士別市議会 令和4年第3回定例会 2022年9月14日
地域公共交通網形成計画について
2022年9月14日、士別市議会の一般質問で、佐藤正議員が「地域公共交通網形成計画について」質問し、市長 渡辺英次、総務部長 大橋雅民が答弁しました。
- 質問者
- 佐藤正 議員
- 答弁者
- 市長 渡辺英次、総務部長 大橋雅民
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 8番 佐藤正
通告に従いまして質問をさせていただきます。地域公共交通網形成計画について質問をいたします。農村地域における交通網の確保は、これから高齢化社会を迎え、欠くことのできないライフラインの一つになりつつあります。2020年度の推計値では、多寄地区の高齢化率は51%、上士別地区は50%、朝日地区は52%、温根別地区は46%と、この高齢化社会を見据え、市としても公共交通網についての実証実験を行ってきたところだと思います。特に多寄地区における実証実験の結果をお伺いいたします。予約運行型乗合バス、士別ハイヤーによる実証実験、令和3年12月から令和4年2月までの3か月間でどういう結果が得られたのか、お伺いをいたします。実証実験前後には地域説明会も開かれていると思いますが、地域の方々の意見や今後の取組についても併せてお伺いをいたします。本市と名寄大学の連携協定に基づき、多寄地区における買物環境づくりの研究にも取り組んできたところだと思います。アンケートの結果でも、住民の店舗出店への期待が高く、Aコープが撤退した後、お店屋さんがなくなり、高齢者の買物難民が出るのではないかと心配されておりました。日常生活に欠かせないちょっとしたものが買えるお店屋さんがあればと、地元の人たちが待ち望んでいました。そんな中、昨年8月にミニショップ・ヤマモトさんが出店し、地元の皆様に喜ばれております。オーナーの山本さんも、もっと品ぞろえを増やし、地元になじんだお店にしていきたいと意気込んでおられます。また、課題となるのは品物の価格、品ぞろえ、利便性の何を優先し、選択するのか、出店したとしても地域になじまなければ続けられず、住民にとって身近な存在の店舗にすることができません。買物環境を整えるため、行政として応援できることがないかも併せてお聞きいたします。地域の活性化のためにアイデアを出し合い、まちづくりに取り組んでいる多寄地区に、先月中心地に、プラットホーム緑の散歩道がJAの一部を借り、開設されました。私も立ち寄らせていただきました。昨日、大西議員の紹介にもありましたように、道北バスの停留所やJR多寄駅の近くで待ち時間などを利用して気軽に立ち寄れる住民サロンを目指しています。代表の中田さんが、季刊誌「緑の散歩道」を2010年に発行し、現在51号の発行となっています。毎回500部ほど印刷し、地域の情報、出来事などを多寄全域に配布されています。近年、賛同者も増え、サロンの運びとなったとのことであります。気軽に立ち寄れるサロン、そしてお店屋さんがあり、地域の憩いの場、交流拠点として有意義な場所になっております。こういう地域で頑張っている人たちを行政として支えていく環境が高齢者の孤立や地域住民の交流の高まりに必要だと思います。これらについての考えをお聞きし、この質問を終わります。 (降壇)
答弁 市長 渡辺英次
佐藤議員の御質問にお答えします。初めに、多寄地区における乗合タクシーの実証実験についてです。本市では、今後の農村地域における買物環境の改善に向けて、令和元年度から3年度にかけて名寄市立大学と連携し、多寄地区をモデルとした研究事業を実施しました。この研究から、買物環境の改善策の一つとして、近い将来を見据えた新しい移動手段を確保することが重要であるとの提言の下、昨年12月から本年2月までの3か月間、多寄地区でデマンド型乗合タクシーの実証実験を行ったところです。具体的な運行方法は、多寄地区の住民から利用の予約があった場合に、住宅から多寄地区の中心部や中央市街地へタクシーに乗り合わせて移動するものであり、乗り合わせた人数によって利用料金が変わる仕組みです。運行の日時は、通院等を考慮しつつ、毎週火曜日から木曜日とし、1日当たり3便を設定するとともに、12月と1月は多寄中心部、2月はJR士別駅を運行先に設定をしました。実証実験の実績としては、多寄中心部への移動が2か月間で運行回数が11回、利用者数で延べ16人となり、JR士別駅への運行はなかったところです。この結果を受け、多寄地区の老人クラブなどに聞き取りを行ったところ、多寄の西地区にお住まいの方からは、既存のバス路線である中多寄線があるということや、自家用車で移動している、また、多寄中心部や東地区にお住まいの方からも、現時点では自家用車で移動しており、乗合タクシーの必要性を感じていないとの御意見をいただいたところです。一方で、5年または10年後には運転も難しくなり、公共交通が必要になると思うとの御意見も多かったことから、現時点では本格運行までの必要性はないものの、引き続き将来に向けて、利用しやすく、市民ニーズに適した公共交通の在り方について検討を行ってまいります。また、元年度から7年度までを計画期間とする士別市地域公共交通網形成計画においても、少子高齢化や人口減少を踏まえ、農村地区におけるデマンド乗合交通等の新たな公共交通体系の導入を目標の一つとして設定をしています。今後においても、計画に基づき、利便性と効率的な視点を考慮しつつ、地域を支える持続的な公共交通のネットワークの構築に向けて取り組んでまいります。次に、地域活動や農村部における店舗への行政支援についてです。議員お話しのとおり、本年8月から多寄地区において地域ネット緑の散歩道が北ひびき農協多寄支所の一角を利用して、住民サロン、プラットホーム緑の散歩道を開設しました。このサロンの目的は、バスの待合所や観光客との交流、議会中継の放映など、多目的な地域交流の拠点として利用することとなっており、開設に当たっては、まちの地域力推進事業に基づき、助成を行っているところです。今後も、市としましては、まちづくり総合計画の地区別計画を推進する取組や、市民団体などが自主的に企画、実施する公益的事業に対し、引き続き支援することで地域づくりの推進を図ってまいります。また、昨年の8月に、多寄地区において食料品などを取り扱う店舗が開店し、地域住民からも大きな期待を寄せられているものと認識をしています。市として店舗への直接的な支援については難しい面もございますが、例えば今後も検証作業を続けるデマンド型乗合タクシーについて、当該店舗を目的地に設定するなど、地域住民がより利用しやすい環境づくりに努めてまいります。例年、多寄地域の有志が中心となって開催をしている、たよろde市は、店舗への応援の意味を込めて、昨年度から店舗前を開催場所としているとも聞き及んでおり、地域の農産物や店舗の商品、飲食店などとの連携による相乗効果や、コミュニティーの醸成が図られることも大切な視点だと思っています。今後におきましても、地域活動への支援や、公共交通の確保などを通じて、地域に住み続けることができる生活環境の確保を目指します。以上申し上げ、答弁といたします。 (降壇)
質問 8番 佐藤正
地域公共交通網について、今の答弁がありました。利用する人があまり少ないと、今のところは自家用車でどうにかなるということなのです。ということで、実証実験の中では、あまり効果的な話はなかったと、今の答弁の中では聞きました。令和元年度から7年度にかけて再度やるというか、目標にして、この農村地帯の交通網を考えていきたいという今の答弁がありましたけれども、具体的にはどういう内容でやっていくのか、お知らせください。あと、地域で頑張っている人たちを応援するということで、引き続き行政でできることは応援していきたいということの答弁でありました。早急に具体化して、取り組んでもらえればと思います。以上、再質問です。
答弁 総務部長 大橋雅民
佐藤議員の再質問にお答えいたします。具体的な運行方法、将来に向けてという御質問にお答えをさせていただきたいと思いますけれども、今回、多寄地区で実証実験を行いました。答弁でもありましたように、3か月やって16人の利用ということです。その後、地域の方にも意見を伺いながら、今後に向けて、今、検証作業をしながら新たな運行方法を構築しているところです。今の段階でどのような運行方法という具体的な案はないのですけれども、引き続き、今週もそうなのですが、北大の岸先生の御助言もいただきながら、また、地域との意見交換も行いながら、具体的な運行方法を決めていきたいと思っているところです。地域の応援体制についてなのですけれども、引き続き、答弁にもありましたように、まちの地域力推進事業を中心に、行政としては支援というか助成のほうをさせていただくような考えで今はいるところです。以上です。
質問 8番 佐藤正
引き続き、助成のほうも考えていきたいという、前向きな答弁をいただきました。よろしくお願いいたしたいと思います。