士別市議会 令和3年第2回定例会 2021年6月16日
気候非常事態宣言について
2021年6月16日、士別市議会の一般質問で、国忠崇史議員が「気候非常事態宣言について」質問し、市長 牧野勇司、市民自治部長 藪中晃宏が答弁しました。
- 質問者
- 国忠崇史 議員
- 答弁者
- 市長 牧野勇司、市民自治部長 藪中晃宏
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 12番 国忠崇史
私は、今まで一般質問、大綱質疑含めますと47回行ってきましたが、その中で市長の答弁に不満だったり、もっと深い、前向きの答弁を欲しいと思ったことは何度もありますが、しかし、はぐらかされたとか受け止めてもらえなかったという感じは今まで皆無でした。そのことを申し上げたいと思います。昨日いろいろ市長お話しになりましたけれども、私の考える牧野市長の功績は、やはり市民が雄弁になったということです。なかんずく18歳未満の子供がやはり市政に物を言える環境をつくったと。これは非常に大きいです。やはり子供たちが言葉を獲得する時期に、しっかり聞いてもらえる環境があるというのは、昨日市長もおっしゃっていましたけれども、非常に大事なことです。子供の数自体が減ったことは非常に残念ですけれども、そのことは強調しておきたいと思います。市長は昨日もJ・F・ケネディの話をされていましたけれども、私は市長がケネディを尊敬するのと同じぐらい旧ソ連のミハイル・ゴルバチョフを尊敬しています。ミハイル・ゴルバチョフは、ペレストロイカによってソビエト市民が非常に言論の自由を獲得するのに貢献したのですが、ただ、市民たちは言論の自由を獲得して何を言い出したかというと、ゴルバチョフの経済政策への不満を言い出したのです。だからリーダーというのは非常に皮肉な立場であり、苦労も多いと思います。だから、市民へ評価を委ねるというお話でしたけれども、本当にそういう意味ではいろいろと市政への不満だとかそういったものも受け止めなければならない立場というのは厳しいものだと思います。それで、48回目の一般質問に入りたいと思います。まず、気候非常事態宣言について取り上げたいと思います。一口に環境問題と申しましても、身近なところではレジ袋の有料化問題、それから、海の海洋プラスチック問題、それから、奥深い自然への人間の進出が起こったことによって生態系が非常に狂って、新しい今の新型コロナウイルスなどが蔓延する結果になるなどいろいろあるわけですが、中でも地球温暖化などの気候変動が私たちにとっては直接に最も影響が大きいものであります。特に、1年を通して冷涼で、なおかつ1日の寒暖差が大きい気候が長年の特色であった士別地方にとっては、農業や生活環境の面でこの気候変動への対応が大変重要になってくると思われます。実は昨年秋に国会の衆参両院で気候非常事態宣言決議が行われ、北海道議会でも今年3月に同様の決議が行われました。全国の地方自治体でも気候非常事態宣言を出すところがじりじりと増えているところです。こういった全国的な状況を本市としてはどう捉えているか、まず伺います。次に、本市が直面している近年の水害や豪雪などについて、ひょっとしてこれは気候変動の影響ではないかと考えられるものがあるか否かの分析をお願いいたします。また、その対策としてはどんなものを考えているか、本市として気候非常事態宣言を出すことも検討してはどうか、この点の見解をいただきたいと思います。 (降壇)
答弁 市長 牧野勇司(市長は2021年6月まで)
国忠議員の御質問にお答えいたします。初めに、全国の気候非常事態宣言の状況についてです。気候非常事態宣言は、地球温暖化対策に取り組む決意の表明であり、宣言によって2050年までに二酸化炭素排出実質ゼロを具現化するため、気候危機突破プロジェクトの指導や廃プラスチック発生抑制チャレンジなどの取組を進めている自治体もあります。長崎県壱岐市が令和元年9月に日本初の宣言を行い、国会では衆参両院において2年11月に気候非常事態宣言が可決され、地球温暖化問題は気候変動の域を超えて、気候危機の状況に立ち至っているとの認識を世界と共有し、国際社会の一員としてふさわしい取組を実践していくことを表明し、現在では全国で70以上の自治体、地方議会が宣言をしているところです。また、北海道の市町村では、ニセコ町、森町、厚岸町、札幌市が宣言をしており、今後も増加傾向にあるものと捉えています。次に、本市が直面している近年の水害、豪雪などへの気候変動の影響と対策、気候非常事態宣言の発出の検討についてです。近年の異常気象は地球温暖化が背景にあるとされており、水害については線状降水帯のように一部の地域にゲリラ豪雨が発生する場合が多くなるなど、いつどこで水害が起こるか予測しにくい状況になっています。本市においては、平成27年8月14日に1時間当たり72ミリという過去最大の大雨を記録し、一部の地域で土砂の流出が発生したところです。また、降雪量は過去5年間の平均629センチと比べてみますと、2年度は660センチと多く、元年度は432センチと7割程度であり、年度によってばらつきが見られます。こうした中、本市のこれまでの温暖化対策としては、士別市環境基本条例を23年2月に制定し、4月から施行しました。この中では、市として廃棄物の発生抑制や資源の循環的な利用及びエネルギーの有効活用を促進してきました。また、条例を基本として士別市環境基本計画を29年3月に策定し、市として自然環境の保全、廃棄物の減量化や地球温暖化防止などの基本目標に基づき具体的な数値目標を掲げるとともに、元年度から12年度まで第2次士別市地球温暖化対策職員実行計画として、温室効果ガス総排出量のさらなる削減のため、再生可能エネルギーの活用、ごみの排出抑制などに取り組んでいるところです。今後、パリ協定の採択や国の地球温暖化対策計画の変更を受け、現在の士別市環境基本計画の見直しを検討しなければならないと存じます。したがいまして、気候非常事態宣言については、この基本計画の検討を進める中で、今後の研究課題としてまいります。以上申し上げ、答弁といたします。 (降壇)
再質問 12番 国忠崇史
再質問ですが、今市長が触れられた環境基本計画についてです。確かに来年の3月で環境基本計画が5年経過するところです。そこで、気候非常事態宣言については議会として上げているところも多いので、これは私一議員として頑張ろうと思うのですが、新しい環境基本計画の中に、やはり次のテーマで触れるあれですけれども、例えば市役所庁舎の省エネだとかそういうことも入ってくると思うのですが、具体的に定期的な見直しをするということはなくて随時なのか、それともこれはもう5年だから自動的に見直しなのかということをちょっとまずお伺いしておきたいと思います。それで、それは環境審議会とかそういうところで具体的な見直しになると思うのですが、何か環境基本計画の見直しについてもっと具体的な計画があるかどうか。この場でお伺いしたいと思います。
答弁 市民自治部長 藪中晃宏
再質問にお答えいたします。環境基本計画は、先ほど答弁申し上げましたとおり、今年度変更を予定してございます。今後におきましては、まちづくり総合計画と同調させる形で4年ごとに見直しを予定しております。それに固執することなく、特に重大な事案ですとか変更すべき点がございました場合については審議会等にお諮りをいただいて変更をする予定としております。以上です。