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士別市議会 令和4年第4回定例会 2022年12月13日

帯状疱疹ワクチンの予防接種費用一部助成について

2022年12月13日、士別市議会の一般質問で、谷守議員が「帯状疱疹ワクチンの予防接種費用一部助成について」質問し、健康福祉部長 東川晃宏が答弁しました。

質問者
谷守 議員
答弁者
健康福祉部長 東川晃宏

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 11番 谷守

3点目は、帯状疱疹ワクチン予防接種費用の一部助成について質問したいと思います。多くの予防接種は、まだ病原体に感染したことがないため、感染のリスクがあり、病気にかかると重症化しやすい小さな子供のうちに受けることが多いようでありますが、今回は大人になってから検討すべき予防接種について触れたいと思います。大人になってから、成人ワクチン接種の種類としては現在十数種類あるようですが、まずその中で、ここでは法律で定められた機関で接種した場合、公費負担のある肺炎球菌とインフルエンザのワクチン接種について確認したいと思います。2021年2月に接種が始まった新型コロナウイルスのワクチン接種は、今まで接種状況など議会でもその都度報告をいただいておりました。そこで、この肺炎球菌ワクチンとインフルエンザワクチンの接種状況についてまずは確認したく、お知らせいただきたいと思います。接種概要や対象者、人数、費用面などの状況を参考までお示しいただきたいと思います。次に、帯状疱疹ワクチン予防接種費用の一部助成についてです。帯状疱疹は水ぼうそうと同じウイルスで起こる皮膚の疾患で、体の左右どちらかの一部に痛みと赤い発疹、水膨れが生じるものです。免疫力が弱まる50代から発症率が高まり、80歳までに約3人に1人がかかるとされています。つらい神経痛だけではなく、顔面麻痺や難聴、目まいなども引き起こす厄介な疾患で、痛みは3、4週間続き、約2割の人に3か月以上痛みが続く後遺症が残ると言われています。不活化ワクチンの予防接種によって発症を予防できるとされており、予防効果は97.2%と言われております。このように、高齢者で発症しやすく、痛みなどの健康問題となりやすいことから、現在、厚生労働省の審議会では定期接種化が検討されておりますが、現状、予防ワクチンは任意接種で全額自己負担のため、ためらう対象者も多く、普及が課題となっております。そういったことから、高齢化率40%を超える本市にとっても、日常生活のクオリティーを下げずに過ごすことが見込まれる接種費用の助成事業をタイムリーに始められることを提案するものであります。以上、本市の帯状疱疹の予防接種の対応状況、費用などの現況も報告いただき、費用助成の可能性についても答弁をいただき、最後の質問を終わります。 (降壇)

答弁 健康福祉部長 東川晃宏

ただいまの御質問にお答えいたします。初めに、肺炎球菌ワクチンとインフルエンザワクチンの接種状況についてです。肺炎球菌ワクチンは、平成26年10月から定期接種となっており、その際の対象者は60歳から65歳未満の方で心臓、腎臓、呼吸器や免疫機能に障害を有する方と、65歳以上の方を対象としていました。31年度には対象者の見直しが行われ、65歳以上で5歳刻みの年齢の方が定期接種の対象となっています。定期接種に対しての補助は令和5年度末までとされており、1人について1回のみとなっています。5歳刻みの対象者数は年間約1,600人で、接種実績は、平成31年度94人、令和2年度101人、3年度66人で、今年度は10月末までに50人が接種している状況です。接種費用については7,700円で、この2分の1の3,850円を公費負担としています。次に、インフルエンザワクチンについてです。対象者は65歳以上の方と60歳から65歳未満の方で、心臓、腎臓、呼吸器や免疫機能に障害を有する方です。ここ3年間の対象者数は年間約7,400人で、接種実績は、平成31年度3,375人、令和2年度4,250人、3年度3,716人です。接種費用は医療機関により異なりますが、おおむね3,500円であり、本市では市立病院単価3,520円の2分の1の1,760円を公費負担としています。次に、帯状疱疹ワクチンについてです。帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルスが加齢や免疫抑制その他の原因によりウイルスが再活性化して起こる病気です。現在、日本では2種類のワクチンが薬事承認されており、1つは水痘ワクチン、もう一つは乾燥組換え帯状疱疹ワクチンで、いずれのワクチンも50歳以上の方が対象です。水痘ワクチンは、接種回数が1人1回となっており、接種費用は医療機関によって異なりますが、おおむね7,700円となっています。このワクチンは、帯状疱疹の予防に効果はありますが、免疫機能に異常を有する方には接種できません。また、アメリカでの臨床試験によると、発症予防効果は50歳から60歳代で約70%とされ、その効果は5年程度とされています。一方で、乾燥組換え帯状疱疹ワクチンは、平成30年に薬事承認されたばかりで、接種回数は2回となっており、費用は1回当たり2万円から3万円となっています。このワクチンは、国際共同臨床試験によると、予防効果は、50歳以上で約97%、70歳以上で約90%とされ、効果は9年以上と報告されています。既に市内の幾つかの医療機関でも接種が可能となっており、実際に接種された方もいると伺っているところです。御提案のありました本市で接種費用の助成を行う場合、市内の50歳以上の方約1万1,000人に対し、肺炎球菌やインフルエンザ予防接種の実績を参考にし、単価の2分の1、接種率を50%として算出すると、市の助成額は、水痘ワクチンで約2,080万円、乾燥組換え帯状疱疹ワクチンで約1億2,400万円となります。現在、国において平成29年度から各年齢ごとの罹患率や有効性、効果の持続期間も考慮したワクチンの使用や対象者の設定など、定期接種化に向けて調査・研究が進められています。本市としては、自治体負担により接種を促進するのではなく、国の責任において希望する市民がひとしく接種できるようにすべきと考えていることから、定期接種化における国の動向を注視してまいります。以上申し上げ、答弁といたします。 (降壇)────────────────────────────────────────

出典:士別市議会 令和4年第4回定例会 2022年12月13日 議事録 PDF(41ページ) 間違いを知らせる