士別市議会 令和6年第1回定例会 2024年3月6日
働きたい住み続けたい士別市について
2024年3月6日、士別市議会の大綱質疑で、加納由美子議員が「働きたい住み続けたい士別市について」質問し、総務部長 大橋雅民が答弁しました。
- 質問者
- 加納由美子 議員
- 答弁者
- 総務部長 大橋雅民
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 加納由美子
続きまして、働きたい住み続けたい士別市について伺います。士別市の人口は、令和6年1月末現在1万6,828人、市職員は令和5年4月1日現在308人となっております。過疎化の著しい本市において、市職員は大きなウエートを占めています。少し前までは、公務員は安定しているという面から、人気の職種だったはずです。最近では、以前に比べ、求人に対する応募の倍率が低いようです。就職後、中途退職や心の病気で休職している人もいると伺います。今は以前に比べ、周りの理解が広まり、心身に不調を来すことは心の風邪とも言われています。仕事がつらくなったら休む、通院や投薬方法がありますが、できればそうなる前に、対処できれば本人にとっては負担軽減にもなります。公務員になったら、生活の安定が保障され、仕事は終身雇用だという考え方が、今は昔の話です。より給料が高く、働きやすい職場を目指し、転職を考えるということが普通になってきているようです。本市は働きやすく、魅力ある職場環境づくりに取り組んでいると考えます。市職員は民間と比べ、労働組合があり、労働時間や子育てしやすい環境改善が格段に進んでいると伺います。市職員が働きやすい仕事環境であることが、市民サービス向上につながります。他市町村と職場環境が似ているとするならば、本市を選んでもらえる環境づくりが、就職希望者を増やすことにつながります。市役所の仕事は多岐にわたり、異動があれば全く違う職種のようだと伺います。若いときに、多くの職場を体験することで視野も広がり、人脈もできると考えますが、諸事情で就職後、同じ部署に長くいる職員は、その後の異動先でのストレスは大きいとも伺います。部署により、年中忙しい。行事があれば忙しい。自分のペースで仕事はできるが、ストレスがたまりやすい。窓口対応の多い日は自分の仕事が進まない等々あると伺います。本市は、市民サービス向上をはじめ、ペーパーレス化を含め、業務改革に向けたDX、デジタルトランスフォーメーション推進中です。士別市デジタルトランスフォーメーション推進基本方針は、令和4年から7年までの計画として、今後本市の人口減少に伴って、市職員の減少も視野に、労働生産性を向上するために推進中です。開始から、着々と計画は進んでいることかと思います。現在、どの程度達成できているのでしょうか。また、生産性や効率化ばかりでなく、働きやすい職場環境への対応として、DXはどのように活用できるのでしょうか。最近の若い方々は、間接的なパソコン操作で話すほうが気楽と感じる人もいるはずです。悩みを抱えた職員に対する相談活用はどのようになっているのでしょうか。面談での相談が最善策だと考えますが、オンラインなどの相談窓口も含め、複数あるほうがよいのではないでしょうか。DX事業はつくって終わりではないはずです。利用者の声を聞き、改善に努めることが大切だと考えます。市民へのサービス向上を目的として、お悔やみワンストップ窓口対応は、複数の知り合いから不慣れなことばかりで不安だったが、助かったとの声をいただいております。評判のよいものはさらに進化させ、合理化は速やかに進め、対人支援の部分は手厚くする、柔軟な発想を求めるものです。道内においても、公務員の過労死に対する裁判や判決記事を時々目にしております。記事を読む限りでは、なぜか個人に仕事が集中し、周りがフォローする体制は少ない様子が推察されます。仕事に追われると、周りを見渡し、ヘルプを発信するのが難しい場合もあります。周りの人も何も言わないから大丈夫なのかなと思い込み、最悪の結果となるのではないでしょうか。本市は十分な配慮をしての人事配置であると推察しておりますが、忙しい部署が事前に分かっている場合、他の部署から応援するシステムの工夫が必要ではないでしょうか。来客対応等の繁忙期、または人手が足りないときは余裕のある部署の人材が時間を限定し、手伝うという方法もあるはずです。今後も人口減少に合わせた職員減の中で、人材をやりくりするのは大変だと想像しますが、選んでもらえる職場づくりのために、庁舎内で協力する体制や、職員の声が聞こえやすい風通しのよい工夫をする発想。可視化される体制づくりの構築が、魅力のある選ばれる職場となるはずです。職員が働きやすい職場環境は、市民サービス向上につながると考えます。今後のDX推進をはじめとした本市のお考えを伺います。以上です。
答弁 総務部長 大橋雅民
ただいまの質問にお答えいたします。士別市役所デジタルトランスフォーメーション推進基本方針は現在進行している社会全体でのデジタルトランスフォーメーションに適用する目的のほか、2040年問題など、高齢化の進展に伴う若年労働者の供給不足による職員数の減少に適応するため業務改革と働きやすい職場の実現を行動指針として策定しています。現在一つには、基幹システムの標準化、2つ目には、マイナポータルの活用やスマート申請システムの導入による行政手続のオンライン化、3つ目には共通事務のシステム作成やDX推進員の配置による業務改革を中心に取組を進めているところです。次に、職員の職場環境改善は心身両面からDXを活用すべきとの質問についてです。働きやすい職場を実現するため、ベストパフォーマンスを発揮できる職場環境、多様な働き方を選択できる職場環境の整備が重要だと考えています。令和5年には、全庁の各課に配置した、DX推進員の議論により、士別市エコBiz・スタイルをスタートし、室温などの職場環境に合わせた服装での勤務ができることといたしました。デジタル化を進めることで、主に紙を使う業務から、データを使う業務の在り方に変わることで、リモートワーク活用の拡大を見込め、多様な働き方が選択できるようになっています。職員のメンタルヘルスの相談については、先ほど、健康福祉部長が再質問で答弁したとおり、職場内の相談体制はもちろんのこと、専門カウンセラーによる面談による相談体制を実施しており、また匿名性を確保するため、相談受付をオンラインで実施しています。令和6年度においては、メール相談や研修を含めたメンタルヘルスのサポートを充実させる予定です。働きやすい職場の実現に向けては、デジタル活用にこだわらず、可能な限り多くの側面から実現手法を検討する考えであります。次に、職種によって労働負担が見込まれる場合の職員間での応援体制についてです。イベントや、短期的に対応しなければならない業務については、同じ課や同じ部を中心とした業務支援はこれまでも行っております。引き続き必要に応じた支援体制を今後も都度構築してまいりたいと考えています。現在推進しているデジタルトランスフォーメーションは、デジタル活用を中心に業務を効率化することで余力を生じさせ、不足する人的資源を確保しようとさせるもので、各担当課が所管業務の効率化を進めると同時に、共通事務について、DX推進係を軸に効率化を進めているところです。共通事務については、デジタル活用に限らず、事務処理の集約化も可能性として検討すべき事項と捉えておりまして、その一環として各担当課で担う共通事務処理を一つの部署が担うといった方法や組織機構の在り方も含め、効率化の手法について様々な研究を行ってまいりたいと考えています。市民サービスの維持向上や人的資源の確保に向けた業務の効率化は働きやすい職場づくりの上に成り立つもの。そのことが持続可能な組織づくりに直結すると考えております。2040年問題の到来に向けて、デジタル化、デジタルの活用はもちろんのこと、これまでの慣習にとらわれることなく、可能な限り多くの手法を用いて、働きやすい職場づくりを着実に推進してまいりたいと考えています。以上です。
質問 5番 加納由美子
基幹システムの標準化という言葉と、多様な働き方の選択ができるという言葉について、もう少し詳しくお話をいただきたいと思ったのと、あと業務を合理化して、職員の負担を軽くしているにもかかわらず、少し体調を崩されて悩みをお持ちの方も時折いらっしゃると伺います。そのときに、担当の方もいらっしゃるというお話なんですけれども、上に立つ部長さん方皆さんも対応する研修等を受けられているのでしょうか。どのような対応をされているのでしょうか。相談を受けたときに、ある程度の技術が必要だと私は思っています。その辺りのことはどのようにお考えなのか伺いたいと思います。以上です。
答弁 総務部長 大橋雅民
再質問にお答えいたします。基幹システムの標準化なんですけれども、これは全国の自治体で進めているもので、ある一定の基準に全国の市町村が合わせるといったようなことです。特に来庁される方ですとか、市民の方に特段影響は出るものではないんですけれども、私たちの効率化が図られるといったようなものになります。窓口の戸籍の関係ですとか、それから税の関係とかが全国統一基準になっていくというものになります。それから、多様な働き方を選択できるということなんですけれども、コロナ禍ではありましたけれども、在宅ワークというのも試験的に行ったところです。これは、首都圏、通勤時間が長いとか、通勤のときに混み合うといったところで、感染リスクを抑えるために始まったものだと思うんですけれども、私たちもそれに見習うわけではないんですが、試験的に導入しました。現在は行ってはいませんけれども、そういったこともできるということも考えてはいるところです。ただ本市のように、通勤に時間が例えば朝日支所に通う場合でも30分で着きますし、そんなに混み合う場面があるわけではありませんので、導入についてはちょっと慎重な判断をしているところです。ただ朝日支所の職員が夕方こちらのほうで会議を行った後、こちらの本庁舎のほうで、例えば少し残務整理をして帰る。これは効率化につながると思いますので、そのような手法もちょっと今後検討していきたいと考えているところです。それと、管理職が相談を受けたときの研修についてです。今年も研修を行いましたけれども、令和6年度も管理職向けに研修を行っていきたいと思っております。相談を受けたときに、適切にきちっと対応できるように研修を行っていきたいと思っています。以上です。
質問 5番 加納由美子
今年度も引き続き管理職の方の研修を続けられるということで、過去に去年、一昨年、今年、その前もそのような研修は開かれているのでしょうか。
答弁 総務部長 大橋雅民
5年度はやっているんですけれども、ちょっと4年度は今手元に資料がなくてお答えできないんですが、5年度はやっていまして、6年度も引き続き継続していきたいと考えているところです。