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士別市議会 令和3年第3回定例会 2021年10月26日

新型コロナウイルス感染症への対応対策について

2021年10月26日、士別市議会の一般質問で、西川剛議員が「新型コロナウイルス感染症への対応対策について」質問し、市長 渡辺英次、経営管理部長 東川晃宏が答弁しました。

質問者
西川剛 議員
答弁者
市長 渡辺英次、経営管理部長 東川晃宏

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 6番 西川剛

第3回定例会、通告に従いまして一問一答方式で一般質問をします。通告には、財政健全化実行計画についてという項目を通告しておりましたが、本日、大西陽議員、奥山かおり議員からも同じ質問がされておりましたので、こちらについては質問を取下げいたします。質問に入ります前に、渡辺新市長には、これからの市のかじ取り役、しっかり頑張っていただきたいと思いますし、私も議会の中で同じ40代、しっかりまちづくり、一緒に共に進めていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。1つ目は、新型コロナウイルス感染症への対応対策について伺います。質問に入ります前に、昨年来、新型コロナウイルスの感染に対し、日夜、御尽力いただいた医療関係の皆さん、さらには感染抑制のため、市民の安全を守るため働かれております多くの関係者の皆さんに、敬意と感謝を申し上げます。国内においては、現時点で第5波が収束したとされております。昨日は、北海道内においても感染確認が1人となりました。ただ、これまでの国内の感染確認者数は、昨日時点で171万6,600人を優に超えておりまして、士別市の人口であります9月末人口1万7,777人を超える1万8,204人が、新型コロナでお亡くなりになっております。感染症によりまして命を落とされた方々に御冥福をお祈りするとともに、罹患をされた方々、後遺症に苦しむ皆様にお見舞いを申し上げます。あわせて、感染拡大の対策として、度重なる自粛要請、休業要請によって事業活動に大きな影響を受けつつも頑張っていらっしゃる事業者の皆様にも敬意を表したいと思います。さて、まずは市長の新型コロナウイルスに対する認識を伺いたいと思います。御案内のとおり、新型コロナウイルスの感染経路について、昨年、既に世界の研究者が空気感染の可能性を指摘してきましたが、国内においては、これまで接触感染、飛沫感染が主な経路とされてきたところです。しかしながら、世界保健機構も今年の春には空気感染を認め、実は国内においても10月に厚生労働省のホームページにおいて、新型コロナウイルスの感染経路はというQ&Aについて、飛沫感染と空気感染が経路であると、ひっそりと変更をされました。第5波がほぼ収束しつつある現在、緊急事態宣言は9月末で解除されましたが、マスクの着用、手指消毒、換気など市民、国民には基本の対策の徹底が引き続き求められています。このような状況において、士別市議会第3回定例会初日、渡辺市長は、マスクではなくマウスシールドを着用し、所信表明を行われました。昨年のコロナウイルスの感染初期ならともかく、様々な知見が出ている中、マスクについては、その材質についても布やウレタン製ではなくて、最低でも不織布製が望ましい。さらに、顔とマスクのすき間を埋めるためには、ダブルマスクによって上から押さえることがよいとも言われている状況です。改めて、マウスシールドはマスクの代わりとなりますか。市役所へお越しいただく市民の方がマウスシールドを着用されて来庁されますでしょうか。本市における感染対策を進めるリーダーとして、御認識をまず伺います。市内における感染状況について振り返れば、御承知のとおり、本市の感染状況は、第5波を通して市民や事業所の御協力によって感染拡大は起こりませんでした。この間、市の対策については、国や北海道との連携を基本とし、感染者の対応についても陽性確認から入院等の措置などの判断については保健所、北海道が担っており、保健所がない、保健所を有しない本市にあっては、北海道からの要請に応じる対応が中心でありました。私は、議会質疑を通して検査拡充を中心に訴え、子供や高齢者に関わる職員の定期検査の実施など、本市独自の対応も進めていただいたところでありますが、さらに感染者の早期発見のための検査拡充、とりわけ子供たちの検査実施による安全確保など、さらなる取組、拡充する点もあるのではと、この間、議会の質疑を通して提言をしてまいりました。市長が本市のコロナ対策にどのような考えをお持ちか、これまでどのような発言をされていたか、議会質問にあっても経済対策についての提言は行われておりました。そこで、これまで市の対策について、市長はどういった評価をされておられるのか。さらに、起こってほしくありませんけれども第6波、今後の備えとして強化する部分があるのか、お伺いをいたします。同じく所信においては、第6波への備えについて、医療の受入体制、治療や検査体制の強化について表明をされておりますので、この点、より具体的にお聞かせください。関連して、対策強化にかかる費用について伺います。これまでのコロナ対策の財源を見れば、本市の対策は、国の補助金や地方創生臨時交付金をその財源として実施をしてきております。これまでの議会答弁においても、本市の財政状況からこれらの財源を超えた一般財源の活用までは難しいという見解が示されております。定例会初日10月8日の補正予算によって、これまで第9弾までの対策予算、その中で地方創生臨時交付金は全て活用済みとなっています。さらなる強化策、国に対して、さらなる地方創生臨時交付金などを求めますか。所信で表明された強化策の財源についてはどのように考えているか、お聞かせください。第5波は国民の自粛に加え、ワクチン接種効果により抑えられたというのが通説となっております。国内におけるワクチン接種については、自治体がその中心的役割を担ってまいりました。費用は、全額が国費といえども、この間、高齢者の接種完了時期の目標が急に示され、それに対応する臨時接種会場の増設、またワクチンの配送ペースの情報についても、極めて短期的な情報しか明らかにされないなど、これまでのワクチン接種について、現場、自治体では、本当に御苦労され、対応いただいたところであります。これまでの市役所はじめ医療機関の皆さんのお仕事に改めて敬意を表します。既に申し上げたとおり、結果、全国的には感染の波が抑えられてきました。そこで、まず現時点での接種実績について伺います。加えまして、最終的な本市の接種率の見込みについても、併せてお知らせ願います。このワクチン接種については、一定期間経過後に抗体が弱まることから、ブースター接種、3回目の接種が必要とのこと。国においては、早ければ12月から3回目の接種を開始するとされ、北海道内の自治体においても補正予算などの準備状況が報道されているところでありますが、この3回目接種について、本市の対応状況についてお伺いし、この質問を終わります。(降壇)

答弁 市長 渡辺英次

西川議員の御質問にお答えいたします。初めに、所信表明中のマウスシールド着用についてです。今回の所信表明に当たり、議場の皆様をはじめ議会中継を御視聴される皆様に、私の考えや豊かなまちづくりへの思いが少しでも伝わるよう、表情が伝わりやすいマウスシールドを着用させていただきました。マウスシールドの見解については、せきなど正面への飛沫には一定の効果があるものの、エアロゾルなど微小な粒子への効果は低いものと認識をしています。今回の着用に当たっては、議場の換気設備に加え、答弁席からの距離が十分に確保されていること。また議場内の皆様がマスクを着用していただいていることを前提として、所信表明の発言に限り着用させていただいたところです。しかしながら、西川議員お話しのとおり、空気感染も感染経路の一つと位置づけられ、エアロゾル対策についても未解明な部分もありますので、今後は不織布マスクを基本とし、市議会での申合せ事項にのっとって、感染症予防の徹底に努めてまいります。次に、これまでの市の対策の評価についてです。本市では、これまで国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用した対策を軸として、第一弾、コロナ対策の高齢者等へのマスク配布やアルコール消毒の徹底など、感染防止の基本となる対策をはじめとし、先日議決をいただいた第9弾のコロナ対策では、PCR検査の拡大やデジタル社会を見据えた幅広い分野において対策を講じてきました。対策については、国が示す4つのステージである感染拡大の防止、雇用の維持と事業の継続、経済活動の回復、強靭な経済構造の構築を考慮した中で、市民生活や子供たちの教育環境への影響はもとより、事業者への実態調査などを踏まえ各事業を展開しており、事業ごとに効果・検証を行っています。検査等の支援や対策の評価については、感染対策の徹底につながった、感染への不安が軽減されたなどの声をいただいており、一定の効果があったと判断していますが、一方で継続した対策が求められています。第9弾のコロナ対策においては、クラスター等の集団感染を未然に防ぐため、子供たちや高齢者、障害者が集団生活を送る施設に勤務する職員等の検査継続に加え、部活動や少年団活動において、市外の大会等に参加する児童・生徒を対象にPCR検査キットを配布するなど、感染拡大を防ぐ取組を拡充しているところです。新型コロナの影響を受けた方や企業は多くあるものの、これまでの取組については、一定の効果が認められるものと存じます。現在、全国的に新型コロナワクチンの接種が進み、感染症拡大は収束傾向にあるものの、第6波が懸念されており、市内経済の回復に向けた取組は道半ばであると認識をしています。今後は、市民一人一人が新型コロナへの感染防止対策を継続していただくことと併せ、市内経済を好循環させる仕組みの研究やまちの資源を生かした産業の強化など、将来を見据えた持続可能なまちづくりを進めていく考えです。次に、市民が安心できる医療提供体制の整備についてです。コロナ感染症患者の受入れについては、これまで道内の感染状況により、北海道が定める3段階のフェーズに応じて、市立病院も受入協力医療機関としての体制を整えており、フェーズ1・2では4床の疑い患者の受入れ、感染ピーク時のフェーズ3では、6床の感染者受入れを要請されてきたところです。現在、国においては、この冬の第6波を見据えて、ウイルスがより強い感染力を持った場合でも対応できるよう、都道府県を通じて保健医療提供体制確保計画の策定を進めることとしています。ワクチン接種が進んだことや早期の治療薬の投与により、無症状または軽症者の増加によって入院療養の環境が大きく変化することも想定されますので、名寄市立総合病院を中心に圏域全体で医療提供体制の協議を進めてまいります。また医療や検査体制の強化については、これまでは対症療法や入院しての点滴が中心でしたが、現在では外来でも注射ができるなど治療法も変化しています。既に承認を受けた薬も、濃厚接触者への予防投与や無症状感染者への投与など、適用範囲の拡大が申請されているほか、海外では飲み薬の使用が審議されていますし、国内でも飲み薬の研究開発が続けられています。検査体制についても、診療所やクリニックで行った検査キットの陽性者の確定診断を、これまでの保健所から市立病院に変更する考えがあることや薬局で購入した抗原検査キットの陽性者は、医療機関の受診が求められていることから、市立病院での検査機会の増加が見込まれるため、これに対応できる検査体制を維持する考えです。新型コロナウイルスは未知の感染症のため、治療法や治療薬も時々刻々と変化しており、情報収集に努めるとともに保健所と連携し、しっかりと市民の命と暮らしを守る対応を図ってまいります。次に、新型コロナウイルス感染症対策の今後の財政措置の考え方についてです。国は、地方と一体的な政策を展開する際にはその財源を保障する必要があり、感染症対策においても国費による対応を基本とし財政出動してきました。本市においては、これまで財政健全化実行計画を勘案した中で、こうした財源である臨時交付金等を最大限活用し、市民や事業者への影響を踏まえた対策を講じてきたところです。財源確保については、去る10月20日に開催されました北海道市長会秋季総会における知事との意見交換会の中で、私のほうからは、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う自治体独自の経済対策に向け、財政支援を要望してきたところです。今後も市民や事業者の影響はもとより、低迷する市内経済を回復させるため、引き続き国や道へ地方創生臨時交付金を含めた補助事業等の拡充などを求めていく考えです。また必要とされる対策事業を実施する上では、可能な限り臨時交付金を活用するとともに、国や道との密接な連携による財源確保を基本とした対策を講じる考えです。次に、ワクチン接種の現況と今後のブースター接種の動向についてです。本市では、4月30日から、高齢者入居施設の入居者及び従事者へのワクチン接種を開始しました。5月17日からは、保健福祉センターを主な接種会場として集団接種を開始し、9月末までほぼ毎日、最大で1日500人を超える方へ接種を行ってきました。また、6月からは市内医療機関での個別接種が始まり、7月にはトヨタ自動車などに御尽力をいただき、職域接種を実施するなど、医療従事者はもとより市民皆様の御協力の下、大きなトラブルもなく順調に接種実績を伸ばしており、国のワクチン接種記録システムによれば、9月末までに12歳以上市民のおよそ85%に当たる1万4,200人が2回の接種を終了しています。接種が進むにつれ、予約枠にも空きが目立つようになってきたため、今月からは新たに12歳になる方を主な対象とし、接種規模を3週間に一度程度に縮小したところ、これまで接種機会を逃していた多くの方から接種希望が寄せられ、想定していた予約数を超えることとなりました。このため追加の接種日を設けて対応していますが、11月までの予約は既に埋まり、12月以降の予約を受け付けているところです。最終的な接種率の見込みにつきましては、1回目・2回目接種の実施期限である令和4年2月末で、12歳以上市民の約88%が2回の接種を終了すると見込んでいます。今後のブースター接種の動向については、厚生労働省から9月22日の自治体説明会において追加接種として3回目の接種を行う方針が示されています。接種対象者について、現時点では具体的な指示は出されていませんが、本市としては、2回目接種を受けた全ての方が対象となることを想定して準備を進めています。接種時期については、現時点では2回目の接種が終了し、おおむね8か月以上経過した後と示されていることから、本市においては令和4年2月頃からの接種になると想定しています。現時点では、いまだ不明な点が多いことから、引き続き国の動向を注意しつつ、遅滞なくブースター接種が行えるよう準備を進めてまいります。以上申し上げ、答弁といたします。 (降壇)

再質問 6番 西川剛

再質問をします。治療や病院の受入体制についての答弁で、この間のフェーズ2、フェーズ3の対応、病床数についての数字は出ておりました。この冬に向けては検討をするということ。また治療等についても、そういう対応ができてきているよという事例紹介はありましたけれども、具体的に市立病院のこの冬に向けた病床確保状況、それから、まずは市内においても、こういった治療等々については市立病院が担っていくのかなと思いますので、具体的にそこの部分、現在の対応状況を教えていただければと思います。よろしくお願いします。

答弁 経営管理部長 東川晃宏(経営管理部長は2021年10月まで)

私から市立病院のほうの病床確保状況についてお答えいたします。今、市長から答弁申し上げましたように、フェーズ1・2で4床、3で6床ということで病床のほうは確保しましたが、実際のところ、感染者がうちのほうの病院に入ったという実績は、今のところはございません。それで、まだPCR検査のほうが十分実施できないような状況のときには、疑い患者を受け入れたという実績があります。それで、最近になって出されました医療提供体制の確保計画、これの中で、今後必要な病床の確保については検討していくことになりますが、近年話題になっています幽霊病床という言葉がありますように、現時点では市立病院も受入れをしていないという状況もありますことから、実際に確保できる病床は何床が適当かという部分については、今後検討になるのかなと思いますし、入院患者の受入れというだけにとどまらず、例えば名寄市立病院で多くの患者を受け入れていただくときに、一般医療が必要な患者さんを名寄市立病院ではなく、士別市立病院のほうで診るバックアップの機能という部分も、そこは必要だと思いますが、そこは医療提供計画の中で十分反映させるかどうか分からないという部分もありますので、そういう部分については、情報収集もしっかりする中で保健所とも協議して、必要な病床数については検討して、確保してまいりたいと思います。治療についてですけれども、先ほど答弁にありましたように、外来治療にも一部適用があるという形にはなってきていますが、その前提としては、治療を行った後、患者さんの病態が急変した場合に即入院ができるような状況にあることが望ましいとされていますので、士別市立病院で外来投薬をした場合、即座に病棟に入院できるようになるのかという部分については、体制の部分で、まだまだ検討が必要かと思っています。ですので、市長答弁しているように名寄市立総合病院のほうとの検討によって、例えば名寄市立のほうでは、そこをすぐ病態が変化していれば受け入れるよということに協議が調うようになれば、士別市立病院のほうでも外来で薬の投薬ができるようになるのかなと思っていますので、その検討は進めてまいりたいと思います。以上です。

出典:士別市議会 令和3年第3回定例会 2021年10月26日 議事録 PDF(32ページ) 間違いを知らせる