の役割だと思います。基本的には国や道も補助金や交付金はその要件を満たすために、各自治体の提案力、政策力によって採択要件を満たし、決定されるものと承知をしております。改めて、国や道との密接な連携とはどのような取組をした経過にあるのか、特徴的な案件がもしあれば、この機会にお聞かせいただきたいと思います。最後に、人口減少にあらがう姿についてであります。市長は日頃から、2050年には人口が約8,000人になることが推計されるとして、その人口規模に合った公共施設等の見直しを含めたまちづくりを進めなければならないとしておられます。もちろんこのことは意識しなければなりませんが、一方で、本市にとって今最も大事、大切なことは、一人でも定住人口や交流人口を増やすことによって地域の活性化を図ることではないでしょうか。最悪、これに至らずとも、その減少を鈍化させる取組が重要だと思います。その意味では、国立社会保障・人口問題研究所で示している将来推定人口にどうあらがっていくのかが、本市のリーダーに求められる姿でないでしょうか。このことに対する見解を伺って、最初の質問を終わります。 (降壇)

答弁 市長 渡辺英次

大西議員の御質問にお答えします。初めに、私の政治姿勢についてです。4年前の市長選において、私は無所属で立候補し、市民の皆様から多くの信任を得て市長に就任をいたしました。議員お話しのとおり、市長という職は、特定の政党や団体の立場ではなく、市民全体の代表として職責を果たすべきと考えています。確かに選挙において御推薦や御支援をいただいた団体もございますが、市政を進めるに当たって、こうしたしがらみにとらわれたことはなく、常に公平公正な判断をもって市政運営をしております。また、私自身、現場の声を大切にし、地域の実情を踏まえた政策判断を行うことを信条としています。市民一人一人の暮らしを第一に考え、現在はもとより、将来にわたって誰もが安心して暮らせる士別市の実現に向け、政治的立場に左右されない姿勢で引き続き取り組んでまいる所存です。次に、行政運営と市民参画についてです。公共施設の見直しについては、平成29年3月に策定した公共施設マネジメント基本計画に基づき、老朽化に伴う維持管理費の増大や人口減少などを踏まえると、現状の公共施設を全て維持し続けることは困難であることから、最適化、効率化、長寿命化の3つの方針による取組を推進しています。本基本計画では、各施設ごとに評価、検証を行うとともに、今後の施設の方向性として、民間委託、広域化、統廃合、規模縮小などの可能性を示しているところです。私は昨年11月の記者会見において、統廃合を予定している公共施設について公表し、その後、本年2月に行われたまちづくり懇談会で、予定している期日についても御説明申し上げました。市の説明に対し、参加された方々から多くの質問や意見が出されたことは議員のお話しのとおりであり、市民に対して不安を与えてしまったことは、これまでおわび申し上げてきたとおりでありますが、説明した内容は市としての提案であり、確定したものではないということを改めて述べさせていただきます。このことについては、現在も各関係団体と協議を進めているほか、市民の皆さんとの対話の場となる2回目のまちづくり懇談会の開催に向け準備中です。市民参画は、行政運営における極めて重要な手法であり、市民が市政に関心を持ち、政策やまちづくりに意見を届けることで、より現実に即した効果的な施策をつくることができるものと考えています。一方で、先般、市民向けの財政状況説明会を開催しましたが、本市の財政状況を鑑みた場合、これ以上引き延ばすことはできないということ、全ての要望にお応えすることは難しいということを御理解いただけるよう、今後も意を尽くしてまいります。次に、情報発信についてです。私のSNS発信について、主に財政運営とゼロカーボンの取組の2つの視点から御質問をいただきました。まず、私が疑問や否定的な考えを述べているのは、まちづくりや市民生活に直接的な影響があるものについてであり、正しいデータに基づいて市民の皆様に情報提供をしているものです。私は市民の代表であり、代弁者であると考えており、市民の利益を阻害したり、福祉向上につながらない施策に対して市長として異を唱えることは重要な役割であると認識をしています。日本という国を運営する政府と士別市という地方公共団体では、財政運営の方向性や手法が異なることは当然承知をしております。しかしながら、不利益を知りながら、国の言うことに唯々諾々と従うことは地方自治を放棄することにほかなりません。これまでと同様に、国の責任において行うべきことについては、今後もあらゆる場面で強く要望を続けてまいります。ゼロカーボンの取組についても、国は様々な助成制度を設立し、再生可能エネルギー発電施設の開発を積極的に推し進めていく考えですが、現在、多くの地方自治体において、発電施設の建設をめぐり、地域と事業者との対立が生じています。本市では令和4年に2050年ゼロカーボンシティ宣言を行い、カーボンニュートラルの実現に向け、植樹会などによる市民意識の醸成やJクレジットの活用などの取組を進めている一方で、複数の再生可能エネルギー発電施設の計画が持ち上がっており、4月から施行している士別市の自然環境等と再生可能エネルギー発電事業との調和に関する条例に基づき、事業者に対し、地域や環境への配慮を求めているところです。発電施設の建設に対しては、基本的に国が決定権を持っており、建設規模や場所によっては地方自治体の許可が不要となるケースもあります。このような場合、地域が望まない中で建設が進められることになる可能性もあることから、国に対し、制度の見直しなどを求めていく所存です。次に、地域内乗数効果についてです。地域内乗数効果とは、地域内での収入を地域内で消費することで、効果が連鎖的に拡大し、地域経済にプラスの影響を与えるというものです。現時点では、人口減少やオンライン販売の普及による市内購買力の低下、さらには物価高騰などの社会情勢も相まって、市内消費の意識は低下をしており、地域内乗数効果が発揮できていないものと捉えています。令和4年度から5年度にかけて実施をしました地域経済循環分析では、市内経済の実態や各産業の関連性を可視化した基礎資料を作成し、市民会議の開催により、市内消費に対する意識醸成や行動変容に関する御意見をいただいていたところです。地域内乗数効果により市内経済の活性化を実現するには、地域全体の市内消費に対する意識向上が不可欠と考えており、市では基幹産業である農業の強みを生かした農畜産物の地産地消の推進はもとより、昨年度から新たに実施をしています地域循環型住まいづくり促進事業において、サフォカを市内消費のきっかけづくり、市内消費意識醸成のツールとして位置づけ、積極的に活用するなど、市内消費を推進しているところです。引き続き関係機関や各種団体と連携を図りながら、地産地消のさらなる推進や市民の市内消費に対する意識向上の啓発に努め、地域経済好循環を目指してまいります。季節移住については、2年間にわたり利用者が1名と低調であったため、制度内容を見直すため、本年度から休止としました。休止に当たっては、利用者に説明をし、御理解をいただくとともに、改善点や利用してよかったことなど、今後に向けての聞き取りなども実施をしています。季節移住の取組に当たり、令和5年に実施した追加調査では、利用希望が2件であり、うち1件が利用、もう1件は、直接確認したところ辞退をされたことから、そもそもの希望がなかったものとは考えておりますが、高齢化が進むにつれ利用ニーズに変化が生じることもありますので、改めて事業の検証と新たな制度設計に努めてまいります。国や道との密接な連携につきましては、私自らが期成会や、あるいは単独要望などを通じて、各省庁や北海道に赴き、本市の実情をお伝えするとともに、各種支援をお願いしています。こうした活動のかいがあり、携帯電話不感地帯の解消や、地上デジタルテレビ放送送受信施設の更新に向けた財政支援措置に見通しがついたほか、昨年、一昨年と大雨災害を受けて早急な河川整備が行われるなど、幾つかの成果が得られております。加えて、今年度の上川管内の開発予算につきましても、これまでにない対前年度比14%を超える予算確保ができたことも、要望活動の大きな成果であったと考えています。最後に、人口減少にあらがう姿についてです。人口減少の要因の一つとして、少子化や晩婚化の進行が挙げられます。国内全体で出生率が低下していることに加え、若年層が都市部に流出することで地方の高齢化が進み、人口減少の悪循環に陥っています。また、東京圏への一極集中と賃金格差も大きな要因の一つです。企業や仕事、様々なサービスが都市部に集中していることで、特に若者が都市部へと移り住む傾向が続いています。地方では魅力的な仕事が少ない、あるいは賃金水準が低いといった課題が地方からの人口流出を加速させており、地方単独でこれらの問題を解決するには、産業構造の変革や企業誘致、高付加価値の仕事の創出といった大規模な取組が必要です。このように人口減少の主たる要因は日本全体の構造的な問題であり、地方と国が連携をし、長期的な視点に立った総合的な対策を講じることが不可欠であると考えています。当然、本市としても、国の人口推計を上回る目標を設定し、移住施策や子ども子育て支援施策など取組を進めますが、併せて、国に対して財政支援や規制緩和、あるいは地方への企業誘致の促進や都市と地方の役割分担の見直しなど、広範な視点からの支援を求めてまいります。以上申し上げ、答弁といたします。 (降壇)

質問 12番 大西陽

それでは、何点か確認を含めてお聞きしたいと思います。まず、情報発信について少し触れたいと思うんですが、特に積極財政については、その考え方は以前、市長も記憶にあるかと思うんですが、市長と同僚議員の時代に資料をいただいて説明を受けたことはしっかり記憶にあります。その上で、特に私は経済団体に長く身を置いたことで、現行経済の動きが体に染みついているんです。結局、当時の渡辺市議会議員の説明については全てを理解することはできなかった。これは事実であります。もう1点、ゼロカーボンの発信についてです。お聞きしたいのは、本市はゼロカーボンシティ、いろいろな国の動きもあるでしょうけれども、この点の整合性と、これは市長がおっしゃられる、いずれも情報発信については市民の利益のためだとおっしゃいましたので、これはもしそうで、もしといったら失礼ですね、利益がもしあれば、その具体的なこの中身についてどういう利益をもたらしているのかについて伺いたい。それから、質問回数が限られていますので、全て質問したいと思います。それから、市民参画についてですが、昨年の11月に先ほど申し上げた事務アセスメント、公共施設、いずれも統廃合について、これは行政側の考えとして、あくまでも提案であって確定したものではないと。ただ、現実問題として、その後、市民に配布された広報について、あの中身を読み込むと、これは捉え方はあると思うんですが、多くの市民は提案だと受け止めないという話を聞きます。これはこういうことで進めますと言い切っていますから。それからもう一つ、具体的な例を挙げたほうが分かりやすいんですが、健康センターのぷらっとについても、何月何日廃止します、廃止する予定ですと貼り紙をしています。これは決めたんだと取られるのではないでしょうか。これは提案だともっと書きぶりが、今検討していますので御意見をお聞かせくださいぐらいなことを書き出すのなら分かりますけれども、廃止する予定ですと言い切っていますから、これは誰が見ても提案だとは受け止められない内容なんで、この点についても再度伺いたいと思います。それから、地域内乗数効果についてです。現時点では効果を得ていないということでよろしいかと思います。いろいろと御説明いただきましたので、ちょっと聞き漏らした点があるかと思いますけれども、この点に絞って、どういうことで現時点で効果が得られないと。さらに、今後といっても市長の任期はあと3か月ですから分かりませんけれども、この3か月の間で今後どういう対応をしてこの効果を求めていくのか、ということを再度お聞かせいただきたいと思います。それから道・国との密接な関係についてですけれども、携帯電話等々の話を、これは実績としてあると。これは非常に受益者にとってありがたいことだと思います。ただ、さっきと関連して、積極財政なりゼロカーボンなり、これは市民の利益になるかどうかは後で答弁いただくんだと思いますけれども、国に異を唱えていると取られかねないのではないでしょうか。この辺を心配していますので、そうではないんだという明確な考え方をお聞かせいただきたいと思います。それから、公約についてなんですけれども、公約というのは当然、各種選挙に立候補者が、当選後に実施すると有権者に約束をすることなんだと。マニフェストという言い方をする立候補者もいますけれども。問題はこの公約の達成率なんですけれども、いろいろなカウントの仕方はあるのだと思います。私はこの公約の達成率は、検討した、あるいは協議したというのは、これはカウントすべきでない。あくまでも開始をした、実施をしたものに限ると思います。ただ、これだけではなくて、この実施をしたものが、一定の政策効果が認められるもの、これが公約に対する達成率をカウントする項目だと思います。この辺は意見の食い違いもひょっとしたらあるかもしれませんが、市長の捉え方を伺って、2回目の質問を終わります。

答弁 市長 渡辺英次

大西議員の再質問にお答えをさせていただきます。大きく6つだったと思います。順番にお答えさせていただきます。まず、情報発信についての1つ目の積極財政についてということで、今回質問の中身では深くは触れませんというお話がありましたが、いわゆるMMTと、現代貨幣理論という部分だと思います。これにつきましては、最近、私は全く触れておりません、発信では。ただ単純に、通貨の在り方として、国債発行しているというのは借金ではなくて、新規通貨発行なんですよということを繰り返し述べております。この述べている意味は、多くの有権者がその事実を知ることが必要であるからだと考えております。また、これにつきましては、考え方の違いではなくて事実でありますので、これは国会答弁でも日銀副総裁も答えております。ですので事実です。それを知らない市民の方に伝えているという私の見解で、SNS等で発信をしているということでございます。それから、ゼロカーボンについての整合性についてどうなんだというお話をいただきました。士別市でも、先ほど答弁でもお話しさせていただきましたが、まず、国のほうが令和2年10月に2050年カーボンニュートラル宣言をしたということで、各地方自治体のほうでそれぞれ地域で可能なゼロカーボン政策を打ち出したということで、士別市のほうは令和4年2月、2050年ゼロカーボンシティを宣言いたしました。その後、1年後の令和5年3月に士別市地球温暖化対策実行計画区域施策編ということで、これも議員の皆さん御承知かと思いますが、策定をいたしました。さらに1年後、令和6年3月、昨年です。士別市森林吸収源対策推進計画というものを立ち上げました。それで、このゼロカーボンの取組につきましては、先ほど市民の皆さんに、意識啓発等々をしているというお話ししましたが、士別市で策定いたしましたこの地球温暖化対策実行計画につきましては、主に3つの要素がございます。1つ目が省エネです。そして2つ目が再エネです。そして3つ目が森林吸収源、森林を守るという部分なんですけれども、今回の我々の計画は主に1番目と3番目を書いておりまして、いわゆるその再エネを一生懸命普及しましょうということは一言も入れておりません。その中で、士別市における達成をしていこうという計画となっております。また、今議会のほうでも少し情報が入っているというお話を聞いておりますが、川西地区の太陽光パネル、それからまた別なところでも風力発電の、今計画段階でありますが、話が来ておりますが、これについても我々としては、市民の、例えば20年後、30年後の不利益を考えたときに非常にリスクが高いと、そういった判断もしていますので、しっかりとその辺を検証する必要があるだろうということになります。そういった意味では、国あるいは北海道が推進している再エネ政策とはもしかしたら少し考え方が違うのかもしれません。ただ、これは士別に限ったことではございません。釧路をはじめ、小樽をはじめ、北海道の各多くの自治体でも最近は方向性が変わっておりまして、いわゆる再生エネルギーに対する未来的な懸念、これを持っているところでございます。また、太陽光パネルにつきましても、風力発電につきましても、7割、8割は中国製です。日本製ではございません。そういったことを考えたときに、税金を使って多額の投資をしたものが最終的には中国に流れていくと、そういった構造になっておりますので、そういったことも、やはり有権者の市民の方が知るべきことであろうという私の考えでありますので、そういった発信をしているというところでございます。それから、3つ目の市民参画についてになります。このマネジメントの部分、いわゆる広報、周知について、大西議員のおっしゃるとおりだと反省をしているところです。これにつきましては、予算委員会あるいは1定の一般質問の中でもおわびを申し上げたところでありますし、2月に行った市民説明会、まちづくり懇談会においても私のほうから直接市民の皆さんにおわびをして、決定ではないということを周知をしてきたところです。その後、現在についても、ずっと関係団体、それから市民団体の皆さんと協議を続けておりますが、常に決定事項ではないということを話しつつ、今の市の現状としてやれることとやれないことをしっかりと話す中で落としどころをしっかりつけなければならないと判断をしているところです。ぷらっとの貼り紙についてもお話がありました。これも貼った後にいろいろ御指摘をいただいたところであります。これは今現状まだ張っているところでありますが、市民の皆さんからその貼り紙についての御理解も一定程度いただいていると思っており、市に対しての苦情的なものは現在は何も来ていない状況にございます。それから、地域内乗数効果についてです。これについても、いわゆる私の公約の中の一つでございます。大西議員のおっしゃるとおりです。これについて、凍結させていただくということをこの本議会でもお示しをさせていただいたところです。これについては、実施に向けて令和4年、令和5年度に地域経済循環分析を行いまして、あわよくば早い段階で実現に向けて取り組みたいということで、経済部を中心に内部調査、関係団体も含めて進めてまいりました。しかしながら、他の市町村のデジ田を使ったプラットフォームの導入、あるいは市内の消費動向を見たときに、非常にリスクが高いという判断をしたところです。その理由は先ほど答弁で申し上げたとおりでありますが、今の社会情勢、物価高騰しているところ、こういった部分で考えますと、やはり消費者の皆さん、あるいは事業者の皆さんは、市内消費を理解しつつも、まずは自分の家計、あるいは事業所で言うとその経営について、1円でも効率的な消費行動を取りたいというのが正直なところだと思っています。経済用語では合成の誤謬と言いますが、ミクロの消費者では、すごい合理的な消費行動をしても、マクロで考えると結局経済循環につながらないという状況がございます。いわゆる失われた30年という日本がまさにこの状態です。それの今、延長だと思っています。そういった部分もありますので、まずは一旦見送る中で、先ほど御答弁で申し上げたとおり、今ある士別のプラットフォームでありますサフォカ、これをしっかりと利用する中で市民の皆さんに市内消費の喚起を続けていきたいと思っています。それから、5つ目です。国・道と密接な関係という部分で、国に異を唱えているのではないかという御心配をいただいたところです。これも先ほど御答弁で申し上げさせていただきましたが、私自身、異を唱えること自体は決して悪いことではないと思っています。あくまでも、地方自治体の立場を理解してもらうということが必要だと思っています。我々は、地方と国は対等の立場でありますので、国が決めたことを100%従うという立場ではございません。そういったことを、我々は北海道市長会を通じて同じような要望事項を出しておりますし、こういった地方からの国に対する要望活動、あるいは地方の声をしっかりと大きくしていくことが地方活性化に私はつながると信じていますので、今後とも、このスタンスの活動は続けていくという考えでございます。それから、公約についての御質問を最後にいただきました。以前はマニフェストという言葉が結構はやった時期もありますが、私はマニフェストという言葉が非常に嫌いで、一言も使っていませんでした。当時、マニフェストというと、市民との公約では約束事だということで、判断がよくても悪くても実施するという傾向があったと私は判断しています。そういったことから、私は公約という形で申し上げていたところなんですけれども、確かに達成率については大西議員のお話のとおり、実施に至ったものについて挙げるというのが、やはり一つの考え方でもあると思っています。私は、公約だから必ず形にするということを考えておりません。今回の地域通貨導入についてもそうでありますが、今のタイミングでないと思ったものについては、そう思っているのにもやる必要はない、やるべきではないと思っておりますので、そういった部分は市民の皆さんにしっかり説明する中で、私の判断として責任を持って説明をしていきたいと考えております。数字については、申し訳ございません。ただいま持ち合わせていませんので、これまでつくってきたその数字も改めて見直して、実際にその実現、事業化していないものはカウントしない等ですね、その辺も考慮していきたいと考えております。答えたと思います。よろしくお願いします。 (降壇)

質問 12番 大西陽

ある程度理解をしなければいけないのですけれども、まだ少し理解まで至っていない項目がありますので、再度確認をしたいと思います。先ほど、事務事業アセスメント、あるいは公共施設について、進め方について謝罪をされたと。これは非を認めたという解釈になります。議会の中で以前、全く話違うんですけれども、触れたのは、もし間違いがあれば、言い訳ではなくて、あるいは取り繕うのではなくて、しっかり事実を認めて、その上で市民なり相手と向き合うべきでないかと。市長もそのときはそのとおりだと言った。今回の場合でも、進め方が少し唐突だったということも一部含めて謝罪をされたという事実があるわけですから、これは例えば一旦広報にしたってリセットして、貼り紙だってすぐ内容を変えるとかって、そういう行動をすべきでないかと、再度この点についてまず伺います。それから、国との関係について、当然地方としてそれぞれ行政を預かってる首長ですから、時にはやはり国に異を唱えるということは必要な行動だと思います。そしてこれは私も記憶しているのは、議場で、岸田内閣の時代に、防衛増税のときに市長は反対をした。報道もされました。これは当時、今は違うって意味ではないですよ、当時やはり頼りになるなと、私個人、思いました。こういう、異を唱えるって、こういう中身であれば、市民の利益になるんですけれども、この先ほど言った積極財政なり、ゼロカーボンなり、これが市民の利益になるということの内容はまだ理解が十分でないので、もう少し細かく説明いただきたいと思います。それから、最後になるんですが、人口減少にあらがう姿。これはいろいろ政策的に打ち出していますから、中身を分析するとあらがう姿があるのかもしれません。ただ、先ほどから何回も触れているように、アセスメントなり、公共施設について、前段に必ず言われるのは、将来、いわゆる2050年には人口が8,000人になると。これに見合った施設をしていかなければならない。これはどう見ても、推計をそのまま成り行きに任せていっているのではないだろうかと、この中であらがう姿がこうなっていますけれども、何とか入り込み人口、定住人口を含めて、何とか1人でも2人でも増やす努力をいたしますと。結果、できなければそれはないんですけれども、こういう取組をするつもりでいますということも必要ではないでしょうか。この点について、これは今3点か、この点について確認をして、恐らくこの質問は終わるのではないかと思うんですが、よろしくお願いいたします。

答弁 市長 渡辺英次

大西議員の再々質問にお答えいたします。3ついただきました。まず、このたびのアセス、それから公共施設マネジメントの関係の広報的な、その市民周知の部分の非を認めた部分に対して、1回リセットするべきだったのではないかという御指摘をいただきました。おっしゃるとおりだと思っています。そのリセットの仕方が、例えば何でしょう、広報について苦情をいただいたというときに、それを認めているわけですから、口頭で全部説明をしています。直接面と向かってお話しするときも、直接私のほうから、それについてはこういう考えなんです、申し訳ないということを言っていますので、そのリセットというのが、例えば広報で書いたことがまずかったのでもう一回広報で書き直すのかという部分で言うと、確かにやっていない一面はあったかもしれませんが、私はもう、直接会って私がお話しするのが一番のおわびの形だと思っていますので、そういった形を取らせていただいております。また、これまでも、今回のことに限らず、例えば当然、行政の失敗があってはならない組織だと思っていますが、やはり人のやることですから、どうしてもミス、あるいは市民の皆様に御迷惑をかけることもあるかと思います。そういったときは、私は常に、もうイの一番に、自ら自分がちゃんと謝罪をして、二度と起こらないように話を進めてきたつもりでありますので、そういった非を認めるでありますとか、何か失敗したものを隠すということは私はこれまで一回もしたことないと自負しておりますし、今後もそういった姿勢を含めて、市の職員もそういった姿勢をしっかりと見せていきたいと考えているところです。それから、国に異を唱えるという部分、先ほど防衛増税のお話をいただきましたが、全くそれと同じ、私は思いでやっているつもりでありまして、今回のお話の、国の財政的な部分とゼロカーボンの部分が、異を唱えて市民の利益に何がつながるんだということになりますが、まず1つは国の財政についてです。ちょうど今、審議中でありますので、あまり国政の話はなるべく避けたいんですが、国政でもいろいろ7月の選挙に向けて、いろいろな党でお話しされていますが、最終的に財源の話になります。その財源の話になったときに、我々地方自治体が、国の財政の状況を知らないで要望に行くのと、知って行くのではもう全然私は違うと思っていますし、そういったスタンスで私は国の省庁の職員にも接しさせていただいております。ですので、我々は財源を確保する立場ですから、しっかりとその辺を踏まえた上で対等の立場で話を進めていくということが私のやるべき形だと思っております。それから、ゼロカーボンにつきましても、先ほど来お話ししたとおりになりますが、これは大体20年、長くて20年スパンの事業になります。現段階では、そのときには撤去をして、全てきれいにするという条件の下、進んでおりますが、まだメガソーラーが始まってから20年たっていませんから、本当にそうなるのかというのは正直、疑問なところがあります。しかし、日本全体を見たときに、もう既に放置されているところがあるんです。そう考えると、士別ももしかしたら可能性としてはゼロではないと、そういった心配がありますので、そういったことも含めて、まずは今回、地区の皆さん、それから市民の皆さんにもそういう実態をしっかりとお話をしていくということも必要だろうと思っています。今回、いわゆる略称になりますが、再エネ条例を制定いたしましたのも、そういった懸念があるからということで、御理解をいただきたいと思っております。それから最後に、人口減少に対する御心配をいただきました。確かに私も、ここ1年ぐらいは、この社人研が推計を出している2050年に8,000人、約半分だということは、市民の皆さんにお伝えをしています。これは、ただ単純に不安をあおろうと思って言っているわけでもなく、公共施設を減らしたいと思っているから言っているわけでもなく、市民が全員、全市民がやはり共有をして、このまちを今後どうしていくか、そういった意識を啓発、重要な参考になる数字だと思っていますので、そういった言い方をしておりました。ですので、今後、発信をする際には、単純に心配をあおるような言い方ではなくて、そうならないようにどうするんだということを強く発信をしていきたいと思っております。ただ、一方では、一番最初の御答弁で申し上げたとおり、我々、人口増加に対しては、地方自治体の責任だけでは成し得ないという判断をしております。これは内閣府が出している略称、少子化白書というものがありますが、こういったものをしっかりと分析する中で、なぜ地方が人口減少しているんだと、しっかりと要因を正していく必要があると思っていますので、そういった意味では国の制度、そういったものも大きく影響しますので、そういったことも含めて、市民の皆さんにも情報発信する中で進めていきたいと思っております。いずれにいたしましても、大西議員の今回御心配いただいた内容について、しっかりと我々も精査する中で、何せ士別市民の利益になるための行政として、さらに力を発揮してまいりたいと考えておりますので、御理解のほど、よろしくお願いいたします。

出典:士別市議会 令和7年第2回定例会 2025年6月17日 議事録 PDF(8ページ) 間違いを知らせる