士別市議会 令和4年第3回定例会 2022年9月14日
士別市男女共同参画行動計画について
2022年9月14日、士別市議会の一般質問で、加納由美子議員が「士別市男女共同参画行動計画について」質問し、市長 渡辺英次、総務部長 大橋雅民が答弁しました。
- 質問者
- 加納由美子 議員
- 答弁者
- 市長 渡辺英次、総務部長 大橋雅民
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 5番 加納由美子
今回の定例会最後の質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。通告に従い一般質問を行います。士別市男女共同参画行動計画について。私たちの世代は、学校で男女平等を学びながら、就職後、最初に習ったのがお茶の出し方という時代です。当時はそれが当たり前だったのです。よい面もありましたが、男性が外で働き、女性は後方で支えるという役割について刷り込まれたものがあります。昭和60年に男女雇用機会均等法が成立しましたが、現在も男女共同の社会は道半ばだと思っています。私は共同参画社会への取組をライフワークと考えております。今後も注視し、活動いたしますので、よろしくお願いいたします。当市は、2018年度から2025年度まで、男女がともにきらめくまちプランとして、第3期士別市男女共同参画行動計画を作成しています。作成の目的は、男女が共に尊重し合い、誰もが住みやすい社会を目指しています。2022年度版世界経済フォーラムで、男女格差報告は、ランキングにおいて日本は116位という残念な結果です。士別市男女共同参画推進条例の中で、性別によって役割を固定的に捉える意識や社会の制度、慣行などが依然として存在し、男女平等が実現しているとは言えない状況が見られますとあります。条例において明記されたことは、有意義なことと考えます。次に、第3期士別市男女共同参画行動計画、男女がともにきらめくまちプランの中から伺います。まず、当市における男女共同参画事業の担当の現状はどのような配置になっているのでしょうか。出発点は、男女格差があるとの自覚があっての計画と認識しており、計画当初から進展があるはずです。今後3年間は、さらに目標達成に向けて取り組んでいただけると思います。計画に基づいてどのように取組を進めるのでしょうか。計画書によりますと、審議会、委員会などにおける女性登用の促進の登用率が平成29年度48.5%、2025年までの目標は50%となっておりますが、括弧書きで、充て職を除くとあります。充て職のメンバーも発言することを考えた場合、全ての参加者の中で女性の割合を公表すべきと考えますが、いかがですか。子供を持つ女性が退職まで働き続けるためには、越えなくてはいけないハードルが多くあります。出産、育児、家事、PTAを含む親同士の交流、介護を含む親戚付き合いもあります。母親である女性が働き続けるには、父親の協力も大切です。男性が育休を取りやすくするための働きかけは職場内でどのように行っているのでしょうか。市内の企業への働きかけはどのように行っているのでしょうか。市民の中には、役所の人は労働条件が恵まれていると言う人が多くいます。まずは市役所の職員が働きやすいこと、それを市内の企業にも理解を求め、整備することが重要です。具体策はどのようになっているのでしょうか。男女がともにきらめくまちプランの中におけるアンケートは、セクシュアルハラスメントの経験や女性の人権が尊重されていないと感じることなど多岐にわたっています。細かな視点からの内容で、とてもよいアンケートだと感じました。目的は、ともにきらめくためにどうするかです。女性は、産む性であることは間違いのない事実です。しかし、長年女性が我慢してきたという実感はあります。何も言わなければ、性別を問わず、傷つく言葉を言われても、言われただけのこと、形としては残りません。女だから当然、仕方ない。波風立てる必要はないと考え、また、男性優位の社会は居心地がよい面もあるという考えもあります。精神文化として根づいたものは、簡単に変えられないものです。地道に活動するのは女性側の仕事でもあるのです。アンケートの結果を受けて、どのように活動をされているのかを伺います。計画最終年は2025年、まだ3年あります。担当職員を中心に積極的な周知活動をしていただきたい。情報発信を考えたとき、どのような事例や言動がハラスメントに当たるのかを具体的に示す必要があります。男女を問わず、多くの場合、何げない一言がセクハラに当たるとは考えてはいないのではないかと思えるからです。自戒を込めた提案とさせていただきます。市長に伺います。男女共同参画行動計画事業は、2025年までどのように計画を進めていくお考えなのでしょうか。以上です。 (降壇)
答弁 市長 渡辺英次
加納議員の御質問にお答えします。初めに、士別市男女共同参画行動計画の担当部署についてです。第3期男女共同参画行動計画については、副題を男女がともにきらめくまちプランと定め、平成30年度から取組を進めているところです。計画の事務につきましては、総務部企画課が所管をしており、策定時には2名の女性職員が関わっていましたが、現在は全てが男性職員となっています。次に、計画の内容についてですが、本計画では3本の基本目標を掲げて男女共同に資する取組を進めており、その1つは、人権と男女平等を尊重する意識づくりです。この目標では、人権の尊重と暴力の根絶及び男女共同参画社会の理解促進を目指し、相談窓口の周知や暴力、虐待防止に向けた啓発、男女共同参画に関する学習活動の推進などに取り組んでいます。2つ目の目標は、男女の自立を支援する環境づくりです。この目標では、家庭や仕事、地域において、男女が共に協力し、責任を担い、自分らしい生き方が選択できるよう男女平等の意識啓発や多様な働き方を推進する取組を進めています。3つ目の目標は、男女共同参画の社会づくりです。この目標では、男女が同じように参画するまちづくりを進めるため、市民や関係団体、企業と行政が連携し、政策や方針決定過程における女性の参画を推進しています。そこで、審議会、委員会における女性の登用割合についてです。議員お話しのとおり、充て職を含めた数値目標を掲げることができればと考える一方、充て職については、ほかの団体や企業などで役員についている方にお願いすることから、現時点では男性が該当する場合が多いのが現状であります。充て職を含めた数値目標の達成のためには、さらに広範な社会全体の仕組みを見直していく必要があると考えています。充て職を含めた女性割合の数値の公表については、次期計画の目標値設定などと併せて検討を進めてまいります。次に、男性が育児休業を取得しやすくするための環境整備についてです。市役所では、新規採用職員を対象として、男女共同参画や育児休業等の休暇制度を学ぶ職員研修を実施しているほか、令和2年度には、育児休業を取得した男性職員を講師に研修会を開催し、職員の休暇取得に向けて意識の醸成に努めたところです。また、市内事業所における休暇制度などの充実については、これまでに企画課の職員が事業所を訪問して意見交換などを行ってきました。近年はコロナ禍の影響もあり、訪問が難しい状況にもありますが、労働状況実態調査を通じて、ハラスメントの有無や職場環境などを確認しているところです。計画期間も残り4年となり、市民や事業所の理解も一層深めていくため、事業所訪問の再開も含め、効果的な手法を検討する中で、意見交換、啓発活動を行っていきたいと考えています。次に、女性の人権尊重とセクシュアルハラスメント防止への啓発についてです。これまでも、男女共同参画週間や女性に対する暴力をなくす運動の期間に合わせて、広報や市ホームページ等を中心に、男性は仕事、女性は家庭などの男女の固定的な役割分担意識の改善に向けた周知を行ってきたところです。また、アンケートの結果も踏まえて、3年度には北海道立女性プラザとの連携により、市役所本庁舎の市民テラスにおいて職場でのハラスメントの実態調査を紹介するパネル展を実施し、身体的、精神的なハラスメントの事例や被害に遭ったときの対処法と相談先などについて啓発を行いました。今後も機会を見つけ、啓発活動を行うこととしています。次に、今後の行動計画の進め方についてです。昭和から平成、令和へと時代が移り、社会環境が大きく変革する中、男女共に仕事や生活に対する考え方、家族の在り方など、社会に対する意識も多様化しています。数値目標の達成状況については、次期計画の目標設定と併せて、令和7年に市民アンケートを実施して把握をする予定です。今後も、男女が共に尊重し合いながら、対等なパートナーとして参画していく地域の実現に向けて、引き続き市民や事業所、各団体に対する啓発活動を中心に進めていく考えです。以上申し上げ、答弁とします。 (降壇)
質問 5番 加納由美子
2つ質問させていただきます。最初に、男女がともにきらめくまちプランのその一番最初のときには女性2人だったのが、今は男性2人ということで、市役所の認識としては、女性に対する平等というものが進んだので女性を入れなくてもいいという判断で、そのような今の流れになったのかなということを1つ伺いたい。もう一つ、充て職の場合です。多くの場合、上に立つ人は男性が多いので、その充て職で役員さんとなったときに、男性の方が出てきそうなときに、できれば女性の役員さんがいればバランス的に女性の方もお願いしたいのですよねとかという促し方というのは、そういう方法はないのでしょうか。というところの2点質問させていただきます。以上です。
答弁 総務部長 大橋雅民
再質問にお答えいたします。現在の企画課職員の体制についてです。答弁でも申し上げたとおり、策定時は2人の女性職員がいました。現在は女性職員ではなく、男性職員が担当しているところです。私どもとしては、男女平等といったような観点から、女性だけではなく男性職員もこの事業に携わっていっていいと考えておりまして、男性職員に今は担当を担っていただいているところです。今後は、ちょっと人事のことですので分かりませんけれども、男性でも女性でも担えるような体制、業務になればという部分を引き続きやっていきたいと思っています。2点目です。充て職の考え方です。加納議員おっしゃられるように、どうしても役員さんにお願いするとなると、まだ男性が多い状況にあります。女性の声も伺いたいという場合もあろうかと思います。今後、充て職の考え方等も含めて考えていきたいと思っているところで、次期計画で、先ほど答弁申し上げましたけれども、充て職を含めるのか含めないのか等々も含めて、今後、検討していきたいと思っています。以上です。