みんなの議会

士別市議会 令和5年第3回定例会 2023年9月12日

緊急災害時の本市の対応と対策について

2023年9月12日、士別市議会の一般質問で、真保誠議員が「緊急災害時の本市の対応と対策について」質問し、市長 渡辺英次が答弁しました。

質問者
真保誠 議員
答弁者
市長 渡辺英次

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 9番 真保誠

いよいよ収穫の秋になりまして稲刈りも始まりました。ただコロナが5類とはいえ、非常に市内ではやっているようです。皆さんお気をつけいただきたいと思います。さらにイベント催物も通年どおり催しされているようでございます。経済の活性化にもぜひ自分も含めまして、皆さん、まちの経済活性化に力を注ぎたいものだと思っております。早速、第3回定例会一般質問、通告どおり一問一答で質問をさせていただきます。まず1つ目に、緊急災害時における本市における対応と対策について質問いたします。地球の温暖化に伴い、世界各国で異常気象が見受けられます。猛暑日の増加や線状降水帯による集中豪雨、それに伴う災害が頻発しており、北海道も夏涼しく、湿度も低く、梅雨知らずの気候でありましたけれども最近は猛暑日もざらでありますし、湿度も本州並みの日が増えてきました。ここ数年、干ばつの年もあれば、集中豪雨、台風災害に見舞われる年もあり、平穏無事に過ぎる年はないようであります。将来的にも、さらなる気象の変化が懸念されるようで、災害予防に今以上準備・対策が必至であります。そこで8月4日から6日にかけての豪雨災害についてお尋ねいたします。士別地方は、8月4日から6日までの3日間で累計で122ミリの降雨を観測しました。温根別地区では5日午後2時17分には、温根別川が氾濫危険水域に達し、温根別北地区17世帯39人に避難指示が出されました。6日午後には解除されましたが、8世帯11人が避難所で一夜を過ごすこととなりました。朝日地区は4日から6日までの降雨量が187.5ミリに達し、ペンケヌカナンプ川の一部が氾濫し、田畑が冠水しました。また、この大雨によって道道士別滝の上線の岩尾内で土砂崩れがあったため、朝日町登和里から朝日町似峡の区間が通行止めになりました。農地災害では、特に朝日地区、温根別地区の被害が大きく、全体で20戸、約70ヘクタールの農地が冠水したと聞いております。そのほか、市道の冠水や2戸の床下浸水も確認されております。雨量がさらに増えれば、大災害にもなり得るところでありましたけれども、死者・けが人が出なかったことが幸いであります。また担当職員の方も危険な箇所もたくさんあることと思いますけれども、無事で何よりと思うところであります。そこで今回の豪雨災害に対し、本市の初動から対応を時系列に沿ってお尋ねいたします。災害対策組織の設置から解散までの経緯と、担当者の選任はどのように構築するのでしょうか。また、国や道の管理担当とのやり取りも説明をお願いいたします。今回、氾濫危険水位に達した河川はほぼ北海道の管理河川と思われますが、管理者との連携はどうされているのかを伺います。過去の豪雨の際、毎回のように温根別川、犬牛別川、ペンケヌカナンプ川が氾濫、もしくは氾濫危険水位に犯されます。朝日地区のペンケヌカナンプ川においては、平成30年10月に地元のペンケヌカナンプ川河川整備促進期成会並びにJA北ひびき、上川総合振興局旭川建設管理部、そして士別市朝日総合支所に私も加わりまして、河川整備の意見交換会を実施し、地元からの要望を伝えました。折しも翌年、令和元年7月、豪雨により朝日地区で同河川が氾濫し、農地災害に至りました。同年10月にも災害状況を道旭川建設管理部に文書でもって伝えましたけれども、何の返答もありません。市内には、道管理河川が30以上存在しておりますが、ここ数年、河道整備されている河川は非常に少なく感じております。予算的に厳しく、優先順位もあろうと認識しておりますけれども、災害の予防といたしましては、河川に繁茂した雑木や堆積した砂利の処理が最低限必要と考えます。河川改修が予算的に難しいのであれば、災害箇所の整備だけは優先的に実施していただきたいものであります。今後、洪水災害を未然に防ぐためにも、早急に対策を講じなければなりません。道の管理河川のため難題とは存じますが、本市として災害予防への課題と対策をお尋ねし、1つ目の質問を終わります。 (降壇)

答弁 市長 渡辺英次

真保議員の御質問にお答えします。初めに、8月の豪雨災害における初動対応と関係機関との連携についてです。8月5日午前の大雨警報に先立ち、4日金曜日の時点で、旭川気象台から週末の大雨の可能性について情報提供があったことから庁内で情報共有を図り、休日中の防災体制の確保に向けた初動対応と連絡体制の確認を行いました。翌5日8時6分の大雨注意報発表に合わせて、地域防災計画及び職員初動マニュアルに定める第一非常配備体制により、総務課防災担当が今後の雨量や河川の水位などの情報収集を開始し、道河川をはじめとする樋門の堤内排水ポンプの設置について、建設環境部による現地の確認作業を進めました。10時51分の大雨洪水警報の発表後、11時に災害対策本部を設置して、全職員による災害応急活動を想定した第三非常配備体制へ移行し、11時過ぎには温根別川の水位が氾濫注意水位を超過し、さらに上昇することが見込まれたため、温根別地区の担当部である市民部が地区に避難所を開設するとともに、慣れない避難所で一夜を過ごす場合に備え、保健師を配置し、避難者の受入れを行いました。併せて、出張所や朝日地区におけるパトロールを実施し、天塩川、剣淵川、温根別川など計9か所に堤内排水ポンプを稼働させたところです。全ての警報が注意報となった6日15時15分に温根別町に発令していた避難指示を解除し、天塩川の氾濫注意情報が解除となった7日10時40分に本部を廃止しました。次に、この間の関係機関との連携についてです。北海道開発局による天塩川の水位予測や岩尾内ダムの貯水放流情報のほか、旭川建設管理部士別出張所と平成28年の大雨災害以降、道が整備を進めてきた小規模河川の水位計や簡易カメラの情報、道路の冠水状況などについて、電話連絡やファクス、情報システムを活用し、共有を図ったところです。また6日から実施した被害状況調査では、温根別地域の方から、5日深夜に温根別川流域の2か所で溢水が起きていたとの情報を得たため、速やかに士別出張所に情報提供を行いました。このほか、士別警察署や名寄自衛隊、てしおがわ土地改良区などとも情報を共有し、避難所では、災害時の連携協定を締結している企業から避難者の食事の供給を受けたところです。最後に、道管理河川を含めた災害対策と今後の課題についてです。議員お話しのとおり、河川氾濫の備えとして、河川管理者による定期的な整備が必要と考えています。これまでも地域の要望などに基づき、士別出張所などに対し、定期的な要望活動を行ってきたところでありますが、予算などの関係から、要望した規模の事業内容に時間を要しているのが現状です。こうしたことから、今回の大雨による災害状況を踏まえ、特に被害のあった北海道管理河川の整備に関して、緊急的に要請活動を行いました。具体的には、温根別川及び犬牛別川における流木伐採、床ざらい等の実施、それから、ペンケヌカナンプ川の改修整備の必要性について道に訴えるとともに、管内選出の道議会議員や国会議員にも同様に要請しています。道からは計画的に整備等を進めており、今年度には温根別川と犬牛別川の合流地点付近の流木伐採等を予定しているとともに、新たに温根別川の流木伐採については、補正予算を上程し、追加での事業実施について検討を進めたいとの言及があったところであり、このたびの緊急要望は一定の成果があったものと考えています。引き続き関係機関と連携し、市民の安全・安心に向けた災害対策の取組を進めてまいります。以上申し上げ、答弁といたします。 (降壇)

再質問 9番 真保誠

再質問いたします。先ほどお話しましたが、非常に道の腰が重くて、特に朝日町はペンケヌカナンプ川は原始河川でありまして、河川改修の要望を出しましたけれども、担当者との話で、今のところいじるつもりはないと。理由につきましては、道の予算がないということはもう大前提でありますけれども、要するに役所がよく言う費用対効果、それから天塩川の支流ということで、北海道開発局との絡み、流量がどうのこうのという話になりました。そんなことは災害時には関係ないだろうと我々地元住民も思いますが、それが意見としてなかなか通らない、通りにくいということが現状であります。さらに今、市長の答弁にありましたけれども、道管理河川の中には、非常に長年、伐採をしてなく、河川の中に、とても1年、2年では考えられないぐらいな柳を含めた木が生えております。特にああいった水が増えたときには上からの流木含めたいろんなものが流れてくるのが、そこで引っかかってダムになってしまって、下まで水が到達しないようなことも、もう通常考えられます。この辺をもう重々検討していただいて、ぜひ道のほうに伐採を早急にしていただきたいと。確かに優先順位もあると思いますが、特別交付金の関係もあるんでしょうけれども、国の対応も含めて、ぜひ市長の手腕でこれを進めていただけないかということを切に要望するところであります。特に地元の方からは、何とか河川の雑木を切ってもらいたいという要請が非常にありますが、なかなか先ほど言ったとおり、道のほうが重い腰を上げないと。ぜひ今市長がお話しされたような論議、それから道議会議員、国会議員も含めて政治力を使って、何とか進めていただきたいと思います。ただ、いつもどおり頑張ります、検討しますということの返事は道のほうも多分されるんでしょうけれども、きっちり今年度、来年度はどこまでやるというところまでの答えもいただいて、早急に進めていただければと思いますが、この辺りはいかがお考えでしょうか。

答弁 市長 渡辺英次

真保議員の再質問にお答えいたします。今、議員お話のとおり、なかなか予算的なものが多分大きな理由かと思いますが、これまで要望どおりの規模の改修ができてこなかったという部分は、道のほうでも、建設部長と今回要望活動対応いただいたんですけれども、そういったお話はいただいております。また、温根別の2河川については、少しずつでありますが改修工事はしてきているところであります。ただ一方では、ペンケヌカナンプ川については未整備河川ということで、その点についても、道のほうではしっかりと認識をある中で、災害についてですから、費用対効果ということではありませんが、限りある予算の中で、やはり優先順位をつけなければならないという言葉を今回の要望活動でもいただいたところでありますが、今回のペンケヌカナンプ川の災害についてもしっかりと把握する中で、もちろん住民の命、それから財産を守ることはもちろんでありますが、あそこも流域に農地広がっておりますので、そういった食料安全保障の意味からも、国産の士別の作物がそういった水害に遭って、収量減らないように取り組んでほしいということで強く要請してきましたので、今後またいろいろ回答来ると思いますが、都度必要に応じて、しっかりと要望活動については取り組んでまいりたいと、そのように考えております。以上です。

出典:士別市議会 令和5年第3回定例会 2023年9月12日 議事録 PDF(3ページ) 間違いを知らせる