みんなの議会

士別市議会 令和6年第4回定例会 2024年12月11日

市役所窓口対応について

2024年12月11日、士別市議会の一般質問で、加納由美子議員が「市役所窓口対応について」質問し、健康福祉部長 東川晃宏が答弁しました。

質問者
加納由美子 議員
答弁者
健康福祉部長 東川晃宏

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 5番 加納由美子

2つ目です。市役所の窓口対応について伺います。士別市福祉のまちづくり条例の前文にある、これからの社会がかつて経験したことのない高齢社会となることを考えるとき、私たちは障害者や高齢者など、日常生活や社会活動を行う上で、行動上の制限を受ける人々の不自由さを感じ取り、これらの人々が自由に生き生きと生活できるまちが全ての人にとって優しく、住みよいまちづくりにつながることの認識の下、社会のあらゆる分野で福祉的配慮が行き渡ったまちづくりを協働という力によって積極的に推し進めなければならないと条文にあります。市民が市役所窓口に行くときは、用事があるときです。言い換えれば、行き慣れない場所であるとも言えます。不慣れな場所で用件を市職員にうまく説明できるのかと悩みながら来庁される方への福祉的配慮が行き渡った対応を希望し、質問といたします。窓口で用件や要望が明白な場合は、話しやすいものです。また、事務手続だけならば、来庁することなく、電話やスマホ、パソコン操作で解決できるものもあるでしょう。近所に身内や近しい人がいれば、同行をお願いすることもできます。認知症等の病気で、後見人制度を利用する人もいますが、まだまだ少数派です。知人から、過去に市役所窓口で高齢の両親の手続をする際に大変な思いをしたと聞きました。介護認定手続や施設入所希望等は、ほとんどの家族にとって初めてのことです。パンフレットを渡されて説明を受けても、なかなか頭に入ってこないものです。窓口に来られた方の状況を理解した上で、家族に寄り添った対応はされていますか。人と話すときに、年齢相応の老化現象である目や耳の不自由さ、理解力の低下、マスク越しの聞き慣れない言葉への戸惑いは私も感じるものです。職員の質問に的確な返答ができるか、マスク着用した初対面の職員と透明の仕切りを介した窓口のでのやり取りは、かなりのストレスです。マスク着用は個人の判断に委ねられており、職員の事情もあります。会話が始まるときに、マスクを着用していますので、聞き取りにくいときは言ってくださいの言葉かけはぜひともお願いしたいものです。マスクを外せない等、職員の体調に不安があるときは、職員が来庁者への対応を代わることは双方にとっての負担軽減にもなります。自分は現在どのように困っていて、これらのサービスを希望すると発信するのも福祉サービスや制度が変化した内容を理解するのも難しいものです。そもそもどのようなサービスを希望するとの説明責任は誰にあるのでしょうか。高齢になり、また、思いがけない障害を得てから日常生活に困って来庁し、相談に来た市民ではないはずです。合理的配慮の考え方の中に、建設的な会話や対応というものがあります。来庁者との会話から相談内容を酌み取り、お悩みは○○でしょうか、現在は○○のことで困っているのですね、○○についての支援を希望されるのですかという解決の糸口を職員から声かけされてはいますか。そして、支援に該当しない場合の声かけが一番大切です。国や市の支援の対象になるのかどうかは分からずに足を運んでいるのですから、そうした市民への心配りや言葉がけ等、窓口対応の研修は現在行われていますか。福祉の窓口には、カウンターに向けた席に職員を配置して、市民に対して用件を聞くというシステムがあります。福祉関係の相談は一括して受けていると伺いますが、来庁者にとって窓口は広く、どなたに声をかけたらいいものかと立ち止まってしまいがちです。視線の先に、福祉に関する総合窓口や何でも相談とあると安心できます。カウンター上にそのような表示を配置することはできませんか。来庁者の視線の先に表示をすることで、立ち止まってしまう市民は少なくなるのではないでしょうか。また、来庁者の中には、時に高圧的な態度を取られる方もいらっしゃるでしょう。市職員も大切な一市民です。ほぼ初対面の方と会話ですぐに意思疎通は難しい場合のほうが多いと思います。近くの職員さんや管理職の皆さんが目や耳をそばだて、気遣いやサポートできる職場であってほしいものです。北海道議会では、11月26日にカスタマーハラスメント防止条例が可決、成立いたしました。本市では、カスタマーハラスメントに対する防止策はどのようなことを行っていますか、お知らせください。互いの立場と人権を尊重し合い、最後まで安心して当市で暮らすための、困ったときには気軽に相談できる窓口対応の場所であってほしいという提案と質問をさせていただきます。(降壇)

答弁 健康福祉部長 東川晃宏

ただいまの御質問にお答えします。初めに、来庁者の状況を踏まえた窓口対応についてです。高齢者や障害者が利用できるサービスや制度は多岐にわたるため、一度の説明ではその中身を理解することは難しいものと思います。そのため、窓口では丁寧な説明と繰り返しの説明にも気を配っているところであり、特に介護保険では、分かりやすい利用の手引きとして、高齢者福祉介護保険ガイドブックも活用する中で、サービスの利用手順のほか、その種類と費用、提供を行う事業所の一覧などを用いて説明しているところです。高齢者の初期相談においては、どのようなことで生活に困っているのかなどを聞き取ることが重要であり、窓口に来られた人のお話を通じて、相手の求めている事柄を酌み取り、困り事の解決に向けて必要となる制度の利用や事業の申請などにつながるよう努めているところであります。複雑で困難な内容については、高齢者の総合相談を担う地域包括支援センターの専門職による面談を行うなど、個々の心身の状況に配慮した対応を行っているところです。次に、窓口対応に関する研修についてです。現在、窓口職場に限って実施しているものはありませんが、例年行っている新採用職員接遇研修に加え、今年度は管理職員接遇マナー研修、精神・発達障害者しごとサポーター養成講座を実施したほか、発達障害の理解と対応をテーマにした管理職向けメンタルヘルスセミナーに参加するなど、接遇の基礎のみならず、様々な方との接し方を学ぶ機会を設けています。窓口の中でも取りわけ福祉部門は、高齢者や障害者、子育て世帯など様々な方が来庁され、困り事や必要とする支援も千差万別で、適用される制度も多岐にわたるため、窓口での的確な対応には知識と経験が求められます。そうしたことから、全庁的にはOJTと呼ばれる職場内研修に力を入れていくことで、日々の業務を通じて窓口での対応力、対人援助能力向上への取組を進めています。次に、福祉まるごと相談窓口への表示の提案についてです。これまでの課ごとの窓口設置から、庁舎移転を機に、複数の分野による連携が必要な複合課題を抱える市民の相談を一括して受け付けるため、福祉まるごと相談窓口として設置したものです。数度来庁されている方は直接7番窓口にお越しになるものと思いますが、初めての方などは総合案内で用件を伝えた後に、7番窓口へ行くよう促され、窓口で待機する職員が用件を聞き取り、担当者につなげているところです。窓口の上部にしか表示がないため、分かりやすい表示をとの御提言ですので、現在検討しています窓口の在り方と併せて表示場所についても協議してまいります。最後に、カスタマーズハラスメント、いわゆるカスハラに対する防止策についてです。カスハラへの対応は、本年4月に庁内マニュアルを改訂し、警察署や弁護士との連携強化や録音機械の設置のほか、ハラスメントが予見される場合の窓口対応や訪問の際は、複数人で対応することとしており、研修の実施に加えて、職員のプライバシー保護の観点から、名札を名字のみに変更するなど対応を、強化しています。また、防止の観点では、どういった行為がカスハラに当たるかなどを来庁者に知っていただくため、本庁舎をはじめ、各施設に啓発ポスターを掲示するなどの取組を進めています。少子高齢化、人口減少、地域社会のつながりの希薄化など、様々な社会構造の変化に伴い、市民の生活に関連する困り事や組織としての対応についても複雑多様化しています。福祉部門は市民生活に直結している部署であり、そこでの相談には、時には生死にも関わる問題が含まれていますので、カスハラ対策などで職場の安全安心を確保する中で、市民の方が気軽に相談でき、また、相談してよかったと思っていただけるよう、窓口対応の向上に努めてまいります。以上申し上げ、答弁といたします。 (降壇)

質問 5番 加納由美子

まずは職場内研修は定期的に今までも行ってはいないと私は聞き取ったのですけれども、今後は、やはり窓口の反省、どのようにやり取りをしたか、そのときにはどんなふうに対応したらいいかとかということを話し合う場というのも必要なのではないかと思います。私が聞くところ、私も経験したところによると、割と思いが伝わらないうちに話が終わってしまって、言いたいことも言えずに帰ってしまったという場合も多いので、やはり聞き取る力というのを職員の方も技術としてさらに求めたいところなのですけれども、その辺りのスキルアップについて具体的にどのようにお考えなのかということを伺いたいと思います。あと、カスハラの件に関して、職員の方々が名字だけ名札になったのは、やはりそれはカスハラにつながらない効果あるからということで、そのようになったのでしょうか。私は何か、対応された方がちょうどカウンターの下に名札が行くので、この方はどうなのかなと思っても、名のりもせず、聞けば教えてくださるのでしょうけれども、一応自分は自分の名前を言っているのですから、職員の方も自分の名前はきちんと、私は担当の何々というものですというのも、やはり窓口としては大切なスキルだと思いますけれども、その辺りはどのようにお考えでしょうか。

答弁 健康福祉部長 東川晃宏

まず最初に、再質問1問目で、定期的な研修の関係でしたけれども、新採用の職員につきましては、採用がある年次に必ずやっていまして、その中に接遇の研修もあります。それで、今年度については管理職の接遇マナーですとか、しごとサポーター養成とか、管理職向けのメンタルヘルスセミナーなどもやっておりまして、定例的にということではありませんが、職員のそうしたスキルアップや様々な方との接し方を学ぶ機会については引き続き考えていきたいと思いますし、そういった部分については、研修は主に総務部総務課がプランニングしていますけれども、そういったことについては私たちのほうからも要請をしていくことを行っていきたいと思います。職場の中で、そういった集合研修だけに限らず、上司の方からそういった実際に窓口対応の場面を通して、聞く力ですとかそういったスキルアップをしていくことについては、先ほど議員の質問の中にもありましたけれども、結構職員たちは、今どんなことが起きているのか、窓口で話し合われているのかというのは、手は動かしつつも耳では聞いています。もしも何かあったときにはそこにはちゃんと上司がサポートできるように、そこは聞き取っているところです。そういったことから、例えばその方との対応が終わった後に、その後、もう少しこういうことに注意したらよかったねだとか、こういうふうに話を持っていくといいねとか、お客さんの例えば要望を聞き取るのであれば、最初にこういうようなフレーズ、ワードから入ったらどうだいとかということは、そうやって言うことで上司の者が部下の者に対してOJTということで現在やっているので、それについては引き続き、どこの職場でもやっていくものだと思っていますし、そういうふうな形で私ども、トレーニングを受けてきたところです。続いて、名札の関係ですけれども、これは昨年そういったカスタマーハラスメントがとても強力な方がおりましたので、庁舎の中で対策を話し合う中で、当然マニュアルについても見直しは、そういったきっかけもありましたので、カスハラ対策について必要なところでその人に対応できるようなマニュアルにも見直しをしていったところです。そういったところでは、例えば職員向けに、あってはならないことですけれども、護身術を身につけるような研修を、警察署の方を講師に招いて、昨年と今年やったりですとか、そういったことも行っています。やはり名札についても、そのときのカスハラを行っていた方が、例えば庁舎の中で写真を撮ったりですとか、そういったことで職員のほうの身に危険が及ぶ可能性があるということから、それまでは名字と名前を表示していましたけれども、名字だけの表示に変えたということで、そこもカスハラ対策の一助ということでありました。実際に、この効果という部分についてはまだ多くは分かりませんけれども、自治体の情報を広く集めて配信しているそういったサイトでは、最近、多くの自治体では、名前の表示を名字と名前から名字だけにしているとか、平仮名だけの名字だけにしているとかという事例が多く見られていることから、カスハラ対策に関してはそういった名札の表示の変更というのは一定の効果があるものと思っているところです。以上です。

質問 5番 加納由美子

市の職員の方々も文句を言われることのほうが多くて、あまり褒められることはないので、心が傷つく場合も多いのではないかと思って承っておりますけれども、人生最後の高齢になって、どの施設に入ろうとか、介護サービスを受けるということは人生の終着のほうの最後のほうになりますので、やはり家族や本人にとっても一大事業なのです。そのことに対して、やはり心ある言葉をいただけると、また、市民の方からも同じ言葉が、感謝の言葉が返ってくるのではないかと思います。ぜひとも今後も、お互いといいますか、職員の方々のスキルアップのために、定期的な研修であったり、反省といいますか、そういうのを設けていただけるようにお願いして、質問を終わりたいと思います。

出典:士別市議会 令和6年第4回定例会 2024年12月11日 議事録 PDF(7ページ) 間違いを知らせる