士別市議会 令和4年第4回定例会 2022年12月14日
渡辺市長が就任して1年余りが経過した現在の市政に対する思いと公約の自己検証と評価及び今後の市政運営に当たっての基本姿勢について
2022年12月14日、士別市議会の一般質問で、大西陽議員が「渡辺市長が就任して1年余りが経過した現在の市政に対する思いと公約の自己検証と評価及び今後の市政運営に当たっての基本姿勢について」質問し、市長 渡辺英次、経済部長 鴻野弘志が答弁しました。
- 質問者
- 大西陽 議員
- 答弁者
- 市長 渡辺英次、経済部長 鴻野弘志
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 12番 大西陽
それでは、3点について、一問一答方式で一般質問を行います。最初に、渡辺市長が就任して1年余りが経過した現在の市政に対する思いと公約の自己検証、評価及び今後の市政運営に当たっての基本姿勢について通告をしていましたが、先ほどの山居議員の質問と内容が重なるところが多くありますので、その点をできる限り考慮しながら、基本的に通告の内容に従って質問をさせていただきます。市長は、2021年6月18日付で市議会議員を辞職して、市民が豊かにいつまでも安心して暮らせるまちを目指すため、国や道との密接な連携によるまちづくりを行い、市内経済を見極めた財政健全化の推進と民間の視点を取り入れた元気な市役所づくりを基本に、38項目の公約を掲げ、2021年9月12日執行の士別市長選挙に勝利して、同年9月25日に新士別第3代市長に就任をされました。そこで、市民に約束をした公約の中で、最優先事項として、地域経済の活性化のためには市内経済を循環させる仕組みづくりが必要であることから地域経済循環分析を行うとしています。先ほど山居議員に対する答弁で基本的な考え方を示されましたが、その内容について私のほうからは具体的にお聞きをしたいと思います。令和3年第4回定例会で、私の一般質問で調査の範囲、調査項目、結果に基づく政策反映の考え方、今後のスケジュール、地域通貨の考え方の問いに対して、まずは市内の経済状況を分析し、その結果を基に政策に反映していくために、その調査の範囲をRESASや地域経済循環分析ツールの内容等から、市内の主要産業を調査するべきと考えているとして、その調査方法や対象範囲などは、今後、庁内ワーキンググループで検討するとしておられました。本年9月にこれらを進めるために専門企業に外部委託をしていますが、これに至った経過と委託内容及び庁内ワーキンググループによる検討経過と現在までの取組の進捗状況をまずお伺いいたします。次に、調査分析の結果に基づく施策として、市内経済の好循環に向けて、地域外から所得を獲得するための施策と地域外への恒常的な流出を防ぐための施策をバランスよく講じていく必要があるとの考えを示されましたが、現時点で想定している施策の概要についての考え方があればお伺いをしたいと思います。次に、今後のスケジュールとして、市長任期の後半となる3年目に事業開始をしたいとしていますが、現時点で当初の予定に変更はないのか、改めて確認をさせていただきたいと思います。次に、地域通貨は、地域経済の活性化を目的に、物やサービスの対価として決済に使える疑似的な通貨としているのが一般的であると認識をしていますが、市長はサフォークポイントで対応することを前提として、サフォークポイントが事業者間の決済で利用する仕組みの構築など、地域通貨として利活用するための調査・研究を進めるとしていましたが、現時点でのこの調査・研究に対する進捗状況を伺います。次に、市政運営に当たって、議会との関係についての基本姿勢についてお尋ねいたします。御承知のとおり、地方自治体は二元代表制であり、首長には執行権があり、議会にはチェック機能を果たすことと議決権があります。このことから、3期12年間、本市の市政を担われた牧野前市長は、議会に対しては真摯に向き合って、率直に切磋琢磨しながら議論を行い、均衡の取れた二元代表制によって車の両輪が成り立つと考えているとしておりました。改めて、渡辺市長の議会に対する基本姿勢をお聞かせいただきたいと思います。最後になりますが、2010年4月の初当選以来、11年と数か月になるかと思いますが、務められた市議会議員から市長に就任をした率直な感想をお伺いして、この質問を終わります。(降壇)
答弁 市長 渡辺英次
大西議員の御質問にお答えします。本市の成長戦略を描く上で、地域経済循環分析の実施により、地域経済の好循環と市内経済の活性化を図ることは必須と考えています。そこで、本市産業構造や経済循環に関する情報の整理と分析を行い、今後の政策を進める上での重要な基礎資料を作成することといたしました。今般これらを進める上で必要となる業務については、本年2月に庁内ワーキンググループを立ち上げ、庁内分析の手法や地域経済の好循環に向けたアンケート調査の実施のほか、経済の波及効果や産業間のつながりを見える化することの必要性について議論をしてきました。その中で調査業務は、当初計画において庁内職員で取り組むことを検討していましたが、地域経済の循環の分析に必要な基礎資料として産業連関表を作成するなど、専門的な知識や効果的な集計作業、また、本業務と類似する業務実績などを勘案し、事業効果の期待できる業者への外部委託としたところです。このほか、ワーキンググループにおける現在までの取組状況については、地域経済循環分析における取組意識の共有を目的とした勉強会の開催や市職員を対象とした地域経済循環分析の基礎知識あるいはデータを活用した現状分析からの政策立案の研修会を実施してきています。このほか、地域経済循環分析の考え方を市民に分かりやすく説明することを目的に、市広報への連載を実施しました。次に、委託締結した地域経済循環分析の業務内容についてですが、RESASを活用した本市の統計データ分析と産業連関表の作成、それから経済波及効果のシミュレーション、地域経済の好循環に向けた本市の取組に対する提言となっています。次に、現時点で想定している施策の概要についての考え方です。地域経済の好循環に向けた取組は、さらなる地域外からの所得の獲得と、いわゆる漏れバケツ理論でいう、穴を塞ぐことです。まず、地域外からの所得の獲得は、市の政策の柱でもある農業や合宿、観光のほか、ふるさと納税などが考えられます。これらにより所得を獲得するため、本市を知ってもらい、認知してもらい、最終的に選んでいただくことでその目的を達成していくと考えているところであり、重要なことは、情報発信とPRにさらに力を入れていくことと認識しています。このような情報発信の取組と併せて、地域外への恒常的な流出を防ぐため、地域通貨の活用など、地域内でお金を使ってもらえる仕組みづくりが必要と思っています。これらのことから、経済波及効果の高い産業への投資など、今後、思い切った施策を検討していく考えです。次に、今後の事業スケジュールですが、作業の進み具合や遅れなども想定されますが、今年度と令和5年度で調査を終了し、その結果を基に6年度の政策を構築するとした考えに、現段階で変更することは考えておりません。次に、サフォークポイントを地域通貨として利活用するための研究・調査についてです。長引く新型コロナウイルス感染症の影響を受け、疲弊する地域経済の回復及び消費拡大を目的に、12月1日より地域活性化応援ポイントの利用が開始をされました。実施においては、これまでの紙媒体から電子ポイントに変更し、参加事業登録をされた市内店舗で利用をされているところです。今回、電子ポイントによる取組に変更することで、従来の紙媒体で行っていた換金における枚数の確認など事務作業の低減や、1円単位で活用できる利便性などは購入された方から好評を得ているところです。しかしながら、電子ポイントによる取組とすることで、専用端末機やインターネット通信環境の整備など経費がかかる部分もあることなど、事業実施における課題も見えてきたところです。今後においては、これらの課題整理や、想定される懸念の払拭などにより、ポイントを活用した事業の構築と併せて、引き続き地域通貨としての利活用における調査・研究を進めてまいります。次に、市政運営に当たって、議会との基本姿勢についてです。議員の皆様も私も、本市をよりよいまちにしていきたいという多くの市民からの負託を受けて、その職務を全うしています。市民の思いや願いを実現し、市政を円滑に運営していくためには、議決機関である議会と執行機関である行政がお互いを尊重しながら緊張感のある討論や連携を行っていくことが重要と考えています。そのためには、議会と行政が活発な議論を行っていくことが何よりも大切ですので、今後も議会との情報共有をしっかりと行いながら、信頼関係の強化に努めてまいります。議員のお話の中で、車の両輪という例えがございましたが、私自身も議員時代からそのとおりだと思っており、その考えは市長になった今も何ら変わることはございません。今後も議会とともに切磋琢磨しつつ、本市の発展に尽力してまいる所存です。次に、市議会議員から市長に就任した感想についてです。私は、自ら目指すまちづくりを実現していくためには、行政の長として執行権を持ち、覚悟を持って政策を実行し、結果を出す必要があるとの思いで市長に立候補いたしました。市長の職務を遂行する中では、日々刻々と変化する状況を見極め、おかしいと思ったら素早く方向を転換する。問題が生じたら、優先順位を整理して早期の解決を目指すといったスピード感と柔軟性、また、各部署から上がってくる多くの施策を取捨選択し、限られた予算で最大の効果を発揮するための判断力の大切さを実感しているところです。また、11年以上にわたる議員活動を通じて、市政の概要的なことは理解をしていたつもりでありますが、実際に組織を動かすマネジメントとしてはやはり不慣れな部分もございますし、現在も勉強中だと思っております。今後も引き続き、本市発展のため、全力で邁進してまいることを申し上げて、答弁といたします。 (降壇)
質問 12番 大西陽
それでは、今、市長の答弁にあった、特にスピード感については大いに期待をしたいと思います。それで、外部委託の関係についてもう一度確認させていただきたいのですが、市長は日頃言われている、資金の外部流出につながるということになるのだと思いますが、これは、RESASや、先ほど言った地域経済循環分析ツールでは、全くこの分析は成り立たないという考えなのか、この辺を確認したい。もう1点、非常に勉強不足で申し訳ありませんが、何とか理論、あれは何と言いましたか、もう一度お願いしたい。
答弁 市長 渡辺英次
再質問にお答えいたします。まず1つ目の外部委託についてであります。大西議員おっしゃられるとおり、外部委託は札幌の業者であります。いわゆる私がいつも言っている、外にお金を流出しないということと矛盾をしているのではないかという意味合いかなと思っているところでありますが、残念ながら、士別市において、そういった専門的な分析をできる企業はございません。そして、いろいろこういった事業を組み立てる中で、たまたまお話の中で、今回受託していただいているのが道銀総研なんですけれども、士別の道銀からも、そういった事業をやっている部署があるというお話もいただきまして、それでそこから専門的なことを外部委託するほうがいいのではないかという方向性にまず変わったということです。中途半端なものをつくって政策をするよりも、しっかりと市民の皆さんが納得できるような資料を作りたいというのが今回2年間の分析結果を求めているところでもありますので、御理解をいただきたいと思います。それから、漏れバケツ理論というのですけれども、これは日本だけではなくて世界各地で使われているのですけれども、経済を水に例えて、お金を水に例えて、ちょっと今、図がないので説明しづらいのですが、要するに、バケツに穴が開いていると幾らお金が入っても外にどんどん逃げてしまうという理論となっています。これは、インターネットなどでよく出ていますので、ぜひ御覧いただきたいと思いますが、考え方としては、従前答弁しているとおり、外からの外貨を稼いで、外に出るお金をなるべく外に出さずに市内で循環させる仕組みということで、これは私の勝手な一人の発想ではなくて、今、各自治体で取り組んでいる内容にもなっていますので、何とか形をつくるというのが行政の役割でありまして、実際に成功するかしないかは市民の皆さんの理解度という部分もありますので、周知に関してもさらに強めて、成功するように事業を進めてまいりたいと考えております。以上です。
質問 12番 大西陽
それで、外部委託する業者、これの循環分析の受注実績というのは、道内で相当あるものなのでしょうか。
答弁 経済部長 鴻野弘志(経済部長は2024年3月まで)
お答えいたします。今回お願いしている業者からも、過去に実施した、今回私どもがお願いをしている本業務と類似する業務実績として、6事業が受注実績ということでございます。これは全てが北海道内の事業ということでございます。以上です。