みんなの議会

士別市議会 令和3年第2回定例会 2021年6月15日

牧野市政12年間の自身の想いについて

2021年6月15日、士別市議会の一般質問で、大西陽議員が「牧野市政12年間の自身の想いについて」質問し、市長 牧野勇司が答弁しました。

質問者
大西陽 議員
答弁者
市長 牧野勇司

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 13番 大西陽

早速、通告に基づいて一問一答方式で一般質問を行います。最初に、牧野市政12年間の自身の想いについてであります。市長3期目の任期満了日まで残すところ100日余りとなることから、今の思いを何点かお尋ねいたします。牧野市長は、2009年9月29日に市職員及び市議会議員を経て、新士別市の第2代市長に就任されました。それまで、1990年と1998年の2度の市長選挙で苦杯をなめた経過にあります。その後、2013年と2017年にそれぞれ無投票で再選され、本年9月に任期満了を迎えるに当たり、在任期間3期12年間を区切りとして、次期市長選挙に不出馬の意向を本年4月に正式に表明されました。市長は、対話、調和、市民の輪を政治理念として、市民と約束したまちづくりマニフェストで、やさしいまちの健康長寿日本一と子育て日本一、たくましいまちの個性あるまち日本一と足腰の強い地域産業の推進、あたらしいまちの新たな時代に向けてと地域力の発揮を基本に市政の運営に当たってきましたが、それぞれの項目で主な実績をどのように捉えておられるのか、まずお聞かせいただきたいと思います。市長は政治姿勢として、積極的な情報公開による清新で明るいガラス張りの市政、市民との対話を基本に、市民参加による市民が主役の市政、政党・政派に偏らず、幅広い政策と主張を取り入れ、市民党で公平・公正な市政を基本に、10年先に立って今を見る先見力、決断力、実行力、発信力を発揮し、柔軟な発想と情熱を持って市政運営に全力投球するとしていましたが、このことを貫くことができたのか、現時点で自身の評価も含めた思いをお伺いいたします。最後に、本年9月に退任するに当たり、現時点で将来の士別市に思うことがあれば、ぜひこの機会にお聞かせをいただきたいと思います。 (降壇)

答弁 市長 牧野勇司(市長は2021年6月まで)

大西 陽議員から牧野市政12年間の私自身の思いということで、マニフェストの実績、市長の政治姿勢を貫くことができたのかどうか、士別の将来に思うことはということで御質問をいただきました。かいつまんでそれぞれ答弁申し上げたいのでありますが、市長自身の思いということについても御質問を賜っていますので、この機会に少し時間をいただきまして、振り返りながら答弁をさせていただきたい、このように考えます。これは私の3期目のまちづくりマニフェスト2017であります。3回市長選挙を当選させていただいていますので、マニフェストについては3度つくらさせていただいています。まちづくりマニフェストの年数を変えているだけで、一面の表紙は変わってございません。私の政治理念は、対話、調和、市民の輪、3つの「わ」をもって、これを原点としてまちづくりを進める。政治姿勢については、ガラス張りの市政を貫く、市民が主役のまちづくりを進める、そして市民党として公平・公正に市政執行を行う、これを政治姿勢として今日まで進んできたところであります。そこで、政治理念・姿勢を貫くために何を行ったのかといいますと、私は市長に就任をして一番最初に実施に向けて力を注いだのは、まちづくり基本条例です。すぐ市民の委員会をつくり上げまして、おおよそ2年少しかかって幅広い分野にわたって議論をお願いし、そして私が就任したのが2009年、平成21年でありますから、平成24年の4月にこの条例を施行いたしました。この条例の原点というのは、市民が主役のまちをつくるということであります。私は、市政というのは、市民が、市民のために、市民が創る。これを原点としてずっと、市長選挙39歳で立起したときから、47歳で2度目のチャレンジ、そして58歳で3度目のチャレンジで、51票差という僅差で市長に就任をさせていただいたのでありますが、この姿勢は当初チャレンジしたときからの持ち続けているものであります。これを実現するためには、まちづくり基本条例をつくって、そして情報共有と市民自治をしっかりと根づかせる、これが基本でありますので、まずはこの条例の制定を行いました。それから、無所属市民党、これを貫いてまいりました。市民代表である、今日ここにいらっしゃる議員の皆様方、士別市議会を最重視をして、政党、政派に偏ることなく、幅広い政策や主張を市民の皆様方からも取り入れて、公平・公正な市政を推進してきたと、今でも自負をしているところであります。それと、後ほど申し上げますけれども、市民との契約書であるまちづくりマニフェスト、これをしっかりと掲げてまいりました。特に、このまちづくりマニフェストというのは、市長に立起される方については4年間の目標、マニフェストをつくり上げるのが原点だと思うわけでありますから、市長に就任された方が、士別市の最上位計画である総合計画としっかり連動させながらその実現を図る、これが基本だと思いましたので、今までまちづくり総合計画10か年間であったものを、4か年間、4か年間、実行計画、展望計画、8年計画に切り替えてこれを進めてきたところでございます。そういったことから、私の任期は9月24日まででありますので、新しい総合計画の4年に1度のローリングが具体的に今進められている。そして新しい市長のマニフェストも加えて、新しい実行計画が来年の4月から4年間スタートする、こういうことであります。私はとにかく、座して待つのではなくて、精力的に市民の輪の中に入ることを職員に申し上げながら、自らも実行してきたつもりであります。対話、調和、市民の輪を、この3つの「わ」を基本としながら進んでまいりました。私は3期12年間、有言実行、これを座右の銘として、住民福祉の増進を図るために、愛郷心と情熱、スピード感を持って日々全力投球してきたつもりでございます。もちろん、後ほど申し上げますけれども、そこには職員も含めた10年先に立って今を見る先見力をしっかり持ち続けるべきだということ。それから、市長として、職員として、議会としての決断力、実行力、なおかつ発信力。発信力については、今日も地元の記者の皆さん方お見えでありますけれども、幅広い分野にわたって、指摘も含めながら、政策提言も含めて地域住民の皆さん方に発信をしていただいたことも感謝申し上げる次第でありますし、私も12年間の中で各種期成会等々の会長、あるいはまた、本来でありますと4年間であったわけでありますが、先般退任をするということで代わっていただきましたけれども、全道市長会の要職である副会長を2年間担当させていただいて、全道、全国にその立場をもって大きな大きな発信もしてきたところでございます。そういった意味で、こういった先見力、判断・実行力、そして発信力を持ちながら、全力投球をしてきた思いでいっぱいであります。ただ、評価については、これは、自分自身は全力投球を行ってまいりましたけれども、市民の皆様方に委ねるところであります。そこで、まちづくりマニフェストについてでありますが、このマニフェストの3本の木も、全く1期目、2期目、3期目変わってございません。やさしいまち、たくましいまち、あたらしいまちです。1期目は、しっかりとこのマニフェストに実をつけるということで政策を発表いたしました。実行できたものについては、根本に全部記載をしています。2期目は、その実を成熟をさせる。そして現在の3期目、収穫をする。そして新しい実をつけるということで、このマニフェストをつくり上げながら進んできたところであります。そこで、私も議員としても約20年間、5期にわたって、今ここにいらっしゃる議員の皆様方と同じような立場で、厳しい質問などもずっとさせていただきながら進んできたところでありますが、私は2009年、平成21年に市長に就任をさせていただいたときに、士別の行財政状況というのは、ひょっとすると今よりも厳しかったかもしれません。私の20年間、樫木市政、そして田苅子市政の下で議員として各予算もチェックしたのでありますけれども、士別市の財政状況が楽だったことは、ただの一度もございません。特に今と同じように冬期間の除排雪の予算なんかは、第3回の定例会に繰越しをしながら組むというのが、これはもう当然のことに行われていたのが現実であります。特に就任したときの財政状況というのは、財政調整基金の残高は6億円でした。今は10億円ございます。ただ、起債の残高とはこれはまた別問題でありますけれども。それから、平成16年に小泉内閣は、研修医制度、病院の先生の研修医制度を変更いたしました。今までは、大学を卒業すると、その大学で研修をしたんです。ですから士別の市立病院にも旭川医大から多くの先生の派遣を固定医としていただいたのでありますが、どこに行って研修しても結構ですという制度に変わりました。このことによって、各医育大学は生徒が残らなくなって、民間の有名な大学にどんどんどんどん研修で入るものでありますから、地域医療は大変な状況になりました。その制度の始まった平成16年、市立病院の固定医は26人です。私が就任をさせていただいた平成21年、18人です。そして現在11人ということでございます。病院の経営、そのときも相当な悪化をしていて、不良債務が十三、四億円たまっていたのを解決をしながら進めていたのが現実でありますから、そういった意味では病院の先行きが極めて不透明であったと。あわせて、合併をして、ちょうど私が5年目になったときでありますので、合併特例債、活用は約60億円、10年間という決まりがございましたので、そういった意味では、この庁舎ももちろんなのでありますが、環境センターをはじめ、数多くのハード事業を集中して行わなければならない。こういうときに突入をしたのも事実であります。また、人口減少社会を迎える。あわせて、今と同じように議員の皆様方、職員の方々、人件費の削減、今と同額、4年間実施をしているさなかでもあったのであります。そんなときに就任をさせていただいたのでありますけれども、私が一番重要課題として掲げたのが、地域医療の充実です。私はどこに行っても申し上げていたのでありますが、地域医療の充実に勝る政策なし。そしてまた、地方創生が議論されてきたときでもあったのでありますけれども、地域医療の充実なくして地方創生などあり得ない。こういった形の中で申し上げながら、とにかく病院の経営をしっかりしよう。不透明であったわけでありますから、これを基本として進めてきました。私が就任する前までは、一般会計の繰り出しは大体5億円から6億円でした。このうちの3割は国から、病院があるということで交付税が来るわけでありますけれども、私が市長に就任させていただいてからこれを切り上げまして、8億円から9億円、一般会計で繰り出しをしました。これで賄っていただければよかったのでありますが、先ほど申し上げたとおり、医師の確保が大変だということで、平成22年には何とこれでは足りなくて、議員の皆様方にお願いをして、3月議会で4.1億円の追加繰り出し、平成25年には4.3億円の追加繰り出し、毎年2億円、3億円、4億円、この追加繰り出しを一般会計から行いました。これが何と8年間で累計34億円、これは実行計画のときにも皆様方に議論をしていただきました。これがこのまま続いていくのであれば、まさに行政破綻でありましたけれども、長島院長を先頭に、三好副院長、ここにいらっしゃいますけれども、スタッフみんなで頑張っていただいて、とにかく先見力を持って体質の改善をする。そういうことで病棟の再編を何度も何度も何度も繰り返して、今の病棟につくり上げました。うれしいことに、令和2年度の決算も行政報告で申し上げたとおりであります。何と7,570万円、本来8.数億円一般会計で繰り出すのでありますが、それを逆に、削減して結構よと。そこまで病院経営が軌道に乗りました。令和2年度末で4.7億円の資金積立てもしてございますので、全く今後、院長を中心に頑張っていますから心配ない、そういう道筋ができたところであります。あわせて、名寄の市立病院との、北海道で市同士では初めてです。地域医療連携推進法人、これもつくり上げました。今もう既に連携を取ってやっていますので、20キロメートルしか離れていない地域でありますから、ますますこれから連携が強化されていくものと確信をしています。もう1点は、個人開業医の誘致です。これも議員の皆様方に提案をさせていただきまして、条例をつくりました。3件の個人開業医が誘致できました。そして今、眼科について、もうすぐ建築がスタートして、来年開業いたします。ですから4件の個人開業医を誘致できました。それと、もう1件、条例には載っていませんけれども、耳鼻咽喉科の荒川先生。本当に活躍いただいているのでありますが、荒川先生も別枠で来て、今、個人開業していただいているところであります。これがまず1点目です。それから、2点目でありますが、立地企業との連携です。私が市長に就任したときに、一番周りからお話があったのは、市長、日甜としっかり連携を取ってください。日甜の果たした役割は重大なものがある。場合によっては、撤退されると大変なことになるというお話がございました。そのとおりであります。日甜は6次産業です。士別市に果たしている1年間の経済効果というのは、25億円から26億円と言われているのであります。北海道には8つのてん菜工場がございます。それぞれ8つの自治体にお話をして、協議会を自治体でつくろう。そしてこれから、ビートは北海道だけの作付なので、安全・安心に農業者が生産できるように頑張ろうということでお話をしました。なかなか皆さん盛り上がりませんでした。しかし、これは何としても行うということで、8つの自治体で協議会を設立いたしました。私が会長に就任をさせていただいて、毎年北海道、国に要請・要望活動、農業団体と連携を取りながら行ってきて、今も会長行っていますが、10年、平成23年につくり上げまして10年たちますと、何と北海道で85の自治体が会員となっていただいて、力強い今連携を取りながら頑張ってます。日甜の社長も役員の皆さん方も、士別からは、今85年目の操業が終わりましたけれども、100年や150年、しっかりここで根づいて頑張っていく、こういうお話もいただいているところでありますし、ビートまつりについても2年に1回開催をしていましたが、これも3,000人を超える人方が実は日甜の工場に訪れる。こんな取組を行っているところでありますし、もう既に御承知のとおり、2020年には設備投資で7.7億円投資を日甜はしていますし、これからも、市長、やりますと、こういうお話もいただいているところであります。また、あわせて基幹産業が農業のまちにとって2019から20年については、大変画期的な農業参入がございました。3つの法人が参入していただきました。1つは士別三協、サフォーク羊の生産であります。もう一つはOMEGAファーマーズ、これは日本製の食用油です。製造業です。そしてもう一つ、ドリームグラウンド、養豚です。この3つの農業法人が参入をいただいたということは非常に力強い限りであります。それと、立地企業でいえば、自動車等試験研究との連携であります。とにかく連携をこの12年間、加速化をしてきました。トヨタ自動車をはじめ、ダイハツ、幅広い分野で社会貢献を今行っていただいているところであります。もちろん、ヤマハ、ブリヂストン、ミシュラン、5つの試験研究機関を有するのは本当に士別が北海道でも最有力でありますので、こういった連携を行っていますし、これは確たるものとしてこれからも信望が図られると考えているところです。それから3点目、これは長年の歴代市長の懸案でありました。まちなかに旧士別デパート、大きなビルが2つあったわけでありますが、非常に老朽化して危険である。私のところにも市民からお電話、手紙、相当来ました。何とかすべきだと。ただ、これは市の土地でも建物でもないものでありますから大変だったわけでありますが、相山副市長が何年もかかって、持ち主の方と話合いもしました。そして、この懸案であった場所に、まちなか交流プラザが5月1日オープンすることができました。羊のまち 侍・しべつとして129番目の道の駅の登録もいただきました。この施設建設に向けては、私も経産省の局長、開発局の局長、部長にも何度かお会いをして要請いたしましたが、とにかく職員含めてスタッフが密な連携を取って頑張りました。ですから、道の駅の登録も得ることができました。もちろん社長である商工会議所の鈴木 勉会頭、本当に身を粉にして頑張っていただいて、このような形でスタートを切ることができたことを本当にうれしく思います。5月1日オープンして、一昨日、6月13日までの来場者数は9万5,000人です。これはちゃんとそれぞれ打ち込まれますので全部出るんです。6月12、13日の来館者数は4,126人、打ち込まれて出るんです、センサーで。合計9万4,605人の方がお見えであるということであります。私は、まちなかにできた施設でありますので、ここを拠点として、これから1市3町の観光を含めた発信のことも含めながら、これは今後ますますまちなかの空き店舗対策なども含めて、幅広い分野でにぎわいづくりに貢献していただくことを大きく期待をするところであります。次に、4点目になりますけれども、先ほど申し上げたまちづくり基本条例の市民参加、参画。参加というのは、会議に出る、講演会に出るだけでありますが、参画というのは意味が違います。会議に出て、自らの意見を言って、実際につくり上げる。これは参画でありますので、こういったことを徹底してまいりました。1つは、子どもの権限に関する条例の制定です。相当これは幅広い分野にわたる委員会の中で議論いただきました。小学生、中学生、高校生、20人に委嘱をして委員になっていただきました。8回会議も開きました。私は北海道の中でも有数なこの条例を施行しているまちだと自負をしているところであります。そういった形で、この前文、皆様方も御存じだと思うのでありますが、条例の前文に子供の願い7項目を、子供たちの思いをそのまま伝えている条例であります。また、この計画に基づきながら、こども夢トーク、こども議会なんかも実施をしてきて、私の任期中にこれを進めてきて、今、こども議員は経験者88人になりました。この議場で、お借りをして議会の開催をし、幅広い分野にわたって提言もいただいて、数多くのものの実施をしてきてございます。もちろん子供の市政参加、これが具体的に進んでいると考えています。あわせて、こういった形に企業も地域の皆さん方も市民もみんな協力しているということで、文部科学大臣表彰が今年贈られてきたところであります。このほかに、まちづくり塾。私は行政の究極の目的は人材の育成と、このように考えてございますので、まちづくり塾、これも78人の方が卒塾してございます。今、女性の方、若い方を含めて、市の審議会、委員会などにも積極的に参加をいただいているところであります。それともう一つ、地域担当職員制度です。これは職員の人材育成も含めてやっているのでありますが、毎年高齢者の実態調査に全戸歩いています、高齢者のところを。今、地域担当職員は、今年107人です。管理職全員です。そして地域政策懇談会も行います。今回の総合計画の地区別計画でも、この地区担当職員が中心になって議論を進めます。今35市の中で地区担当職員、これだけ持ってやっているまちは私はないと思います。そういった意味では、職員の人材育成、市民とのいろんな連携含めて、これは非常に意義あるものだと、このように考えているところです。次に、健康長寿推進条例。これも本当に多くの議論をいただきました。これは35市の中でこの条例をつくったのは、士別が初めてです。おかげさまで、市民の意見によって出来上がったいきいき健康センター、利用者も非常に多いです。今コロナで中断していますけれども、士別の介護認定率が何と全道、全国よりも非常に低いということでありますので、より低さを目指して取り組むべきだと思います。あと、男女共同参画。私が市長に就任するときに女性の管理職の割合は約10%、今年は21.1%まで上がっています。あと各種委員会、審議会についても、女性の参加を、登録を今増やしていますので、その委員会によっては50%近いところもございますし、40%、充て職のところもあるものでありますから、なかなか全て50%までいかないけれども、そんな取組をしています。あと、つくも水郷公園。これも本当に多くの皆様方の参加によって、職員も一緒になって議論をして、その内容を市民に周知をしながらこれもつくり上げた、市民がつくり上げた公園であります。すばらしい公園であるということを自負しているところです。そして、このほかにもハード・ソフト事業を相当行っていますが、時間の関係で申し上げませんけれども、環境センター、市役所、そのほか子供たちの保育園、児童センター、そして上士別の小・中学校、これも市民の意見によってつくり上げた施設であります。それと、ソフト事業でありますけれども、私が市長に就任をしてまず考えたのは、市立病院で産婦人科医師がいない、入院もできない。名寄、旭川に行かなければならない。精神的、肉体的、財政的に保護者の負担は大変である。そういったことも含めて、安全・安心に子育てできるようにということで、年間およそ5,000万円ほど予算を組んで、医療費の無料化を図りました。当時は小学生以下全員医療費、所得制限なしで無料であります。これをやっていたのは35市の中で北斗市だけでした。今少し増えていますけれども、中学生まで今引き上げてやっています。非常に喜んでいただいています。それと、住宅新築改修等の助成事業です。これはマニフェストでやっていますので来年3月までで一応一区切りになるわけでありますが、この12年間で、まだ進行形でありますけれども、地元業者に発注することが条件でこれは行っている事業でありますので、現段階で担当に聞くと、1,788件の申請、助成額については約5億円、総事業費は何と73億円です。これが地元業者のほうでお仕事いただいているということになるところであります。このほかに、私のマニフェストに掲げている中では行財政の改革という問題がございました。これも触れておきたいと思うのでありますけれども、一つには議員の皆様方には大変議論いただきました。そして市民の皆様方の議論もいただいて、全道35市の中で3つだけ残っていたのでありますけれども、一般家庭ごみの有料化に踏み切らさせていただきました。市民の皆様方の御協力によって、これも大変な議論があったのでありますけれども、今順調に推移をしています。ごみについても、昨年と比較をして22%減量になっている。減量になったから、アンケートを取ってみても、一般家庭ごみ、まちなかは2回じゃなくて1回でいいよと、収集。そういったことによって経費が、皆さん相当の額軽減をされているというのが実態であります。市民の皆様方に感謝を申し上げる次第です。それともう一つは、私は職員に、財源は有限だけれども、職員の持っている知恵や情熱は無限だということをずっと言ってきました。ところが、議会でもすばらしい知恵、提言をいただきました。基金の運用です。これは皆様方も御承知のとおり、大西 陽議員の提言でありますけれども、基金を単に積んでおくのではなくて、投資をして債券にして運用してはどうなのかということで、実は提言を受けて行いました。平成30年に10億円、この基金を債券として運用いたしました。そのうち9億円については令和2年2月5日に売却をいたしましたが、この数年間の中で得た運用益というのは約4,300万円です。こういった財源の提言もいただいて収入増対策も図れたということは非常にうれしい限りであります。それと、経費節減対策です。私が市長に就任をして、とにかくこれはやらなきゃならないということで申し上げたのが、組合との交渉も2年、3年かかりました。それはコスモス苑、桜丘荘、デイサービスの民間委託です。委託をするとサービスが低下をするのではないか、働いている人方はどうなるのか、いろんな問題がございました。なぜならば、そのとき士別市が一般会計で繰り出していた繰出金はおおよそ平均にして1億円であります。その施設に対して。ところが今、組合とも妥結をして民間委託して、指定管理になっていただいて、非常に順調に進んでいます。指定管理料は幾らでしょうか。この施設全部合わせて約3,000万円です。といいますと、年間7,000万円、10年で7億円、これだけの経費節減を行いながら民間活力を導入することによってサービスが向上している。これが現実であります。このほかにも舞藝舎、あるいは広報しべつ、これについても指定管理、民間に委託をしています。市が直営でやる経費よりも物すごく経費が安く、しかもすばらしいものになっている。これは民間の活力なんです。そういった意味では、こういった取組も行ってきたところであります。財政健全化実行計画においては、この合併して15年で人口が5,500人ほど減りました。一つのまちがなくなった。体質の改善をしなければならない。議会でも本当に議論いただきました。市の職員、市民代表の皆さん方に御協力をいただいて、給与やなんかの削減も3年間議員の皆さん方にもお願いをしているところでありますけれども、市民税を引き上げたり、市民の負担を強いることには一切手をつけず、それを回避して、新年度予算で全てその内容を反映することができています。令和2年度の決算状況も、この後の決算委員会で議論があると思うのでありますが、極めて好転しているんです。ですから、私はこの実行計画、一日も早く改善をしながら、元に向かっていくためにみんなで職員を含めて頑張らなければならない、このように考えているところであります。ただ、マニフェストでできなかったこともございます。このマニフェストに掲げているJRの駅の改修、駅前広場の再整備、今議論しています。本当は任期中にやりたかったのでありますが、JRとの協議やなんかも遅れたり、いろんな問題があってできませんでした。ただ、事業費については、合併特例債しっかりと残していますので、これからみんなで議論しながら進んでいけるものと、このように考えているところであります。私は、マニフェストについて、一つ一つ実行しようということで全精力を注いできました。これは市民参加によって、市民、市民団体、そして企業の皆さん方、本当に力強い支援、応援をいただいてきました。そして議会の皆様方の深い御理解と御指摘、提言、こういったものを数多くいただき、マニフェストに反映してきました。そして、何よりもやはり職員の頑張りによって、このマニフェストがおおむね達成できたものと感じているところでございます。結びになりますけれども、将来の士別市についてという御質問でございます。私はどこに行っても挨拶で申し上げるのは、上川振興局23市町村というのは、北海道ど真ん中だと。基幹産業農業で、こんなバランスの取れた農業地帯はまずあり得ないと。そしてまた、行政面積は1万平方キロメートルを超える。岐阜県と大体同じだけある。青森県よりも広い、1つの県に相当する地域であると。その中でも行政面積、耕地面積、一番広いのは実は士別市であると。まして、水稲の北限であり、水稲、畑作、酪農、畜産、野菜、プラスサフォーク、極めてバランスの取れた北海道農業の魅力を凝縮した地域であるということを今日までずっと申し上げてきているところです。なおかつ上士別地区では、私も2年間北海道の会長をさせていただきましたけれども、国営農地再編整備事業、いよいよ完成いたしました。日本のモデルです。なぜモデルなのか。広いだけではありません。4つの法人があるところにモデル性があるのであります。そしてまた、今、中士別も頑張っているし、多寄、風連も国営農地に手を挙げるということになってございますので、一方ではスマート農業、一方ではバランスの取れた家族経営、こういったものが並行できる、そんな魅力あるまちで、地域であるということで考えています。ポストコロナの時代というのは、私はまさに地方が主役の時代だと思います。地方創生、国は第1期で基本目標を達成できませんでした。東京集中が起きました。北海道だってそうですよ、札幌集中です。一極集中です。これを変えなければならない。それはコロナが物語っているのではないでしょうか。今回議員の皆様方の御提言もいただいて、光ファイバーをもう全地区に導入することになります。まして士別は、関係人口、第2期の地方創生は関係人口を基本目標にしているのでありますが、合宿と自動車研究等を含めて、今はコロナで落ち込んでいるけれども、年間延べ5万人来る地域なのでありますから、そことより連携を取りながら、まさにこの士別の個性、3つありますけれども、総合計画に。磨きをかけることによってますます充実していくと確信をしています。それと、今回の市政執行方針でも申し上げましたし、3期目の初めの所信表明でも申し上げたのでありますが、私が11歳、小学6年生のときです。今でも記憶に私はあるんです。アメリカ元大統領のジョン・F・ケネディが撃たれたというのを、残っているんですよね。彼が何を言ったかというと、私は自治の本質を言っていると思います。アメリカ国民に対して訴えています。国があなたのために何ができるのかを問うことなかれ、あなたが国のために何ができるのか問おうではないか。共に考えよう。まさにこれが自治の原点だと思います。今若い皆さん方が元気出しています。例えば北海道ベースボールリーグ、私も2度ほど応援に行ってますが、今サムライブレイズは4勝4敗1分け、移住者でみんなして頑張っている。それを頑張って中心になっているのは、イトイ産業グループの菅原大介代表です。それから今、地域おこし協力隊、今定住者5人います。実際に今、協力隊員で士別で頑張っている方が12人いらっしゃいます。私がうれしいのは、毎日のように地元紙でそういった方々の活動が紹介をされて、発信されている。私、市民から電話いただくんですよ。うわっ、こういう若い方、士別で頑張っているんですねという、そういう発信にも感謝申し上げながら、こういった皆さん方がこの地域に残って、より頑張れるような、そんな取組がしていければいいだろうと、このように思う次第です。結びになりますけれども、キーワードは連携であると思います。官と民、政策広域連携です。1市3町で連携も取っています。士別はその中心になってやっています。それから、定住自立圏構想はどうでしょうか。北海道で初めて名寄市と士別市が中心になって今やっているんです。ですから、この13市町村、上川9市町村、いずれにしても士別はその中心になって頑張らなければなりません。そのためには、総合計画にある基本理念、地域力でまちづくりを進める。そして、めざす都市像、人と大地が躍動するすこやかなまちを目指すと。そんな形で進んでいければ、私は士別市の未来はしっかりとしたものをつくり上げていけると、このように考えます。ちょっと長く時間をいただきまして答弁をさせていただきました。大西議員から私の思いということでさせていただきましたので、まだまだ言いたいことはたくさんあるんでありますけれども、時間が相当経過をいたしましたので、これをもって答弁とさせていただきます。(降壇)

質問 13番 大西陽

12年間の思いですから、限られた時間で語り尽くすことができなかったのかと思います。いずれにしても、残された任期、安定した市民生活のための奮闘を期待したいと思います。

出典:士別市議会 令和3年第2回定例会 2021年6月15日 議事録 PDF(3ページ) 間違いを知らせる