みんなの議会

士別市議会 令和3年第2回定例会 2021年6月15日

新型コロナウイルス感染症について

2021年6月15日、士別市議会の一般質問で、西川剛議員が「新型コロナウイルス感染症について」質問し、市長 牧野勇司、健康福祉部長 田中寿幸が答弁しました。

質問者
西川剛 議員
答弁者
市長 牧野勇司、健康福祉部長 田中寿幸

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 6番 西川剛

通告に従いまして一般質問いたします。新型コロナウイルス感染症について伺います。国内においては、第4波がいまだ収束をせず、国内の感染確認者は昨日6月14日現在で77万6,076人、約77万人を超えるとともに1万4,173人がお亡くなりになっております。この感染症によりまして命を落とされた方に御冥福を祈るとともに、罹患された方々、また、その後も後遺症に苦しむ皆様にまずお見舞いを申し上げたいと思います。コロナ収束に向けては、取組、大きく4つあると言われています。1つはワクチンによる集団免疫、2つにはPCR検査での早期発見による再感染抑制、3つ目は外出自粛や休業など行動制限による感染感受性の低減、4つ目は水際対策と言われる空港検疫での悉皆検査による流入防止です。そのうち、ワクチン接種とPCR検査について伺います。まず、ワクチン接種についてです。本市におけるワクチン接種は、4月28日の医療従事者等への接種から始まり、高齢者施設の入所者及び従事者、5月17日からは高齢者の集団接種も開始し、特に高齢者の接種については7月末までの完了を目指すとの報告であります。現在、報道の専らの話題は地域ごとの接種の進捗状況となっています。瞬間的な速度も大事でありますけれども、ゴール、目標が大事な情報であると思いますので、この点を伺います。行政報告にありましたとおり、国の要請もあり、まずは高齢者の接種完了が一つの目標だと思います。目標達成に向けては、集団接種会場に市立病院を追加、さらに別会場を追加する予定もあると聞いておりますが、いずれも65歳以上の2回目までの接種を7月中に終えるための取組と理解をしています。その後、65歳未満を含めた士別市全体のゴールとして、市民の何%が接種をすること、これを目標としているのか、その数と、全体の接種完了時期はいつ頃になるか、お知らせください。ワクチン接種に関しては、6月9日の国会における総理発言によって、国内では10月から11月に接種を完了するという新たな目標も示されましたし、また、6月1日からは市が現在接種をしていますファイザー製ワクチンの接種の対象が16歳以上から12歳以上となり、市の接種券、こちらも8月3日には12歳以上に発送されるとのことでございます。いずれも極めて直近の動きでありまして、その詳細については現在国からの情報のみとなっています。とりわけ対象年齢の引下げについては、子供に接種させるべきかどうか、正直悩まれる方もいらっしゃると思いますので、この点、市の見解を伺います。さらに、65歳未満の接種に当たっては、年齢や職種などで順序を設けるなどの考え方についても伺いたいのですが、実は6月4日付、8日付にはそれぞれ市のホームページが更新をされていまして、区分が掲載されているようでありますけれども、改めてその考え方についてお知らせください。また、接種の進捗についても、その状況を逐次市民の皆様にお知らせすることがゴール、接種率の向上にもつながるものと思いますので、実はこちらについても、既に6月4日時点の情報はホームページで公表されているようでありますけれども、昨日まで確認をしますと、以後更新がありませんので、改めて接種の進捗状況の公表についての考えをお知らせください。次に、PCR検査等の状況について伺います。感染拡大を防ぐには検査による早期発見は欠かせません。本市においても、今年度から学校、保育園等の従事者に対する定期検査が実施されるとともに、高齢者施設の従事者の検査費用助成も始まりました。集団生活の場における感染を防ぐ対策として大いに期待するところです。これらの検査は感染疑いに対する行政検査ではなく、現在は民間検査の活用ではありますけれども、検査費用についても1回当たり1,000円程度から数千円未満と随分安価になっております。まずは、これら定期的な検査が市内でどれほど行われているのか、その実態についてお知らせください。さらに、定期的な検査が必要と考えられる業種、また、今後、検査を拡充する予定がないか、お聞きをいたします。理美容業など、お客さんと身体接触のある業種、高齢の方と接する機会の多い業種、他地域の方と接する機会の多い観光施設、宿泊業など、想定できる業種は多くあると思いますけれども、また、市役所の部署にあっても、高齢者宅を訪問するなどの業務もありますし、現在行っておりますワクチンの接種との関連で言えば、ワクチン接種で優先接種となるような業種や市の部署については、当然ながら接種後においても定期的な検査が必要で、この検査によって感染拡大を防ぐこと、これは継続しなければならないと思いますけれども、この点、考えをお伺いします。また、ただいま申し上げました感染の早期発見のための検査に加えまして、安心・安全な地域をアピールするための検査ができないか、伺います。例えば合宿の受入れに当たって、現在は本市にお越しいただく来訪前と滞在中の健康観察などを行っていただいているとお伺いしておりますが、滞在中にはこういった検査を提供することによって、お越しいただく相手方には本市にウイルスを持ち込ませない。一方こちら側、受け入れる私どもとしては滞在中に感染をさせない、また、当然お帰りいただくときにはウイルスを持ち帰らせないといった安心の提供につながるのではないかと考えます。交流人口が大事な本地域においては、こういった取組で地域をアピールすることができないか、この点、見解を伺います。さらに、現在民間検査の活用に当たっては、検体の送付に日数がかかり、検査結果まで時間を要するなどの課題があります。そこで、ただいま提案をさせていただいています検査拡充については、新型コロナ感染症という病気診断のための検査ではなくて、いわゆるスクリーニング、ヘルスケアと言われる分野の検査ですので、病院に負担をかけることはできません。病院以外の検査機関の設置あるいは民間検査センターの誘致などができないか、その考えをお聞きいたします。なかなか収束が見えない新型コロナ、1年半にもわたり外出自粛や学校休業、マスク着用、手洗いの徹底など様々な取組を行ってまいりました。また、ステイホーム、三密といった新たな言葉が次々と生まれていますが、正直この先どうなっていくのか、漠然とした不安が常につきまといます。何をもってコロナ収束とするのか、収束なのか、それはいつ頃なのか、ワクチン接種については、これは完了時期が来ますが、その先はどんな社会が待っているのか、また想定をされているのか。目の前の対策に加えて、今後の地域をどう想定するのか、当然その想定によっては地域計画や取り組む施策も大きく変わってくるものと思います。現時点でのコロナ収束後の社会をどう想定されているのかをお伺いし、この質問を終わります。 (降壇)

答弁 市長 牧野勇司(市長は2021年6月まで)

西川議員の御質問にお答えいたします。初めに、私からワクチン接種の現状とコロナ収束後の地域社会について答弁申し上げ、PCR検査の現状と検査の拡充については健康福祉部長から答弁申し上げます。コロナウイルスに対する集団免疫の獲得については、現在、国内における具体的数値目標は示されていませんが、一般的に集団免疫については予防接種率が70%に至れば達成されると言われており、WHOにおいても、今年1月7日に開かれた会見の中で、正確には分からないものの、世界の人口の70%を超える人がワクチンを接種する必要があるとの見解が示されています。こうしたことから、本市におきましても、少なくとも接種対象者の70%以上、およそ1万2,000人以上の方に接種していただければと期待しているところです。なお、65歳以上の高齢者に対する接種については7月中に、それ以外の市民についても10月中には2回目の接種を終えることができることを目指し、接種体制の確保に努めています。次に、ワクチンの接種対象を16歳以上から12歳以上に引き下げた件についてですが、本市では、使用しているファイザー社のワクチンについては、5月10日にFDA、アメリカ食品医薬品局が12歳から15歳への使用を承認したことを受け、国内においても、31日に法律上の公的な予防接種の対象に12歳から15歳を加えることが分科会で了承されたところです。これを受けて、本市としても接種対象年齢を12歳以上に引き下げることとしますが、15歳以下の接種には保護者の同意が必要であることから、接種をするか否かについては、ワクチン接種により期待される効果や副反応などについてしっかり説明し、本人の意思を確認した上で最終的に保護者が御判断いただくものと考えます。次に、65歳未満の接種に当たり、年齢や職種などの順序を設けるかについてですが、国の基準では、まずは64歳から60歳の方、基礎疾患を有する方及び高齢者等が入所、居住する社会福祉施設等の職員を優先的に行うこととなっていますが、5月29日に河野担当大臣から7月末までに高齢者が確実に打ち終わるということを約束してくれれば、独自の優先枠を設けて打っていただいて結構との考えが表明されました。このことを受け、本市では、高齢者に続いて、特に感染症が発生することで市民生活に大きな影響が出る職種及び主に高齢者が健康上の理由で利用される場で身体的接触が避けられない職種を優先することとし、高齢者施設の従事者のほか、保育士や学校教員、児童福祉施設の職員、バスやタクシーなどの公共交通を担う方、上下水道や清掃センターなどのライフラインを担う方、整骨や整体などの先行接種の対象とならなかった医療従事者に対し、先に接種券をお送りすることとしました。現在、6月8日から24日までの期間で基礎疾患を有する方の申出受付も行っており、7月7日には64歳から60歳の方と併せて接種券をお送りし、その後は年齢順に順次発送していく予定です。なお、6月4日の通知で国は64歳から60歳の方を優先接種から外すことをしましたが、本市のスケジュールについては予定どおり進めることとします。また、接種率等の公表については、6月8日から毎週金曜日終了時点における接種状況と予約状況をホームページに掲載していますが、市の期待値については、ワクチン接種はあくまで任意であることから、接種を希望しない方への配慮から掲載していないところです。しかしながら、より多くの方に接種していただくことが集団免疫の獲得による感染拡大防止や重症化予防につながることから、引き続きワクチン接種によるメリットと副反応などのデメリットについて丁寧な周知を行いながら接種勧奨に努めてまいります。次に、コロナ収束後の地域社会についてです。さきに申し上げたとおり、現在10月中に接種を希望する全ての市民が2回のワクチン接種を終えることを目指し、取組を進めていますが、集団免疫の獲得による流行への抑制効果や変異株に対するワクチンの流行性などについては専門家の間でも意見が分かれている状況です。また、収束の定義については、今年2月の衆議院予算委員会の中で菅首相も収束を一概に定義することは困難との見解を示しているところであり、経済活動の再開や治療薬の開発、日常生活における制限の解除などから総合的に判断をされるものと考えます。全国的に感染症の拡大が抑えられ、緊急事態宣言が解除された後の地域社会において何より重要なことは、コロナ禍の影響により大きなダメージを受けた市民の皆様の暮らし、とりわけ事業や雇用など、経済の回復であると存じます。したがって、当面は新しい生活様式を踏まえた中で、本市が地方創生の柱と位置づけている合宿や試験研究、観光やレジャーなどによる交流人口の回復を目指し、元気な士別を取り戻してまいる所存です。そのためには、市立病院を中心とした地域医療体制の充実はもとより、ワクチンによる集団免疫の効果が一日も早く現れるよう、国や道と連携し、接種を希望する全ての市民への円滑なワクチン接種に万全を期してまいります。以上申し上げ、私からの答弁といたします。 (降壇)

答弁 健康福祉部長 田中寿幸(健康福祉部長は2022年3月まで)

私からPCR検査の現状と検査の拡充についてお答えいたします。初めに、学校や保育園等の従事者に対する検査についてですが、市内小・中学校10校と士別東高校では、5月に204人を対象に検査を実施し、保育園や幼稚園等の就学前児童が利用する施設のほか、児童館やファミリー・サポート・センターなど20施設で210人を対象に2回の検査を実施しました。これまでの検査結果は、全ての方が検体の中に新型コロナウイルスが存在しない、いわゆる低リスクの判定であり、引き続き定期的な検査を実施し、クラスターの抑制や感染防止に努めてまいります。一方、介護保険施設などについては、高齢者入所施設等感染予防対策事業として、検査費用などを含む感染対策経費の助成を行っています。現在、介護保険事業所を運営する法人等15か所のうち6か所から申請が出されており、残り9か所の申請はこれからになると思われますが、PCR検査の実施状況についてお伺いしたところ、定期的な検査を実施している法人が2か所、定期的ではないが事業所が必要と判断した場合に検査を実施している法人が6か所あり、今のところ検査の予定はないとする法人が7か所となっています。今後も、PCR検査を含む助成事業の活用などについて周知する中、事業所の感染対策の強化を支援してまいりたいと考えています。次に、検査の拡充についてです。PCR検査については、議員お話しのとおり、感染拡大防止に資する重要な取組の一つであり、多くの業種で実施されることが望ましいと考えますが、現在、市が国の臨時交付金を活用し実施または助成しているPCR検査の業種については、感染による重症化リスクやクラスター発生時の影響度などを総合的に判断して選定したものであります。また、合宿や企業の試験研究、観光などの来訪者にPCR検査を提供することについては、来訪者にも市民にも安心を提供できることになりますが、検査を受けるか否かについては行政検査以外は任意であることから、任意性を担保した上での実施について関係団体との調整が必要と考えます。このほか、検査結果が分かるまでの日数や検査を提供する対象範囲、検査体制、費用負担の在り方など整理すべき課題もあり、現時点で検査の拡充については難しいと考えています。現在、ワクチン接種が進んでいるところでもあり、今後、全国的な接種率の上昇に伴い、コロナウイルスを取り巻く環境が大きく変化していくことが予想され、それに伴い、検査の在り方についても、PCR検査がよいのか、あるいは接種後に抗体がついているかを検査する抗体検査がよいのかなど、変化していく可能性もあるものと考えます。したがいまして、PCR検査の拡充については、現行の助成制度の検証を行いつつ、補助金や交付金などを含む国の動向を注視する中で検討してまいります。次に、PCR検査機関の設置についてです。検査機関の設置や誘致につきましては、医療従事者の確保や本市または近隣の町村も含めた人口規模で検査機関の運営費が賄われるかなど課題も多く、現時点では難しいと考えています。最近では数多くの民間企業がPCR検査事業に参入してきており、競争も激化する中で、検査通知までの時間短縮や検査手法の簡素化なども進んでおり、さらには変異株の特定ができるオプションなどを用意する企業もありますことから、まずは各種検査機関の情報収集及び情報提供に努めてまいります。以上申し上げ、答弁といたします。 (降壇)

質問 6番 西川剛

検査について確認をいたします。今の答弁をいただきますと、必要性は感じているのかどうか分からないのですが、結果的には今それぞれ新たな取組というか取組拡充はしないという御答弁をいただきましたけれども、例えば今の答弁、ちょっと細かいことで恐縮ですけれども、抗体検査をすればいいのかどうか、検査の方法も含めて今後検討しますというのはありますけれども、結局、ワクチン接種は抗体をつくって、これは予防の一環ですから、かかりづらくなる、かかっても重症化を防ぐという取組ですよね、集団免疫は。検査は、あくまでもかかっているかどうか、その時点でウイルスを持っているかどうかを見るためのものなので、抗体検査があるから今かかっていないということにはならないと思いますので、ちょっとその答弁の中で、やらないということ、できないということは分かるのですけれども、ちょっと理由についておかしいのではないかなというのは指摘をさせていただきたいと思います。その上で、答弁として確認なのですけれども、今後、検討して、やる方向で検討いただけるのか、本当に士別ではもうやらないのだとなるのか、私、昨年の6月から検査拡充はずっと議会でも訴えさせていただいて、4月からは介護現場であるとか子供を担当する職員のところに補助金をつくっていただいて検査拡充、一歩広がったと、ありがたいなと思っているので、ぜひこの姿勢を、広げていく姿勢を広げてほしいというか進めてほしいという思いで質問させていただいているのですけれども、ここでもう打ち止めなのだということなのか、そこのニュアンスのところで申し訳ないのですけれども、まだ検討するということであれば、検討状況はどうだとまた今度聞きたいなと思うのですけれども、ずっと検討、調査、研究、検討ということで、ずっと1年間ぐらい来ているものですから、そもそもやらないのだったらやらないと言っていただいてもいいのかなと思うのですけれども、その点、考え方をよろしくお願いします。

答弁 健康福祉部長 田中寿幸(健康福祉部長は2022年3月まで)

再質問にお答えします。このPCR検査には、今現在もそういったクラスターの発生の可能性がある、出ると影響が大きいといったところを中心に業種を選定して実施をしているということから、このPCR検査の意義というのは非常に大きいものがあると認識はしています。先ほど抗体検査のほうがいいのだろうという答弁にお聞きしたと思われるのですけれども、これについては、これから接種が進む中において、いろいろな状況が大きく変わることが予想されるということで、このPCR検査、抗体検査、検査の在り方についても変わっていく可能性があるのではないかということで答弁を申し上げたつもりでおりますので、決してPCRではなくて抗体検査のほうが有効になるだろうということではございません。それで、現時点においては、そういったことも見定めながら、今やっているPCR検査等の状況をしっかり検証もしながら、引き続き国・道、また、この財源確保も含めて、そういったものを今後も検討していきたいと考えておりまして、ここで全てPCR検査については終わりですということではございませんので、その状況も踏まえながら、全体の状況を踏まえながら総合的に検討してまいりたいと、そのように思っております。以上です。

質問 6番 西川剛

引き続き一般質問いたします。

出典:士別市議会 令和3年第2回定例会 2021年6月15日 議事録 PDF(19ページ) 間違いを知らせる