士別市議会 令和6年第1回定例会 2024年3月6日
市内の経済活動に関わる人手不足及び担い手不足に関わる事業承継につきまして
2024年3月6日、士別市議会の大綱質疑で、石川陽介議員が「市内の経済活動に関わる人手不足及び担い手不足に関わる事業承継につきまして」について質問し、経済部長 鴻野弘志が答弁しました。
- 質問者
- 石川陽介 議員
- 答弁者
- 経済部長 鴻野弘志
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 石川陽介
次の質問に移ります。
質問 2番 石川陽介
最後の質問となります。市政執行方針の魅力と活気あふれるまちづくりの中でも様々なこと書かれております。商業、工業といった部分と、そして先ほども合宿のお話等々させていただきましたが、自動車試験のまちといった側面も士別市としてはまちづくりの根幹になっているかと思います。その中で、市内の経済活動に関わる人手不足及び担い手不足に関わる事業承継につきまして質問をいたします。市政執行方針で、介護や障害、福祉分野の人材確保、定着、育成に向けた時限的な緊急対策をし、新規事業の創設と既存事業の強化を図るとありました。こちらも非常に重要なことと思いますので、定めた目標に対し、着実に達成に向かい、事業をお願いしたいと思います。一方で、民間の事業者の人手不足については、いかがお考えでしょうか。現在把握されている状況ですとか、課題、展望とともにお教えいただければと思います。また、民間事業者の中でも、家族で事業を行うなどの事業者も多くいらっしゃるかと思います。人手不足というよりは、担い手不足といった表現が適切かと思いますが、まちにある商品やサービスなどが高齢化とともに減ってきているようにも思います。近年の事業者数、廃業者数の推移をお知らせください。市政執行方針の中では、若者や女性に手厚い新規開業等支援事業を推進するとありましたが、新規事業による開業よりも、事業承継のほうがリスクも少なく、スタートを切りやすいといったことも考えられますが、いかがでしょうか。そして、令和5年第2回定例会で事業承継について質問をさせていただきましたが、その後、事業承継に対する相談状況や対応についてお聞かせください。例えば事業承継に係り、住居と店舗が一緒という面も事業承継の壁となっている可能性があるかと思いますが、いま一度事業承継の譲る側と譲られる側に分けて考えたときに、把握されている事業承継の課題と展望をお教えください。以上です。
答弁 経済部長 鴻野弘志(経済部長は2024年3月まで)
石川議員の御質問にお答えいたします。まず人手不足の状況でございますが、これは本市のみならず、国内の人手不足は年々深刻化しているという状況でございます。主な背景としましては、少子高齢化、あるいは非正規雇用の待遇改善などの課題、また若者の都市部への流出、特に15歳から64歳のいわゆる生産年齢人口の減少、また新型コロナウイルス感染対策による緊急事態宣言などを受け、事業者からの離職、こういったことが考えられ、経済活動が再開しても、人手がなかなか戻らない状況があるということでございます。人手不足による課題でございますが、これは事業規模の縮小が考えられるところであり、これらにより売上げ機会の逸失であるとか、労働者の残業時間の増大、あるいは市外への発注の増加、このようなことが課題として考えられているところです。次に、人手不足解消に対する展望についてです。まず事業所としては賃金や福利厚生などの労働条件の改善を図ることが求められるところであろうかと思います。具体的には、低賃金であることが、就労意欲の低下を招いているということであれば賃金の改善、また、福利厚生の充実による労働者へのサポート体制の充実による労働環境の整備、そして魅力的な企業づくりを進めること、こういうところがあろうかと思います。また、本市の就労支援事業である中小企業振興条例促進事業や起業フォローアップ・経営支援事業の活用、こういったことにより、人材育成研修などによっての人員の確保を目指すことが重要であると考えているところです。次に、事業所数と廃業数の推移についてですが、事業所及び企業の活動状況などの基本構造を明らかにする経済センサス基礎調査によりますと、本市の事業所数は平成28年では1,069事業所、これが令和3年では991事業所ということで、5年間で78事業所が減少したことになります。もちろん開業した事業所もあるとは思いますが、市内の状況から見て、多くの事業所が廃業をしたことが推察されるところであります。次に、新規事業による開業より、事業継承のほうがリスクも少ないのではということでありますが、経営に関する様々な考え方や捉え方があるため、一概に事業承継のリスクが少ないとは言い切れないところがあるかとは思います。まず新規事業については、これは新たな事業として注目される一方ですが、初期投資費用や集客、収入の確保など、安定した経営までの課題があることが考えられます。一方、事業承継につきましては、基本的には譲渡側からの顧客や取引業者の紹介、さらには経営に関わる様々なスキルや知識を習得してからの経営、このように各々の課題やリスクを背負う側面もあると思うところです。次に、令和5年第2回定例会以降の事業承継に関する相談状況についてであります。令和5年度において、問合せも含めた相談は3件あるところでございます。その内容としましては、経済産業省、北海道経済産業局から委託を受けて開設されている北海道事業承継・引継ぎ支援センター、公益財団法人北海道中小企業総合支援センターなどのサポート機関を紹介し、本市担当者も同席した中でのアドバイスを受けたという状況がございます。このほか、日本政策金融公庫による事業承継マッチング支援などの紹介も行ってきたところです。次に、事業承継の課題でございます。これは議員もおっしゃられている住居と店舗が一緒の場合、これは承継後の譲渡側の居住場所の確保が課題になるかと思います。事業承継希望者への支援として、事業を承継することは、それまでの経営者の顧客や取引業者などとのマッチング、さらには様々なスキルや知識の習得が必要でございます。双方の理解と納得による計画的な承継への移行、こういったことが課題としては考えられるところであります。次に、事業承継の展望についてです。様々な背景や双方の思いや考えがありますから、ケース・バイ・ケースの対応が求められるところでございます。先ほども申し上げたサポート機関への相談や、各金融機関に設置されている専門相談窓口の活用、また本市として令和6年度には、新たに取り組む事業承継支援事業として、税理士や司法書士など専門的見地からの助言を受ける際、それら専門家への謝礼の負担をし、そのことによって支援をするということを今予定しているところでございます。これまで申し上げました様々な支援や相談体制があることを広く周知し、事業承継を希望する方々へのサポートを士別商工会議所や朝日商工会など、関係機関と協力をし合いながら進めてまいるということでございます。以上です。
質問 2番 石川陽介
すごく丁寧な御回答いただきましてありがとうございます。1つ目の人手不足のほうで魅力的な企業づくりなんていうキーワードも出てきていたかと思います。今ここでちょっとこういうのはどうかとかということはないんですけれども、こういったものが恐らく現状の人手不足というところで働きがいといったような部分ですとか、そういった部分につながってくるのかなと思いますので、もちろん賃金アップとかという労働条件の是正というか、よくしていくという部分も含めてではありますけれども、働きがいという部分はよりよくなっていけば、人手不足の解消にも少しずつ寄与されていくのかなと思いまして、今回はこちらに対しての質問ではありませんが、ぜひちょっとこの辺りも考えていけられたらなと私も思いました。事業承継につきましても、既に3件の昨年は実績というか御相談があったということと、あとサポート機関への紹介をしたりとか、マッチングの支援をされていたというところで、もう既に様々な取組をされていることと、そして今令和6年度の事業にも支援事業という格好で、税理士などの専門家への謝礼というところの支援もあるというところをお聞きしまして、少しでも事業承継の壁が下がることを願っております。1点だけ、ちょっとリスクも少なくという部分は、確かに私のほうの質問、問いのちょっとそこは確かにお話聞いていて、間違っていたなと思っていました。以上で質問を終わります。