みんなの議会

士別市議会 令和4年第3回定例会 2022年9月13日

砂糖(てん菜糖)の消費減退を踏まえ、需要拡大に向けた取組みについて

2022年9月13日、士別市議会の一般質問で、大西陽議員が「砂糖(てん菜糖)の消費減退を踏まえ、需要拡大に向けた取組みについて」質問し、市長 渡辺英次が答弁しました。

質問者
大西陽 議員
答弁者
市長 渡辺英次

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 12番 大西陽

それでは質問に入る前に少し話をさせていただきたいと思います。今年の8月1日に多寄をエリアとした季刊紙、いわゆる季節の季。緑の散歩道を発行している多寄町の中田實さんが代表の地域ネット緑の散歩道が中心となって、住民サロンの役割を担うために誰もが自由に行き交う鉄道駅をイメージしたプラットフォーム緑の散歩道を開設しております。当然、ここに駅長もおられます。開設以来、どれくらいたつんでしょうか、9月で1か月以上たつのですけれども、毎日10人程度の方が訪れているということであります。私はすばらしい取組だと思うその一つの特徴的な取組についてですけれども、ここに大型テレビを設置して、本年の3定から、今議会から、議会ごとに中継を視聴するということにしております。初日の9月2日についてはお聞きしますと十五、六人の方が集まってその中で神田壽昭元議長から議会の仕組み等のお話をいただきながら視聴されたということをお聞きしています。それから呼びかけの文書ですけれども、これを後で御覧いただきたいんですが、そうだ、士別市議会にいこうというタイトルです。中継ライブパブリックビューイングとして、ここに今日からの3日間のそれぞれの通告した議員と内容について示して、呼びかけております。このことは思い起こせば、議会基本条例で活動の原則の一つとして、市民の傍聴に意欲を高める議会運営を行うとあります。まさに市民自ら実践をしていることに対しても、議会としても、私個人としても感謝をしなければなりません。そこでですけれども、こういう活動をしておりますから、市長それから副市長、広い意味では社会教育の一環ですから教育長、さらに各部長はじめ職員の皆さんもぜひ時間をつくって一度訪れてみてはいかがでしょうか。このことを申し上げて、本題に入ります。それでは通告のとおりですけれども、一問一答方式で質問をいたします。最初に、砂糖、いわゆるてん菜糖の消費減退を踏まえ、需要拡大に向けた取組についてであります。砂糖は、国民の食生活や我が国の食文化にとってなくてはならない食品でありますが、その消費量は減少傾向にあります。一方では甘味の総需要量は微減傾向で推移していることから、日本人が食べる甘味の量は大きく減少しておらず、砂糖を食べる量だけが減少していることになります。砂糖の消費減少の要因として考えられるのは、コロナ禍の影響も否定はできませんが、安価な加糖調整品や異性化糖、高甘味度人工甘味料の需要の増加と消費者の低甘味志向や糖質制限志向などの食生活の変化に合わせて砂糖は太る、あるいは糖尿病の原因となるといった誤ったイメージが重なったことにあるのではないでしょうか。砂糖は精製糖企業などとの確認事項で、消費の減少量に応じて、てん菜から製糖される白糖の数量が圧縮されることから、国などがてん菜向け交付金の上限となる産糖量枠を現在の64万トンから20%の引下げをすることを既に提示をしております。てん菜は国産の砂糖原料の80%を占めており、本市においても輪作体系を維持する基幹的な作物として位置づけられており、生産抑制によって、生産の所得及び日本甜菜製糖株式会社士別製糖所の操業にも影響が生じ、結果、市内経済にダメージを受けることになります。これらの問題を受け、農林水産省は平成30年に砂糖の需要拡大を目的に、砂糖の正しい知識の普及の応援、高品質で競争力のある砂糖の安定的な供給の応援、食文化の普及・促進の応援、インバウンド向けの消費促進輸出拡大の応援を理念として、ありが糖運動を始めました。ありがとうのとうは砂糖の糖であります。さらに生産者団体として、JAグループ北海道でも令和元年6月から4年3月までの約3か年にわたって砂糖の消費拡大を目指すため、砂糖の年間消費量が190万トンを割り込んでいることから、200万トンまで回復させることを目標に、砂糖に対する誤解の払拭や正しい知識などを随時発信していくために天下糖一プロジェクト、天下統一の統は砂糖の糖であります。立ち上げております。そこで、さきに述べたように、受ける影響をできる限り払拭するために、市内各団体及び関係団体に協力をいただき、連携して本市独自で実効性のある効果的なてん菜糖の消費拡大運動を市民の協力をいただいて行う必要があると考えます。市長は現在、北海道てん菜振興自治体連絡協議会の会長の立場であり、砂糖の消費拡大に対して、加入自治体をはじめとして、全道的な機運をより高めるために、本市が呼びかけて取組を拡大すべきだと思いますが、このことに対して見解とさらに前向きな考え方を伺います。(降壇)

答弁 市長 渡辺英次

大西議員の御質問にお答えします。初めに、砂糖消費拡大のために、市内の各団体及び関係機関との連携による実効性のある取組についてです。てん菜などを原料とする国内産糖の消費量は、昨今の人口減少に加え、ライフスタイルや食生活の変化、新型コロナウイルス感染症の影響などにより、大きく減少し、需要と供給のバランスが崩れ、余剰在庫状態を危惧するところです。本市においてはこれまで国内最北の製糖所を有する砂糖のまち士別のPR、産業への理解や地域活性化を図ることを目的に、日甜士別製糖所のほか、市内の各関係機関の御協力をいただき、平成23年から隔年により、士別ビートまつりを開催してきたところです。そのほか身近な取組として、昨年、本市職員向けに砂糖商品セット販売を企画し、砂糖消費拡大への取組と理解の浸透を図ったところです。また市民向けの砂糖製品の消費拡大運動については、製品を取り扱う事業所等の御協力や市民ニーズの把握が必要と考えられることから、どのような取組が可能なのか、事業所や関係機関と協議してまいりたいと考えています。今後におきましても、砂糖の消費拡大や地域農業において、輪作体系の確立に欠くことはできない重要な寒冷地作物であることを再認識し、作付の維持継続につなげることを目的に、関係機関と連携した取組を進めていきたいと考えています。次に消費拡大に対して、全道的な機運をより高めるために、本市の呼びかけによる取組の拡大についてです。北海道てん菜振興自治体連絡協議会は現在道内88の自治体が加入をしているところです。主な活動内容は製糖所が所在する8自治体で構成する幹事会により活動内容の精査を行い、具体的な取組として、組織のさらなる拡大や北海道あるいは関係省庁など中央への要請活動等を行っています。本年度は7月13日に北海道農政部、道議会各会派へ、27日には農林水産副大臣、政務官、北海道選出与党国会議員へ、てん菜作付振興を総合的に推進するに当たり、5項目を特に重点項目として、経営所得安定対策、国内産糖の消費拡大について強く要請をしてきたところです。このような中、砂糖の消費拡大に対する全道的な機運をより一層高めるための取組については、今年度から加入自治体の総意により農林水産省が提唱するお話にもありました、ありが糖運動に北海道てん菜振興自治体連絡協議会として参画をし、幹事自治体によるてん菜生育状況の産地リレーなど、SNSを中心とした情報発信を行っているところです。今後におきましても、砂糖等に関する正しい理解の促進や消費拡大に資する取組として継続して情報発信に努めていきたいと考えており、北海道てん菜振興自治体連絡協議会として消費拡大に向けてどのような取組が可能なのか、あるいは有効であるのか、幹事自治体や関係機関と協議をしてまいります。このほか日本甜菜製糖株式会社との情報交換を進める中で、経営方針として、日甜アグリーン戦略を策定した旨の情報提供がありました。内容としては、事業環境の変化をつかみ、時代の開拓者として、てん菜糖産業から持続可能なてん菜産業への飛躍を図るとされ、環境の配慮など複数の方針が立てられていますが、その中の項目の一つとして、てん菜を原料とした食品以外の新たな素材、用途開発などが方針として出されています。これらの取組については、てん菜作付における安定した生産体制の構築が期待されることから、今後も日甜士別製糖所をはじめ、各関係機関とともに情報共有を図り、てん菜作付の振興及び国内産糖の消費拡大に寄与する取組に努めてまいります。以上申し上げ、答弁とします。 (降壇)

再質問 12番 大西陽

再質問させていただきます。先ほど、質問の中で特に求めているのは、消費拡大運動、具体的にどういうことで、どういう時期にやるんだということをお聞きしたつもりであります。これの今の時期を見ると、恐らく需要量が増えるのは年末にかけてということですから、早急にこの消費拡大運動に取り組めないのかという点をまず確認をしたいと思います。それから、もう一点。これはどうしても国の交付金の在り方が問題になってきます。消費量が減って、生産抑制策を打ち出すと、これは限りなくこれからどんどん生産抑制策を打って、ビートの作付面積が減っていく状況であります。当然、国に対して強力にこのことを産地として、あるいは砂糖のまちとして、市長のほうから中央要請も含めて機会あるごとに訴えていただきたい。それで市長の考え方として、実はフェイスブック、5月に発信しています。この安い輸入と国産との差額を国産の製糖会社と農家に支給する仕組み、これはもう既に承知しておられるんだと思うんです。これに国費を追加して支給をして。この制度は維持できないことも理由として、これは報道されていますので、これに対する反論だと思いますけれども、国費を増やせば済むことだと市長は言い切っています。国費を増やさない理由が国にはお金がないということだろうが、それは間違った認識だとはっきりおっしゃっています。さらに食料安全保障の観点からもこのことにきっちり取り組むべきだということでありますから、冒頭最初に言った、消費拡大の時期、具体的な方法、それから国に対する砂糖に対する市長の強い思いがあるんだと思いますから、改めてその決意をお聞きしたいと思います。

答弁 市長 渡辺英次

ただいまの再質問に御答弁いたします。まず消費拡大に向けた具体的な取組ということで、年末年始にかけてその消費量が増えるということで、それに合わせてという御提言だと思います。現段階で具体的なものというのは答弁としてございません。しかしながら今回提言いただきましたので、まずは各取扱いをしている事業所を含めてPR活動を含めて、士別産糖という部分でやれることを模索していきながらやっていきたいと思います。それから国の制度についてですが、私のフェイスブックの御紹介をいただきました。これは当然ながら発信する以上は制度をしっかりと学んだ上での発信をしましたが、現段階では日本、いわゆる国内産糖を約4割ほどということで、あと6割が輸入ということになっております。しかしながら現在の制度上、輸入している部分と国産糖の差額分を生産者、あるいは製糖所のほうに分配するという方式を取っていますが、このシステムがある以上、輸入糖を下げるということは逆にデメリットになることも想定されます。ですので、大西議員から今御質問の中で、62万トンのお話もありましたが、やはり制度として、これを見直して、やはり国費というのを充てると。なぜ国費を充てるんだということで言いますと、当然でありますけれども、今のウクライナ情勢の中で、例えば小麦にしても価格が高騰している。このままいくと日本は人口減少していますが、世界全体で見ますとまだ人口増えていますので、食料の取り合いになることが容易に想定できると思います。そういった意味で国内農業者、一次産業、そういったものをしっかり守る意味でもしっかりと守ってもらいたいと、それが日本の食につながる、食の安全につながると自負しておりますので、あらゆる部分で既に活動していますが、さらに強く要請を進めてまいりたいと考えています。以上です。

再質問 12番 大西陽

今思い起こせば、過去に記憶では砂糖の消費拡大運動、全市上げて取り組んだという経過があります。一定程度効果があった。問題は消費拡大運動というのは何のためかと、やはり市民の協力をいただいて、市民に危機的状況だということを認知してもらうということも一つの目的ですから、そういう意味では時期的に明確におっしゃいませんでしたけれども、ぜひ年末に向けて具体的な消費拡大運動、取り組んでいただきたい。そして、ありが糖運動とか、天下糖一プロジェクトについては、これは砂糖の正しい知識を訴えるという啓蒙ですから、この点については、恐らく市民はあまり認識はないんだと思います。そういう意味では、これはこれとして重要なことですけれども、先ほど言ったようなことで、ぜひ取組を急いでいただきたい、このことについて、もう一回答弁いただきたい。

答弁 市長 渡辺英次

ただいまの再々質問の答弁になりますが、先ほど関係団体等々という話しましたが、例えば士別市がリーダーシップになって全面的に出てやるのがいいのか、あるいは商工会議所等でそういう消費に関わる部分、商業の関係団体ありますので、早急に会議を進めて年末に間に合うような取組を進めてまいりたいと考えています。以上です。

出典:士別市議会 令和4年第3回定例会 2022年9月13日 議事録 PDF(16ページ) 間違いを知らせる