みんなの議会

士別市議会 令和3年第2回定例会 2021年6月15日

「やさしいまち」づくりについて

2021年6月15日、士別市議会の一般質問で、西川剛議員が質問し、副市長 相山佳則、市民自治部長 藪中晃宏が答弁しました。

質問者
西川剛 議員
答弁者
副市長 相山佳則、市民自治部長 藪中晃宏

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 6番 西川剛

やさしいまちづくりについて伺います。午前中、大西議員との質疑の中で、牧野市長の3期12年のマニフェストについての質疑お聞きしました。その上で私も3期12年の牧野市政のマニフェストについて質問したいと思います。牧野市政では、御自身のマニフェストにおいて、やさしいまち、たくましいまち、あたらしいまちの3本柱のまちづくりを推進されました。中でも、高齢者に、子供に、障害者に、生活者に、全ての人に優しいまちづくりを進めるとされたやさしいまちづくりでは、子育て日本一、健康長寿日本一のフレーズも分かりやすく、市民の評価も高い取組となりました。加えて、市役所の職員の労働組合、職員団体のアンケートによっても一番評価が高かったとお聞きをしております。9月に執行されます選挙で誕生する新たな市長の下でも、当然重視されるまちづくりの大きな柱であることから、施策について総括いただければと思い、具体的には高齢者に優しいまちづくりを進める上で実施をしてきた高齢者実態調査をしています高齢者世帯情報の把握の取組についてお伺いをしたいと思います。高齢になってもこの地域で過ごしていただく、さらには施設での介護ではなく御自宅で過ごしていただくためには大なり小なりの手助けが必要であります。高齢者実態調査では、それらの実態を当事者にお伺いして施策につなげるといった成果のほか、実態を地域の関係機関と皆様と共有する中で、福祉パトロールなどの見守り活動にも活用されております。高齢者にとって安心な地域づくりのため、極めて重要な取組だと考えております。さらに、これも午前中の質疑でもありましたけれども、牧野市長御自身の政治姿勢でもあります市民との対話を基本とするであるとか、座して待つのではなく積極的に市民の輪の中に入るといった行動姿勢をこの取組によって職員にも実践させることもでき、そういった意味では施策づくりのほか、職員の意識改革や顔の見える市役所づくりといった様々な効果があったのではなかったかと思うところであります。そこで、まずは高齢者実態調査の事業概要と、これまでの経過について、その概況を総括的にお知らせいただければと思います。現在、調査に訪れている世帯数や調査の内容、また、この間の調査から施策につながったものがあれば併せてお知らせください。加えて、この調査で把握をされた高齢者世帯の情報については、市のほか、どういった事業や団体などで活用されているのかを併せてお聞きをいたします。先日、このようなことがございました。高齢者世帯情報を基に、災害時に備えるための要援護台帳整備、これも行われているそうで、この訪問調査を行った際、ごみ排出について御相談があって、その内容としては、行き止まりとなっている道路の奥に御自宅があって、ごみ収集車は自宅まで来ないため、これまで数十メートル先の道路までごみを持っていき、隣の家も含めて3家庭分を合わせて排出をしてきたと。それが高齢のため、そういった日々のことも大変になってきたので、どうしたらいいだろうかという、こういう御相談でありました。この件については、環境センターに相談をしましたら、その日のうちに現地にお越しいただきまして、実態把握をしていただいて、お困り事を持っている家庭に訪問いただいて、次の収集から自宅前まで収集に伺いますということとなりました。この方のお困り事というのはすぐに改善をされました。まず、速やかに御対応いただきました環境センターの職員の皆さんに感謝を申し上げたいと思います。もう少し申し上げれば、後日談ではありませんけれども、この相談された方、90歳を超えるお一人でお暮らしの方でありますけれども、今回の件で対応いただいた職員の優しさにも本当に感謝をされておりまして、まだまだ長生きしたいと涙を流されていたとのことでございます。この場を借りて報告を申し上げたいと思います。こういった事例など、解決するためにも市が保有または収集をした世帯情報、これを基にいろいろな見守りや声かけがされていることから、困り事がすぐに把握をされて、それが速やかに解決をされた、とてもよかった事例だと思います。だからこそ、こういった体制は今後も地域においては重要だと思います。継続をされると思いますけれども、引き続き体制維持を強く望みたいと思います。少し質問が脱線をしますけれども、ただいま御紹介をさせていただいた例については、後日、環境センターにごみ収集の件で状況を伺っています。家庭ごみが有料化をされています。有料化の目的としては、戸別収集の維持というのを目的としています。家庭ごみを有料化することによって戸別収集が維持され、そのことによって、高齢などの排出のお困りを持っている方、排出困難者への対応や、ごみがふだん出ているのに出ていないというのに気づけば、何かあったのではないかというアラートにもなると思うのですけれども、実は、御紹介した件では、高齢者世帯の自宅前のごみ収集がされていなかった事例でございますので、この件をきっかけに市内でほかに同様の件はないかとお伺いをしています。当然ながら高齢者情報の把握世帯とごみ収集をされている家庭との情報が突合されて、このような例がなければ有料化の目的も当然ながら進められているんじゃないかなと思いますので、ちょっとこの点についてはこの場でその後どういうふうな対応がされているか、確認をさせていただければと思います。最後に、繰り返しになりますけれども、この高齢者実態調査、午前中の質疑では、地域担当職員制度というところと連携でありますけれども、実態把握からの施策の検討にとどまらず、訪問機会の増など様々な効果がございます。そういった取組でありますので、引き続き実施、さらにはバージョンアップなども求めて、この質問を終わります。 (降壇)

答弁 副市長 相山佳則(副市長は2021年6月まで)

ただいまの御質問にお答えいたします。初めに、私から高齢者実態調査の概要等について答弁申し上げ、環境センターのごみ収集の状況等については市民自治部長から答弁申し上げます。高齢者実態調査は、高齢者が地域で安心して生活ができるよう、高齢者世帯の実態を把握し、地域で支え見守る仕組みづくりや、困り事や要望に対応することを目的として、2010年に65歳以上の独り暮らし992世帯の調査を行ったのが始まりで、主に地域担当職員がその業務を担っております。また、その翌年には命のバトンの交付を開始したことを受け、実態調査と併せて命のバトンの配付及び内容の確認を行うことといたしました。その後、高齢者世帯の増加を受け、2012年からは対象を70歳以上の高齢独居世帯に変更し、調査内容や質問事項について毎年検証を行いつつ継続してまいりましたが、本市の高齢者人口は増加の一途をたどり、2019年には2,170世帯となりました。このような中で、高齢化が進むことに比例して、70歳を過ぎても現役で仕事をしている方も増加傾向にあり、そういった方々から、高齢者として扱われることを疑問視する御意見も年々寄せられるようになってきたこと、このことを受けまして、昨年、2020年からは対象年齢を75歳以上に引き上げ、調査世帯数は1,549世帯と現在のところはなっているところであります。昨年の調査では、新型コロナウイルス感染症により緊急事態宣言が発出されたことに伴い、外出自粛が強く求められたことでフレイルや認知症の発症が心配されたため、5月25日の緊急事態宣言の解除を受けて、例年は8月から実施してまいった調査を6月1日からに前倒しして開始をいたしました。調査内容は、まず健康状態を確認し、臨時給付金の申請書の受理や困り事の確認のほか、マスクの配付や新型コロナウイルスに関する相談窓口の周知など、感染防止対策の徹底をお願いし、9月末には全ての調査を終えたところです。今年度につきましては、7月からの調査開始を予定しており、例年の調査項目に加え、ワクチン接種の状況などについても調査することとしており、9月中には調査を終えるよう、現在準備を進めているところであります。調査内容が施策につながったものといたしましては、調査の際に除雪に関する要望が多数寄せられたことを受けまして収入基準を大きく引き上げたケース、緊急通報サービスについては、85歳以上の高齢独居世帯については障害や要介護などの条件を撤廃し、希望があれば設置可能としたケースなどがあります。また、その他の市民サービスにつきましても、調査の際にいただいた御意見を参考に改善等に努めているほか、訪問時の様子や相談の状況から介護認定などのサービス利用につなげることができたという事例などもあります。訪問時の相談内容といたしましては、体調への不安や、除雪、施設入所などの高齢者特有の相談はもちろんでありますけれども、中には、不審者情報や、近所の道路が陥没した、あるいは市役所への御意見などをいただくこともあり、その都度関係部署と情報共有を図って早期解決に努めて今おります。また、調査結果については、例年2月頃をめどに整理を行いまして、情報提供の同意を御本人からいただいている方については、緊急連絡先等の個人情報を自治会や民生委員・児童委員、消防などに提供し、見守り活動や緊急時の対応に活用しております。さらに、調査の際に災害時の自主避難が困難と調査員が判断した高齢者については、本人の同意の下、要支援者台帳に登載し、同じく自治会や自主防災組織、民生委員・児童委員、消防などと情報を共有しております。高齢者実態調査につきましては、高齢者の生活状況や困り事を直接把握できる貴重な機会と捉えており、今後におきましても、しっかりと調査を行いつつ、庁内や関係機関との連携の下、困り事の早期解決に努めるとともに、高齢者への適切な支援につながる施策として引き続き取り組んでまいります。以上申し上げ、答弁といたします。 (降壇)

答弁 市民自治部長 藪中晃宏

私からごみ収集の状況について答弁申し上げます。現在行っている戸別収集は、個々の排出の利便性と高齢者等の世帯を見守るという側面を持っており、戸別収集体制の維持は重要であると考えております。しかし、玄関が私道に面し、大型車両が入ることが困難で、自宅前収集ができない家屋の場合、市が指定する直近の公道へ排出していただいており、現在11か所54世帯分を収集しております。また、収集場所へ排出することが困難な9世帯については、自宅玄関先に排出するようお願いし、収集対応しているところです。現段階で自宅前収集がされていない54世帯の中で排出が困難であるという方は確認されておりませんが、日頃の収集業務でごみが排出されていない、分別状況に変化があった場合に加え、パトロール中に気づいた点や、情報を得た場合、近隣住民の聞き取りや関係部局と情報を共有し、都度対応しているところです。今後におきましても、日常の気づき、高齢者実態調査での情報などにつきましては、現地を訪問し確認業務を行い、関係部局との情報共有に努めてまいります。以上申し上げ、答弁といたします。 (降壇)

出典:士別市議会 令和3年第2回定例会 2021年6月15日 議事録 PDF(25ページ) 間違いを知らせる