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士別市議会 令和4年第3回定例会 2022年9月14日

財政健全化実行計画1年目の実績について

2022年9月14日、士別市議会の一般質問で、西川剛議員が「財政健全化実行計画1年目の実績について」質問し、市長 渡辺英次が答弁しました。

質問者
西川剛 議員
答弁者
市長 渡辺英次

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 7番 西川剛

2点目は、財政健全化実行計画1年目の実績についてというテーマで質問いたします。持続可能な財政基盤の確立、基金に頼らない財政運営の構築、財政調整基金残高3億円の確保を目指し、令和3年度から5か年を計画期間とする財政健全化実行計画に基づく方策に取り組んだ計画初年度となる令和3年度決算が取りまとまりました。3年度決算の認定につきましては、この後の予算決算常任委員会での審査に付託ということになりますが、今回の質問では、財政健全化実行計画1年目の実績という点で質問をいたします。まずは、一般会計決算収支と財政調整基金の状況をお知らせください。併せて、財政健全化実行計画における財政収支見通しとの比較についても教えてください。これまで説明を受けている数字では、健全化計画における令和3年度収支見込額は、様々な方策を講じても、1億4,700万円のマイナス、また、4年度当初予算案の説明を受けた2月15日の全員協議会資料では、これが2億400万円のプラス、そして、さきの6月定例会大西議員への答弁で約7億円のプラスとなり、大幅な収支改善とのことでした。改めて3年度一般会計収支決算、財政調整基金の状況、さらに健全化実行計画の財政指標目標である経常収支比率、実質公債費比率、将来負担比率をお知らせください。さきの大西議員への答弁においても、大幅な収支改善の主な要因として、市税で約1億5,000万円、譲与税、交付金関係で約9,500万円、普通交付税で約2億7,100万円、特別交付税で約2億1,800万円などの歳入の大幅な上振れ、さらに歳出においても想定を超える不用額が発生し、これら要因について詳細な分析を行うとされておりました。市税や交付金、普通交付税の上振れ、また、歳出予算の未執行については、当然コロナの影響が大きいと思いますが、他方、燃油高、物価高の影響などについても、電気料の抑制のためのLED化については、昨年からこれだけ電気料が値上がりしていれば当初の効果額が出ているかなど、例えばこういった事情についてどのような分析を行っているのか、取り組んでいる分析の内容や分析作業の進捗状況、その結果についての公表時期も教えてください。あわせて、この分析に基づいて、財政収支見通しの再推計を求めたいと思います。とりわけ歳入の見積りについては、計画策定時から大幅な差が生じ、また、令和3年度の決算の黒字化、コロナの影響、燃油高、物価高の影響により、計画策定時点の推計と実情が合わないといったことから、現在、詳細分析を行っているものだと思います。今後、この計画の見直し検討のためにも、計画期間中の財政の見通し、この再推計を求めますが、いかがでしょうか。令和3年度計画初年度の大幅な黒字、その理由となる市税や交付税など、歳入予算についての今後の見積りはどのように変わっていくのか、物価高等による歳出への影響など、私は、この詳細分析の先に財政の再推計によって健全化実行計画の着実な推進、計画目標最終年であります7年度までの目標達成を確実に見通し、その確認を前提に、過去2年、2年度、3年度決算によって財政調整基金に積み上がった分、乱暴な言い方をすれば、コロナによる事業未執行による不用額によって増えたこの分については、2年度、3年度とこの地域に流れるはずだったお金が流れていないということでありますので、早期にこの全額を現下の燃油高、物価高における事業活動継続のための支援策に活用するべきだと考えますが、いかがでしょうか。市長の考えを伺い、この質問を終わります。 (降壇)

答弁 市長 渡辺英次

ただいまの御質問にお答えします。まず初めに、決算収支と財政調整基金に関する御質問についてです。本定例会最終日に決算認定に関する要旨を改めて御説明申し上げますが、令和3年度一般会計につきましては、歳入総額179億7,546万円、歳出総額172億7,376万7,000円、収支差引き7億169万3,000円となり、翌年度へ繰り越すべき財源を差し引いた実質収支では6億9,861万8,000円の黒字決算となりました。財政調整基金につきましては、5月31日現在の残高11億6,073万7,000円に、地方自治法第233条の2の規定に基づき、3億5,000万円を編入し、現在高15億1,073万7,000円となったところです。この結果、財政健全化実行計画における令和3年度の収支見込みでは、1億4,700万円の収支不足の見込みに対しまして、約8億4,600万円のプラス、計画上の4年5月31日現在の財政調整基金残高5億7,800万円の見込みに対して約5億8,300万円のプラスとなり、決算状況が大きく好転し、計画値との大幅な乖離が生じたところです。次に、財政健全化実行計画の財政指標目標に掲げた令和3年度決算に基づく各比率については、経常収支比率の推計値97.1%に対して92.7%、実質公債費比率推計値14.4%に対して14.2%、将来負担比率推計値158.6%に対して110.9%となり、3指標ともに推計値よりもよい結果となりました。これらの主な要因につきましては、第2回定例会において、大西議員への答弁のとおり、歳入の上振れが大きな要因でありますが、歳出においても不用額が発生しており、この分析作業を鋭意進めているところです。分析に当たっては、財政健全化実行計画策定時には、想定し切れなかった新型コロナの影響やウクライナ情勢に起因する燃料、物価高騰の影響などの特殊な事情もあることから、様々な要素を総合的に集計するため、DX推進の新たな試みとして、簡易的な決算調査システムを構築し、その作業に当たっているところです。例えば御指摘の電気料の分析に当たっては、特に複雑な要素が絡み合うことから、極めて困難な作業となることが想定されていました。そこで、決算調査システムを活用することで、開館時間、開館日数の見直し効果、それから照明のLED化などのプラス要素を把握する一方で、電気料金高騰などのマイナス要素も把握をし、データの収集、分析を行っているところです。このほか、具体的方策の効果額や影響額も同様に分析の上、戦略レビューでの評価、検証を経て、予算決算常任委員会までにはお示しできるよう取り組む考えです。次に、財政収支見込みの再推計についての考え方についてです。先ほども申し上げましたとおり、新型コロナの影響、燃料、物価高騰の影響などにより、社会経済情勢が大きく変化をしていることや、市税や交付税などの歳入の上振れによる計画値との大幅な乖離を踏まえますと、西川議員のお話しのとおり、財政収支見込みを再推計すべきと考えており、既にその作業の一部に取りかかっているところです。決算の好転による財政調整基金の積み増し分を全額活用すべきとの御提言ですが、計画2年目の現段階においては、いまだ将来にわたって安定的な財政運営が見込めるような十分な体質改善には至っていないことから難しいものと考えています。燃料、物価高騰の影響を受けている事業者への支援策については、国の第二次補正予算の動向を注視する中で、地方創生臨時交付金の追加配分等を勘案しながら、一般財源の活用も視野に必要な対策に取り組む考えでありますが、財政健全化実行計画が目指す体質の改善は、いまだ道半ばであり、引き続き持続可能な財政基盤の確立に向けた取組が必要であると考えているところです。以上申し上げ、答弁といたします。 (降壇)

再質問 7番 西川剛

再質問いたします。この定例会の中でも、また、さきの第2回定例会の中でも多くの議員からの質問で、物価高等による影響緩和のための市の独自対策というものが求められています。基本的な答弁は、まずは国だということ、さらには独自にするにしてもその財源はこの後予定されている臨時交付金で考えるということでございますが、私はやはり危機感だと思います。これは、先ほどの真保議員の質問の中でもありましたけれども、この15億円ということで答弁いただきました財政調整基金、何ぼあれば安心なのかということで、それは分かりません、私は。皆さんのほうが分かっているということだと思いますが、ただ、現実的にこの財政健全化実行計画5か年計画を立てたときの目標は、財政調整基金、何とか3億円を確保したいねといっているのが目標であります。また、先ほどお示しいただきました令和3年度の経常収支比率や実質公債費比率、将来負担比率についても、その多くは3年度の推計というよりは、最終年度である7年度の目標値を既にもう達成しているという数字でございます。また、さらにこの財政調整基金の部分の多くは、市税の上振れということは納税者がいるわけですよ、地方交付税の上振れも国税を経由した税収なわけですよ。税を納めている人の部分に対して、しっかりと今対策をしないと、税を納めてくれる方々がやはり大変なことになるんだということが、この間の質疑、あるいは、先ほども御紹介ありました、農業を中心とする経済団体や、そして生産者の皆さんの思いだと思いますので、先ほど真保議員の再々質問の答弁に対して、経済対策、数字を持って検討をしているということがありましたので、額の規模などについては速やかに今後出してほしいと思いますが、間違いなく年内には打ってほしい、そのための財源としては使えるんだと私は思うんですけれども、その点、改めて考えをお聞かせください。

答弁 市長 渡辺英次

先ほどの真保議員の御質問、それから今回の西川議員の御質問に対して、本当に我々も同様に市内の農業、商工業に対して危機感を持っていることは、十分持っているということです。今回その算定に載せなかったということも、先ほどの真保議員の御質問にも答弁いたしましたが、やらないとか、考えていないということではないということをまた再度付け加えておきたいと思います。今回、決算委員会まだ終わっておりませんが、今回上振れしている分は間違いなく上振れしておりますし、ただいまの答弁でも申し上げましたとおり、一般財源を含んで考えております。年内にというお話がありましたが、今、精査しているものが進めば、第4回定例会のほうで上程したいと思っておりますので、それまでに皆様にお示しをしたいと思っていますので、御理解をお願いしたいと思っております。以上です。

出典:士別市議会 令和4年第3回定例会 2022年9月14日 議事録 PDF(22ページ) 間違いを知らせる